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    元スレ女僧侶「勇者様にプロポーズされました」

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    みんなの評価 : ★★
    タグ : - はぁ...屑だな + - やれやれ...愚かな + - クソスレだった + - 僧侶 + - 勇者 + - + - + - 義妹 + 追加: タグについて ※前スレ・次スレは、スレ番号だけ登録。駄スレにはタグつけず、スレ評価を。荒らしタグにはタグで対抗せず、タグ減点を。
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    101 = 39 :

    勇者はひどいブサ面のおっさんで再生中

    102 = 6 :

    ルビスって精霊じゃなかったっけ?

    103 = 1 :

    ―――
    ――
    村長「ありがとう……ございました」

    村長「これで死んだみなも救われたと思います、僧侶様」

    僧侶「礼など不要です。神に使える身として当然のことですから」

    村長「ありがとうございます……ありがとうございます……」

    僧侶「……」ビクッ

    僧侶「で、では……失礼いたします」

    村長「はい。ありがとうございます……ありがとうございます……」

    僧侶「……」トテトテ

    僧侶「……ふぅ」

    104 = 1 :

    僧侶(――また逃げた)

    僧侶(ダメ……私は僧侶なのに。乗り越えなきゃいけないのに)

    僧侶(でも、ダメ。遺族やみんなの顔を見てると……怖くなる)

    僧侶(胸が引き裂かれそう!……苦しいよ)

    僧侶(……まだ私は……未熟ですね。神父様)

    勇者「女僧侶」

    僧侶「ゆ、勇者様」

    勇者「村人…大丈夫か?」

    僧侶「はい。呪いも解けました。さ迷える魂は1人足りともありません」

    勇者「そうじゃない」

    僧侶「はい?」

    105 = 1 :

    勇者「きみだよ。ひどい顔色だ」

    僧侶「え?あ――も、申し訳ありません」

    勇者「謝らなくていいさ。ただ、つらかったら言ってくれ……仲間を支えることくらいできる」

    僧侶「はい。お心遣い感謝いたします……勇者様」

    勇者「……ああ」

    勇者「それじゃあ、そろそろ次の場所へ急ごう。女戦士が退屈してたよ」

    僧侶「はい!」

    107 :

    結構勇戦武僧とはなかなか脳筋パだな

    108 = 1 :

    ~半年前~

    勇者「――帰ったら、結婚してくれないか」

    僧侶「……」

    僧侶「ふぇっ?」

    勇者「はは……驚いたな。きみでも、そんな声を出すんだ」

    僧侶「――!!ま、待ってください勇者様!何を仰います!」

    勇者「……魔王まで、あと少し。長かった旅ももうすぐ終わるはずだ」

    勇者「ぼくらは必ず魔王に勝てる。そして国に戻ったとき……」

    勇者「ぼくは、みんなの前で、きみを妻に迎えたい」

    僧侶「――!!」

    109 = 1 :

    僧侶「――!!」

    僧侶「わ、私ごときを妻にだなんて」

    勇者「……聞いてくれ」

    勇者「魔王を倒しても、すぐに世界が平穏になることはない」

    勇者「いや。あるいは魔物という存在が消えることで…もしかしたらより多くの血が流れるかもしれない」

    勇者「それまで魔王が支配していた地域を、大国はこぞって奪いにくるだろう」

    勇者「穏便に話し合いですめばいいが……残念ながらそれはないと思ってる」

    110 :

    鬱ENDなのか

    111 = 1 :

    勇者「遅かれ早かれ小競り合いが始まる。やがて戦争になるかもしれない」

    僧侶「……はい」

    勇者「人々はいま魔王の攻勢で疲弊しきっている」

    勇者「ようやく訪れた平和……そこにもし国々の争いなんてことになれば」

    勇者「……世界はさらに混乱する」

    勇者「だから人々には象徴が必要だと考えてる」

    僧侶「象徴、ですか?」

    勇者「ああ」

    112 = 6 :

    勇者きたねぇ

    113 = 1 :

