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    元スレP「あずささん! アイドル幼稚園ですよ、幼稚園!」

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    101 :

    うひー、なんてかわいらしい笑顔の雪歩さんなんでしょ

    102 = 34 :

    ゆきほ「ぷろでゅーさーはからだにおえかきしてないんですね」

    103 = 58 :

    すっぽんぽんのまま教室に戻るんですかせんせー?

    104 = 1 :



    ~ プールであそぼう編 ~


    まこと「ぷろでゅーさー! ほら、はやくはやく!」 ぴょんぴょん

    「ちょ、ちょっと待ってくれ~」

    まこと「なにいってるんですか! ぷーるがにげちゃいますよー!」 とたたた


    俺の周りを走り回っているこの女の子は、菊地真ちゃん。
    動き回るたびに、真っ黒なショートヘアのてっぺんに生えた2本のあほ毛が雄雄しく揺れている。
    真は見ての通りの元気っ子であり、そして貴重なボクっ子だ。
    いまは水着姿なんだが……。


    「真……あの、その水着は……」

    まこと「かわいーでしょ!」 ふふん


    真の水着は桜の花もびっくりのパステルピンク、さらにはふりふりが付いていたのだ……。

    105 :

    きゃっぴぴぴぴぴぴーん

    106 = 1 :



    「うん、いいじゃないか! なんていうか、意外性ってやつだな!」

    まこと「でしょー!? やっぱりぷろでゅーさーわかってくれたー!」


    いや、本当にいいと思うよ。幼稚園生だもの、やっぱかわいいのがいいんだよ。
    でもさ、わかるだろ? そんなの真に誰も求めていない、誰も得しないんだって。
    雪歩もこの水着を見るなり卒倒してたしなぁ……。


    まこと「でも、いがいせーってなんですか?」 きょとん

    「イメージ通り、ってことだよ。さあ行こう!」


    だが内心どんな風に思おうとも、保育士たるもの園児のおしゃれセンスに口を出してはいけない。
    そうして俺は、優しい嘘をついたのであった。

    107 = 58 :

    「駄目だよ真ちゃん!そんなの誰も望んでないよ!」

    108 :

    え、いや真が可愛い格好してるのいいじゃん
    ギャップ萌えじゃん、可愛いじゃん

    109 = 1 :



    「おいっちに! さんし!」 ぐいぐい

    まこと「ごーろく! しちはち!」 ぐいぐい

    「よーし、みんな準備体操しっかりできたな! じゃあ、あそび時間だー!」

    みんな「わ~!」 じゃぶじゃぶ


    説明が遅くなってしまったが、今日はみんなが待ちに待ったプール開きだ。
    昨日までのような悪天候にならずに本当によかった……。

    うちの幼稚園には珍しく(最近ではそうでもないのかもしれないが)、園児用のプールが設けられてある。
    ちなみに全員参加というわけじゃなく、参加希望の子どもだけがこうしてプールに入って自由に遊ぶのだ。


    ちょんちょん


    ひびき「ぷ、ぷろでゅーさー!」

    110 = 53 :

    響ちゃん待ってました(歓喜)

    111 = 101 :

    既にかわいい

    112 = 1 :



    ひびき「わんと、えと……じぶんと……いいっしょに……あ、あそぶさー!」

    「ああ、いいぞ。響」


    この子は、年中さん『961組』の我那覇響ちゃん。
    いつもは量のある黒髪をポニーテールにしているのだが、いまはキャップ姿だからそれが見えないな。
    しかし無理やり詰め込んだのか、随分とこんもりしている……。


    「ずいぶん上手になったな、こっちの言葉」 こんもりつんつん

    ひびき「えへへ……」


    響は沖縄出身であり、親御さんの仕事の都合でこちらに引っ越してきたらしい。
    最初は身に付いてしまった方言が原因でみんなとあまり馴染めなかったのだが……

    一生懸命練習したおかげで、最近では標準語を使ってコミュニケーションがとれるようになった。
    俺のことも、みんなの前では他の子どもたち同様プロデューサーと呼ぶようになったしな。

    113 = 101 :

    こんもりつんつんしたいあわよくば別のところも

    114 = 1 :



    まこと「ぷろでゅーさー! あ、ひびきも!」

    ひびき「まことー! あ、あそぼー!」


    外に出るようになったおかげで、響は『765組』のみんなとも仲良くなった。
    中でも真とは、一緒にかけっこをしたりして遊んでいる姿をよく見せてくれる。
    どこか波長が合ったのだろう、ふたりとも元気いっぱいな子だからかな。


    まこと「なにしてあそぼーか?」

    ひびき「えと……んと……びーとばん!」

    「……よーし、とってくるからちょっと待ってろよ!」


    考えながら喋るので、ときどき言葉が詰まってしまったりするが……
    響がこうして他のみんなと仲良くしているのを見ると、とても嬉しくてなんだか涙が出そうになってしまう。

