元スレ恒一「ここが・・・夜見山北中学か」
SS覧 / PC版 /みんなの評価 : ☆
101 = 1 :
恒一「うん・・・松井さん言ってたよ。『私が近づこうとすると杏子ちゃんがどこかへ行っちゃうの・・』って・・」
金木「そっか・・・避けてたのは私の方だったのか・・・」
恒一「・・・僕のせいで、ごめん」
金木「・・何で榊原が謝るの?」
恒一「僕が最近松井さんと仲良くなったから・・・金木さんちょっと戸惑ってしまったんだよね」
金木「・・・。器がちっちゃいよな・・・私、松井に友達が出来たからって・・嫉妬しちゃってさ・・」
恒一「でも・・・嫉妬っていうのは、愛情があるからこそだと思うよ?」
金木「愛情・・?」
恒一「うん。まぁこの場合は友情かもしれないけど。だって好きでもない人に焼きもちなんて焼かないでしょ?」
金木「・・・そうだな」
102 = 1 :
恒一「・・・でも羨ましいなぁ、松井さん」
金木「・・・え?」
恒一「だって金木さんみたいに美人にこんなに思われてるんだもんね・・まぁ女同士だけど(苦笑)」
金木「私が・・・美人?」
恒一「もちろん外見だけじゃなくて・・内面もね。・・それは誇るべきことだと思うよ」
金木「・・・榊原」
恒一「・・・あとは二人でゆっくりね」
金木「・・え?」
松井「・・杏子ちゃん?」
103 = 1 :
金木「松井・・・」
松井「・・良かった・・私・・きらわれたかと・・思ってた・・(シクシク)」
金木「・・私がお前を嫌うわけ・・そんなことあるわけないじゃないか・・!」
松井「・・うん。さかきばらくんも・・・同じこと言ってた・・」
金木「榊原が・・?」
松井「『・・本当に好きじゃない人には嫉妬なんかしたりしないよ』って・・」
金木「(榊原・・ちゃっかり私が嫉妬してることばらしやがって//)」
104 = 1 :
松井「ところで・・嫉妬って何・・?」
金木「あぁ・・松井は知らなくてもいい感情だよ」
松井「そうなの?」
金木「あぁ。それじゃ・・仲直りしよっか。といっても喧嘩してたわけじゃないんだけどな//」
松井「・・うん!杏子ちゃんと仲直りする!」
金木「よしよし、良い子だな松井は」
松井「えへへー、杏子ちゃんいいにおい♪」
・
・
・
105 = 2 :
ほ
106 = 1 :
金木「榊原・・ちょっといい?」
恒一「ん、何?金木さん」
金木「その・・松井とのこと・・ありがと」
恒一「え?僕は何にもしてないよ。歩み寄ったのは金木さんじゃないか」
金木「・・・アンタのこと、誤解してたみたいね」
恒一「僕・・どんな風に思われていたんだろう(苦笑)・・聞きたいような聞きたくないような」
金木「まっアンタの名誉の為に内緒にしとくわ」
恒一「そう言われると余計気になるな・・」
107 = 1 :
金木「あと・・・その・・・(モジモジ)」
恒一「何?」
金木「あの・・・私と・・付き合ってくれないか?//」
恒一「え・・?」
金木「べっ別に変な意味とかじゃなくて・・・恋人になったら・・アンタのこと・・・もうちょっと理解できるかな・・って」
108 = 1 :
恒一「僕なんかでよければ・・・って言いたいところだけど」
金木「え・・・?」
恒一「僕と付き合って下さい、金木さん!」
金木「なっ・・何を・・//」
恒一「いや・・・何か女の子から言わせるっていうのは・・ちょっと僕の気持ち的に違うかな・・って」
金木「ぷっ・・カッコつけたがりなんだな、恒一は」
恒一「ちょっ・・からかわないでよ・・//」
金木「ふふっ。あの・・これからも・・よろしく・・//」
・
・
チュッ
・
・
110 = 1 :
―― FLAG.8 杉浦√ ――
杉浦「(あぁイライラする・・・何で・・・)」
杉浦「(あの転校生が来てから・・クラスの女子の雰囲気が変わったっていうか・・泉美まであんな風になっちゃって・・)」
杉浦「(今度面と向かって話す必要がありそうね・・)榊原くんと・・」
恒一「僕がどうかした?」
杉浦「!!? 何人の心読んでるのよ!?」
恒一「いや・・今声に出てたんだけど・・」
杉浦「・・ゴホンッ。・・ちょっと話したいことがあるから来てくれる?(キッ)」
恒一「う・・うん。分かったよ・・」
111 = 1 :
・
・
恒一「ここは・・・?」