    勇者「平和の象徴だ。人々の心を支える存在」

    勇者「魔王を打ち倒せば、ぼくは必ず国の政治に利用される」

    僧侶「勇者様!我が国の王は、決してそのような方では」

    勇者「ああ、違う違う。そうじゃない。王を信頼しているからこそだ」

    勇者「『抑止力』になると言いたかったんだ」

    僧侶「抑止力……」

    勇者「魔王を倒したあと、王は『平和の象徴』としてぼくを『使ってくださる』はずだ」

    勇者「国々の争いを抑えるために、ぼくは必要不可欠になる」

    勇者「もちろん、きみたちも。たぶんぼくらは、ぼくらが思っている以上に人々の象徴になる」

    勇者「魔王を討ち滅ぼした勇者――そして仲間たち」

    勇者「混乱するであろう世界を支える存在」

    114 = 1 :

    勇者「……それは構わない……元よりこの身はただ、人々のために」

    僧侶「……世界を……」

    僧侶「……つまり、その存在をより強固にするものとして。……私を?」

    勇者「……いや。それは、建前だよ」

    僧侶「……」

    勇者「たぶん、ぼくも……疲れる」

    勇者「いまはこんな聖人君子みたいなこと言ってるけど」

    勇者「……疲れると思う。だから、きみにそばにいて欲しい」

    僧侶「……」

    勇者「きみと旅をして、きみの優しさを知って……きみといるとホッとする」

    115 :

    ヤリかたが汚いぜ

    116 = 107 :

    勇ロッコ 「戦後の世界を支配するのは、女だと思っている」

    117 :

    多少一緒に暮らした仲より生死を共にして旅した仲間のが惹かれると思うの

    118 = 1 :

    勇者「父を亡くしたとわかったときも、ずっとそばで支えてくれた」

    勇者「本音を話せる」

    僧侶「……」

    勇者「きみの存在は、勇者にもぼくにも必要なんだ」

    勇者「だから……結婚して欲しい」

    僧侶「――!!」

    勇者「もちろん答えはすぐじゃなくていい……けど」

    ――この旅が終わったら。

    ――真剣に、考えて欲しい

    ――ぼくは、きみを……愛してる

    119 :

    鬱エンドだけは勘弁してください!!!!

    121 = 6 :

    勇者=三鷹
    男=五代

    122 = 1 :

    ~1ヶ月前~

    ――勇者ご一行、凱旋!


    ――魔王を討ち果たす!


    ――世界に平和あれ!


    ――国に栄光あれ!


    ――民に、幸あれ!

    124 = 39 :

    男が勇者を倒してend

    125 :

    主人公じゃなかった男が悪いな・・・

    126 = 1 :

    「魔物がいなくなったせいかな。きっと、いい穂が育つよ」

    「ふぅむ……魔物か」

    「……幼のやつ、帰って来ないな」

    「ん?……ああ、忙しいんだろ。今は国をあげての大騒ぎだ」

    「きっと祝賀会やらなんやらで泡食ってるんだろ」

    僧侶「誰が?」

    「あはは。お前に決まって……」

    「」

    「!?」

    僧侶「ふふっ」

    127 = 88 :

    誠みたいに、悪意が無ければいいやつとは限らない

    128 :

    女戦士に期待

    130 = 1 :

    「よ……幼?」

    僧侶「はい。ただいま戻りました、おじさん」

    「幼おおおおおおお!!!」ブワッ

    僧侶「きゃあ!?おじさん!ちょ、くっつかないでくださ、ひああ///」

    「んはああああ!この柔らかさは間違いなゴズン

    「」

    僧侶「はぁ…はぁ…」

    (強くなってる…)

    131 = 1 :

    僧侶「全然変わってないんだから……」

    「……安心した?」

    僧侶「……うん」

    「……」

    僧侶「……」

    「お帰り、幼」

    僧侶「ただいま……男」

    「」


    その日は幼を迎える大騒ぎになり、村の明かりは一時も途絶えることはなかった

    そして 夜 が あけた!


