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    元スレ鈴「一夏を振り向かせるわ! 安価で!」

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    301 = 33 :

    「ちょうどツイスターゲームがあるんですよ」

    一夏「うわー…懐かしいな」

    「定番といえば定番だけどね」

    (よし…ここで色々とスキンシップでアピールしていく作戦でいきましょう!)グッ

    一夏「じゃあまずは俺だな。このボタンを押せばいいのか」ポチッ

    一夏「げ…いきなり頭を赤に、かよ…」

    「次は私ですね。左手を黄色に」スッ

    一夏「お、おい蘭…なんで俺の隣にするんだよ…危ないじゃないか」

    「何言ってんですか。真ん中を押さえるのは基本ですよ(ふふふ…一夏さんの近く♪)」

    一夏「それもそうか」

    「(ぐ…! 小賢しいわね!)次は私よ!! 303>>を>>306色に!!」

    302 = 292 :



    303 = 279 :

    右足

    304 = 292 :

    >>303の指定って人かと思ってた
    寝ぼけてんのか俺…

    306 = 281 :

    黄色

    307 = 33 :

    「右足を……黄色に…」グイッ

    「よし! 届いたわ!」

    一夏「お、おい鈴! 俺の頭の上を跨いでんのか!?」

    「しょうがないじゃん。中央付近の黄色ってそこしかないし」

    一夏「いや、だからってまたぐ必要ないだろ…あぶねぇじゃねぇか」チラッ

    一夏「!?」

    「? 何ビクッとしてんのよ?」

    一夏「い、いや…」

    一夏(やばい…この体勢から視線を上げたら…鈴の奴、丈の短いハーフパンツだから…
       裾から見えちゃいけないもんまで見えてる気がする!?)

    「なら早くしてよ。次はあんたじゃん」

    一夏「あ、ああすまん…ええと、右手を緑? 緑、緑は、と…」

    ピトッ

    「ひゃあ!? どこ触ってんのよ!?」ゲシ

    一夏「いって!? しょうがねぇだろ! この体勢だとうまく見えないんだよ!」

    (……私、絶賛空気中)

    308 = 281 :

    ラッキースケベが止まらないな

    もっとやれ

    309 = 33 :

    《しばらくして》

    一夏「うぉぉぉぉ…こ、これは…辛い! 結構辛いぞこれ…!」

    「か、間接がぁ…痛いぃぃ…」

    (う、うわぁ…一夏、近い! 近いってば!)

    「次は私…あ、やった当たりだ! 1つ外せる…」パッ

    「うぅ…運がいいわね…。次はあたし…げ!? 頭を黄色に!?」

    「ぬぉぉぉ…一番近い黄色は…そ、そこね…」グググ…

    (あ、あれ…そう言えば今外した所って、一番最初に…)

    「な、何とか届い…」

    一夏「!?」

    「ひゃ!?」

    (ち、近ッ!? 一夏の顔、近ッ!?)

    310 = 33 :

    一夏「……ッ」ドキドキ

    「~~ッ」バクバク

    「ちょ、ちょっと2人とも! 何見つめ合ってんですか!?」

    一夏「あ、あぁ…すまん」

    「ほら! 次は一夏さんの番ですよ!」

    一夏「そ、そうだな…」またスイッチを足で…」グイッ

    「きゃ!? ば、バカ! 近いって!」ズイッ

    一夏「お、おま、こ、この体勢で暴れられたら…うわぁ!?」ズテッ

    チュッ

    一夏「―――!?」

    「―――!!」



    「」

    312 = 281 :

    俺の雪片弍型を鈴の龍咆にインサートしたいです

    313 = 33 :

    一夏(う、うそだろ…!? 俺、今、鈴と…キスしてる!?)

    一夏(り、鈴の顔がこんな近くに…すごく目ぇ見開いて、めっちゃ驚いているのに…)

    一夏(どんどん茹で上がるみたいに、顔が耳まで赤くなっていってる…)

    (……)

    グイッ

    一夏(!? ひ、引き寄せられた!?)

    (は…な、何してんのあたし!?)

