のくす牧場
コンテンツ
牧場内検索
カウンタ
総計:127,057,094人
昨日:no data人
今日:
最近の注目
人気の最安値情報
    VIP以外のSS書庫はSS+をご利用ください。

    元スレP「あずささん! アイドル幼稚園ですよ、幼稚園!」

    SS覧 / PC版 /
    スレッド評価: スレッド評価について
    みんなの評価 :
    タグ : - あずさ + - アイドルマスター + 追加: タグについて ※前スレ・次スレは、スレ番号だけ登録。駄スレにはタグつけず、スレ評価を。荒らしタグにはタグで対抗せず、タグ減点を。
    ←前へ 1 2 3 4 5 6 / 要望・削除依頼は掲示板へ / 管理情報はtwitter

    251 = 144 :



    あずさ「わ、わたしは、ケンカして泣いている子も……上手に仲直りさせてあげることができません」

    あずさ「……あなたはわたしのことを、みんなが甘えられるお姉さんだ、って言ってくれたみたいですけど……」

    あずさ「本当は……春香ちゃんや、貴音ちゃん……みんなのほうが、よっぽどお姉さんなんです……」


    「……そんなことは、」

    あずさ「そんなこと、あります! それに……!」


    あずさ「それに私は、自分の……大切な気持ちですら……はっきりと、ちゃんと伝えることができません……」

    あずさ「酔いにまかせて……はぐらかすことしか、できないんです……!」 じわぁ

    252 = 144 :



    あずさ「……う、うぅ……!」 ぽろぽろ

    「……あ、あずささん……!」


    あずさ「……う……ぅ、うぇええ゛えええん!!」 ぽろぽろ…


    「(あずささんが、泣いている)」

    「(子どもたちと、同じように……自分の悲しい気持ちを隠せずに、泣いている)」


    あずさ「……えぐ、ひっぐ……ご、ごべんなざいぃ……わ、わだしったら……」 ぽろぽろ


    「(考えてみれば……この人はまだ、ついこの間学校を卒業したばかりの……)」

    「(たった、21歳の……女の子なんだよな)」

    「(そんな彼女を目の前にして、俺にできることは……)」


    「……ひとつしかないだろう……!」

    253 = 144 :



    「……あずさ」 ぎゅっ

    あずさ「……え?」

    「無理しなくていい……俺に甘えればいいんです」

    あずさ「…………ずびっ」

    「今まで、すこし無理してお姉さんであろうとしていたんですよね。だけど、もう頑張らなくていい」 なでなで

    あずさ「…………」


    「(あずさの心臓の音が、直接伝わってくる。俺の心臓の音も、きっと伝わっているんだろうな)」


    「俺の前だけでは、あなたは……小さな子どもに戻っていいんです」

    あずさ「……ぷ、ぷろでゅーさーさん……」 ぎゅう…

    254 = 144 :



    「……夢を見たんです。とても優しい気持ちになれる夢だった」

    「その夢の中では、あなたはまだ5歳の女の子で……」

    「目を離したらすぐに迷子になってしまう、そんな手のかかる園児でした」


    あずさ「……わたしったら、夢の中でさえ、迷惑かけっぱなしで……」

    「……迷惑なんかじゃない。俺はいつだって、あずさがどこに行ったって……一番に見つけ出してやるんです」


    「だって、俺は……あなたのことが……」

    あずさ「……?」


    「…………」 どっくん どっくん

    あずさ「…………」 うるうる



    「誰よりも、いちばん……大好きだからです」

    あずさ「…………!!」

    255 = 241 :

    しえんぬ

    256 = 227 :

    えんだあああああああ

    257 = 144 :



    あずさ「…………ぇ、……」

    「…………」 どきどき

    あずさ「……そ、そんな……ぅ、そ……ですよね……? わ、わたしがこんな、子どもだから――

    「嘘じゃないです。それにもちろん、子どもたちに対して言うような好き、でもありません」

    「それだったら、一番なんて言葉は使えませんしね。ははは……」


    あずさ「…………で、でしたら」

    「俺は本当に、世界でいちばん……あずさのことが、大好きなんです」

    あずさ「……!!」 ぽろぽろ


    「(え!? また泣いてしまった! そ、そんなに嫌だったのか!?)」

    258 = 152 :