    115 :

    この響は、俺が責任をもって育てるから
    みんな安心してくれ

    116 = 1 :



    ~ ビート板であそぼう編 ~


    「ほおら、ふたりともしっかりつかまってろよ~」 すぃー

    ひびき「うひゃー……」

    まこと「ぷろでゅーさー! もっとはやく~!」


    ふたりが抱え込んだビート板をひっぱり、俺はプールの中をゆっくりと歩き始めた。
    あんまりはやすぎると水が喉に入っちゃうかもしれないからな。
    太陽の光を反射してきらきら光る水の上に浮かびながら、ふたりは一生懸命にビート板につかまっている。


    「よーし、このままちょっと泳ぎの練習してみようか!」

    117 = 1 :



    「まず、ビート板につかまったまま足をばたばたさせるんだ。えっと、コツは……」

    ひびき「じぶん、できる、ぞー!」 ばしゃばしゃ

    まこと「こーですかー?」 ばしゃばしゃ


    「お、ふたりともいい感じだな。そしてこのまま俺が手を離すと……」

    ひびき「すすんでる、さー!」 すいー

    まこと「ボク、およいでます!」 すいー


    「(ビート板ありとはいえ、一発でできるとかこの子たちなんなの)」

    「まあ響は沖縄出身だからか……それにしても真もすごいな」

    ひびき・まこと「わー!」 ばばばば すいすい

    119 :

    沖縄出身万能説

    120 = 1 :



    「ふぅ……あずさ先生がいないのが悔やまれるが、水が気持ちいいな……ん?」

    ひびき「…………」 たたたた きょろきょろ

    「どうした、響?」

    ひびき「……にぃに」 ぼそ


    みんなのことを見守りながらプールサイドに腰掛けていると、響が声をかけてきた。
    キャップをはずしていてるため、しっとりと濡れた髪の毛から水滴がぽたぽたと落ちているのが見える。

    なお先ほど、響は俺のことをプロデューサーと呼ぶようになったと説明したが……
    このようにふたりのときはにぃにと呼んでくるのだ。どうやら俺がこの子のお兄さんと似ているかららしい。


    ひびき「にぃに!」 ぎゅう

    「お、なんだどーした! 響は甘えん坊だなー!」

    ひびき「ぁんすか、たいっきりんかいなれねぇんやっさぁもん!」 ※


    ※ あんまり、ふたりっきりになれなかったんだもん!

    122 :

    ひびきはてんし

    123 = 1 :



    ひびき「わんぬみじぎ、ちゅらかぁぎいみん? ちゅらかぁぎいしょ!」 ※

    「ああ、よく似合ってるよ。響にぴったりだな、かわいい」

    ひびき「~~! もー!」 ぱしぱし


    「ははは、やめろって! そんなことする悪い子にはこうしてやるぞー!」 わしゃわしゃ

    ひびき「ん~! や~!」


    「(……かわいい)」 わしゃわしゃ

    ひびき「ん~…………んふふ……♪」


    ※ じぶんのみずぎ、かわいい? かわいいでしょ!

    124 = 101 :

    浄化される

    125 = 58 :

    くろちゃんが血の涙を流してそう

    126 = 78 :

    響は可愛いなあ!

    127 = 1 :



    まこと「…………」 じー

    ひびき「あ、まこと! ……う~……」 かぁああ

    まこと「ひびき! ボクときょーそーしよ!」 ぐいぐい

    ひびき「あ、あ……にぃに~……」

    「いってらっしゃ~い」

    128 = 1 :



    ~ 心は乙女編 ~


    まこと「ひびき、ぷろでゅーさーのこと、すきなの?」

    ひびき「え! ……そ、そんなこと、ないさぁ……」

    まこと「へー。でも、さっきすごくうれしそーだったよ!」

    ひびき「うぅ~……」

    まこと「ねえねえ、どーなのさ!」


    ひびき「……じぶん……えと、は、はずかしぃ……ぞ」 かぁああ

    まこと「ねえねえ、どこをすきになったの!? おしえておしえて!」

    ひびき「や~あ! まこと、いじわる!」 ばばば

    まこと「あー、まってよ~!」 ばばばば


    「(あいつらめっちゃ泳ぐのはやいなぁ。ほんとに幼稚園児か?)」

    129 :

    ひびきちゃんマジ天使

    131 = 1 :



    ~ プールで学ぼう格差社会編 ~


    律子「プロデューサー殿。子どもたちをやらしい目で見ていないでしょうね~?」

    「何を言っているんだ、律子……みんな同じようなちんちくりんだぞ」


    この2本のしょっか……あ、いやくせっ毛を持つ女性は、年長組『九六一組』の担当である秋月律子だ。
    律子はまだ学生であり、この幼稚園に教育実習に来ている研修生である。