    ―――
    ――

    132 = 110 :

    きたか

    133 = 128 :

    !が無かったら良かったのに

    134 = 1 :

    「おい、幼。朝飯だから起き…」
    ガチャッ

    僧侶「……」

    (あ……)


    窓を開き、その身に朝日を受けながら。
    彼女は目をつむり膝をついて、ひたすら静謐にそこに『いる』
    そのとき、彼女が手にしているロザリオにふと目がいった。
    本来なら輝かしい銀色にきらめいているはずの十字架だが、それは少しばかり塗装がはげ、茶色い下地が見えていた。

    「……」

    (朝の祈り……かな)

    (そっか。僧侶だったな)

    (……綺麗だ)

    135 = 1 :

    僧侶「――あ」

    僧侶「男。おはよう」ニコッ

    「お、おう」

    僧侶「?どうしたの?」

    「なんでもない。朝飯、出来てるぞ」

    僧侶「うん。ありがと」

    「……あ、ああ」

    僧侶「?……変な人」クスッ

    136 = 1 :

    僧侶「……」

    「……」

    食事のあと。
    幼と二人で、かつて彼女が住んでいた家に赴いた。

    僧侶「もっと汚れてるかと思ってた」

    「ちゃんと定期的に掃除してたからな」

    僧侶「男が?」

    「みんなが」

    僧侶「……そっか」

    「……おじさん、喜んでるだろうな」

    「実の娘が、なんたって世界を救ったんだからさ」

    僧侶「やめてよ。…きみの前では、幼馴染でいたいよ」

    「そ、そっか?なんか、ごめん」

    137 = 6 :

    さるよけ

    138 = 1 :

    僧侶「あ……ううん。…私こそ変なこと言っちゃった。ごめんね」

    「……」
    僧侶「……」

    「家具も、きちんと揃えないとな」

    僧侶「え?あの、そ、それは……」

    「さすがにこの年じゃ、一緒に住むにゃ抵抗あるだろ?」

    「あとは食器とか寝具とか…ちゃんとお前が住めるようにしないとな」

    僧侶(あ……)
    僧侶「……」

    「?」

    僧侶「そうだね。でも、もうしばらくはあの家にいたいな」

    僧侶「きみたちと一緒にいたいよ」

    「そうか?お前がいいならいいけど」

    僧侶「うん」

    「んじゃ、これからもよろしくな」
    僧侶「……うん」

    139 = 6 :

    そろそろ>>1へ・・・・・・

    140 = 1 :

    そして、迎えた。
    今日。

    ――『勇者様からプロポーズされました』

    ――『受けようと思う』


    (幼が……結婚)

    (……考えたこともなかったな)

    (小さい頃から、ずっと一緒にいて……)

    (そりゃあ、確かに離れてた時期も長かったけど)

    (……それが、当たり前だと思ってた)

    (……そりゃそうか)

    141 = 1 :

    (当たり前だ)

    (あいつ、女の子だもんな……いつかは結婚する)

    (ただ、相手が勇者様ってだけで)

    (……ははっ。勇者様の伴侶か。すげぇや)

    (……)

    コンコン

    「……うん?」

    142 :

    しまった正直つまらん

    143 = 1 :

    『俺だよ。今、いいか?』

    「ああ。いいよ」

    「入るぞ」

    「どうしたん?」

    「……実はさっき、幼が来てな」

    「……うん」

    「結婚するそうだな」

    「うん」

    144 = 128 :

    なんで急に方言

    146 :

    さるさんくらったぜ…

    147 = 6 :

    さるよけが少なかったなスマン

    148 :

    勇者でさえさるさんに勝てなかったか

    149 :

    オチだけ書いといて

    150 = 1 :

    ~翌日~

    「畑の様子を見てくるよ」

    「まあ、待て。俺も行くよ」

    「足はもういいの?」

    「あんなもんで延々休めるか。任せっきりにゃできんよ」

    「そうか。じゃあ行こうよ」

    「うむ。剣は持ったか?」カチャ

    「なんで剣?もういらなくね」

    「少なくなったとはいっても、まだいなくなったわけじゃないだろ」

    「ん~……そだね。じゃあ持ってくか」カチャ

    「おう」


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