    いやああああああああ

    260 = 155 :

    あずささんが無双しだすと終わる直前なのが物悲しい

    261 = 145 :

    ……ふぅ

    262 = 144 :



    あずさ「……ぅ、うふふ……し、しんじられ、ません……うそみたい……」 ぽろぽろ

    「う、うそじゃないですよ? 俺は、真剣にですね……」


    あずさ「…………」 ぽこぽこ

    「な、なんで叩かれているんでしょうか……」


    あずさ「……そ、そうやって、えぐ……いつだって……あなたは、鈍感な人です…………それに……」



      でも、そんなあなたのことを……私は、ずっと探していたんです。

       ……やっと、やっと見つけました……あなたは、やっぱり……



    あずさ「私の……運命の人でした……!」 ぽろぽろ

    263 = 144 :



    ここはどこかの国のとある幼稚園。
    俺の名前はP、ここで新人保育士をしている。


    あずさ「ぷ、プロデューサーさん。あの、その~……」 もじもじ

    やよい「ぷろじゅーしゃー!」 たたた

    ちはや「た、たかつきさん! ろうかはしるとあぶない……」 たたたた


    今日は元気いっぱいに遊ぶ子供たちの、かわいらしい姿をご覧いただいた。
    まあ今回はかなり、子供たちとは関係のない私事的なところを見られてしまったが……。


    「はっはっは、今日は何して遊ぼうか!」


    今日も園児たちと、それを見守る俺たちは、元気いっぱいだ。
    しかしこの子たちが卒園したら、これからどう成長していくのか……俺たちにはそれでもわからない。

    きっと、みんな……

    264 = 144 :



    きっとみんな、いろんな夢を見つけるだろう。
    普通の“お父さん”や“お母さん”になり、幸せな家庭を築いていく子。
    あるいは俺たちのような……たくさんの子供たちを守り、成長を見守っていく“保育士”になる子。
    もしかしたら……見る人みんなを笑顔にする、そんな“アイドル”になれる子だっているかもしれない。

    夢は子どもの数だけあって、それが叶うかどうかまでは、俺たちにはわからない。
    俺たち保育士はあくまでも、この子たちにとっての通過点でしかない。
    唯一出来ることは、こうやって……“いつもの場所”で、子どもたちを守ることだけなのだ。

    それでも……


    「ところであずさ……先生。どうしたんですか、さっきからもじもじして」


    それでも。
    みんながそれぞれ、自分だけの……


    あずさ「…………もうっ」 ぷい


    大切な、“運命の人”を見つけられると、いいと思う。



    おわり

    266 = 145 :

    乙ん子

    268 = 144 :

    EDテーマ

    『晴れ色』
    http://www.youtube.com/watch?v=BqmIogBPDjI

    272 = 227 :

    乙ですよ、乙!

    273 :

    終わってた
    乙!

    274 :

    これはロリアイドルたちをペロペロするSSだ
    そう思っていた時期が僕にもありました
    超乙

    275 = 144 :


    おわりです。読んでくれた人ありがとう!
    またまためっちゃ長くなってごめんね!
    幼女はどこへいった!

    276 = 241 :


    続きあるとしたら待ってる全裸で
    あとみきの出番を増やしてくれッ

    277 = 152 :

    あずささんとデキちゃった訳だけど、まだ続くよね?

    279 = 144 :

    続きはまだ考えてないけど、やるとしたら新年少さん『シンデレラ組』とかに出しそう
    でもたぶんしばらくはやらないかなーって!

    280 :

    乙乙
    今回も楽しめたよ

    281 :

    乙乙乙


    ←前へ 1 2 3 4 5 6 / 要望・削除依頼は掲示板へ / 管理情報はtwitterで / SS一覧へ
    スレッド評価: スレッド評価について
    みんなの評価 :
    タグ : - あずさ + - アイドルマスター + 追加: タグについて ※前スレ・次スレは、スレ番号だけ登録。駄スレにはタグつけず、スレ評価を。荒らしタグにはタグで対抗せず、タグ減点を。

    類似してるかもしれないスレッド


    トップメニューへ / →のくす牧場書庫について