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    元スレ綾乃「二人で紡ぐ物語」

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    タグ : - ゆるゆり + - 京綾 + - 鬱ゆり + 追加: タグについて ※前スレ・次スレは、スレ番号だけ登録。駄スレにはタグつけず、スレ評価を。荒らしタグにはタグで対抗せず、タグ減点を。
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    51 = 1 :

    ~翌日~

    ~夜行バス~

    京子「んんうー……」zzz

    綾乃「……歳納京子、バスに乗ったらすぐ寝ちゃった」

    綾乃(スケッチブック抱えたまま寝るなんて、器用ね……)クスッ

    京子「んん……ゆいぃ……」zzz

    綾乃「……!」

    京子「ん、むにゃむにゃ……」zzz

    綾乃「……ごめんね、歳納京子」

    綾乃「船見さんと、来たかったわよね……」

    綾乃「ここに居るのが、わたしで、ごめんなさい……」

    52 = 41 :

    やめたげてよぉ!

    53 = 19 :

    京綾は切ない恋の調

    54 = 1 :

    京子「んっ……」zzz


    ポスッ


    綾乃「あれ、歳納京子のスケッチブックが落ちちゃった……」ヒョイ

    綾乃「……これって、前に言ってた、えっちなイラストが載ってるってヤツよね」

    綾乃(どうしよう、興味あるけど……)

    綾乃(もし、船見さんと歳納京子がえっちな事してるイラストとかが載ってたら、耐えられそうにない)

    55 :

    ざわ…

    57 = 45 :

    やめてぇ!

    58 = 1 :

    綾乃(そっと、歳納京子の腕の中に戻しておこう……)ゴソゴソ

    京子「んー、やぁー」ゴロンッ

    綾乃「あっ……」


    パラッ


    綾乃(と、歳納京子が寝返り打った拍子に、スケッチブック捲れちゃった)

    綾乃「……え」

    59 = 1 :

    綾乃「これ、私のイラスト?」

    綾乃(椅子に座ってるから、授業受けてる時のイラストかしら)

    綾乃(べ、別にえっちなイラストじゃないじゃない)

    綾乃(次のページは……)

    綾乃(え、体育の時のイラスト?)

    綾乃(こっちは、掃除してる時の……)

    綾乃(なに?どうして私のイラストばかり……)

    綾乃(あ……)

    61 = 1 :

    綾乃(最後のページのイラスト、凄くきれい……)

    綾乃(笑顔を向けてくる、少女のイラスト……)

    綾乃「……」

    綾乃「……え、こ、これ、私?」

    綾乃「い、いや、私じゃないわよね、わたし、こんなに綺麗じゃないわよ」

    綾乃「え、え、けど、髪形も、顔の特徴も、私っぽいし……え?」

    京子「んむー、あやの、うるさいぃ……」モゾモゾ

    綾乃「あ……」

    京子「……あ」

    62 = 11 :

    63 :

    スケッチブックといえばあれを思い出す

    64 :

    >>4
    何この見にくい文章
    そういう事言うなよ…

    >>14
    新参乙
    あぁ、この前のハゲか
    いや意味が分からないし

    65 = 1 :

    京子「あ、綾乃、だめっ返してっ///」バシュッ

    綾乃「え、あ、ごめんなさい……歳納京子が落としちゃったから、あの」

    京子「そ、そうなの、拾ってくれたんだ……あ、ありがとう……」ギュッ

    綾乃「……」

    京子「……」

    綾乃「あ、あの」

    京子「中身、見た……?」

    綾乃「……う、うん」

    京子「う、ううぅっ酷いよ勝手に見るなんてっ///」

    綾乃「ご、ごめんなさい……」

    66 = 1 :

    綾乃「あの、歳納京子……?」

    京子「な、なに///」

    綾乃「……どうして、私のイラストばっかり……」

    京子「だ、だって……」

    綾乃「だって?」

    京子「き、気になるんだもん……」

    綾乃「……え?」

    京子「あ、綾乃の事が、気になるんだもん!」

    綾乃「……!」ドキッ

    67 = 41 :

    キマシ……?

