元スレエルフ「ふう、やりすごせたかしら」少年「ん、何か動いたような」
SS覧 / PC版 /みんなの評価 : ★★★
1 :
エルフ「……誰っ!?」バッ
少年「うわっ!?」
エルフ「――な、なんだ、子供かぁ」フゥ
少年「ご、ごめん。驚かせちゃったみたいで」アセアセ
エルフ「べ、別にいいわ。それと、驚いてなんてないし」プィ
少年「お姉さん、見ない顔だけどこの辺りの人なの?」
少年(……耳長いな。それに、銀色の髪なんて初めて見た。僕よりは年上っぽいけど)
少年(服も体も泥だらけだし、お風呂入ってないのかな――って)
少年「その手と足……どうしたの?」
エルフ「……これ、は」
少年(……鉄の鎖。……このお姉さん、一体?)
2 = 1 :
???「どこにいる! 聞こえているだろう! この辺りに隠れているのはわかってるんだぞ!」
エルフ「……っ!」ビクン
少年「ん、誰だろ?」
エルフ「……ぁ……ぁ」ガチガチ
???「今のうちに大人しく出てきた方が身のためだぞ! ひどい目に遭いたくなければ早く出てこい!」
少年「……ねぇ、あの人たち知り合いなの?」ヒソヒソ
エルフ「……行って」
少年「……え」
エルフ「早くここから離れなさい。厄介事に巻き込まれたくないでしょ」
少年「……もしかして、追われてるの?」
エルフ「……子供には関係ないわ」
4 :
ふぅ…
5 = 1 :
???「貴様のような亜人の居場所などどこにもないぞ! それともここで一人寂しく野垂れ死にたいのか!」
エルフ「……くっ」
少年(……うるさいなぁ)ムカ
少年「さっきからなんなんだろうね、あいつら。いい大人が怒鳴り散らして――って」
エルフ「……」ブルブル
少年(……完全に怯えちゃってる。気、強そうなのに、よっぽど怖い思いをしたのかな)
???「どこにいるんだぁ? 早く出てくればそれだけお仕置きが軽くてすむぞぉ?」
エルフ「……や。こ、声、少しずつ近づいてくる」カタカタ
少年「……お姉さん、こっちきて」ギュ
エルフ「……ちょ、ちょっと!?」ヒソ
少年「大丈夫、隠れるのに絶好の場所があるから」
6 = 1 :
男>2「くそ、どこにいきやがったあの雌ガキ」
男>1「焦るな。あの状態でそう遠くまでいけるはずは――」
男>2「……しっ!」バッ
――ガサ
男>1「……木の上だ! ――って、なんだ、子供かよ」
少年「……よいっしょ! ふぅ、やっと届いた」モギモギ
男>2「大方近くの村民だろう。一応見かけたか聞いておくか?」
男>1「そうだな。――おい、そこの木登り小僧!」
少年「……ん、それって僕のことー!?」ガサ
男>2「おまえ以外に誰がいる! この辺りでおまえより少し歳上くらいのガキを見なかったか!? 銀髪の女だ!」
少年(……やっぱり、あの子を探してるのか)
7 = 1 :
少年「ええ? 女の子ぉ? こんな森の奥深くにいるはずないじゃん」
男>1「……ち、本当に知らなそうだな」
男>2「おい、そこからどこかに女が隠れているのが見えないか!?」
少年「めんどいなー、ちょっと待ってね。――うーん、この辺りにはいないみたいだけど?」
男>1(こっちには来ていないか)
男>2(そのようだな、もう少し山側の方へ迂回するか)
男>2「知らんならいい、邪魔したな!」クルリ
少年「――行ったか」ヨジヨジ
少年(これだけ離れていれば平気かな)スタッ
――さて、早速捥ぎ立ての>>10を持っていこう
①水分補給には蜜柑だよね
②ここはワイルドに林檎でしょ
③バナナンバナナンバ・ナ・ナ♪
過ぎたら次番
9 :
まえ似たようなのみたな
10 :
僕のバナナをあげるよ!ボロン
11 :
蜜柑
12 = 3 :
