のくす牧場
コンテンツ
牧場内検索
カウンタ
総計:126,363,817人
昨日:no data人
今日:
最近の注目
人気の最安値情報
    VIP以外のSS書庫はSS+をご利用ください。

    元スレ古畑「キルミーベイベー……?」

    SS覧 / PC版 /
    スレッド評価: スレッド評価について
    みんなの評価 :
    タグ : - 前スレ→1328625503 + - キルミーベイベー + - キルミーベイベーは死んだんだ + - クロスオーバー + - 古畑任三郎 + - 神スレ + 追加: タグについて ※前スレ・次スレは、スレ番号だけ登録。駄スレにはタグつけず、スレ評価を。荒らしタグにはタグで対抗せず、タグ減点を。
    ←前へ 1 2 3 4 5 6 7 8 次へ→ / 要望・削除依頼は掲示板へ / 管理情報はtwitter

    101 :

    ふむ

    102 :

    こいつ偽やすなじゃね?

    103 = 34 :

    無理あんべ

    104 = 1 :

    ――コンコン

    古畑「おや、私の部下かな? ちょっと失礼」

    ガチャ――

    西園寺「古畑さん、一通りこの階を調べ終えました」

    古畑「ご苦労様。外で話そうか」

    ――バタン。

    ソーニャ「……」

    やすな「……」

    ソーニャ「誰が厨二妄想をこじらせた痛い子だって……?」ぐぐぐぐ……

    やすな「しょうがないじゃん、他に言い訳思いつかなかったんだから……」ジタバタ

    105 = 1 :

    ~カラオケ店・5階廊下~

    西園寺「隅々まで探したんですが、どこにも怪しい人間は隠れていませんでした」

    古畑「だろうね。拳銃は見つかった?」

    西園寺「いえ。この505号室以外は徹底的に探しましたが、どこにも」

    今泉「もう犯人は逃げちゃったんじゃないかな。
       いつまでも犯行現場にいてもしょうがないだろうし」

    西園寺「でも今泉さん。この階から出て行った人間はいないんですよ」

    古畑「西園寺君さー、じゃあ犯人はどこに隠れていると思う?」

    西園寺「はい。考えてみたんですが、犯人は隠れてなんかいないんじゃないでしょうか。
        個室の中で、客として堂々と振る舞っているのでは?」

    古畑「んーふふふ」

    106 :

    西園寺「我々を除くと、504号室に一人、505号室に二人の客がいて、他の三部屋は空き部屋です。
        この中の誰かが犯人……そう言えば、古畑さんはなぜ、505号室の二人と話していたんですか?」

    古畑「さて、何だと思うー?」

    西園寺「もしかして、この二人を犯人だと考えてらっしゃるのでは?」

    古畑「んーふふふふ」

    西園寺「そうなんですね?」

    古畑「ところで、さっき頼んだものはある?」

    西園寺「はい、こちらに」

    古畑「ありがと。ちょっとここで待機してて」

    107 = 106 :

    ~カラオケ店・505号室~

    ガチャ――

    古畑「すいません、お待たせして――」

    やすな「犯人は見つかったんですか?」

    古畑「いえ、それが見つからなかったんです。はい」

    やすな「えー……それじゃあ、もう逃げちゃったんじゃないですか」

    古畑「……」

    やすな「何にしろ、犯人が近くにいないなら、もう帰ってもいいですよね?」

    古畑「ええ、私としましてもお二人をお帰ししたいのは山々なんですが――
       私の部下がですね、お客さんの中に犯人がいるんじゃないかと言い出しまして」

    やすな「え、それってもしかして私たちも疑われてるってことですか?
        どうしよう、ソーニャちゃん。私たち容疑者だって」

    ソーニャ「……え、どうしようって、その――」

    108 = 1 :

    古畑「いえいえ、決してそんなことはないんです。
       お気に障ったのなら申し訳ありません。
       ただ部下がですね、死んだ赤毛の子がこの部屋に来ていないか
       確認するべきだと言っていまして……」

