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    元スレまどか「家族みんなで」

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    みんなの評価 : ★★
    タグ : - まどほむ + - 神スレ + - 魔法少女まどか☆マギカ + 追加: タグについて ※前スレ・次スレは、スレ番号だけ登録。駄スレにはタグつけず、スレ評価を。荒らしタグにはタグで対抗せず、タグ減点を。
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    51 = 3 :


    マミ「……やっぱり、あなたは暁美さんのこと覚えてないのね…」ボソッ

    まどか「え…?」

    マミ「何でもないわ、気にしないで」

    まどか「いや、でも……」


    覚えてないって、私が暁美さんのことを?

    やっぱり、私と暁美さんはどこかで会ったことがあるのか?

    さっき、暁美さんが挨拶してすぐに立ち去ったわけもそういうことか。

    彼女は私のことを覚えているのに、私だけが覚えていないのがショックだったんだ。


    私は暁美さんと会った覚えなんてないんだけどな……

    52 = 3 :

    マミ「暁美さんとは仲良くしてあげて」

    マミ「きっと、それは貴方にしかできないことだから」

    まどか「マミさんも私と会ったことがあるんですか?」

    マミ「ふふふ。どうかしら。私は覚えていないわね」

    さやか「マミさんあんまり、まどかをからかわないでやってよ」

    マミ「ごめんなさい。少し調子に乗ってしまったかも。」

    さやか「まどかも変な話気にしないでよ。」

    まどか「う、うん……」

    もしかして、さやかちゃんも何か知っているのだろうか?

    私だけが何か取り残されているような気がした。



    食後にマミさんは袋からクッキーを取り出し、それをみんなで食べた。

    それはどこか懐かしい味がした。

    54 = 3 :

    ~まどホーム(New)~


    おかしいな。

    私は今日はじめて転校してきたばかりなのに……

    なんでみんな私のことを知っているみたいに言うんだろう。


    まどか「はっ、まさか…」

    私はちっちゃい頃、ここにいたことがあって

    暁美さんとは幼馴染だったとか?

    実は、さやかちゃんやマミさんとも遊んだことがあった…?

    う~ん。思い出せないや。

    55 = 3 :

    でも今は新しいお友達を大事にすることが一番大切だ。

    もしどこかで会ったことがあるのなら、そのうち思い出すかもしれない。

    疲れたし、もう今日は寝ちゃおう。


    ポチッ

    電気を消す。

    まどか(なんだか、家の中が静かだな)

    時計の音以外何も聞こえてこない。

    私だけがこの6畳半の一間にいるのだから、それは当たり前なのだけれど…

    56 :

    まどまど

    57 = 3 :

    一人暮らしって思っていたより楽しくないかも。

    みんなこうやって大人になっていくんだろうか…

    私も一人でいる時間に慣れれば、寂しくなくなるのかな?

    それっていいこと?

    誰かを必要としなくても、生きていけるのはそれですごいと思う。

    だけど。

    私は誰かと一緒にいられる方が嬉しいな……

    58 = 3 :

    それから2,3日が過ぎた。

    相変わらずさやかちゃんやマミさんは仲良くしてくれる。

    けれども一向に暁美さんと話す機会が訪れない。

    あれっきり一度も暁美さんは私に話しかけてきてくれない。

    たまにこちらを見ているような気がするのだけど……

    59 = 31 :

    全て書き終わったら、解説をお願いします。

    60 = 3 :

    やっぱり私から話に行かないとダメなんだろうか。

    でも、なんだか申し訳ないな…

    私は暁美さんのことを全く覚えていないのに……



    でも、今日はちょっと勇気を出してみよう。

    暁美さんとは友達になりたい。

    61 = 3 :

    >>59
    おkです。

    62 = 3 :

    ~昼休み~

    私はお弁当箱を抱えて、暁美さんの机まで歩いていった。

    まどか「あ、あの」///

    暁美「えっ、まどか?」

    いきなり私を下の名前で?

    まどか「え、?」

    まどか「まど??」

    わ、私達ってお互いを名前を呼び合う仲だったのか!

