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元スレまどか「家族みんなで」

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みんなの評価 : ★★
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151 = 3 :

バタンッ


エレベーターを使って、マンションから降りていく。

外に出るともう日が沈みかけていた。



あ……

せめてほむらちゃんの電話番号とメールアドレスを聞いておけばよかった。

でも、今から聞きに戻る勇気がない。


明日聞けばいいか……。



電灯があるものの、今は夜道を一人で歩くのは辛いと思った。

エントランスの先から、ほむらちゃんの部屋を見上げる。

あの窓から…私を呼んでくれないかな……


まどか「ははは…そんな虫の良い話ないよね」ウル

まどか「帰ろ、帰ろ……」

153 = 3 :

再び前を向いて歩き出した。

そして、車道を渡ろうとしていたその時。



ほむら「まどかぁ~~~~~!!」


ベランダから身を乗り出して、力いっぱい叫ぶリボンをつけた女の子がいた。

通行人たちが一斉に振り返る。


…ほむらちゃん。

どうして?

154 :



前作は年甲斐もなく泣かせて頂きました。
今回も…きっと…。

155 = 3 :

瞼に溜まっていた涙がこぼれた。

嬉しい…

ほむらちゃんは、そのまま勢いよく部屋に入っていった。

ほむらちゃんが来るまでに、涙を止めてしまおう。

理由はなんであれ、

今は一秒でも、ほむらちゃんと一緒にいられればいい。

156 = 3 :

まどか(あ…ほむらちゃん)

慌ててこちらに走ってくる。

まどか「どうしたの、ほむらちゃん」

ほむら「……」ハァハァ

ほむら「夕飯食べていかないかしら?」

夕食?

正直、この展開は予測していなかった。

あまりの嬉しさに、また涙が出そうになった。

157 = 31 :

まどかの視点になるだけでここまで切なくなるんだな…

158 = 3 :

まどか「え? いいの?」

ほむら「え、ええ…」

まどか「えへへ、じゃあお言葉に甘えようかな」

ほむら「でも、ご家族に怒られないの?」

まどか「それは……」


いま家族のことに触れられるだけの勇気は、私にはなかった。


まどか「パパに連絡しておけば大丈夫だよ」エヘヘ

ほむら「そう……」

ごめんね。

いつか必ず本当のことを話すから。

だから、それまでほむらちゃんの側にいさせて。

159 :

別視点か、支援

160 = 76 :

ほむほむ

161 = 64 :

162 :

視点が変わるだけで悲しくなるな

163 = 3 :

さるったので、しばらくお待ちを。

164 = 85 :

まじか……

165 = 64 :

さるよけが足りない!

167 :

前作があるの?

168 = 115 :

前作というよりほむ視点だな

169 = 64 :

あるけどまだ見てないならこっち終わってから見たほうがいいんでない?
別視点の話だから

170 = 31 :

どちらも悲しいということには変わり無い

171 = 167 :

ほむほむ。
タイトルだけ教えてもらっといて良いかな?
あとで読むわ

172 = 98 :

>>31-32ね

173 = 64 :

175 :

切ないけど、最後は展開で救われたよ
前のは一番好きなSSです
ガンバッテ

176 :

~お料理タイム~


まどか「でも、びっくりしたよ」

まどか「急に呼ばれるんだもん。何か大変なことがあったのかと思ったよ」


じゃがいもの皮を剥きながら、ほむらちゃんの顔を見る。

うっすらと笑みを浮かべていた。


ほむら「そうね……ごめんなさい」

ほむらちゃんもどうして、夕食に誘ってくれたのだろう?

もしかして、一人になるのが寂しかったのかな?

だったら……ちょっとうれしいかも。

177 :

さるさんはこの前は30分くらいだったんだが…

179 = 176 :

まどか「ジャガイモの皮むけたよ、ほむらちゃん」

ほむら「そう。じゃあボウルの中にいれておいて頂戴」

まどか「なんだかこういうの楽しいね」エヘヘ

ほむら「楽しんでもらえてよかったわ」

まどか「いつもちゃんとお料理してるの?」

ほむら「一人だと、適当になってしまうわね」

まどか「うん、わかるわかる」

ほむら「あら、あなたはご家族と食べているのでは?」

まどか「えと…。パパもママもいないことがあるから」

まどか「そういう時は、スーパーで惣菜買ってご飯食べちゃうの」


ごめんなさい。嘘です。

180 :

さるじゃなくてあの意味不明な鯖が忙しい云々の奴じゃないんかな

182 :

しぇーん

183 = 176 :

ほむら「まどかは料理はできるのね?」

まどか「ママが、女の子は料理ができる方がモテるからって…」


あ……

私、ママのことちゃんと覚えてる。


まどか「私はまだそういうのよくわからないけど」

ほむら「あなたは十分可愛いからね」

ほむら「あなたのファンクラブだってあるかもしれないわよ」

そう…ママも同じこと言ってたっけ…

まどか「………全然……そんなこと……」

ファンクラブなんて…そんなもの……あるはずないのに。

ママ……

よかった……ちゃんと覚えてる。

185 = 176 :