    やすな「やだなー、知りませんよ。
        ね、ソーニャちゃん」

    ソーニャ「……ああ、知らないな。
         何でそんなこと言ってるんだか」

    古畑「ええ、それがですね。死体の服にこんなものがついてまして」

    やすな「何ですかそれ、紙切れ?」

    古畑「はい、えー黄色い紙の切れ端です」

    ソーニャ「それがどうかしたのか?」

    古畑「はい。この紙切れ何なのかと考えてみたところ、
       一つ思い浮かぶことがありまして……
       これ、クラッカーの紙ふぶきじゃないでしょうか?」

    ソーニャ「あ……」

    109 :

    脳内再生がしやすい
    面白い

    110 = 106 :

    古畑「それでですね、最初にこの部屋に来たとき、
       折部さんがクラッカーを鳴らしたと言っていたことを思い出しまして。
       そのことを部下に話したら、
       被害者はこの部屋に来ていたんじゃないかと言い出しましてね」

    ソーニャ「それは……」

    やすな「えー、でもそんな人、来てませんよ?」

    古畑「しかし、クラッカーの紙が……」

    やすな「はあ。あの、それが?」

    古畑「……」

    やすな「え? だってクラッカーなんて日本中どこでも売ってるし、
        紙切れがついてたからって、
        その人がこの部屋に来たってことにはならないですよね?」

    古畑「えー……はい。私も部下にそう言ったんです。
       ところが部下は頑固な奴でして、念のためこの部屋と
       お二人の荷物を調べるべきだと言って聞かないんです。
       凶器の拳銃が見つかるかも知れないと」

    やすな「やだなー、私たち、ただの女子高生ですよ?
        拳銃なんて持ってるわけないじゃないですか」

    111 :

    やすな強い

    112 :

    アチャー、
    ほぼ詰みだね。

    113 :

    やるなやすな

    114 = 106 :

    古畑「いやー、でもソーニャさんは殺し屋なんですよね?
       んーふふふ、拳銃ぐらい持ってるんじゃありませんか?」

    ソーニャ「う……それは」

    やすな「やだなー古畑さん。ソーニャちゃんが殺し屋って言うのは
        あくまで本人がそう思い込んでいるだけですよ。
        別に本当に殺し屋なわけじゃないんだから銃なんて……」(ヒソヒソ

    古畑「はい、承知してます。でも殺し屋だと思い込んでるなら
       ここで私が疑わないのも不自然かと思いまして……
       んーふふふ。ご協力お願いできませんか?」(ヒソヒソ

    やすな「…………」

    ソーニャ「おい、やすな……?」

    115 :

    やすなが頭良さそうに見える不思議

    116 = 113 :

    盛り上がってまいりました

    117 :

    古畑やるな

    118 = 113 :

    どうする、折部やすな

    119 = 106 :

    やすな「……そこまで言うならご協力しましょう!
        どうぞ好きなだけ調べてください!」

    ソーニャ「おい!」

    古畑「ご協力ありがとうございます」

    やすな「ほら、ソーニャちゃん。
        ここにいると邪魔になるから私たちは外に出てようよ」グイグイ

    ソーニャ「わ、こら。引っ張るな!」

    古畑「廊下で立ちっぱなしと言うのもなんですから、
       我々の部屋で待っていてください。
       ご案内します、こちらへどうぞ」

    120 = 106 :

    ~カラオケ店・503号室~

    ガチャ――

    今泉「黄色いサクランボ♪ 黄色いサクランボ♪」

    古畑「ちょっと……何やってるの?」

    今泉「え、カラオケを……」

    古畑「そんなこと聞いてるんじゃないよ。
       なんでこんなとこで遊んでるのかって聞いてるんだよ。
       ほら、西園寺君を手伝ってきなさい。
       ほら、早く!」

