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    元スレ女僧侶「勇者様にプロポーズされました」

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    スレッド評価: スレッド評価について
    みんなの評価 : ★★
    タグ : - はぁ...屑だな + - やれやれ...愚かな + - クソスレだった + - 僧侶 + - 勇者 + - + - + - 義妹 + 追加: タグについて ※前スレ・次スレは、スレ番号だけ登録。駄スレにはタグつけず、スレ評価を。荒らしタグにはタグで対抗せず、タグ減点を。
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    1 :

    「え?」

    僧侶「……」

    「ごめん。いま何て?」

    僧侶「勇者様に……プロポーズ、されました」

    「え……そ……そう……なのか……」

    僧侶「うん。きみには、言っておこうと思ったの」

    「……」

    2 = 1 :

    「また急な話…だね」

    僧侶「ううん。実は魔王討伐の前から、言われてたの。帰ったら、結婚してくれないかって」

    「そうなのか?こっちに帰ってきてから、そんな話一言も」

    僧侶「返事は保留してたんだ。私も突然でビックリしてたし、お付き合いをしてたわけでもなかったし」

    僧侶「でも、つい昨日、また申し込まれて」

    「いきなり結婚を申し込んだってこと?お互いのこと何にも知らないんじゃ」

    3 :

    投下早いな
    できる>>1

    4 = 1 :

    僧侶「でも、ずっと一緒に旅はしてたから。……そうだね、いまのは間違いかもしれない」

    僧侶「もしかしたら知らない間にそんな感じだったかも……うん。たぶん、そうだと思う」

    「……受けるの?」

    僧侶「うん。受けようと思う」

    「!」

    僧侶「勇者様はお父様を亡くされて、とってもつらそうだった。できる限り、支えてあげたいんだ」

    「そ、そうか……そりゃあ、また…」

    「…おめでとう……」

    5 = 1 :

    僧侶「……ありがとう。ごめんね、きみには一番最初に言いたかったんだ」

    「は、はは…。そっか、うん。そうだな…幼馴染だもんな、俺ら」

    僧侶「うん」

    「す、すげえよ!勇者様の伴侶か!」

    「参ったな、世界を救った二人が結婚か……こりゃ国をあげての大騒ぎになるだろうな」

    僧侶「……そうだね」

    「おめでとう。お前みたいな幼馴染がいて、ホントに誇らしいよ」

    僧侶「ありがとう。ふふ…きみならそう言うと思ってた」

    6 :

    鬱エンド

    7 = 1 :

    僧侶「それじゃあ、私は教会に帰るね」

    「お、おう。またな」

    僧侶「うん。またね」タタタ

    (……)

    (そうか……結婚するのか、あいつ)

    (あいつが……)

    8 :

    世界を救うような旅しといて相手のこと何も知らないってどういうこと

    9 = 1 :

    ~15年前~

    青年「今日からこの村に越してきました。よろしくお願いします。こっちが、娘です」

    幼馴染「……」ギュッ

    「やあ、よろしく!友人が増えて嬉しいよ。ほら男も挨拶しろ」

    「……」ギュッ

    青年「どうやらお互い人見知りなようですね」クスッ

    「まったくで」ハハッ

    「おい。挨拶はちゃんとしなさい、ほら」

    青年「お前も、ほら」

    幼馴染「ん……」

    「……」

    10 = 1 :

    幼馴染「……こ、こんにちわ……」

    「…………」

    幼馴染「…………」

    「……よろしくな」

    幼馴染「!は、はい!」

    「よしよし。素敵な彼女ができて良かったなあ」ナデナデ

    「うぅ///」ナデナデ

    11 = 1 :

    ~14年前~

    「うりゃあああ!」バシャーン

    幼馴染「きゃああ///」バシャーン

    青年「おーい。二人とも!あんまり水辺で騒ぐなよ、気をつけて」

    青年「1年は早いな。子どももあっという間に仲良くなる」

    「幼ちゃんは良い娘だ。子どもが少ないこの村ではいいお友達だよ」

    「何より優しい娘だ」

    青年「はははっ。ありがとう。誰に似たのか、死んだ妻かな。男親としてはこれからが心配だけど」

    「うちも家内に似れば良かったんだがなあ。どうも粗雑で」

    青年「男の子はあれぐらいがちょうどいいよ」

    12 = 1 :

