元スレ恒一「有田さんが普通じゃなくなる現象……?」
SS覧 / PC版 /みんなの評価 : ★
51 = 1 :
千曳「彼は今でも、本場のサンバの中で踊っているよ。これは私の憶測だがね、卒業式の最中に彼を励ました女子生徒。それが彼の思い人だったんだと思うよ」
恒一「…………」
千曳「おお、話がそれてしまったね。呪いは、今の所わかっている限りで説明するなら」
千曳「「アリタ」が三年三組で恋をすると始まり、「アリタ」が普通ではなくなる。今のパターンは一年一緒だったが、一貫しないパターンもある」
千曳「理解、できたかな?」
恒一「……はい」
52 = 1 :
千曳「それでは、私は帰るとしよう」スタスタ
赤沢「わかった、榊原君。この現在の恐ろしさが」
恒一「尋常じゃないね……」
赤沢「私達は、有田さんを、あの普通少女有田松子を、普通じゃなくするわけには行かない」
赤沢「それが、クラスの総意なの」
クラス一同「…………」コクリ
54 = 1 :
恒一「そうか、それで、僕はこれからどうすればいいの?」
赤沢「有田さんと直接的関わらないことね。これは男子一同のルールよ」
恒一「そうか、それなら、思ったより簡単そうだね」
赤沢「ええ、皆もお願い。なんとしても、有田さんの普通を守り抜くわよ!」
クラス一同「おおおおおおおお!!!」
55 = 1 :
次の日
教師「この問題、榊原説いて見やがれこの腐れイケメン」
榊原「円の面積を求めて、大きな円錐の体積を求めます。次に小さな……」
勅使河原「サカキ、お前すげぇな」
風見(バカな、わけがわからない)
赤沢(ふん、これくらい出来て当然よ。私だって、真剣に考えればきっと……!)
見崎(蝶々が飛んでる……)
教師「せ、正解だ……」
有田「…………」ボーッ
56 :
段々設定がカオスに
57 :
鳴ちゃんのやる気の無さ
58 = 1 :
昼休み
小椋「松子……? どうしたの? 心ここにあらずだよ?」
有田「ねえ、由美ちゃん、今日の私の占いさ」
有田「貴方の目線の先に、運命の人がいます。だったんだ。それでね、その……」
小椋(マズい……占いなんて外的要因……抑えきれないっ!?)
有田「今日、榊原君が気になってしょうがないんだ……」
59 :
教師口悪すぎだろ
60 = 1 :
小椋「そんな、占いなんてたまたまだよ。ほら転校生だから真新しいだけで、慣れればそんな……」
有田「血液型も、星座も、昨日コンビニで思わず買っちゃった手相占いの本も、そう言ってるんだぁ……」ジーッ
恒一(見られてる……間違いなく見られてる……)
小椋(おのれ占い、適当な事を言いやがって!)
有田「ね、ねぇ、今目線が合ったよ! やっぱり運命かなぁ!」
小椋(榊原君も榊原君でチラチラこっちを見ちゃだめえ!)
61 = 1 :
有田「頭もいいし……、かっこいいし……、占いもそうだって言ってるし……うん」ゴクリ
有田「運命、だよね、やっぱり」
小椋(それはない。どっちかと言えば、呪いの類だよ……)
小椋(これは私の手に余る……増援を!)アイコンタクト
綾野(はっ!?)ジュシン
62 :
有田さん可愛いペロペロ
63 = 56 :
中尾面は外して良かったのだろうか
64 = 1 :
綾野「いやー、お二人さん、なんだか楽しそうな話だねぇ、ちょいと私も混ぜてくれないかい?」
有田「うん、いいよ。ねぇ彩ちゃん、恋の運命って信じる?」
小椋(信じちゃダメ!)アイコンタクト
綾野「私は……そういうのはガラじゃないかなぁ」ジュシン
有田「そっかぁ……ねぇ、昨日榊原君と何か話してたよね。どんな人だった?」
小椋(適当に地味っぽく!)アイコンタクト
綾野「うん? んー、なかなか誠実そうな主人公タイプだったよ。 ありゃ天性のモテ男だね」ジュシンシッパイ
有田「主人公タイプ……」ポワァ
小椋(バカ! なんで素で言うの!)
綾野(だって嘘ついてもクラスメートだってらバレるじゃん!)
65 = 1 :
有田「そっか、主人公タイプ……」キュン
小椋(どうするの! 恋する乙女の顔になってる!)
綾野(うわぁ、まんま乙女だね)
小椋(感心してる場合か!)