    68 = 1 :

    京子「三年に入って、綾乃と過ごす時間が増えて、あの、綾乃の事がすごく気になり始めたの……」

    京子「何時も、綾乃の事を考えちゃうし、気が付くと綾乃の姿を探してるし……」

    綾乃「と、歳納京子……」ドキドキ

    京子「けど、その、見たり考えたりしてるだけじゃ、我慢できなくて……」

    京子「綾乃が綺麗な時とか、可愛い時の時の様子を忘れたくないなって思ったから、スケチブックに書き溜めてたの……」

    京子「ご、ごめんね……勝手に描いちゃって……駄目だよね、本人の許可もなしに、こういうの描くの……」

    70 = 1 :

    綾乃「……う、嘘よ」

    京子「え?」

    綾乃「だ、だって、歳納京子は船見さんの事を大切に思ってたんでしょ!?」

    綾乃「同人誌作っちゃうくらい、らぶらぶなんでしょ!?」

    京子「結衣の事は大切だし、ずっと親友でいたいと思ってたからあの同人誌作ったんだけど……それってらぶらぶって言うのかな」

    綾乃「……し、親友?」

    京子「うん」

    綾乃「しんゆう……」

    綾乃(恋人として好きなんじゃなくて、親友として好き……だったの?)

    綾乃(全部、私の勘違い……?)

    71 = 1 :

    京子「綾乃?」

    綾乃「……」ウルッ

    京子「え、綾乃、泣いて……」

    綾乃「う、ううっ……」グスン

    京子「綾乃……」

    綾乃「ふえええええんっ……」ヒックヒック

    京子「あ、綾乃、ごめん、勝手に描いてごめんね」オロオロ

    京子「そんなに嫌だなんて思わなくて……ごめんっ!」

    綾乃「い、いやじゃ、ないわよぉぉぉっ……!」グスンッ

    京子「え?」

    綾乃「もっと、もっと描けばいいじゃないっ!」ヒック

    京子「えっえっ、じゃあどうして泣いてるの?」

    綾乃「う、うう、これは、目にゴミが入っただけよっ……」ヒックヒック

    京子「え、えええ~っ」

    72 = 1 :

    京子「……綾乃、落ち着いた?」

    綾乃「……うん」

    京子「そっか……びっくりしたよ~、綾乃、突然泣き出すんだもん!」

    綾乃「……ごめんなさい」

    京子「まあ、綾乃の泣き顔なんて滅多に見れないし、レアな体験させてもらいました!」

    綾乃「ううっ、歳納京子、いじわるよっ///」

    京子「えへへへ///」

    綾乃「……」

    京子「……」

    綾乃「あ、あの、歳納京子?」

    京子「ん?」

    73 = 1 :

    綾乃「さっきの、スケッチブック……もう一度、見せてくれないかしら」

    京子「……う、うん」スッ

    綾乃「ありがと」

    綾乃「……」ペラッ

    京子「……」モジモジ

    綾乃「……」ペラッ

    京子「///」モジモジ

    綾乃(……改めて見ると、凄く歳納京子の思いが伝わってくる)

    綾乃(わ、私の事を好きな気持ちが、凄く)

    綾乃「……あれ、これは」ペラッ

    綾乃「歳納京子、原稿用紙が一枚、紛れ込んでるわよ」

    京子「あ、それは、その、次の同人誌の1ページ目なんだ……」

    74 = 1 :

    京子「……今回は私と結衣の物語だったけど、次は、その……」

    綾乃「つ、次は?」

    京子「次は、私と綾乃の物語にしたいかなと思って、その……最初のページだけ作っちゃったの」

    綾乃「……え?」

    京子「この次のページは、綾乃が考えて私が絵にするみたいな感じで……やりたいかなって」

    綾乃「わ、私と、歳納京子の……」

    京子「うん、共同作業で……駄目、かな?」

    綾乃「私と、歳納京子で、紡ぐ、物語……」

    京子「うん、二人で紡ぐ、物語」

    75 = 1 :