    そうだよね。覚えてなくてショック受けててたみたいだし。

    でも、いきなり呼ばれたらビックリしちゃったよ。

    63 = 3 :

    ほむら「あ…えっと。鹿目さん……」///

    彼女は照れながら、呼び方を訂正していた。

    まどか「……」

    ここ最近の彼女のイメージはクールでカッコイイという印象だった。

    なのに、なんだか…初めて会った時みたいに物腰が柔らかで…

    まどか「ふふふ…」

    暁美「何がおかしいのかしら?」

    まどか「暁美さんていっつもさやかちゃんのこと、美樹さやかって呼んでるのに」

    まどか「しかもすごくクールに。」

    そう。

    なぜか暁美さんはさやかちゃんをフルネームで呼んでいる。

    一体どういう遊びなんだろうと思っていたけど、どうやらそれが素らしい。

    まどか「なんで私と話して、そんなに慌ててるのかな?」

    暁美「なんでって……」

    64 :

    おお、お前か
    支援

    66 = 3 :

    暁美「まど…鹿目さんに急に声をかけられてびっくりしただけよ」

    まどか「あ、もしかして…め、迷惑だったかな」

    暁美「……いえ」

    暁美「声をかけてくれて嬉しかったわ……」ボソッ

    まどか「本当!? よかった!勇気だして声かけて」エヘヘ

    67 = 3 :

    断られてたら、どうしようかと思った。

    でも暁美さんも、私のことを気にしててくれたんだ。

    嬉しいな。もっと早く声をかければよかった。


    まどか「よかったら、今日みんなで一緒にお弁当食べない?」

    まどか「暁美さんともっとお話ししてみたいな」ニコッ

    暁美「ええ。鹿目さんがそう言ってくれるなら」

    68 = 3 :

    暁美さんはお弁当をカバンから取り出した。

    一緒に私の机の上に持っていく。

    まどか「さっきはびっくりしたよ。いきなり名前で呼び捨てなんだもん」

    暁美「素敵な名前の方が頭に残ってたから、そっちが咄嗟に出てしまったのよ」

    まどか「あ、ありがとう///」


    本当は違うのだろう。

    暁美さんは、私のことを覚えているに違いない。

    ……やっぱり申し訳ないな。

    70 = 3 :

    暁美「よかったら、名前で呼ばせてもらっていいかしら?」

    まどか「じゃあ、私も暁美さんのことほむらちゃんて呼んでいい?」

    暁美「ええ、もちろん!」

    まどか「よろしくね、ほむらちゃん」

    ほむら「まどか……」


    たった一瞬だだけど……

    何か懐かしい響きがした。

    何かを思い出しそうな……

    71 = 3 :

    席に戻って、さやかちゃんに声をかけた。

    まどか「えへへ、ナンパしてきたよ」

    さやか「へぇ、やるじゃん。難攻不落のこいつをナンパしてくるなんて」

    ほむら「……」むっ

    さやか「じゃあ、私はマミさんと食べてくるから今日は二人で食べなよ」

    まどか「え?みんなで食べないの?」

    さやか「まぁなんだ。せっかくだから、二人仲良く一緒に食べなってことだよ。」

    ほむら「変な気を使わなくてもいいわよ」

    さやか「アンタもまどかと今まで話せてなかったみたいだからさ」

    さやか「この機会にいろいろ話したいことあるんじゃないの?」

    ほむら「……ありがとう」ボソ

    さやか「んじゃ、私の椅子は好きに使っていいから」

    72 = 3 :

    ちょっとごはん買いに行ってきます。

    20分後には戻ると思います。

    73 = 10 :

    おっす、ずいぶん長くなりそうだ

    74 = 6 :

    まどまど

    75 = 64 :

    76 :

    ほむほむ

    77 :

    ほむほむ

    78 :

    前作でもうるうるさせてもらったよ
    今作も頑張ってくれ

    79 = 64 :

    80 :

    杏子まだーー?