    いまはプールなのでいつもの髪型とは違い、濃い茶髪をエビフライのようなふたつのおさげにまとめている。
    それにしても……。


    律子「そういうのが好きな変態もいるんです。いやですよ、私。知り合いから逮捕者が出るなんて」 たゆん

    「(律子は着やせするタイプか、とてもほどよい。はんぱねえ)」 ちら……ちら……

    132 = 58 :

    というか小鳥さん息してない

    133 = 1 :



    「(いかんいかん、俺にはあずさ先生という憧れの人が……)」 もんもん

    「いやだめだ! いまそれを考えるのはむしろ危険だ!!」

    律子「? 急に何を……」 たゆん


    ちはや「……くっ」 ぺたぺた

    るか「ちはやちゃん?」

    134 :

    俺の中に芽生えたこれが父性なのか

    135 = 1 :



    「お、春香に千早。やっと出てきたか」

    るか「ちはやちゃん、あんまりみずぎになりたくないっていうから……」

    ちはや「……りつこ。すごい……」 ぺたぺた

    「(何を考えているかわからんが、この子には未来の自分の姿が見えているのかもしれないな)」


    「ははは、気にするな千早。いまはみんな同じようなもんだよ」

    るか「? おんなじ?」

    「まあ、あくまで今だけはな……さあ、宝石探しでもしようか」

    ちはや「はい……」 ずーん

    136 = 1 :



    ~ 宝石探しであそぼう編 ~


    「ほ~ら、誰が一番たくさん見つけられるかな?」 ぽちゃんぽちゃん

    るか「ちはやちゃん! いっしょにがんばろうね」

    ちはや「うん。りつこにはまけない……!」

    律子「え!? 私も参加するの!?」


    宝石探しというのは、プールの底に落ちている色とりどりのやわらかな石を探す遊びだ。
    本来はこうやって遊びを交えて楽しみながら、徐々に水に慣らしていくのが正しいやり方なのである。
    真と響は特別な例だな。

    138 = 1 :



    「じゃあ、律子対春香・千早チームだな」

    律子「まあ、適当に手加減してやりますか……」

    「そう言っていられるかな? 勝ったら何かご褒美をやろう」

    律子「私までそうやって子ども扱いして……それなら、後悔させてあげますよ!」 ずんずん ばちゃばちゃ


    「子どもたちにケガさせんなよ~」

    律子「え? 何言ってるんですか、当たり前です」

    ちはや「よーい……」

    るか「すたーと!」

    140 = 1 :



    ばしゃばしゃ


    律子「子どもたちにとってはわりと深いかもしれないけど……私にとっては膝上くらいね。楽勝よ!」

    るか「……ぷはあ!」 ばしゃーん

    ちはや「はるかすごい、もうみつけたの?」

    るか「うんー! まっかなたいようのほうせき!」 きらん

    ちはや「わたしも……ぶくぶくぶく」


    律子「あら、意外と早いのね。よーし、私も……ってうわ!?」 ぐらっ

    律子「(他の子たちが、足元に……!)」

    律子「ぶつかるわけにはいかないものね……気をつけないと」

    ちはや「……ぷは! わたしも、おつきさまのほうせきみつけた」 きらん

    律子「え!?」

    141 :

    ふむ

    142 = 1 :



    はるか・ちはや「かったー!」

    律子「負けました……」 ずーん

    「苦戦するだろうと思ってはいたが、まさか一個だけとは」

    律子「ちぃちゃな月の宝石だけですよ……」 きらん


    このように、子どもたちと一緒に遊ぶときには細心の注意を払わなくてはいけない。
    どこから現れるかわからなくても、絶対にケガをさせるわけにはいかないのだ。

    まあ、それに律子は最近運動不足だったっぽいしな。
    いつも走り回ってる春香たちが勝っても全然おかしくはない。


    「しかし……ぷぷ」

    律子「あーもう! その顔腹立ちますね!」

    144 :



    ~ 一方その頃、おさんぽ編 ~


    やよい「あっるっこ~♪ あっるっこ~♪」 ぎゅ

    あずさ「昨日までと違って、今日はとってもいいお天気ね~」

    たかね「まこと、そのとおりですね。おひさまがきもちいいです」


    ゆきほ「ぽぇ~……のどがからからですぅ……おちゃ……」

    あずさ「雪歩ちゃん、ダメよ~? さっきもいっぱい飲んだでしょう?」


    私たちはいま、幼稚園のすぐ隣にある公園へお散歩にきています。
    本当は年少さんだけの予定だったんですけど、何人か年中さんの子もいますね。
    この子たちはプール開きに参加しなかったので、こうして一緒に来ているんです。

    145 :

    ピヨーッ

    146 :

    あた

    149 :

    ぽぇーぽー


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