    綾乃「……一つだけ、あの、お願いがあるの」

    京子「おねがい?」

    綾乃「……ジャンルを、あの……恋愛ものにしてほしいかなって」

    京子「……!」

    綾乃「も、もちろん、冒険物を絡めるのとかもありだけど、その、最終的には二人が結ばれればいいかなって」

    京子「え、え、それって……」

    綾乃「だって、だってね、あの……」ドキドキ

    京子「な、なに?」

    綾乃「だって、私、歳納京子の事……!」ドキドキドキ

    76 = 1 :



    そのあとの事は、良く覚えていない

    だから、記憶に残った事柄を繋ぎあわせる事にする


    77 = 45 :

    キマシタワー

    78 = 41 :

    これはキマシの匂いがする

    79 :



      私は知らないベッドの上で目を覚ました

    80 = 41 :

    もう、キテた。

    81 = 1 :

    凄い衝突音がした

    バスを襲った最初の衝撃で、原稿用紙が宙を舞った

    私はそれに手を伸ばして

    原稿用紙を掴んだ直後

    歳納京子に押し倒された

    2度目の衝撃は、その直後に来た

    そこで私は、一度意識を失った

    82 = 1 :


    ……ちゃん

    やのちゃん

    あやのちゃん!


    綾乃「……んっ」

    千歳「あ、綾乃ちゃん……!」

    綾乃「……あれ、千歳」

    千歳「綾乃ちゃん、良かった、良かった……!」ガバッ

    綾乃「……こ、ここは?」

    千歳「ここは病院……綾乃ちゃん、1週間も寝てたんやで……」

    綾乃「病院……そっか……」

    千歳「……綾乃ちゃん、あの、何があったか覚えてる……?」

    綾乃「……うん、覚えてるわ、千歳」

    綾乃「バスが、事故にあったのよね」

    千歳「……うん、綾乃ちゃん、無事でよかった……」

    83 :

    ハッピーエンドでお願いします・・・

    84 = 41 :

    超展開……

    85 = 45 :

    ばんなそかな

    86 = 1 :

    綾乃「……千歳、わたし、何か持ってなかった?」

    千歳「え?」

    綾乃「原稿用紙、なんだけど」

    千歳「あ、うん、これの事かな……」スッ

    綾乃「……ありがとう」

    綾乃(良かった、この原稿用紙は、無事だったんだ……)

    千歳「……他の荷物は、全部燃えてしもたけど、これだけは綾乃ちゃんが抱きしめてたらしいから……」

    綾乃「……そっか」

    87 = 1 :

    綾乃(少し、水で滲んじゃったけど、大丈夫よね)

    綾乃(私と歳納京子が紡ぐ、物語)

    綾乃(その最初のページ……)

    綾乃(……どんな物語にしよっか)

    綾乃(最後は結ばれるけど、やっぱり何か試練があったほうがいいわよね)

    綾乃(そうした方が、おもしろいだろうし)

    千歳「……綾乃ちゃん、楽しそうやね」

    綾乃「そう?」

    千歳「うん、凄く笑ってるし……」

    綾乃「……うん、そうね、楽しいわ」ニコ

    千歳「……」

    88 = 1 :

    それから退院までの間

    私はずっと原稿用紙を眺めながら過ごした

    二人の少女が他愛のない無邪気なやり取りをしている1ページ目

    次の展開は、どうしよう

    このまま裏山に行って冒険をするか

    それとも生徒会室に行ってシリアスに過ごすか

    いきなり自宅に連れ込んでイチャイチャというのも面白いかも


    けど、勝手に話を決めちゃダメよね

    これは私と歳納京子と

    二人で紡ぐ物語なんだから

    だから、今は空想だけで

    楽しもう

    89 :