>>10
お前ww
13 :
エルフ「どうして私の事を話さなかったの?」
少年「フン。わけなんているのかよ?」
エルフ「えっ?」
少年「人が人を殺す動機は知ったこっちゃねーが、人が人を助けるのに論理的な思考は存在しね~だろ!?」
エルフ「…あなたは」
少年「need not to now 僕はただの小学生だよ。」
14 = 1 :
――大樹の洞
エルフ「……っ!」ビクン
少年「あ、僕だよ」
エルフ「……み、見ればわかるわよ! それより、連中は?」
少年「今は見当違いの方を探してるけど、まだしばらくは探し回る気みたいだね」
エルフ「……でしょうね、手足がこの状態では、そう遠くには逃げられないことがバレてるもの」
少年「ま、ここで大人しくしていればそのうち諦めるでしょ」
エルフ「……だといいけど」
少年「その手の板は、道具なしで壊すのは難しそうだね」
エルフ「……そうね」
少年(でも、材質はほとんどが木で出来ているみたいだし、村に戻ればどうにでもなるかな)
少年「――あ、そうだ。お姉さん、お腹空いてない?」
エルフ「お腹? そ、そうね。空いてないこともないわね」
少年「ならちょうどよかった。バナナ見つけたから捥いできたんだ――ほら」ボロン
15 = 3 :
>>13
英文が小学生じゃねーぞww
16 :
少年「あれれ~おかしいな~?」
つまり未来少年コナン
17 = 1 :
少年「食べる? 熟してるから美味しいと思うんだけど」
エルフ「……う、その」チラ
少年「――っあ、ごめん、気が利かなくて。その手じゃ食べられないよね」ムンズ
エルフ「……」ゴクリ
少年(と、とても食べたそうだ)
少年「ちょ、ちょっと待ってね。皮剥くから」ムキムキ
エルフ「……わ、悪いわね」
少年「ううん、じゃあ口開けて。はい、アーン」
エルフ「……ぁー」アーン
18 = 1 :
エルフ「……はむ」ムグムグ
少年「どぉ? 美味しい?」
エルフ「……ええ。ちょっと大きいけど、甘くておいしいわ」
少年「ほんと? よかった!」
エルフ「……ぁー」アーン
少年「あ、ごめんね。――はい」グイ
エルフ「……あむ」ムグムグ
少年(えへへ、よかった。美味しそうに頬張って――)
エルフ「……う」ブワァ
少年「え、あ、あれ……?」アセアセ
19 :
エロくないのにエロイ
20 = 1 :
少年(やっと泣きやんでくれた。……泣きながらでも食べてたけど)
エルフ「ごめんね、取り乱したりして。四日ぶりの食事だったから」
少年「よ、四日ぶり!?」
エルフ「……ええ」クス
少年「な、なんでそんな酷い扱いを受けてるのさ」
エルフ「……奴隷、だから」
少年「ドレイって、なんなの?」
エルフ「家畜や愛玩動物と一緒。労働力だったり、慰みものだったりね」
少年「……ナグサミモノって?」
エルフ「そ、それは……その///」ボッ
少年「うん」マジマジ
エルフ「わ、私も詳しくは知らないから、自分で辞書引いて調べなさい」プィ
21 = 3 :
これは・・・どっちの展開なんだ?
22 = 8 :
エルフちゃんかわいい
23 = 1 :
少年「外見てきたけど、さっきの人たちどこにもいなかったよ」
エルフ「……そう」ホッ
少年「ただ、少し雲行きが怪しくなってきたから」
エルフ「移動した方がよさそう?」
少年「うん、とりあえずその手枷とかは外した方がいいでしょ?」チラ
エルフ「そ、それはもちろんだけど」チラ
少年「じゃあ、そろそろ行こう」
――歩きにくそうだから、僕が>>25で手伝ってあげなきゃ。
①背はお姉さんの方が高いし、無難に肩を貸そう
②体力には自信があるから、オンブかな
③いっそ、お姫様だっこっていうのもあり?