    「うりゃああ!」モミモミモミ

    幼馴染「あ、あ!あん!やあ、やめてえぇえ///」

    青年「ごらああああ!!うちの娘になにしてやがんだああああ!」

    <ギャー
    <キャー

    「はっはっは。お互い妻を持たないと苦労するね」ハハッ

    13 = 1 :

    ~13年前~

    「とーさん頑張れ!」

    幼馴染「あうう……お、お父さん!頑張って!」ドキドキ

    青年「だ、そうだ。そろそろ訓練も終わりにしよう、お昼も食べないといけないしね」チャキ

    「っ」チャキ

    青年「はっ!」キン!

    「ぐっ!」ギィン!、カラン

    青年「勝負ありだな」

    「あー……」

    幼馴染「えへっ」ニコニコ

    14 :

    おいやめろ

    15 :

    戦士「プロポーズ?私もされたぞ」

    16 = 1 :

    「……」モミモミモミモミ

    幼馴染「あっ!やああ!あん!お、お父さん助けてぇええ」

    青年「やめんかごらあ!」

    「」ビクッ

    幼馴染「ふぇえ…」

    青年「まったく…もうちょっと女の子の扱い方を頼むよ」

    「い、いや~。悪い悪い……それにしたって本当に強いな、お前は」

    「前から不思議だったんだが、どこかで剣の訓練を積んでたんじゃないか?」

    青年「ははっ。買いかぶりだよ」

    「まあ、おかげで俺もこうして教えてもらえるんだけど」

    「……最近は魔物の動きもますます活発化してきたからな。やはり自衛くらいはできるようにならんと」

    青年「……そうだな」

    「よっしゃ、昼飯くったらもう一度だ」

    青年「ああ」

    17 = 1 :

    ~12年前~

    魔物A「ぐるるる」

    青年「ぜあっ!」ズバッ

    魔物A「ぎゃあああ――」

    魔物B「きしゃあああ!」

    青年「まだいたか!」キンッ

    魔物B「ぐるる」
    魔物C「ぎししし…」

    青年「……」

    青年「……」チャキ

    魔物「「きしゃああ!」」

    青年「…ハヤブサ斬り」

    キン!ジャキィィィン!

    ――ギャアアアア……ドサドサッ

    18 = 1 :

    青年「ふぅ」チンッ

    「………」ゴクリ

    「……」

    幼馴染「お父さああん!」ガバッ

    幼馴染「うぇええん……」

    青年「なに泣いてるんだ。あんな魔物に父さんが負けるわけないだろ」

    幼馴染「だってぇええ…」ブワッ

    青年「だあ!鼻水!!」

    (すっげー……)

    (幼のお父さん…めちゃくちゃ強い……)

    19 = 1 :

    「だ、大丈夫か…青年」

    青年「問題ないよ」

    「お前、本当に何者なんだ?あんな技…とてもそこらの剣士とは思えないな」

    青年「……」

    「……お前が話したくないならいい。ともかく、ありがとう!おかげで村は助かったよ」

    青年「くっくっ。とても隅で震えていた男のセリフとは思えないな」

    「う、うるせー!強すぎんだろいまの!!」

    青年「はっはっ。まだ鍛練が足りないんだよ」

    「ぐぬぬ」

    青年(……)

    青年(……確かに、いまの魔物……これまでとは格が違った)

    青年(やはり魔王……本格的に動き出したか……しかし……)グッ

    20 = 1 :

    ―――
    ――


    (幼のとこ行こうかな……っと)タタタ

    (ん?)

    『……です』


    (何だろ、話声が…)コソッ

    兵士「やっと、見つけましたよ」

    青年「………」

    (おじさん?……なにしてるんだろ)

    兵士「どうかお戻りになってください。魔物の勢いはもはやとどまるところを知りません」

    兵士「あなた様がお戻りになれば兵たちの士気もあがるはずです」

    (……兵隊、さん?)

