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    元スレ恒一「あの世へ繋がる電話?」

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    52 = 1 :

    綾野『そういえば災厄は止まったんだって?』

    恒一「うん、一応今年だけはね」

    綾野『そっかーよかったね! あーあ、なんなら私が死ぬ前に止まってくれてたらなー……』

    恒一「そ、それは……」

    綾野『あっ……あはは冗談だってば、そんな声出さないでよこういっちゃん』

    恒一「綾野さん……」

    綾野『仕方ないよ、災厄なんだから……こういっちゃんは気にしないで?』

    恒一「……ありがとう、綾野さん」


    勅使河原「っつーかなんかサカキだけ喋ってね?」

    望月「会話に入り込む隙が……」

    「……」(私さっきから空気)

    53 = 1 :

    綾野『それにしてもまさか夜見山から逃げようとしたら逃げる途中で死ぬなんて思わなかったよー』アハハ

    恒一「ああそっか……確か崖から落ちちゃったんだっけ?」

    綾野『あ、そうなの?』

    恒一「え? そうなのって……」

    綾野『実は死んだときの記憶があいまいになってるんだよね』

    恒一「そうなの?」

    綾野『うん、車で引っ越し先に向かってたところまでは覚えてるんだけどー……』

    恒一「そうなんだ……」

    綾野『私だけじゃないみたいだよ? 他にも死んだときの記憶が無い人多いみたい』

    54 = 35 :

    まあブリッ死とかは思い出さないほうがいいと思う

    55 = 14 :

    小椋・・・

    56 = 1 :

    望月「死んだときの記憶が無いかあ……どういうことなんだろうね?」

    勅使河原「さあな、俺オカルト詳しくねーし。見崎分かるか?」

    「ううん」

    勅使河原「だよなあ……」

    恒一「まあ、死んだときの記憶なんて無い方がいいと思うよ」

    望月「それもそうだね……皆結構悲惨な死に方だったし」

    「確かに……死んだときの記憶なんて残ってたらトラウマになるかもね」

    勅使河原「特に小椋とか桜木とかな……」

    綾野『え? 由美がどうかした?』

    恒一「あっいやいや、なんでもないよ」

    57 = 1 :

    綾野『あ、そういえばこういっちゃん見崎さんとはどうなの?』

    恒一「え? 見崎?」

    綾野『あれ……もしかしてまだ付き合ってない?』

    恒一「はあ!?」

    「!?」

    綾野『うっわマジで……? 意外と言うか予想外と言うか、いい加減にしろと言うか』

    勅使河原「あー……まあそうなるよな」

    望月「それは僕らも思ってたことだしね」

    恒一「ちょっちょっと勅使河原たちまで!?」

    58 = 1 :

    勅使河原「だってよ、お前らそれでまだ付き合ってないって……」

    望月「いい加減にしろって言われても文句言えないね」

    恒一「ど、どういう……」

    「」

    綾野『なーんだ、ならもし私が生きてたらこういっちゃんに猛アタックしてたのになー』

    恒一「は?」

    綾野『あっ、やっぱり気付いてなかった? 実は私、こういっちゃんのこと少し気になってたんだよ?』

    恒一「え?」

    「……!?」

    勅使河原・望月(なんか面白いことになってきた)

    59 = 37 :

    恒一「僕が好きなのは綾野さんなんだから」

    60 = 28 :

    榊原「外見は見崎で明るいコがいたらなー」

    61 = 46 :

    恒一「桜木さんが生きてたらなぁ…」

    62 = 15 :

    アニメ見てる感じだと恒一が見崎を好きになる要素が見当たらないよね
    なんで見崎にくっ付いてたのか良く分からなかった

    63 = 1 :

    綾野『だってさー! 都会から来たイケメン転校生で、しかも大学教授の息子でしょ? 気にすんなって言う方が無理!』

    勅使河原「確かに……サカキはスペックたけーもんな」

    恒一「ちょっと……勅使河原まで」

    綾野『しかも進学校に行く予定って聞いたし、これは玉の輿狙うしかないなって!』アハハ

    「そういう理由なの……?」

    望月「綾野さんって意外と打算的なんだね」

    綾野『あ、もちろん都会云々は抜きにしてこういっちゃんのことは好きだよ? そんなのはおまけとかきっかけみたいなものだし』

    恒一「そ、そう……ありがとう?」

    綾野『あははは! なんでお礼言うの、こういっちゃん変なの!』

    恒一「ご、ごめん……」

    64 = 35 :

