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元スレ男「俺が奢るよ」女「じゃ、じゃあ……」

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51 :

やめろ、やめてくれ

52 = 1 :

「でも結構高いなあ…やっぱりやめとく」

「そっか」

「ねぇ?男くんは何も買わないの?」

(無理して高い美容院に行って、デート用の服を買い揃えたら、小遣いが全部なくなったとは言えない…)

「その…気分じゃないんで……」

‥‥‥‥‥‥


>>48
すまん、うっかりしていたわ
やっぱりサイゼにしといてくれ

53 = 1 :

「とまあこんな感じだ」

「まさかそれで帰ってきたの?」

「そうだよ」

「は?なにそれ?」

「いや、なにって言われても…」

「あんたもしかして、別れたくてわざとやってるの?」

「そんな訳ないだろ」

「大体何?相手と楽しく会話しようって少しは思わなかったの?」

「いやだって、女の子と何を話せばいいのかわからないし…」

「やっぱり格好だけマシにしても童貞は童貞ね。その調子じゃすぐに振られるね。間違いなく」

「そ、そんなあ……」

「てかなんでカラオケ行きたいって言われたのに断ったの?」

「それは…俺、アニソンしか知らないから……」

「は?流行りの歌くらいチェックしておきなさいよ」

「う…」

54 = 1 :

「てかなんでご飯奢らなかったの?」

「それは…相手が自分が誘ったから半分払うって……」

「普通それでも奢るのが男でしょ?彼女にも払わせるとかあんた何様のつもり?」

「うっ…」

「てかなんで欲しいって言ってた服も買ってあげなかったの?」

「そ、それは…美容院やら服代やらで小遣いがなくなって……」

「バイトでもして稼いで買ってやれよ!男だろ!?」

「た、確かに…!」

「大体あんた、女の子の気持ちを何もわかってないでしょ」

「おっしゃるとおりです……」

「少しは勉強しなさいよ」

「で、でも…どうやって……」

「雑誌見るとか色々あるだろ!」

「どんな雑誌と……」

「もう!ちょっと待ってて」

55 :

女が男に惚れた理由とはなんぞや

56 = 30 :

俺は逆に数人のアニオタの友達とカラオケ行った時
全然ついていけなくてノリきれなかったことがある

57 = 1 :

   どさっ

「はいこれ」

「ん?『小悪魔系で彼氏のハートをがっぽり』『彼女を失望させる男の特徴』」

「『草食系男子を射止める為の肉食系女子の心得』なにこれ?役に立つの?」

「当たり前でしょ?これでも読んで少しは女の子の気持ちを勉強しなさいよ」

「はい……」

1ヶ月と数日後

「なんかこうやって一緒に遊んだりするのって久しぶりだね」

「最近バイトとかが忙しくって、なかなか予定が空かなかったからね」

「でも男くんの方から誘ってくれたのは嬉しいよ」

「そっか、よかった…」

「そういや女さんはK-POPって好き?俺最近ハマってるんだよねぇ」

「あたし韓流ってあまり詳しくないんだ」

(どういうことだよ…本には確か殆どの女性は韓流に夢中って書いてあったぞ…)

「じゃ、じゃあAKBは?今大人気だよね?俺も好きでさ」

58 :

嫌な予感

59 = 1 :

「ごめんね…あたしAKBは前田敦子くらいしか知らないの…」

(男女共に大人気の国民的アイドルじゃなかったのかよ!? テレビとか見ていっぱい勉強してメンバー全員覚えたのに…)

「そ、それじゃあさ!ジャニーズは好き?いやぁ妹が好きでさ、そんで俺も結構好きなんだよね」

「ジャニーズもあんまりわからないかなあ……ごめん」

(おいおい、女子高生は皆ジャニーズが好きって本には書いてあったぞ…)

「そ、そっか……えっと…じゃあ……」

「…………」

(いかん…!女さんの表情が険しい…俺のせいできっと退屈してるんだ……)

「ねえ男くん、もしかして…あたしといるとつまらない…?」

「え、ええ?そんな訳ないじゃん!」

「でも…なんか無理して一緒にいるみたいだし…」

「そ、そんなことないよ!」

「あ、そうだ!今日は俺が奢るね」

「え…でも……」

「今月バイトで結構稼いだからさ、俺が全部出すよ」

60 :