    今泉「うわ、ちょっと、押さないでくださいよ古畑さん!」

    古畑「バイバイ」バタン

    ソーニャ「……」

    やすな「…………」

    古畑「いやー、すみません。お見苦しいところを。
       今の奴、今泉って言うんですがどうにも役に立たない奴で――
       あ、どうぞおかけください。何でしたら何か歌っていただいても」

    121 = 106 :

    ソーニャ「いや、私は別に……」

    やすな「あ、今の人の歌の点数が出てるよソーニャちゃん。
        すごい、96点だって!」

    ソーニャ「ああ、そうだな。すごいな……」

    古畑「では、折部さんどうです。一曲」

    やすな「えー、前の人がこんな高得点だと歌いにくいなー。
        それより古畑さんこそ何か歌ってくださいよー」

    古畑「え、私ですか? あ、いや参ったなー……
       それじゃ失礼して」ピッ

    やすな「イエーッ!」

    ソーニャ「……(まあ銃はポケットに入ってるから
         さっきの部屋を調べられても大丈夫だが……)」

    古畑「あなたの好きな人と♪ 踊ってらしていいわ♪」

    ソーニャ「……(持ち物調べられたら終わりだよなあ……)」

    122 :

    冒頭のセリフが気になるな

    123 = 106 :

    ~カラオケ店・503号室~

    古畑「ラスト・ダンス♪ 忘れないで♪」

    やすな「さあさあ、点数はー?」

    ソーニャ「……58点」

    やすな「さっきの人より低い……
        古畑さん、歌ヘタですね」

    古畑「んー……マイマイクじゃないと調子が出ない」

    ――コンコン

    古畑「あ、終わったのかな。
       ちょっと失礼します」

    ガチャ――

    古畑「どう、見つかった?」

    西園寺「いえ、荷物も部屋の中も徹底的に探しましたが、見つかりませんでした」

    古畑「……そう」

    やすな「古畑さーん。どうでした、何か見つかりました?」

    124 = 112 :

    さぁ、スポットライトライト演出はいつかなー?

    126 = 106 :

    古畑「……いえー、何も」

    やすな「だから言ったじゃないですかー、
        私たち、ただの女子高生なんだから銃なんて持ってるわけないって。
        さ、もう帰ってもいいですよね?」

    古畑「いえー、まだです」

    やすな「えー、何でですか?」

    古畑「いやー、部下がですね、
       ボディチェックもするべきだって言ってまして」

    ソーニャ「……っ!!」

    古畑「申し訳ないんですがご協力願えませんか」

    やすな「いい加減にしてくれませんか古畑さん。
        あんまりしつこいと、ソーニャちゃんの暗殺拳が火を吹きますよ?」

    ソーニャ「そ、そうだ……私の暗殺拳が火を吹くぞ!」

    127 = 113 :

    暗殺拳・・・。

    128 = 106 :

    古畑「なに、時間は取らせません。すぐに終わります」

    ソーニャ「何でそんなに私たちを疑うんだよ!
         犯人は逃げちゃったって考えた方が自然だろ!」

    古畑「いやー、それがですね。エレベーターホールの監視カメラには、
       この階から出て行った人間は映っていないんです」

    ソーニャ「非常口から逃げたのかも知れないだろ!」

    古畑「いえ、ありえないんです。非常口、外に荷物が置いてあって開かないんですよ。
       だから犯人はまだこの階にいるはずなんです。
       お願いです、ご協力ください」

    ソーニャ「うぐぐ……で、でもほら、あんまり身体とか触られるの嫌だし……」

    古畑「ご安心ください。署から金属探知器を持ってきて貰いました。
       指一本触れずにチェックできます」

    ソーニャ「ううう……」

    129 :

    推理物に発展しそうにないのはどうするつもりだ

    130 = 111 :

    ここでやすなが

    131 = 113 :

    やすななんとかしてくれ

    132 = 106 :

    やすな「分かりました。じゃあそれで調べてください」

    ソーニャ「おい、やすな――」

    やすな「しょうがないよソーニャちゃん。
        良いって言うまで帰してくれなさそうだしさ。
        でも古畑さん。これで最後にしてくださいよ?」

    古畑「はい、お約束します」

    やすな「では、私からどうぞ」

    古畑「はい、では失礼して――」

    …………。

    やすな「……どうですか?」

    古畑「んー、何も反応しませんね」

    133 = 117 :

    やすなの様子おかしかったしなんかあんじゃね?