ポタ…ポタ…


ほむら「玉ねぎが目にしみたかしら?」

ほむらちゃんが、心配そうに私の顔をみている。


まどか「ううん……なんかママとも同じようなやりとりしたなって」

まどか「ちょっと、懐かしくなっちゃって……」

まどか「あ、ニンジンちょっと皮むきすぎちゃったかも。ごめんね」

ほむら「それはいいのだけれど…」


あ……懐かしくなっちゃってって…のはまずかったな。

一緒に暮らしてないってバレちゃうかも。

話題かえなきゃ。

186 = 177 :

しえん

187 = 176 :

まどか「ねぇねぇほむらちゃん、ずっと気になってたんだけどさ」

ほむら「何かしら」

まどか「そのリボンて、私のやつと同じものなんじゃないかな?」

ほむら「!?」

ほむら「い、言われてみれば確かによく似てるわね」


ほむらちゃんは少し焦っているような気がした。

もしかして、これは私とほむらちゃんの思い出の品だったり?

いや、そんなハズはないよ。

だってこれはお母さんからもらったものなんだもの。

----------------------------------
>>171
終わった後に書いてるネタバレさえ読まなければ、
問題ないかもですね。

前作だけでは、何がなんだかわからないようにして終わってるので。
ただ展開は前回の洗いなおしだからどうしようもないです。
追加シナリオもあるから、全て被ってるわけじゃないんですけど。

188 = 176 :

まどか「ねえ、どこで買ったの?」

ほむら「ええと……これは買ったのではなくてね」

ほむら「人からの貰い物よ」


え……

それってもしかして……

私のお母さんから?



ほむら「友達から貰ったの」

……なんだ。

まどか「……そうなんだ」

まどか「そっか…そうだったんだ……」

ちょっと、漫画みたいな展開を期待してしまった。

189 :

ああ思い出した

192 = 176 :

でも、同じリボンを見に着けているなんて、まるで…


まどか「なんかお揃いなんて、恋人みたいで恥ずかしいね」エヘヘ

ほむら「こ、恋人!?」///




まどか「うんうん。ほら、鏡、鏡」

台所にあった鏡の前に、二人並んだ。

同じリボンをつけた者がそこに映っている。


恋人……いや、

……姉妹のようだというのが正直なところだ。


ま、まさかね。

193 = 180 :

細かいことだが、ママとお母さん混じってるぜ

194 = 176 :


ほむら「私が姉かしら?」

まどか「…同じこと考えてたんだね」


なんかほむらちゃんと心が通じてるみたい。

不思議だな。

さっきまであんなに寂しかったのに。


まどか「ほむらちゃんの妹か。うん。いいかも……」

ほむら「似てない姉妹ね」

まどか「どうせ私はほむらちゃんみたいに美人じゃないですよ」ムク

ほむら「あら、私はあなたの方が愛らしくて可愛いと思うけど」

まどか「か、可愛い…」///

ほむら「ええ。目にいれても痛くないぐらいに。」

う、嬉しい…

195 = 190 :

まぁまぁ

196 = 176 :

まどか「そ、それは言い過ぎだよ」

ほむら「あら、そうかも」

まどか「もうっ、ほむらちゃん!?」

ほむら「冗談よ。可愛いと言ったのは本当だから許して頂戴」

まどか「///」


結局ほむらちゃんに言いくるめられてしまった。

なんだかずるいな。

でも……こういう時間、久しぶり。

本当にほむらちゃんが私のお姉ちゃんだったらなぁ。

ずっと一緒にいられるのに……

-------------------------------------------
>>193
指摘あり。
全部置換してきた。

197 = 180 :

さるよけ

198 = 176 :

まどか・ほむら「いただきます」

二人で作ったシチューを口の中に入れる。

ほむら・まどか「あつつ……」


まどか「えへへ、ふぅふぅしないと熱いね…」

ほむら「もう、まどかにつられて、何も考えず食べてしまったわ」

まどか「え?私のせい?」

ほむら「そうね。一人ならこんなことしなかったわね」

まどか「つられるほむらちゃんが悪いんじゃないかな?」

ほむら「む…」

ほむら「だって、二人で一緒につくったものだから…」

ほむら「味わうのも一緒がよかったのよ」ボソッ


胸の奥がじわっと暖かくなるのが感じた。

ほむらちゃんがあまりに嬉しいことを言ってくれるものだから、

油断すると涙が出そうになる。

199 :

実に興味深い物語

支援

200 = 176 :

そんなしめっぽい雰囲気ににならないようにするため、

私もほむらちゃんをいじってみよう。


まどか「ほむらちゃんてさぁ」

まどか「実は結構可愛いよね?」

ほむら「なっ…」///

まどか「そういうところ、さやかちゃんとかの前で出していったらもっと仲良くなれるんじゃないかな?」

ほむら「大きなお世話よっ!?」


いや、もしかしたら私よりもずっとさやかちゃんの方が仲良しなんだろうか?

実は私の知らないところで意外と交流があったりするのかもしれない。

そんな空気が、二人の間にあることをこの前から感じていた。

ちょっと悔しいなような。


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