    青年「ぼくは、戻らない。この村で静かに娘と暮らしたいんだ。どうか邪魔しないでくれ」

    21 = 1 :

    兵士「しかし!!」

    青年「……頼む。妻を亡くしたぼくの気持ちは、きみも知ってるだろう」

    兵士「奥様は残念でした。だが今は国が滅びるかどうかの瀬戸際なのです!」

    (……?)

    青年「……もう娘を一人にしたくないんだ。妻は魔物に殺されて……」

    青年「……あのとき、ぼくが家にいればあんなことにはならなかった」

    青年「あのときの娘の顔……きみは、見てないからそんなことを言えるんだ」

    青年「泣くでもなく、怒るでもなく……ただただ呆然として、まるで死人のようだった」

    青年「この村に来て、ようやく以前みたく笑うようになった」

    青年「もうあいつには……二度とあんな顔して欲しくないんだ」

    兵士「…………」

    22 = 1 :

    青年「帰ってくれ」

    兵士「…また、来ます」ザッ

    青年「…………」

    青年「……」

    青年「男。そこにいるんだろう」

    (!?な、なんで)ビクッ

    青年「いまの話は、誰にも言うな。もちろん幼にも」

    「……おじさん」スッ

    青年「頼む」

    「……うん」

    青年「ありがとう。そうだ、きみは剣を学びたいそうだね。幼から聞いたよ」

    「あ……でも、お父さんからは『まだ早い』って」

    23 = 1 :

    青年「あいつらしいな」

    青年「だがこの先、世界はどんどん魔物が勢力を増していくはずだ」

    青年「早いうちに剣を学んで損はない。どうだ?今の話を黙っててくれるなら、代わりに剣を教えよう。もちろんこっそりね」

    「!ほ、ほんと!?」

    青年「ああ」

    「ありがとう、おじさん!」

    24 = 1 :

    青年「よし。……なら今日はもう行くんだ。幼と遊ぶつもりだったんだろ?」

    「うん」

    青年「なら剣は明日からにしよう。毎日…そうだね、昼すぎから一時間ほど教えてあげるよ。明日また来るといい」

    「うん!!ホントにありがとうおじさん!!」

    (やった……やったあ!)

    (おじさんから剣を教えてもらえる!)

    (……でも)

    (何だったのかな…)

    (さっきのは……)

    (ま、いいか)

    25 = 1 :

    ~11年前~

    「……最近は……魔物のせいかな。作物もすっかり育たなくなってきてる」

    青年「王もそこは考慮してくれている。無理な税の徴収もない」

    「そりゃそうだが……このままじゃ、食料も底をついちまう」

    「隣の村も魔物に襲われたらしいし……弱ったよ」

    青年「………ああ」




    「お父さんたち、ずいぶん話しこんでる」

    幼馴染「うん……みんな、つらそう……」

    26 = 1 :

    「魔王のせい?」

    幼馴染「わかんない。でも……お父さん、最近つらそうなんだ。すごく悩んでるみたい」

    幼馴染「それに最近、剣をよく振ってるの」

    幼馴染「……どうしたんだろう。少し、怖いよ」

    (……)

    「大丈夫だよ。お前には俺も、その…ついてるし」

    幼馴染「え…あ///」

    「お、おう。だから安心しろ」

    幼馴染「……う、うん//」

    「あは、あははは///」

    幼馴染「えへへ///」




    青年「……」ジャキン

    「落ち着け」

    27 :

    よけ

    28 = 1 :

    「だああ!」キィン

    青年「むっ」ギン!

    「てあ!」キン!

    青年「ふむ」ガギン

    青年(なかなか筋がいい。この1年で成長したな)

    青年(しかし、まだ甘い。……それにだな)

    幼馴染「男!頑張って~!」

    青年「これは親として負けられんな!」ガギン!!

    「うあっ!」カキン!

