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    元スレ京子「歳納京子です。今日からこの学校にお世話になります」

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    スレッド評価: スレッド評価について
    みんなの評価 : ★★
    タグ : - ゆるゆり + - 結京 + - 遊戯王 + 追加: タグについて ※前スレ・次スレは、スレ番号だけ登録。駄スレにはタグつけず、スレ評価を。荒らしタグにはタグで対抗せず、タグ減点を。
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    101 = 67 :

    おおう!!!!

    102 = 29 :

    キマ

    キマキマッ

    104 = 39 :

    ガタッ

    105 = 79 :

    キマシタワー!!!!!!!

    106 = 45 :

    木間市の土地買い占めろ

    107 = 103 :

    うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお

    108 = 1 :

    結衣「え? な、な、何だよいきなり」

    京子「考えたんだよ、いろいろ」

    京子「女の子同士だし……周りの目は厳しいと思う」

    京子「いつか、引き裂かれる運命にあるのかもしれない」

    京子「だから、結衣がもし、1年一緒に居ただけの新しい京子さんに流れるようだったら」

    京子「無理だな、って……」

    京子「ごめんね、結衣を試すみたいなことして」

    結衣「いや……いいよ」

     京子の気持ちもよくわかった。

     それは、不安になるに決まってる。

     でも、私の返事は決まっていた。

    結衣「一緒に暮らそう、京子」

    110 :

    キマシタワー

    111 :

    プロポーズキター

    112 = 39 :

    最高だよぉ

    113 = 29 :

    キマシタワァァァァァァァァァァァァァァァァッ!!!!!

    114 = 97 :

    キマシィィィィィィィィィィィィッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

    115 = 1 :

    結衣「あ、ちょっと結衣。こっち来なさい」

    結衣「え? うん」

     お風呂上り、京子に先に部屋に行ってもらい、ジュースでもないかと冷蔵庫を漁りにいくと、お母さんに捕まった。

    結衣「お話聞いたの? 京子ちゃんのところにいくのかしら」

    結衣「……うん。そうしようと思う」

    結衣「そう……」

    結衣「京子ちゃんね、この間の日曜日、家に来たのよ」

    結衣「え……」

    結衣「私たちの前で、ずっと頭下げてね」

    結衣「『結衣と一緒に暮らしたいんです』って」

    結衣「『普通じゃないのもわかってます、結局は悲しい結果になるかもしれないですけど』」

    結衣「『2人で幸せに過ごしますから……』って」

    結衣「京子……」

    116 = 61 :

    京子、そこまで・・・・・・・・・

    117 = 67 :

    京子ぱねえ
    結衣母は知ってたのか…

    118 = 1 :

    結衣「2人で幸せに、か……」

    結衣「随分と自信があったんだな、京子」

    結衣「私がこの話をOKするってことも」

     部屋のドアを開ける。

     そこには間違いなく、愛しい想い人の姿があった。

    結衣「京子」

    京子「お、結衣ー……って、今日はよく抱きついてくるなー」

    結衣「うん……」

    結衣「京子……」



     幸せだよ……

    119 = 1 :

    京子「あのさ、結衣。聞きたいんだけど」

    結衣「……うん?」

     2人で潜り込んだ、1つの布団の中。

     京子が唐突に、そう話しかけてきた。

    京子「気付いてたよね、ってか、わかってたよね」

    京子「京子さんが私だって」

    京子「だから正直さ、3学期の最後のアレはどこまで意味あるのかなー……とも思ってはいたんだ……」

    京子「いつから?」

    120 = 97 :

    たまらんのぉ

    121 = 1 :

    結衣「それは……正直、かなり早い段階でだよ」

    京子「えーそうなの? やり過ぎない程度に食べ物の好みとかもごまかしてたし」

    京子「昔のことの設定もいろいろと決めておいたし」

    京子「口調ももちろん変えてたし、声色もちょっと変えてたんだけどなー」

    結衣「夏が始まるくらいには、なんとなくな……」

    京子「早っ。そんなに?」

    結衣「うん、まぁ」

    京子「え、え、決め手は何だったの?」

    結衣「どうでも、いいだろ」

    122 = 59 :