有田「私、榊原君の事、もっと知りたい」
綾野、小椋(!?)
66 = 1 :
小椋「え、えっとさ、彩は榊原君と話せるわけだから、先に彩に取り次いでもらおうよ!」
綾野「お、おう! この恋のキューピット彩に任せてよ!」
有田「いいの!? やったぁ! せっかくだから、ゆっくり話せる時間が欲しいなぁ」
小椋「じゃあ、明日は授業が少ないし、放課後に榊原君にも残ってもらおうよ!」
綾野「よし、じゃあこういっちゃんに伝えてくるよ!」
小椋(上手くマイナスイメージを作れるようにするんだぞ!)
綾野(オーケイ!)
67 = 53 :
有田さん可愛い
68 = 1 :
小椋「でもね、松子」
有田「なに?」
小椋「話した事も無い人に、勝手に幻想を被せるのは、あんまり良くないよ」
小椋「みんなそういう事をしてるけど、実際に話して失望しちゃったら、悲しいだけだよ」
有田「……うん」
小椋「だから、明日ゆっくり榊原君と話すまで、運命だなんて思わないように、ね」
有田「そうだね。うん、そうするよ」
小椋(グッジョブ私!)
69 = 1 :
放課後、有田さんの帰った後
赤沢「状況はわかったわ。随分と食いついてきたわね、悪いことに」
小椋「もう正直お手上げだよ。明日、上手くイメージを崩さないと……」
恒一「ゴメン、僕のせいで……」
勅使河原「別にサカキは悪くないだろ」
勅使河原「この問題に、悪い奴なんていないのさ」キリッ
クラス一同「…………」シラー
赤沢「さて、それじゃあ、どういう風にイメージを崩していくか、だけど……」
70 :
中尾「どうせ俺だけが犠牲になんだから好きにしたらいいじゃねえか・・・」
71 :
藤巻「榊原は私みたいな黒ギャルが好きなんだ、諦めな」
72 :
>>71
翌日パンダ顔の有田さんが!
73 :
>>71
小椋「藤巻さんって背中汚そうだよね」
74 = 1 :
榊原(おばあちゃんの電話まで、気付かずに議論するなんて……しかも皆、僕が先に帰っても続けるって言うし……)
榊原(皆、有田さん事が大事なんだな。そんな人と深く関わっちゃいけないなんて、ちょっと寂しいよ)
榊原(あれ? 階段の下から足音が?)
??「忘れ物しちゃったよー!」ドタバタ
榊原「うわぁっ!?」
??「きゃぁっ!?」
榊原(誰かわからないけど、マズい! 相手が階段を転げ落ちちゃう!)ガシッ
榊原「うわあっ」
ズルッ ズサササ ドシーン
75 :
おもしろいなあ。しえんしえん
76 = 70 :
やっちまったなこれは運命感じるで
77 = 1 :
??「いてて……クッション? って、きゃぁっ!? 榊原君!? ゴメン、すぐ退くから!」
榊原「う、うぅ……」
有田「怪我は無い? ゴメンね、ゴメンね! 私が上に乗っちゃって、危なっかしいし、本当にごめんなさい」
榊原「有田さん、有田さんこそ怪我は無い? ゴメンね、僕がちゃんと、有田さんの事を支えてあげられたらよかったのに。あ! 膝、怪我してる!」
有田「え? あ、本当だ……」
榊原「えっと水道は……あっちだね、僕に捕まって、有田さん」
有田「う、うん、ありがとう」キュンキュン
78 :
この恒一君なら、たとえ有田さんが変になっても愛してくれるはず
79 :
相変わらずのフラグメーカー体質だな
80 = 73 :
最近はいろんな現象ssがあっていいな
この前のお漏らし現象といい
81 :
ここで嫌われる行動を取れない恒一くんは無能
82 = 62 :
俺男だけど恒一ってイケメンだよな
83 = 1 :
恒一「ふぅ、たまたま僕がバンドエイドを持っていてよかった。もう痛まない? 保健室は本当にいいの?」
有田「うん、大丈夫だよ!」キュンキュン
恒一「心なしか、顔が赤いみたいだけど大丈夫? 熱は無い?」
有田「大丈夫、本当に大丈夫だってば」
恒一「そっか、家まで送ろうか? 仮にも階段から落ちたわけだし、捻挫くらいはしていても……」
有田「だだ、大丈夫だよ! 私、一人で帰れるからっ! じゃあ、また明日、楽しみにしてるんだからね!」タタタタ
恒一「行っちゃった……はっ!?」
84 = 1 :