    キン……カタンッ

    青年「ふっ」チャキ

    「くっそ~……」

    幼馴染「!」タタタ

    青年「やあ、幼。どうだ、パパの勇姿を見
    幼馴染「男!!」

    青年「」

    29 = 1 :

    幼馴染「だだ、大丈夫?」

    「へーき、へーき!こんなのいつものことだって…悔しいけど」

    幼馴染「あんまり無茶しないでね」ウルウル

    「大げさなんだよ、お前はさ。泣き虫か」

    幼馴染「うぅ……」ウルウル

    「おじさん!次は絶対に勝つからな!!」

    青年「……ふっ」

    青年「ああ。楽しみにしてるよ。……またな」

    「…?う、うん」

    青年(……)

    30 = 1 :

    ―――
    ――

    兵士「では一週間後、お迎えに参ります」

    青年「ああ。それと約束は忘れてないな」

    兵士「はい。村の減税および食料支援、並びに周辺地域の警戒強化。すべて王より承っております」

    兵士「こちらがその確約書です」

    青年「うん…ありがとう。すまないね、我が儘を言わせてしまって」

    青年「ああ。それと、例の剣は?」

    兵士「こちらです」

    兵士「隼の剣…どうぞ。お返しいたします」

    青年「……うん」

    青年「またこれを持つことになるなんてなあ」チャキ

    31 = 1 :

    兵士「全ての兵と民が待ち望んでいます。必ずや魔王討伐を成し遂げましょう」

    青年「……ああ」

    ―――
    ――

    幼馴染「……え?」

    青年「聞いた通りだ。パパは一週間後、お城へ戻る。そしたら幼は男くんたちと住むんだ。父には話をしてあるから」

    幼馴染「………嘘」

    青年「突然ですまないね。けど、パパは決めたんだ」

    幼馴染「そんな……そんなのっ!」

    青年「だから……」

    青年「……」

    青年「男と、仲良くな」

    32 :

    鬱エンドわくてか

    33 = 1 :

    ~10年前~

    幼馴染「……ん」

    幼馴染「こんなものかな」

    「おーい、幼。まだ洗濯かかる?」

    幼馴染「ううん。いま終わったとこだよ」

    「そっか。じゃあ行こうぜ。父さん待ってる」

    幼馴染「うん」

    幼馴染(もう……1年か。早いなあ)

    34 = 1 :

    「っと、大事なこと忘れてた」

    「おじさんから手紙きてたぞ」

    幼馴染「!本当!?」

    「ほらこれだ。読んだら来いよ?」

    幼馴染「うん。ありがとう!」

    (嬉しそうな顔しちゃってまあ)タタタ

    幼馴染「……」ドキドキ

    幼馴染「……」パラッ

    36 = 1 :

    『やあ、幼!!元気かい?パパだよ。
    10才の誕生日おめでとう!
    ぼくはいま、とある火山の近くの街にいる。
    心配はしなくていい。順調に魔物の討伐は進んでる。心強い兵士たちも一緒だしね。
    なあに、かすり傷ひとつない。パパを誰だと思ってるのかな?はっはっは。
    仮に死んでも化けて出るのがパパさ!
    ああ、男くんは元気かい?仲良くやってる?
    ……いいかい。彼は素直でいい子だが、簡単に心を許したらいけないよ!!
    少なくともパパが戻るまでは絶対にね!!!
    そうそう、そう言えば…』

    37 = 1 :

    ~9年前~

    「っと」サクッ

    「よっ」サクッ

    「ふぃ~」

    幼馴染「畑、頑張ってるみたいだね」トテトテ

    「ん?うん。土の匂いって落ち着くしね」

    幼馴染「ふふっ。でも少し休憩したほうがいいよ。さあ、お弁当たべよ。こっち来てね」

    「おう」

    38 = 1 :