    京子逝ったあああああwwwwwwwww

    90 = 79 :

    俺…冗談のつもりだったんだ…すまねぇ…すまねぇ…

    92 = 1 :

    ~退院後~

    ~生徒会室~


    綾乃「~♪」

    千歳「……綾乃ちゃん、今日もご機嫌やね」

    綾乃「ええ、だって毎日が楽しいもの!」

    千歳「そっか……」

    93 = 1 :



    ガラッ


    結衣「綾乃、居るかな」

    綾乃「あら、船見さん、いらっしゃい」

    結衣「……綾乃、今日も元気だね」

    綾乃「もう、何時までも怪我人扱いしないでよ、もう元通りなんだし」

    結衣「そっか……」

    綾乃「それで、どうかしたのかしら?」

    結衣「あ、ああ……実は、その、例の原稿用紙をちょっと借りれないかなって」

    綾乃「……あの原稿用紙を?」

    結衣「うん」

    94 = 1 :

    結衣「京子と仲が良かった同人仲間がいるんだけど、その子が原稿をちょっと見てみたいって言ってるんだ」

    綾乃「……けど、この原稿は」

    結衣「うん、綾乃にとって大切なものだっていうのはわかってる」

    結衣「けど、ほら、その原稿、水で滲んじゃってる部分とかあるよね」

    綾乃「え、ええ……」

    結衣「その部分とかを修正できるらしいんだよ」

    綾乃「……この部分を、修正……」

    綾乃(確かに、バスの中で見た時よりも汚れてるし、水で線が滲んでるところもあるし……)

    綾乃(原稿が綺麗になったら、歳納京子も喜んでくれるわよね)

    95 = 1 :

    綾乃「あ、あの、船見さん、本当にこの原稿、元通りになる?」

    結衣「うん、大丈夫、元通りになるよ」

    綾乃「そう……じゃあ、あの、お任せしようかしら」

    結衣「ん、じゃあ、確かに受け取ったよ」スッ

    綾乃「あ……」

    結衣「……一応、コピーとっておく?」

    綾乃「……そ、そうね、一応……」

    綾乃(毎日、あの原稿と向かい合ってたから、持っていかれちゃうのはちょっと寂しいわ)

    綾乃(……けど、コピーがあるなら……しばらくは我慢できそう)

    96 = 1 :

    綾乃(次の展開、どうしようかしら)

    綾乃(1ページ目がこんな展開だし、あまり急展開にするのはダメよね)

    綾乃(けど、そういうのでも歳納京子らしさが出ていて良いかもしれない……)

    綾乃(……んー、やっぱりコピーじゃ、あんまり想像の翼が広がらないわね)

    綾乃(原稿、早く帰ってこないかしら……)

    綾乃(私と、歳納京子の、絆の原稿……)

    97 = 30 :

    やめてくれよ…

    98 = 1 :

    ~数日後~

    結衣「綾乃」

    綾乃「あ、船見さん!原稿は……!」

    結衣「うん、今受け取ってきたよ」

    綾乃「そ、それで、あの、ちゃんと綺麗になったかしらっ!」ドキドキ

    結衣「うん、はい、これ」スッ

    綾乃「あ……」

    綾乃(凄い、滲んでた部分もちゃんと修正してある)

    綾乃(それにアクリル板に挟んであるから、汚れたりする心配もなさそう)

    綾乃(やっぱり、船見さんの言うとおり修正して貰ってよかった……)

    綾乃(歳納京子も、喜んでくれるわよね……)

    99 :

    風のスティグマのSSとは珍しいと思ったが違ったか

    100 = 1 :

    結衣「あと、これも……」スッ

    綾乃「え?」

    結衣「修正してくれた人が、作ってくれたんだ」

    綾乃「これは……本?」

    結衣「うん、まあ、私もちょっと手伝ったけどね」

    綾乃(何かしら)ペラッ


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