素朴な男君が好きだったの……フラグ

61 = 1 :

「だって男くんが頑張って働いて稼いだお金でしょ?」

「別にいいんだよ、女さんが喜んでくれればそれだけで満足だから」

「そんな…悪いよ……」

「いいのいいの、奢るのは男の役目なんだから」

「だけど…」

「彼氏なんだからこのくらい当然だろ?だから俺が奢るよ」

「じゃ、じゃあ……」

…………

「あ、この服いいかも」

「買うの?」

「うん、値段も手頃だし」

「じゃあ俺が奢るよ」

「自分で買うから大丈夫だよ」

「彼氏が彼女の買いたい物を奢るのは当たり前だろ?」

「でも…悪いよ…」

63 = 1 :

「いいから遠慮しないで」

「でも…男くん、さっきも奢ってくれたし…」

「気にしないでいいから」

「うん…」

(なんだかあまり嬉しくなさそうだなあ…)

(さっき奢った時もそんなに喜んでなかったし…やっぱりもっと高い店の方がよかったかなあ…?)

(このままではまずい…いつかきっと愛想を尽かされる……)

(そういえば、女性は幸せって物を目に見える形でしか認知できない生き物で)

(だからプレゼントとか旅行みたいな、目に見える形の幸せを絶えずあげ続けて常に満足させなければ)

(女性は彼氏に不信感を抱くものだとかって本に書いてあったっけ……)

「ねえ女さん?何か欲しい物ってない?」

「え…?どうしたの急に?」

「なんかあるでしょ?」

「いきなりそんな事言われても…」

「別に物じゃなくてもいいんだよ。行きたい所とかでも」

64 :

「男君の童貞が欲しいな//」

65 :

>>64おい

66 = 1 :

「あたしは男くんと一緒にいられるだけで満足だよ?」

「いや、そういうことじゃなくて……何かあるでしょ?前から欲しいと思ってる物とかそんな感じの」

「うーん…そうだなぁ…」

「何でもいいからさ」

「そうだねぇ…スマフォ…かな…?」

「スマフォねぇ…」

「別にそこまで欲しいって訳じゃないんだけど、流行ってるみたいだし便利そうだからね」

「あれ結構高いよな」

「そうだよね。だから買おうって思ってるんだけど中々買えないんだ」

「お小遣いだけで買える金額でもないし。まあ無くてもそんなに困ってないんだけどね」

(今の俺のバイト代だけじゃちょっと厳しいよなあ…デート代とかで結構減ってきてるし…)

(デートの度に俺が着てく服も買わないといけないし、交際費だって結構馬鹿にならないし…)

(今のバイト代だと、買えるまで一体どのくらいかかるか…)

(バイト増やすか…)

67 :

妹は悪くないよな?な?

68 :

これはあかん

69 :

この男きめええ

70 = 67 :

スマフォって書くと一気にダサさが増すな。

71 :

妹は一般論を言っただけだからな
相手のことを知りもせず一般論に当てはめる男が悪い

72 = 1 :

数日後

(眠い…)

(バイト増やしすぎたかな…?流石に年齢誤魔化して深夜バイトするはキツいなあ…)

(お陰で前みたいに自由にアニメを見ることもできないし…彼女のいる奴って大変だったんだな…)

「ねえ、男くん…」

「ん…?なに…?」

「最近いつも様子が変だけど大丈夫?」

「うん…大丈夫だよ…ちょっと寝不足なだけ…」

「本当に大丈夫?具合悪そうだよ?」

「うん…ちょっとバイトが忙しくって……」

「あんまり無理したらダメだよ?」

(これも女さんの為だもんな……頑張ろう)

73 = 37 :

鬱展開はやめてたもれ

74 = 1 :

1ヶ月後

「女さん、はいこれ」

「なに?これ…?」

「スマフォだよ。欲しかったんでしょ?」

「え…?」

「とりあえず何がいいのかわからなかったから、一応一番新しい機種にしたんだけど」

「色は女の子っぽいのにしたんだけど、嫌だった?」

「でもこれ…高いんでしょ…?」

「ああ大丈夫だよ。使用料は俺が払うことにしといたから」

「え?」

「だから料金は気にしないで使っていいから」

75 = 67 :