    幼馴染「あ、下に敷くからそっち持って……うん、ありがとう」

    「おじさんは元気?また手紙きてたろ」

    幼馴染「うん。……危ない地域に入るから、しばらく連絡とれないかもって」

    「そっか。まあおじさんなら大丈夫だろ……と」ポフッ

    「さ~て、腹へった。くおうぜ」

    幼馴染「う……うん」

    「いっただきま~……」

    「……んあ?」

    幼馴染「え?どどど、どうしたの?」

    39 :

    見てるよ

    40 = 1 :

    「いや……なんか父さんの弁当にしては色が、こう……とりどり」

    幼馴染「あはは?お、おじさん頑張ったんじゃないかな」

    「かな~。まあいいや、いただきまーす」

    ぱくっ。

    「……」モグモグ

    幼馴染「…………」ゴクリ

    「まずっ」

    幼馴染「」

    41 = 1 :

    ~9年前~

    幼馴染(……お父さんから手紙がこなくなって、もう1年以上になる……)

    幼馴染(お父さん。元気にしてるよね……?)

    幼馴染「……はぁ」

    「どうした?ため息なんかついて」

    幼馴染「あ……ううん。何でもない」

    「おじさんのことか?」

    幼馴染「……うん」

    「心配するなって。あれだけ強かった人が、そんな簡単にどうにかなるかよ」

    幼馴染「……うん」

    42 = 1 :

    (まじ上の空じゃん。こりゃ重症だなあ)

    「……」

    (うん)

    「なあ、幼。遊びにいかないか?」

    幼馴染「……」

    幼馴染「ふぇっ?」


    ―――
    ――

    「つうわけで」

    幼馴染「あわわわわ」

    「来たぜ地下水道!」

    幼馴染「あ、遊びに行くっていったのに!」

    「え?遊びじゃん」

    幼馴染(oh...男の子)

    43 = 1 :

    「ほら、剣だってあるしな」キラッ

    幼馴染「わたしは……?」

    「はいこれ。ひのきのぼう」

    幼馴染「えっ」

    「っしゃー!いくぞおおおおお!!」ダダダダダ

    幼馴染「あ、あっ!待ってよ~!!そんなに急いだら怪我するよ~!!」トテテテテ




    「……痛い……」

    幼馴染「だから言ったのに……だから言ったのに」

    44 :

    なにこの鬱SS

    45 = 1 :

    「ちょっ、怒るなよ。転んだだけだろ」

    幼馴染「むうぅ。……ほら脱いで」

    「え///」

    幼馴染「ちち、違うよ!?変な勘違いやめて///」

    幼馴染「怪我したとこ見せてって言ってるの!」

    「んだよ、最初からそう言えよ」メクリ

    幼馴染「……け、けっこう痛そうだね」

    「まあ地味に」

    47 = 1 :

    幼馴染「……すぐ治すよ」

    幼馴染「一番やさしい魔法だから、安心して」……

    (あ……)

    幼馴染「……」パァァ

    (傷が…)

    幼馴染「……」パァァ

    (ふさがってく……)

    幼馴染「……んっ。これでいいかな。痛くない?」

    「うん」

    幼馴染「えへへ。よかった……ちょっと自信なかったんだ」

    48 = 6 :

    クパァァ

    49 = 1 :

    「お前、治癒魔法なんて使えたのか…」

    幼馴染「うん。お父さんに教えてもらってたの」

    幼馴染「お父さん……剣だけじゃなくて、魔法も凄く勉強してた」

    「へぇ…」

    幼馴染「男はお父さんから剣を教えてもらってたし」

    幼馴染「私も……何か覚えないとって思って。でも、私は剣はわかんないし」

    幼馴染「だから、魔法かなあ……って」

    幼馴染「それに、治癒魔法なら何かあったとき治してあげられるし」

    幼馴染「今みたいにね?」エヘヘ

    50 = 1 :

    「……そっか」

    幼馴染「うん」

    「ありがとな」

    幼馴染「見直した?」

    「見直した見直した。割とマジで」

    幼馴染「え……えへへ//」

    幼馴染「……」

    幼馴染「うん。役に立ってよかったよ。さあ、もう上に戻ろ?」

    「だな」

    幼馴染「うん!」


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