    >>60
    未咲「ガタッ!」

    65 :

    恒一「あの世に行けば……」

    66 :

    そういえば未咲は居るんかね

    67 = 1 :

    綾野『……あ、そろそろ交代の時間だ!』

    恒一「交代?」

    綾野『うん、いいんちょーが一人十分までって決めて……』

    恒一「そうなんだ……」

    綾野『それじゃこういっちゃん、それに三人も』

    望月「うん」

    勅使河原「俺らはおまけかよ……」

    綾野『あはは、それじゃまたね!』

    恒一「うん、またね」

    勅使河原「じゃーなー」

    68 :

    赤沢「はっきりいって見崎さんの女子力は最底辺ね 暗くて隻眼でコミュ障でおまけに家事もろくに出来ない」

    69 = 1 :

    『終わったよー、次の人どうぞ!』

    『はいはい私! パスパース』

    『ちょっと! 子機投げちゃだめですよ!』

    望月「……綾野さん、元気そうでよかったね」

    恒一「うん、そうだね」

    勅使河原「あの世って案外楽しい場所なのかもな」

    恒一「あはは、かもね」

    『……もしもーし?』

    勅使河原「おっ、次の人か……って誰の声だこれ?」

    『あれ、子機壊れてない? 大丈夫?』

    70 = 1 :

    『もしもーし? 聞こえてるー?』

    恒一「あっ、この声……水野さん?」

    『おおっ! その声はホラー少年!』

    勅使河原「水野?」

    恒一「ほら、水野くんのお姉さんだよ。水野早苗さん」

    勅使河原「ああー……なるほどな」

    水野『何やら知らない人もいるみたいね。私は水野早苗よ、よろしくね』

    望月「あっ……僕は望月優矢です」

    勅使河原「俺は勅使河原直哉……です」

    「見崎鳴……」

    71 = 37 :

    沙苗さん!!

    72 = 35 :

    73 = 1 :

    水野『あら、例の見崎さんもいるのね』

    勅使河原「例の?」

    水野『ちょっとねー、以前見崎さんのことで恒一くんに相談されてたことがあって』

    「相談……?」

    恒一「ちょっと水野さん! 誤解を与える言い方しないでくださいよ!」

    水野『え? 何か問題でもあった?』クスクス

    「相談ってなんの相談ですか?」

    水野『ええー……ちょっとここじゃ言えないかなあ?』

    望月「ここで言えないことって……」

    勅使河原「サカキお前……」

    「……榊原くん?」

    恒一「ちょっと水野さん!! いい加減にしてください!!」

    水野『あはははは! ごめんごめん怒んないでよホラー少年』

    74 :

    年上キャラ好きな俺歓喜

    75 = 1 :

    水野『それにしても、聞いた話だと見崎さんの件は解決したみたいね』

    恒一「……まあ、一応は」

    水野『よかったよかった、実はそれだけが心残りだったんだよねー』

    恒一「ありがとうございます」

    水野『と言うかなに、さっき綾野さんに聞いたけどまだ告白もしてないって本当?』

    恒一「だからそれは……」



    勅使河原「なんかまたサカキだけ喋ってんぞ」

    望月「僕ら水野くんのお姉さんとは交流無かったし、これは仕方ないんじゃ……」

    (何の相談してたんだろう……)

    76 = 1 :

    水野『そういえばうちの弟は大丈夫? こっちに来てないってことは生きてるとは思うんだけど……』

    恒一「水野くんなら大丈夫ですよ、怪我一つしてません」

    水野『そっか! よかったあ、あの子意外とどんくさいとこあって心配だったのよね』

    恒一「そうなんですか……そんな風には見えないけどなあ」

    水野『見た目はね、見た目は。たまにとんでもないドジするのよあいつ』

    恒一「へえ……水野さんとそっくりなんですね」

    水野『……え? それどういう意味?』

    恒一「いえ、なんでもないですから気にしないでください」

    水野『ちょっと! それ私がドジだって言いたいの!?』

    恒一「そういうわけではないですけど、遺伝ってすごいなあとは思ってます」

    水野『ちょっとー!! ホラー少年表に出ろ!!』

    77 = 14 :

    アニメではそうでもなかったけど漫画だと水野さんドジしすぎだよな
    かわいいからいいけど

    78 = 1 :