・・・。

76 = 65 :

やり過ぎには注意……

78 = 1 :

「ちょっと待ってよ!」

「ん?」

「そんなのダメだよ!」

「なんで?」

「だって…男くんにお金を払わせて…あたしがこれを使うだなんて……」

「俺は別にいいんだよ。女さんが喜んでくれればそれで…」

「でもやっぱりこんなのダメだよ!とにかくこんな物は受け取れないよ!」

(喜んでくれると思ったんだけどなあ…)

(せっかく沢山バイトしたのに……)

79 = 1 :

男宅

「妹、これやるよ」

「なに?この紙袋?」

「スマフォ。しかも新型。確かお前まだガラケーだっただろ?」

「は?あんたが使えばいいじゃん」

「いや、俺どうせそんなに使わないし。色も女の子っぽくしちゃったし」

「じゃあなんでそんな物買ったのよ?」

「いやさ、彼女がデートで何を奢っても全然喜んでくれなくって、そこで何かプレゼントしようと思ったんだけどさ」

「で、彼女がスマフォが欲しいって言ってたからさ、でも結構高かったから沢山バイトしてプレゼントしたんだけど」

(てかそいつ、そんな物ねだったのかよ…)

「結局いらないって返されちゃってさ」

「は?なんで?」

「うーん…もっと別の機種の方がよかったのかなあ…?」

(なんつー彼女だよ……)

80 :

おいやめろ・・・

81 :


股間寒い

83 = 1 :

数日後

「女さん?選ばないの?」

(値段が…書いていない…)

「ごめんね…こういう所で食べるの、慣れてないから…」

「いつも安いファミレスやファーストフードばかりだったからさ」

「たまにはこういう所で食事でもって思ったんだけど…もしかして嫌だった…?」

「べ、別にそういう訳じゃないんだよ! ただ何を頼めばいいのかわからなくって…」

「じゃあ俺と同じ奴にしとく?」

「うん、そうするよ」

(でもここ…どう見ても学生が来るような店じゃないよなぁ…)

「ねぇ?男くん。お金大丈夫?ここ凄く高かそうだよ?」

「大丈夫だよ、バイト代はまだ沢山あるし」

「で、でも……」

「俺が全部払うからさ、女さんは気にしないでいいんだよ」

「やっぱり悪いよ…」

84 = 69 :

妹ちゃんが天使に見えてきた

85 = 37 :

女ちゃんがメンヘラかと思いきや
男がキチガイだったでござる

86 = 1 :

「彼氏が奢るのは常識だろ?それに俺も女さんに奢りたいから」

「うん…」

(この前読んだ本には、デートで安い店じゃ相手に嫌われるって書いてあったから)

(無理してこんな所で食事することにしたけど…なんか女さん、全然嬉しそうじゃないよなあ…)

(もっと高い店の方がよかったのかな…?)

‥‥‥‥‥‥

87 = 30 :

妹可愛い

89 = 60 :

男はキチガイというかアスペってこんな感じなのかなって

90 = 1 :

「女さん、次はどこ行く?洋服でも見る?」

「今日は別にいいよ」

「そう?」

(だって男くん…また奢るとか言いそうだし…)

「あ、そうだ。男くん?」

「ん?」

「今度男くんのおうちに行ってもいい?」

「え?どうして急に?」

「だって付き合ってから結構経つのに、まだお互いの家に行ったことも無かったんだもん」

「確かにそうだなあ…」

「それの男くんのこと、もっとよく知りたいし」

「わかったよ、じゃあ来週の日曜辺りでいい?」

「うん、いいよ」

(家に行くなら奢りようがないもんね)

91 = 1 :

数日後

「これも駄目、これも駄目っと…」ポイ

   がらっ!