恒一(むやみに有田さんと接触しちゃった……しかも、丁寧に靴下を脱がせて、血を洗う所まで、僕の手で丁寧に)
恒一(いや、むしろあれは、気がつけば女の子の足に触れるという、僕にとって嬉しいだけで、有田さんからすれば気持ちの悪いイベントだ)
恒一(そもそも僕のせいで怪我をさせちゃったんだから、むしろイメージダウンだよね)
恒一「……僕も帰ろう。次があったら、必ず支えられるような、そんな男になろう」
85 = 1 :
校門
有田「言っちゃった、言っちゃったよ! 「明日、楽しみにしてるんだからね!」なんて大胆な事を言っちゃったよ!」
有田「あぁもう! 明日が待ち遠しいなあ! 彩ちゃんの言ってた通りだ、榊原君は、かっこいい王子様みたいな、主人公タイプ……!」
有田「あ! 忘れ物! ……まあいっか、宝物みたいな思い出が出来たもんね!」
有田「榊原君、榊原恒一君……」キュンキュン
86 :
フラグww
87 :
しえんだよ
89 = 1 :
次の日
赤沢(おかしい。有田さんはいつも、クラスの中で早く学校にくる方のはず)
赤沢(それが、もう、遅刻ギリギリじゃない!)
赤沢(ましてや、今日は、約束をした日。遅刻なんてありえないはずだわ!)
赤沢(私の勘が、危険だと教えてくれる。何かが、起きる)
ガシャーン
赤沢(っ!?)
93 = 1 :
スケバン有田「……おうおう、何見てんだこら! ヨーヨー当てるぞ!」
赤沢(やけに長いスカート、なんか持ってるヨーヨー……)
赤沢(しかも、きっと有田さんの知識に余りない分野だから、口調も仕草も中途半端!?)
スケバン有田「何見てんだ、ああん?」
赤沢(そんな……有田さんがガンをつけるなんて……)
クラス一同「…………」ポカーン
94 = 72 :
窓からボートが突っ込んできたぞー!
96 = 1 :
授業中
教師「えー、じゃあこの問題、ありt」
スケバン有田「あぁ? えっと……わかんねぇ……」
赤沢(もうただのヤンキーじゃない)
見崎(あのヨーヨー欲しいなぁ……)
97 = 1 :
放課後
スケバン有田「彩! 時間だぞ!」
綾野「は、はい! えっと、何の……」
スケバン有田「アタシはなぁ、今日この時の為に、学校に来てるんだよ! 約束があったろ、その、榊原との……」
綾野(あー、うん、中身はどこか松子だね)
赤沢(くっ、対策が追いつかない。とりあえず、必要最低限の面子を残して、クラスの皆は一旦引いて!)
クラス一同(了解!)
98 = 57 :
鳴ちゃんは子供だなぁ!
99 = 1 :
小椋(なんで机を下げて、出来たスペースで正座……)
綾野(というか、部活……)
勅使河原(なんで、俺が必要最低限なんだよ……)
望月(何で合コンみたいに向かい合うの!?)
恒一(……これが、呪い)
有田「…………」ドキドキドキドキ
100 = 1 :
綾野「え、えっと、そうだ、松子、あのヨーヨーはどうしたの?」
有田「み、見崎が欲しいって言ったからあげてやった」
勅使河原(大事な物じゃなかったのかよ)
小椋「そ、それで、何の話をしよっか?」
望月「そ、そうだね……何が良いかな?」
みんなの評価 : ★
類似してるかもしれないスレッド
- 恒一「有田さんがモテまくる現象……?」 (426) - [77%] - 2012/4/17 9:30 ☆
- 恒一「中尾くんがモテモテになる現象・・・?」 (186) - [56%] - 2012/4/11 6:30 ☆
- 恒一「時代設定が2012年になってる……?」 (258) - [51%] - 2012/3/27 11:30 ★★
- 恒一「クラスメイトがお漏らしする現象!?」 (214) - [50%] - 2012/4/7 10:45 ★
- 恒一「性欲が収まらなくなる災厄!?」 (665) - [50%] - 2012/4/2 6:30 ★★★×4
- 恒一「性欲が収まらなくなる災厄!?」 (239) - [50%] - 2012/4/3 6:15 ★★
- ほむら「こんな、こんなはずじゃ……!」 (175) - [49%] - 2012/8/9 11:15 ☆
トップメニューへ / →のくす牧場書庫について