    水野『まったくもー……ちょっと勅使河原くん!』

    勅使河原「へっ? お、俺?」

    水野『ちょっとそこの小生意気なホラー少年一発叩いといて!』

    勅使河原「ええ!?」

    恒一「ちょっと!?」

    水野『私が許可するわ! 行っちゃいなさいかませ少年!』

    勅使河原「かませ少年ってなに!?」

    水野『なんだか気味からはかませ臭がするから』

    望月「ああ……」

    「確かに……」

    勅使河原「おいお前ら何納得してんだ!!」

    79 = 1 :

    水野『行け! やっちゃえ!』

    勅使河原「くっそお……サカキ一発殴らせろ!」

    恒一「それ完全に八つ当たりだろ! やめてよ!」

    勅使河原「うるせー!」

    水野『あはははは……って、あれ? やばっもう時間!?』

    恒一「え?」

    勅使河原「あん?」

    水野『ごめんねー、なんかもう十分経っちゃったって……』

    恒一「あっ、もう終わりですか……」

    水野『あら? なにそのちょっとほっとした感じの声』

    恒一「いえ、ほっとなんてしてませんって」

    80 = 6 :

    はやく

    81 = 1 :

    水野『それじゃ、またいつかお話できたらしようね?』

    恒一「……はい、またいつか」

    水野『……あ、それと』

    恒一「? まだ何か?」

    水野『私も……キミのせいなんて思ってないからね?』

    恒一「え?」

    水野『だからあんまり気に病まないようにね!』

    恒一「み、水野さ――」

    水野『それじゃバイバイ!』

    恒一「あっ……」

    82 = 1 :

    『はい次の人パース!』

    『だから投げないでください!』

    『おっしゃ次は俺――ってなんだよ、なにか問題でも……って、え? ふざけんなおい!』

    勅使河原「なんかよくわかんねーけど……よかったなサカキ」

    恒一「うん……そうだね、よかった」

    「それより榊原くん」

    恒一「ん? なに?」

    『これは満場一致で決まったことよ』

    『そんな……!』

    『諦めなよ、仕方ないさ……』

    「なんの相談してたのか後で教えてね?」

    恒一「…………そ、それは……」

    「ね?」

    恒一「………………は、はい」

    83 = 37 :

    別に口ごもることは相談してなくね?

    84 = 1 :

    『……もしもし』

    恒一「あっ、ほ、ほら! 次の人来たみたいだしその話は後にしよう!」

    「……そうね、後で」

    勅使河原「えーっとこの声は……」

    『お、その声は勅使河原か』

    望月「中尾くん?」

    『あ、僕もいるよ』

    勅使河原「あれ、高林も?」

    85 = 1 :

    勅使河原「何で二人一度なんだよ?」

    中尾『何でも尺の都合がどーとか……男は需要ないからひとまとめとも言ってたぞ』

    高林『女子の圧政ってフェアじゃないよね』

    恒一「た、大変そうなんだね……」

    中尾『その声は榊原か……』

    高林『久しぶり、榊原くん』

    恒一「うん、久しぶり二人とも」

    『ついでに、僕もいるよ』

    勅使河原「は……? こっこの声って……!」

    風見『元気そうだね? 勅使河原』

    勅使河原「かっ風見……」

    恒一「……!」

    86 = 35 :

    風見は居心地悪いだろうなあ
    金木と松井もそっちいるんだろうし

    87 = 37 :

    まあ自業自得だな

    88 = 1 :

    風見『榊原くんも久しぶり』

    恒一「……うん、久しぶり」

    勅使河原「か、風見! あのさ俺……」

    風見『……ああ、いいよ謝らなくて』

    勅使河原「え?」

    風見『僕を殺しかけたことだろ? もういいって言ってるんだ』

    勅使河原「なっ……で、でもよ」

    風見『あんなことを知ってしまったら疑心暗鬼になるのも頷ける……それにあれは事故みたいなものだったしね』

    勅使河原「風見……」

    風見『それに、あの後僕も色々やらかしたし』

    恒一「……」

    89 = 1 :

    風見『そうだ榊原くんにも謝っておかなきゃ……合宿の時はホントごめんね』

    恒一「風見くん……」

    風見『こっちに来て冷静になってから、ホント自分のやったことを後悔したよ』

    風見『……まさか自分が人殺しするなんてね』

    勅使河原「……金木と松井のことか?」

    風見『うん、そうだよ。誰かから聞いてるみたいだね』

    恒一「その二人もそっちにいるの?」

    風見『うんいるよ……二人とも、僕を見た瞬間怯えて逃げ出したけど』

    恒一「ああ……そりゃあ、ね」

    風見『自分を殺した相手がやって来たら、まあ仕方ないよね』

    90 = 1 :