    134 = 106 :

    やすな「じゃ、私はもういいですね」

    古畑「はい、ご協力ありがとうございます。
       それでは、ソーニャさんも」

    ソーニャ「ちょっと待て、私は――」

    古畑「失礼」サッ

    ピー! ピー!

    ソーニャ「……(……終わった)」

    135 :

    あぎりさんの忍法なら…忍法なら…

    136 :

    ハッピーエンドであって欲しい
    辛い

    137 = 106 :

    古畑「んー、反応してますね。
       お手数ですが、そのポケットの中のものを取り出して貰えませんか」

    ソーニャ「ああ……」スッ

    古畑「これは……ナイフ?」

    やすな「ほら、何しろソーニャちゃんは殺し屋ですから」

    古畑「んー、あんまりこういうものを持ち歩くのは
       褒められたものではないんですが、刃渡りが短いので今は不問としましょう。
       えー、続けます」

    ピー! ピー!

    ソーニャ「……」ガサゴソ

    古畑「んー、またナイフだ……
       あのすいません、まだナイフ持っていたら全部取り出してください」

    138 = 106 :

    ソーニャ「……分かった」ガサゴソ

    古畑「んー、随分ナイフを持ち歩いてますねー……」

    やすな「何しろ殺し屋ですから」

    古畑「これで全部ですか?」

    ソーニャ「ああ……。(銃を取り出すわけにはいかないし……
         でもこのままじゃ見つかるし……どうすれば……)」

    古畑「では、また失礼します」

    ソーニャ「……(ダメだ。打つ手がない……終わった……)」

    139 = 112 :

    頑張れ>>1・・・いや、野生の亀田!

    141 = 111 :

    >>1(駄目だ。打つ手がない……終わった……)

    143 :

    んーふふふふ・・・チャッ面白くなってきましたねぇ

    145 :

    やべえ古畑じゃなくて犯人応援したのは初めてかもしれん

    146 :

    忍法帳くらったなこれ

    147 :

    >>1の霊圧が消えた……!?

    148 = 106 :

    …………。

    古畑「んー……」

    やすな「反応ないみたいですね、古畑さん」

    ソーニャ「え……」

    古畑「うーん、確かに反応がありません」

    ソーニャ「(え……何でだ? 銃はこのポケットに入れてたはずなのに……)」ガサゴソ

    やすな「じゃあもういいですよね。私たちいい加減に帰りたいんですけど」

    ソーニャ「(……ない。あれ、銃がないぞ……どこに行った?)」ガサゴソ

    古畑「うーん、おかしいなあ……他のところは全部探したんですが」

    やすな「やっぱり、犯人はもう逃げちゃったんじゃないんですか?」

    149 :

    なん…だと…

    150 = 135 :

    このやすなはあぎりさんの変装だな


    ←前へ 1 2 3 4 5 6 7 8 次へ→ / 要望・削除依頼は掲示板へ / 管理情報はtwitterで / SS一覧へ
    スレッド評価: スレッド評価について
    みんなの評価 :
    タグ : - 前スレ→1328625503 + - キルミーベイベー + - キルミーベイベーは死んだんだ + - クロスオーバー + - 古畑任三郎 + - 神スレ + 追加: タグについて ※前スレ・次スレは、スレ番号だけ登録。駄スレにはタグつけず、スレ評価を。荒らしタグにはタグで対抗せず、タグ減点を。

    類似してるかもしれないスレッド


    トップメニューへ / →のくす牧場書庫について