杉浦「この学校の物置よ。・・・ちょっと散らかってるけど、誰も入ってこないだろうから丁度いいわ」
恒一「それで・・・話って何?」
杉浦「アンタ・・・クラスの女子に・・泉美に何をしたの?」
恒一「何って・・・なんのこと?」
112 = 1 :
杉浦「とぼけないで!!あんたが来てから・・クラスの女子連中の表情が・・・明るくなったというか・・・柔らかくなったというか・・・」
恒一「えっ・・?良く分からないけど・・・それって別に良い事じゃないの?」
杉浦「!!ちがう!! 泉美は・・今まで私にしか悩みを相談してくれなかった・・・」
恒一「杉浦・・・さん?」
杉浦「それなのに・・・最近じゃ普通に他の人とも接するようになって・・・何かから解放されたような・・・」
恒一「・・・」
114 = 1 :
杉浦「渡辺だって・・・今まで無気力な感じだったのに、最近は表情に色がついたように明るくなって・・・」
杉浦「とっとにかく・・・あんたが来なければ泉美はずっと私だけの親友だったはず・・・」
恒一「それは・・・何か違うんじゃないかな。皆はきっと・・・今まで自分に足りなかったもの・・・心の隙間を埋めようとしているんだと思う」
杉浦「分かったような口を聞かないで!!(ドンッ)」
恒一「!!杉浦さん!!!危ない!!!!(ドスッ)」
杉浦「っ!?つつつ・・・ちょっといきなり何するのよ!?・・・って・・・榊原・・・く・・・ん・・・?」
115 = 1 :
恒一「・・・杉浦さんが無事で・・・良かった・・・」
杉浦「何で私を庇ったりしたのよ!!私はあんたのこと・・・嫌ってたのよ!?」
恒一「あはは・・・でも・・・本当に・・・そうなのかな・・・?」
杉浦「な・・・何を・・・」
恒一「きっと・・・変わりたかったんじゃないかな・・・杉浦さんも・・・」
杉浦「・・・」
恒一「っ・・・」
杉浦「ちょっと・・・榊原くん!?しっかりして!!榊原くん!!!!」
116 :
ドンッ と ドスッだけでは何が起きたか全く分からぬ
117 = 1 :
>>116
ドンッ→杉浦が物置の棚を殴った音
ドスッ→落ちてきた物から杉浦を庇おうと恒一が突き飛ばした音
で補完して下さい
118 = 1 :
恒一「う・・・ここ・・・は・・・?」
杉浦「夜見山病院の病室よ・・・。全く・・・何で私を庇ったりなんかしたのよ・・・」
恒一「・・・女の子を守るのは男の役目だからね」
杉浦「っ/// かっ・・からかわないで!」
恒一「からかってなんかないよ・・。君の綺麗な顔に傷が付かなくて・・・本当に良かった」
杉浦「どうして・・・どうしてよ・・・!!? 私は・・・あんたのこと・・・」
119 = 2 :
ほ
121 :
この榊原はできる
122 = 1 :
恒一「少しは好きになってくれた?」
杉浦「も・・・もう・・・私は真面目な話を・・・」
恒一「僕も真面目に聞いてるんだよ・・?」
杉浦「・・・きに・・なったわよ」
恒一「・・え?」
123 = 1 :
杉浦「あんたのこと!!どうしようもないくらい好きになったわよ!!!」
恒一「・・・ありがとう。女の子が泣くのを見るのは苦手だけど・・・君の泣き顔はとても綺麗だよ・・・」
杉浦「・・馬鹿っ//」
恒一「僕と・・・付き合ってくれますか?」
杉浦「・・・(コクッ)///」
・
・
チュッ
・
・
124 :
杉浦「木になっちゃったわよ!!!!!!」
鳴「花粉をまき散らす人…嫌い。」
125 = 1 :
―― LAST FLAG 見崎鳴√ ――
鳴「・・・お疲れ様、榊原くん。本当に15人全員達成しちゃったんだ・・・」
恒一「あはは・・・なんとか・・・ね」
鳴「それじゃ・・そろそろ岬くんの成仏の準備に取り掛かりましょっか・・」
恒一「・・・まだだよ。・・・3年3組の女子は全部で16人だ。つまり・・・最後の一人は・・・君だよ、見崎」
鳴「・・・。別に私がいなくても・・・これだけ数がいれば大丈夫・・・でしょ?」
127 = 116 :
見崎はもう攻略終わってる気もするが
128 = 1 :
恒一「ダメだ!!僕は・・・君が欠けるのは絶対に嫌だ・・!!」
鳴「榊原・・・くん・・?」
恒一「・・僕一人の力じゃ・・クラスの女子全員の心を掴むなんて・・・到底できなかったよ・・・」
鳴「・・・」
恒一「いつも見崎が支えてくれたから・・・見崎が・・・いつも傍で見守ってくれてたから・・・」