    風見『でも最近は少しずつ打ち解けてるよ』

    恒一「そうなの?」

    風見『うん……なんだろうね、少し不思議なんだけど』

    風見『こっちの方に来ると、感情が薄れると言うか……憎しみとか悲しみとかそういうのが殆ど消えるみたいなんだ』

    恒一「憎しみとか悲しみが消える?」

    風見『うん、どういう仕組みなのかはわからないけどね』

    風見『少なくともこっちには一人も恨み辛みを抱えてる人はいないよ』

    恒一「そうなんだ……」

    風見『っと……随分と話しこんじゃったみたいだね、もう時間だ』

    恒一「え? もう?」

    91 = 1 :

    恒一「でもまだ十分経ってないんじゃ……」

    風見『女性陣は十分、男性陣は五分ってさっき決まったらしい』

    恒一「そ、そうなの……」

    勅使河原「苦労してそうだなお前ら」

    中尾『っておいちょっと待て!! 俺ら殆ど話してねーじゃねーか!?』

    高林『こんなのフェアじゃないよ!!』

    恒一「あはは……まあ元気そうなのが知れてよかったよ」

    中尾『おい榊原! 俺はお前に一つ言っておくことが――』

    『はいもう終了ですよー、終わった人はこちらにどうぞ』

    中尾『ちょっはっ放して……うわー! 待って! やだー!』

    高林『フェアじゃないー!!』

    92 :

    アニメはなかなか面白かったな

    93 = 1 :

    『ちくしょう! そろそろ男にも人権をくれよ!』

    『無い無いそんなの、少なくとも中尾には』

    『次の人誰ですかー?』

    恒一「……」

    勅使河原「……」

    恒一「……よかったね、話せて」

    勅使河原「……だな、ちょっとすっきりしたかもな」

    『つぎわたしー』

    『わかりました、子機どうぞ』

    94 = 66 :

    中尾はアカザーさんが居るから良いだろ!

    95 = 1 :

    『もしもーし』

    恒一「えっと、この声は……」

    「……小椋さん?」

    小椋『久しぶりね、榊原くんに見崎さん』

    勅使河原「小椋かあ」

    望月「久しぶり、小椋さん」

    小椋『うん、勅使河原に望月くんも久しぶり』

    96 :

    漫画版だと風見もアカザーさんもちゃんと生きてるらしいのに・・・
    まあキャラを大切にしてほしいならそちらを、ってところか

    97 = 1 :

    小椋『元気そうでよかった、彩も皆のこと心配してたしね』

    望月「小椋も元気そうでよかったね」

    勅使河原「だな、なんせ死に方が――」

    望月「ちょっとその話は!」

    小椋『死に方……? あ、それよりも……見崎さんに榊原くん』

    「?」

    恒一「えっ、僕ら?」

    小椋『うん……ごめんね、殺しかけて』

    恒一「あ……」

    「……」

    98 = 1 :

    小椋『災厄が止まって、見崎さんがまだ生きてるってことは……死者は見崎さんじゃないんでしょ?』

    恒一「……うん、そうだね。今年の死者は別の人だったよ」

    小椋『やっぱりかあ……はあ、ごめんねホントに。勘違いで殺しかけるなんて』

    恒一「いやそんな……あの状況じゃ仕方なかったよ」

    「……そうね、皆疑心暗鬼になってた」

    小椋『……ありがと、ちょっと元気でた』

    恒一「どういたしまして」

    小椋『……そうだ、ちなみに多佳子や川堀とかも同じこと思ってるみたいよ』

    恒一「杉浦さんたちも?」

    小椋『うん、気まずいのか電話の順番のクジはひいてないみたいだけど……頼まれたし代わりに謝っておくわ。ごめんなさい』

    恒一「そっか……うん、ありがとう。杉浦さんたちにもよろしく言っておいてくれる?」

    99 :

    100 = 1 :

    小椋『ふう……これで胸のつっかえが取れたわ』

    恒一「あはは、よかったね」

    小椋『うん……あ、そうだ』

    勅使河原「ん? どうかしたか?」

    小椋『気になってるんだけどさ、今年の死者って誰だったの?』

    恒一「え?」

    「……? そっちに来てないの?」

    小椋『最後に来たのは泉美よ。もしかして泉美が死者だったの?』

    恒一「えっ……いや、赤沢さんは死者じゃないよ」

    小椋『え? どういうこと?』


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