    一夏(何やってんだよ鈴! いつものお前なら、突き放して俺をボコ殴るとか、そういうことを…)

    一夏(いつもの、鈴なら…)

    一夏(でも、今の鈴は…いつもと違って…)

    314 = 33 :

    「ストップストォォォォォォップ!!」グイィィィ

    一夏「は…!?」

    「あ…」

    「な、何考えてんですか!? 何で2人でき、きききききききききキスなんてしたまま固まっちゃって!」

    一夏「あ、いや、なんつーか…」

    「ビックリしましたよ! 恋人でもないのに…ていうか、なんで一夏さん抵抗しないんですか!?」

    一夏「え?」

    「ッ」

    一夏「え、ええと…なんとなく、かな?」

    「はぁッ!?」

    「…え?」

    一夏「ん? 俺、今、何て言った…?」

    315 = 33 :

    「ど、どういうことですか…? ただ何となくで…キスされてもいいって言うんですか…?」

    一夏「い、いや…別にそういうわけじゃ…」

    「だっておかしいじゃないですか! なら何でそんなホイホイ唇を許せるんですか!!」

    一夏「うッ…(なんでこんな剣幕で怒られなきゃならんのだ…?)」

    「一夏さん、見損ないました! そんな…一夏さんがキス魔みたいな人だったなんて!」

    一夏「ひ、人聞きの悪い言い方すんな! ただ…」

    「ただ、何ですか…!?」

    一夏「う…」

    「……」

    一夏(な、何でかは知らんけど、鈴相手だったから良かった、なんて…恥ずかしくて言えない…)

    316 = 33 :

    「…やっぱりそういう人だったんですね…誰でも、いいんですね!」

    一夏「え?」

    「なら…私だって!」ガバッ

    「!?」

    一夏「うわぁ!? ちょ、ちょっと、蘭!?」

    「ば、バカ! 何やってんのよ!!」グイッ

    「だって…ずるい…鈴さんばっかりズルいです! こんな事故みたいな形とはいえ、一夏さんとキスするなんて…!」

    一夏「え…?」

    「私だって…もっと一夏さんと一緒にいたいのに…! 傍にいたいのに…! なのに、何で…鈴さんだけ、こんな…」

    一夏「お、おい、蘭…?」

    (こ、これは…!)

    「だって私…い、一夏さんのこと


    「だめぇ!!!」


    一夏蘭「「!!??」」ビクッ

    317 = 281 :

    これはいい修羅場www

    318 = 33 :

    「そ、それは…それを言うのはだめ!!」

    一夏「お、おい…鈴…?」

    「…何でですか」

    「だめったらだめ! それだけは、だめなのぉ!!」

    「何ですかそれ…自分だけ、一夏さんとそういうことしようって…」

    「ち、違う…別にそんなつもりじゃ…」

    「何が違うんですか! だってこんなの、見せ付けられて…気持ち、抑えるなんて…我慢できるわけなんてない!」

    「!」

    一夏「…?」

    「なのにそれでも…そんなことも、させてくれないなんて…ひどすぎます! 卑怯すぎますよ!」

    「あ、あたしは…その…」

    「何ですか! ちゃんと答えて下さいよ! 私を黙らせるに足りる、理由があれば!」

    「あ…あぁ…」

    319 = 33 :

    (あたし…)

    (最低だ…)

    「…ッ」ダッ

    一夏「お、おい!? 鈴!?」

    バタン
    タッタッタ…

    一夏「何だあいつ…」

    「……」

    一夏「…ごめん蘭。ちょっと行って来るわ」

    「…心配なんですか?」

    一夏「…ああ。幼馴染だからな。じゃあな」

    パタン

    「……」

    「…嘘つき」

    「そんな理由じゃ…絶対、ないくせに…」

    「うぅ…」

    320 = 229 :

    322 = 283 :

    傷心の蘭ちゃんはもらって行きますね

    324 = 281 :

    鈴といい蘭といい不遇な娘は可愛いのう

    325 = 33 :

    (バカだ…! あたし、本当にバカだ!)

    (自分はさっさと告白したのに…他人がやりそうになると、怖くなって止めるなんて…)

    (一夏がまた告白されることで誰かに靡いちゃうのが怖くて…それで、見ていられなくて…!)

    (最低だあたし…こんなの、ただの臆病者じゃない…!)