鳴「榊原くん・・・」
恒一「・・・見崎鳴、僕は・・・君のことが・・・大好きです」
鳴「・・・(コクッ)///」
恒一「鳴・・・」
鳴「さかき・・・ばらくん・・・」
・
・
チュッ
・
・
129 :
外山のほうじゃないのか
130 = 1 :
―― あくる日 夜見山北中学 3年3組教室 ――
多々良「恒一くん」
恒一「何?恵」
多々良「えへへ・・・大好き///」
恒一「僕もだよ・・//」
綾野「こういっちゃん~、私にも好きって言って♪」
恒一「好きだよ・・・彩」
綾野「てっ・・照れるぜ//」
赤沢「わっ私にも・・」
恒一「泉美・・・愛してる」
赤沢「(プシュー)///」
鳴「・・・」
恒一「鳴もそんなところにいないで・・・こっちに来て?」
鳴「・・・うん」
チュッ
131 = 1 :
恒一「鳴・・そろそろ」
鳴「・・分かった」
恒一「・・・夜見山岬、そこにいるんだろ!姿を現してくれ!!」
夜見山岬「・・・やぁ」
恒一「この状況・・・見て・・分かるよね? 君が生前に望んだ・・・ハーレム(女の楽園)だよ」
岬「まったく・・・君ってやつは・・・こうもあっさり僕の夢を叶えてしまうんだから・・・」
恒一「じゃあ・・早く僕に取り憑いてくれる?」
132 = 1 :
岬「・・その必要はないよ」
恒一「えっ・・・!?」
岬「僕の夢は成就された・・・この目で本物のハーレムを見られたんだ・・・もう思い残すことは無い・・」
恒一「岬くん・・・」
岬「僕が祟って殺してしまった人たちも・・・生きていた筈の時間軸を調整して復活させておくよ・・」
恒一「そんなことが・・・」
岬「榊原恒一くん・・・ありがとう。君は・・・ハーレムの主たる資格があるよ」
岬「僕が言うのも何だけど・・・その子たちを幸せにしてやってくれ」
恒一「誓うよ・・」
岬「それを聞いて安心したよ。じゃあ僕は・・・もう逝くよ」
133 = 1 :
―― 卒業式当日 ――
勅使河原「しかし・・・まさかサカキにこんな才能があったとはな・・・。災厄を止めちまうだけじゃなく・・ハーレムまで作っちまうとはな」
望月「凄いね・・・尊敬しちゃうよ」
勅使河原「え?」
風見「榊原くん・・・ゆかりを幸せにしてあげてね・・」
中尾「・・・赤沢・・・お前のことが好きだ!!」
赤沢「私に触れるな!!!(ボカッ)」
中尾「」
王子「榊原くん、皆を幸せにしてあげてね。餞別代わりに僕の別荘をあげるよ」
猿田「僕の兄もようやく出所したみたいぞな。今日はめでたいぞな!」
134 = 1 :
―― 榊原の館(元王子家別荘)――
赤沢「これから賑やかになりそうね・・・」
渡辺「ふふっ・・退屈しなさそうだ」
小椋「まさかこんな豪邸に住めるなんてね♪」
有田「毎日はりきって子作りに励んじゃおう♪」
佐藤「・・・死ぬまで毎日食べてあげる」
桜木「恒一くんとずっと一緒に暮らせるなんて幸せです(ニコッ)」
中島「あなたといられるだけで・・・私は幸せ(ジーン)」
135 = 1 :
綾野「しかしまぁこんなハーレムを作っちゃうなんてね~。さすが私が見込んだ男だよ、こういっちゃんは♪」
江藤「私のこと放っておいたら許さないからな//」
柿沼「毎日一緒に本を読みましょうね♪」
藤巻「まぁ・・あれだ。よろしくたのむ//」
多々良「えへへ・・・好きだよ、恒一くん♪」
松井「・・私も、恒一くんの為に料理がんばってみる・・」
金木「今度さ・・松井と3Pしないか?//」
杉浦「やれやれ・・・これだけ居たら夜の営みが大変でしょ?スケジュール表でも作らないと・・・」
鳴「それは・・・大丈夫。その時だけ恒一くんに分身薬を飲ませるから・・・(ニヤリ)」
恒一「皆・・・これからも・・・ずっと一緒だよ!!」
終わり
137 = 2 :
乙だよぉ
138 = 90 :
バカゲー臭が凄いwww
乙
139 = 64 :
各登場人物攻略ルートが単純すぎた・・・ように感じた そこがおもしろくもあるけど
そこに入るまでの流れはすごくスムーズだったと思う
乙でした
140 :
>>1って【Another】 「今度うちのクラスに転校生が来るんだって」書いた人?
みんなの評価 : ☆
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