過ぎたら次番
25 = 13 :
キック力増強シューズ
26 = 11 :
おんぶ
28 = 1 :
エルフ「……ねえ、どうして屈んでいるの?」
少年「背中に乗ってよ。おんぶしていくから」
エルフ「……じょ、冗談でしょ?」モジ
少年「村まで結構あるし、その足でいくのは大変だから、ね?」
エルフ「……おぶっていく方が大変でしょ!」
少年「遠慮しないでよ。こう見えても毎日のように川まで水汲み行かされてるから」
エルフ「……だ、だって」クンクン
少年(ん、そっか、自分の臭いが気になるんだ)
少年「大丈夫、全然臭わないよ」ニコ
エルフ「……べ、別にそういうことを言いたいんじゃなくて!///」
少年(あは、耳まで真っ赤になっちゃった)
30分ほど離席
29 :
紫煙
32 = 11 :
エルフと少年に萌える
33 = 1 :
――ゴロゴロゴロ
少年「ほら、雨降りそうだし早くいこ?」
エルフ「……ご、強引ねぇ。子供のくせに」
少年「じゃあ、持ち上げるよ」
エルフ「わ、わかったわ。……ん、これでいい?」ピト
少年「うん、よいしょ」グッ
少年(――うわ、痩せてるとは思ってたけど、すごく軽いや)
エルフ「……お、重くない? もし無理そうだったら」
少年「大丈夫だよ。じゃあ、しっかり掴まっててね」グイ
エルフ「……え、ええ」ギュウ
少年(ちょ、ちょっと胸押しつけすぎかな///)アセアセ
35 :
安価とかいらないから自由にやってくれ
36 = 1 :
――ザアアアア
エルフ「……この川、流れが速いわね」
少年「ここさえ超えればすぐ村だよ。飛び石に乗ってくから、しっかり掴まってて」
エルフ「……ぅ」ブル
少年「よし、一気にいくよ――うわ!」ギュウ
エルフ「……ちょ、ちょっと待って!」アタフタ
少年「きゅ、急にどうしたの、お姉さん?」
エルフ「……ぅ、その」モジモジ
――足を擦り合わせてる。これは>>38?
①まあトイレだよね、常識的に考えて
②服がボロボロで寒いのか、僕のを貸そう
③落ちちゃわないか心配なんだ、安心させる言葉を
38 :
はよ…はよぅ…このままでは
39 = 38 :
>>38すまん
3で
40 = 24 :
そこは2だろーがヨオ!!!!
41 :
これ安価増えてるが出足が変わっとらんので以前VIPで見たとおも
43 = 1 :
少年「心配しないで、僕、ここ何度も渡ってるから」
エルフ「へ、へえ。そう、なんだ」モジモジ
少年「じゃあ、今度こそいくよ」
エルフ「……わ、わかった――きゃっ!」
少年「ふっ――ほっ、よっ、とりゃっ」ピョンピョンピョン
エルフ「ぁっ! んっ、くぅ!」ガクガク
少年「はい、到着っと。もうすぐ着くから――ん?」
少年(なんだ、背中が少し温かいけど)
エルフ「……う、うぅ///」
46 = 1 :
少年「見えた、あの村だよ」
エルフ「……そ、そうなんだ」フィ
少年(なぜか少しよそよそしくなってしまった)
少年「後で聞きたいことがあるんだけど、訊いていい?」
エルフ「……ええ」
少年「よかった。じゃあ、行こうか」
少年(まずは匿っておく場所を決めよう。これは重要だ)
①家の納屋
②村はずれの廃屋
③近くの洞くつ
47 = 38 :
>>40,41
も、漏らすだろうという予測から3を選んだんだよ(キリッ
48 = 1 :
添付ミス
>>50で
みんなの評価 : ★★★
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