    (こんなのあたし…あたしぃ…!)



    一夏「くっそ見失っちまった…鈴の奴、ドコに行ったんだ?」

    一夏「ええと、あいつの行きそうな場所は……学園もあるけど…」

    一夏「…とりあえず、>>328に行ってみっか」

    327 = 229 :

    屋上

    328 = 281 :

    箒の実家の神社

    329 :

    >>67
    なんで俺が答えなきゃならないんだよ、アホ

    >>233
    新参は失せろ。二度と来るな

    330 = 33 :

    一夏「篠ノ之神社なら見晴らしがいいし…探すにはもってこいだな」

    一夏「よし! そうと決まれば…行くぞ!」

    ………
    ……


    《篠ノ之神社》

    一夏「はぁ…はぁ…はぁ…さ、流石に急いでだとキツいな…」

    一夏「ん…? あそこ、誰かいるのか…?」

    一夏「あれは…」


    >>333

    1.誰かいた?(キャラ名指定)
    2.気のせい

    332 = 93 :

    りん

    333 :

    りん

    334 :

    >>333よくやった

    335 = 33 :

    一夏「あ…」

    「え…」

    一夏「り、鈴…ここに、いたのか…」

    「…うん」

    一夏「…そっか」

    「……」

    一夏「な、なんでここに?」

    「…バカと煙はなんとやらって言うじゃない」

    一夏「あ、はは…」

    「…探してくれたのね」

    一夏「…当たり前だ」

    「…ありがと」

    336 = 33 :

    「…前にも、こんなことあったわよね」

    一夏「え?」

    「パパとママが喧嘩して…あたし、我慢できずに飛び出して…」

    「遊園地で1人で震えていたとき…真っ先に見つけてくれたのがあんただった」

    一夏「…そう言えばそんなことあったな」

    「うん…すごく、嬉しかった」

    一夏「……」

    「それでまた見つけてくれて…ありがとう…一夏」

    一夏「…別に。たまたまだ」

    「それでもよ。やっぱり嬉しいわ。あたしを最初に見つけてくれたのが一夏で…本当に嬉しい」

    一夏「鈴…」

    337 = 33 :

    一夏「…なんで、急に出て行っちまったんだよ」

    「なんか…何もかもが、すごく嫌になったの」

    一夏「え…?」

    「一夏にもっと積極的に見てもらおうって決めてから…あたし、すごく頑張ったわ」

    「酢豚の時もそうだし、告白の時もそう。夜に部屋に行ったときも、とても勇気を振り絞った」

    「だってあたしは一夏が好きで…もっと、一夏に見てもらいたかったから」

    一夏「……」

    「でもね…理由はそうでも、やってることは目茶苦茶。結局は皆から抜け駆けをして、
      出し抜かれそうになったら邪魔して…それで、都合が悪くなったら逃げる。本当に最低よ」

    一夏「は?」

    「自分でやるのは構わないのに、自分がやられるとなると途端に嫌になる。
      そんなの、勇気でもなんでもないわ。ただの、卑怯者の打算って言うのよ」

    「何かそういう自分が…本当に嫌になった。結局は素直になれない臆病者の自分が…」

    一夏「り、ん…?」

    338 :

    まさかここまで続くとは思ってなかった

    紫煙

    339 = 33 :

    一夏「ま、待てよ鈴…話が見えないぞ? 抜け駆けとか、出し抜かれるとか、何のことだよ?」

    「…うん、そうだよね。やっぱりこういう所もあたしはズルいんだと思う」

    一夏「へ…?」

    「こんなことって…するべきじゃないのよ。必死に自分を売り込むような真似なんかせずにね。
      一夏がちゃんと自分自身で気付いて、自分の意志で選ばなきゃいけないのに」

    一夏「お、おい…」

    「でもあたしはそれも分からないようなバカで…こんなことしか出来ない不器用な女ってことなのよ」

    一夏「…だ、だから話を進めるな。何の話か全然検討つかないぞ」

    「教えないわよバカ一夏。それまで言ったら、皆の名誉に泥を塗ることになるもの。
      これ以上、あたしを汚れ役にしないで」

    一夏「りん…?」

    341 = 281 :