    82 = 64 :

    83 = 3 :

    帰って来ました。
    続けます

    84 = 3 :

    そう言うと、さやかちゃんはお弁当を持っていってしまった。

    さやかちゃんとほむらちゃんは仲が良くないのかなって思っていたけど…

    どうやら思っていた以上に、

    お互いのことをよく分かり合っているような気がした。

    私が知っているよりもずっと複雑な関係があるみたいで……

    86 = 3 :

    ほむら・まどか「いただきます」

    まどか「えへへ、お腹へったよ~」

    ほむら「そうね。」

    ほむら「ねえ、まどか」

    まどか「何かな?」

    ほむら「あなたはここに転校して来る前はどこにいたのかしら?」

    まどか「えっと、Y県のW市ってところだよ」

    ほむら「そう…結構遠くから来たのね」

    87 = 3 :

    ほむら「兄妹はいるのかしら?」

    まどか「うん、いるよ」

    ほむら「そうなのね」

    まどか「えへへ、私どっちだと思う?」

    ほむら「どっちって?」

    まどか「お姉さんか、妹か」

    ほむら「……お姉さんなんでしょ?」

    まどか「すごい。よくわかったね」

    ほむら「兄妹は弟さんがいるのではない?」

    まどか「そうだよ。たっくんていって……」

    89 = 3 :

    あれ? おかしいな。

    たっくんの顔が……思い出せない。

    もやもやと霧のように顔が隠れて…


    どうしちゃったんだろう。私。


    ほむら「どうかしたの?」

    まどか「ううん……なんでも…」

    90 = 3 :

    ちょっと話題を変えてみよう。

    まどか「じゃあ、次のクイズね」

    まどか「このお弁当の中で私が一番好きなおかずを当ててみて」

    ほむら「そうね……」

    ほむらちゃんは、私のお弁当を眺めている。

    トマト、卵焼き、

    それからレンジで焼いた冷凍食品のグラタン、ハンバーグ、シュウマイ。

    パセリと、キャベツ。


    ほむら「これかしら?」

    ほむらちゃんは、卵焼きを指さす。

    まどか「うん。よくわかったね」

    ほむら「手間をかけて焼いているあたりね…」

    まどか「すごいね、やっぱりほむらちゃんは頭がいいんだ」

    ほむら「そ、それほどでもないわよ」///

    91 = 3 :

    ~帰り道~

    まどか「ほむらちゃんたら、私のことなんでも当てちゃうんだよ」

    さやか「どういうこと?」

    まどか「私の家族のこととか、好きな食べ物のこととか…」

    さやか「気をつけな、もしかしたらこいつに後ろからつけられてるかもしんないよ」

    ほむら「バカなこと言わないの。たまたま当たっただけよ」


    やっぱり、ほむらちゃんは私とどこかで会ったことがあるんだろうか?

    ほむらちゃんを見る。

    どこか切なそうな顔をしていた。

    92 = 85 :

    紫煙

    94 = 3 :

    まどか「ほむらちゃん?どうかしたの?」

    ほむら「いえ、なんでもないの」

    まどか「悩んでることがあったら、何でも相談してね」

    まどか「って、今日お友達になったばかりなのに、馴れ馴れしいかな?」

    まどか「なんかほむらちゃんとは初めて話した気がしなくて…」


    ちょっと、探りをいれてみる。

    本当に会ったことがあるのなら、何か反応してくれるはずだ。


    まどか「そんなわけないんだけどね。」

    ほむら「………」

    95 = 3 :


    まどか「私も遠いところから来たし、ほむらちゃんも全然違うとこから来たんだもんね」

    さやか「前世で生き別れになった、友達とか?」

    まどか「そんな感じかもね」クスクス

    ほむら「まどかは、ずいぶん詩人なのね?」クスクス

    まどか「もう~、笑うなんてひどいなぁ~」


    ちがう…

    ほむらちゃんは、どうしてそれを隠しているんだろう?

    結局ほむらちゃんは、本当のことを話してくれなかった。

    96 = 64 :

    さるよけ

    97 :

    ほむぅ

    98 :

    ホラーではなさそうだな

    99 = 36 :

    ホムン!?

    100 = 3 :

    まどか「それじゃあ、私こっちだから!」

    さやか「おう、またね、まどか~」

    ほむら「また明日」

    まどか「ばいば~い」


    さやかちゃんと、ほむらちゃんと別れた。

    二人で別の道に行ってしまった。

    なんだかふたりが何か隠している気がしてならない。


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