    すばらしい

    123 = 1 :

    京子「えー? 教えてよぉ。後学のために」

    結衣「もうそんなこと役立てる必要ないだろ」

    京子「だってー」

    結衣「はぁ」

    京子「もしかして、そんなに変なこと?」

    結衣「いや、違っ」

    京子「えー、じゃあ、教えてくれてもいいじゃん」

    結衣「だから、それはその」

    結衣「匂い……だよ」

    京子「……へ?」

    124 = 1 :

    結衣「夏、さ。体育の後とか放課後とか」

    結衣「香水もつけてたみたいだけど、それ以上にさ」

    結衣「京子の匂いがしてさ……ほら」

    結衣「前に一緒に寝た時の朝の京子の匂いとか」

    結衣「体育の後、疲れたーってくっついてきた時の匂いとか」

    結衣「それと全く同じだったから……」

    結衣「って何か言えよ!」

    京子「結衣って……体臭マニア?」

    結衣「そういう反応されるのわかってたから言いたくなかったんだよ……!」

     大体、それに。

     私が、京子のことを。わからないわけ、ないだろうが。

    京子「えへへ」

    結衣「ん」

     京子が抱きついてきて。私からも抱きしめ返して。

     あたたかい、眠りに落ちるまで。

    125 :

    臭いフェチか……

    126 = 39 :

    ふへへ

    127 :

    がちゆりですよ

    128 = 1 :

     翌日。

     京子と一緒に、あのマンションまでの道を歩く。

     春の気配が強まってきた日差し以上に、どちらからともなく絡ませた腕が温かかった。

    129 = 97 :

    あああ愛の巣うううう

    130 = 1 :

    京子「とうちゃーく」

    結衣「鍵は?」

    京子「多分開いてる」

    結衣「え、なんで?」

     京子がドアノブに手をかけると、確かに簡単にドアが開いた。

     ということは、もう、中に誰かいるってことだけど……

    あかり「あ、来た来た。待ってたよぉ」

    ちなつ「……まったく」

    結衣「……え? あかり? ちなつちゃん?」

    131 = 1 :

    京子「タネあかしするとね、あかりは最初から知ってたんだ」

    結衣「え?」

    京子「だからさ、私がこっちに戻ってくる前から」

    結衣「え?」

    京子「誰がどの学校に行ったとか、そういう情報をもらってたんだ」

    結衣「えぇ、そんな!」

    あかり「えへへ、ごめんねぇ」

    結衣「い、いや」

     まさかあかりにまでやられるとは。

     あぁ……

    132 = 39 :

    なるほどなー

    133 = 1 :

    結衣「じゃあこの間私を呼び出したのも作戦だったのか」

    あかり「うん、実はそうなんだ……」

    結衣「じゃあ、ちなつちゃんも?」

    あかり「あ、ううん、ちなつちゃんはね」

    あかり「ほら、ちなつちゃん」

    ちなつ「いや、その、うぅ」

    ちなつ「う、うえぇ……先輩……京子せんぱぁい……」

    京子「わ、わ、ちなつちゃん……!」

    ちなつ「バカ! 京子先輩のバカ! 嘘ついて1人で行っちゃうなんて!」

    ちなつ「それで私たちに気を使ったつもりですか!? バカバカバカ!」

    ちなつ「う、うぅ、ぐすっ……京子先輩なんて死んじゃえぇ……!」

    京子「ちょ、ちなつちゃん怖っ」

     何か、かなり感じは違ってるけど。

     またこうやってごらく部の4人が集まれたことは、とても、とても嬉しかった。

    134 = 1 :