「ちょっと馬鹿兄!今学校から電話が来たんだけど!」

「あっそ、なんて?」ガサガサ

「てかあんた、何やってるの?」

「いや、彼女が俺の家に行きたいって言ったからさ。で、今度家に来ることになったんで片付けてた」

「あっそ」

「後もてなす為の手料理も用意しないとな。何でも家事が出来る男の方が好感が持てるらしいしさ」ガサッ

「知らねーよ」

「だからさ、その日は悪いけど友達とでも遊んで時間を潰してくれよ」ポイ

「別にいいけどさ、ってかそんな事はどうでもいいのよ」

「じゃあ何?」

「最近あんたが毎回授業で寝てるって学校から苦情が来たのよ。案の定テストの成績も落ちてるみたいだし」

「まあバイトとかで忙しいもんな」バサッ

92 = 1 :

「今親がいないってとりあえず切ったけどさ。流石に平日の深夜までバイトやってるってどうなのよ?」

「そんなこと言っても、デート代とかプレゼント代ですぐなくなっちゃうからな」ポイ

「だからって何も……ってかあんたさっきから何捨ててるの!?」

「何って…フィギュアだけど?」

「は?」

「いやさ、この本の『男の部屋にあったら嫌な物特集』って記事のダントツの1位が美少女フィギュアって書いてあってな」

「確かにこんな物見られたら間違い無く嫌われるだろうからさ」

「は?」

「ってよく見たら、ガンダム系のプラモなんかも上位って書いてあるじゃん……これも捨てるか…」ポイ

「ちょっと…何もそこまでしなくっても…」

「そこまでって、お前だってこういうのキモいって思ってるだろ?」

「そりゃそうだけどさ…」

93 = 60 :

勝手に夫の物を捨てたら夫がぶっこわれましたって話を思い出した

94 :

いいね

95 :

これ今ハレグウの人が描いてる漫画と似てるな
漫画ではこういう一途な努力もイケメン補正でいじらしく感じるのに
この男ときたら保坂並みの残念具合

96 = 1 :

「何でも女性に好かれる男性は、無趣味に近い程いいらしい」

「だからって、何も自分の好きな物まで捨てなくっても…」

「別にいいんだよ、どうせ元々ただの暇つぶしだったし…」

「どう考えてもよくないでしょ!」

「そういえばもうすぐバイトの時間だったわ」

「あんたさっきの私の話聞いてなかったの!?」

「あ、そうだ。大丈夫だとは思うけど、万一PCの中でも見られたらドン引きされるだろうから、一応これも捨てておこうっか」

「あと汚かったり物が多過ぎる部屋もNGらしいから、最低限の家具以外は全部捨てとくか…」

「ちょっと本気なの!? あんたどうかしてるんじゃないの!?」

「これ、ゴミ袋に詰めておいたから。次のゴミ出しの日に出しといて」

「は?」

「じゃあ俺、バイト行ってくるから」

「は?ちょっと待ちなさいよ!」

97 = 1 :

日曜日

「お邪魔します…」

「さあ、入って入って」

「うん…」

「元気ないみたいだけどどうしたの?」

「男の子の家に行くのって…初めてだから…」

「そうなの?」

(こんなに可愛いのに…ちょっと意外……)

「うん…だからちょっと緊張しちゃって……」

「女さんはさ、自分の家だと思っていればいいから」

「そう言われても…」

「じゃあ俺、ご飯作るからさ」

「あ、あたしも手伝うよ!料理は結構得意だし」

「いいよ別に。女さんはお客さんなんだし」

「家事は女の仕事でしょ?」

98 = 1 :

「そんなの亭主関白の所だけだよ。今時は男でも家事くらいして女に楽をさせないといけないし」

「で、でも……」

「だから女さんはテレビでも見てくつろいでてよ」

「うん…」

‥‥‥‥‥‥

(また…高そうな料理…)

「どう?おいしい?」

「う、うん!とってもおいしいよ!」

「そっか、よかった」

「男くんって料理上手だね」

「まあ両親共働きでね、よく二人とも家を空けてるからなあ」

「へぇ、そうなんだ。でも一人でいると料理って適当になりがちじゃないの?」

「妹がいるからね。手抜くと怒られるんだよ」

「男くん、妹さんがいるんだ。可愛いの?」

「性格はかなりキツいけど、見た目は結構可愛い方だと思うよ。俺みたいなブサイクに似なくってよかったと思う」

99 :

>>95
題名教えろks

100 :

こういう鬱展開は好物やで


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