    最後まで頑張ってくれ
    私怨

    342 :

    メンヘラめんどくさ

    344 = 333 :

    いつもは元気いっぱいなのに脆いところもある
    そんな鈴ちゃんが大好きです

    345 = 33 :

    「…でも、結構ショックだったのは蘭のことかな。
      だってあの子の気持ちを分かってあげられるのはあたしくらいなもんなのに」

    一夏「?」

    「同じなのよ。あの子とあたしは。一緒にいたのに離れられない。傍にいたいのにいられない。
      だから、あの子の辛さや寂しさや悲しさは、あたしが一番よく理解してるはずだった」

    「なのにあの子の気持ちを蔑ろにして自分だけ蜜を啜ろうって言う自分がいたってことが…許せないの…」

    一夏「……」

    346 = 33 :

    「…ごめん。何か湿っぽくなっちゃったわね。もう大丈夫よ。整理がついたから」

    一夏「え?」

    「流石にでしゃばり過ぎたわ。これからはちゃんといつも通りに戻る」

    一夏「?」

    「普通に皆とはしゃいで、普通にあんたとド突きまわって…普通の生徒に戻るの」

    「あんたが誰を選んでも、誰といても関係ない。そう、思うことにする」

    「だから、大丈夫だから…」

    一夏「……」

    一夏「そういうことは…」

    「…?」

    一夏「ちゃんと、俺の目を見て話せよ」

    「…ッ!」

    348 = 33 :

    一夏「…今のお前、何か屋上のあの時みたいだ。すごく嫌なことなのに、必死に押し殺してさ。
       何ていうか…見てて痛々しそうな…辛そうな顔してる」

    一夏「お前…そんな、無理すんなよ。見過ごせねぇよ…」

    「…じゃあどうしろって言うのよ」

    一夏「……」

    「無理してないって言えば確かに嘘になるわよ。でも、どうしようもないじゃない…。
      これ以上皆を裏切るような真似して迷惑をかけるくらいなら…あたしが逃げるしかないじゃん」

    「これ以上…どぉしろっていうのぉよぉ…ばがいぢがぁ…」ポロポロ

    一夏「……」

    一夏「やっぱお前、変わってないんだな。最近のお前、何か違う風に見えたけど、俺の勘違いだったよ」

    一夏「本当は優しいくせに…でも恥ずかしがり屋で、すごく不器用で、それを上手く表現できなくて」

    一夏「でも、泥だらけになってもちゃんと前を向いて走ろうとしてる」

    一夏「そんな清清しいほどひた向きな奴が、俺の親友だったんだな」

    「……」

    349 = 33 :

    一夏「…なぁ鈴。俺、最近思ったんだよ」

    一夏「告白してくれたとき、嬉しかったって言ったろ?」

    「…うん」

    一夏「…あの時は友情と愛情をごっちゃにした時に出た台詞かと思っていたんだけど…違うと思うんだ」

    「え…?」

    一夏「なんか、さ…夜にお前に抱きつかれて落ち着いていたのも、酢豚を作っていたとき家庭の話をしたのも…
       俺、そういうの、いいなって思ってた。お前となら、いいかも、って思ってた」

    「え…えッ…?」

    一夏「こんな気持ち、持ったことないから、よく分かんなかったんだよ。でも、確信持ったのはさっきだ。
       それでさっき…キスしちゃっただろ?」

    「…///」

    一夏「あの時はなんとなく、って答えたけど…きっと俺は、お前だったから良かったんだと思う」

    「そ、それって…」

    350 = 33 :

    一夏「…でも、やっぱりまだ確信には程遠い。だから…ちゃんとした、証明が欲しい」

    「え…」

    一夏「ちょっとジッとしててくれ」

    「え


    ダキッ


    「きゃっ…」

    一夏「……」

    「いち、か…」

    一夏「…あったかい」

    「そ、それは、まぁ、暑いし…」

    一夏「違うよ」

    「え?」

    一夏「なんつーか…心が暖まる。すごく落ち着いて…心臓はバクバクいって、頭が熱くなってるのに…
       でもなんか…すごく満たされてる感じがするんだよ。本当に安心するんだ」

    「あ…あぁ…」ギュゥゥ…


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