     運び込まれていた荷物は一通り開け終わった。

     元々、意外なほど荷物は少なめだったこともあり、

     あかりとちなつちゃんの協力もおかげでもあり、

     予想よりずっと早く片付いてしまった。

     私からも京子からも、折角だから一緒に遊ぼうか、と言ったけれど。

    あかり「ううん、それはまた今度でいいよぉ。またねー」

     と、あかりがちなつちゃんを引きずるように連れて帰ってしまった。

    135 = 1 :

    結衣「しかしまぁ、あかりに根回ししてたとは」

    京子「へへ」

    京子「でもまぁ一番の誤算は、結衣と同じクラスになっちゃったことだよ」

    結衣「まあ、な」

    京子「違うクラスでそれなりの距離を取れることを想定してたのにぃ」

    結衣「もういいだろ、その話は」

    京子「うん、まーねぇ」

    結衣「で? どうする?」

    京子「ん? 何が?」

    結衣「3年生の間も『京子さん』演じるつもりか?」

    京子「あ゛」

    136 = 125 :

    あかり良い子っすなあ

    137 = 18 :

    いきなりの豹変に驚くクラスメイトの姿が

    138 = 45 :

    あかりちゃん天使

    140 = 39 :

    三年どうするんだ

    141 = 1 :

    結衣「考えてなかったのかよ」

    京子「う、うん、そうだね」

    京子「まあ、ほら、あれだよあれ」

    京子「高3デビューしちゃう?」

    結衣「訳わからん」

    142 = 1 :

    結衣「でも、そっか。これから京子と同棲か」

    京子「おぉ、結衣がそんな表現を使うとは」

    結衣「いいだろ別に」

     これからは京子との共同生活。

     私の荷物も、少しずつでも運んでこないとな。

     そしたら、やっぱり私が頑張って、しっかりしないと。

    京子「せいやー」 ズビシ

    結衣「痛!? な、なにすんだ!」

    京子「結衣ー、また『私がしっかりしないと』とか考えてたでしょ」

    結衣「え」

    京子「表情でわかるよ」

    結衣「う、それは、ほら」

    144 = 1 :

    京子「結衣1人が無理しなくてもいいじゃん」

    京子「昔は、ずっと結衣が私を守っててくれたけどさ」

    京子「今更強がっても遅いよん、結衣の泣き顔もたっぷり堪能した後だし」

    結衣「いやっ、それは」

    京子「これからは2人、一緒なんだよ?」

    結衣「京子……」

    京子「私たちってさ、ずっと一緒に居たけど。なんかこう、背中合わせだった気がするんだよね」

    京子「1回、離れてさ。やっと今、向き合って……仕切りなおせた気がする」

    結衣「……な、なにちょっといいカンジに言ってるんだよ」

    京子「もう、顔そむけないでよ」

    京子「もっと見せて。結衣の泣き顔」

    結衣「……ううっ」

    145 = 97 :

    ええなぁ
    ほんまにええなぁ

    146 = 1 :

     そして始まった京子との生活は、とても幸せだった。

     学校のみんなは、豹変した京子に戸惑っていたみたいだったけれど。

     私と二人だけの世界を作り始めてたから……まあ、いいのかもしれない。



     ……一緒に暮らし始めてからすぐ、ちなつちゃんからメールも来た。

     言いたいことをいろいろと押さえつけたのがわかる文面に少し胸が痛んだけれど……

    結衣「京子」

    京子「ん? なーにー?」

    結衣「……ううん」

     この選択を後悔なんて、無責任なことはできない。

    147 = 45 :

    支え愛

    148 = 61 :

    150 = 1 :

    結衣「あ、あのさ、京子。そういえばまだ、私たちさ」

    京子「どしたの?」

    結衣「その、まだしてない、な、って」

    京子「……あー」

    京子「そうだねーたしかにねー」

    結衣「……しみじみ言うな」

    京子「えーと、健やかなるときも、病めるときも……なんだっけ? 」

    結衣「いいよ別に。……言うまでもない」

    京子「うん」

     京子が、そっと目を閉じる。

     私の視界も、少しずつ狭くなっていった。

     そう。

     これからは2人で支えあって歩いていくんだから。


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