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元スレマミ「私が上条君の腕を治せないかって?」
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さやか「はい、マミさんと初めて会ったとき魔法でQBの怪我を治してたんでできないかと思って」
マミ「私が……」
さやか「叶えられる願いは一つしかないんで、魔法少女になる以外叶える方法の無い願いにしたいじゃないですか」
マミ「……」
まどか「マミさん?」
マミ「……ああ、ごめんなさい。そうね、その上条君という子の怪我の様子を見てみないことにはわからないけれど」
マミ「もしかしたらそれで治せる見込みがあるかもしれないものね」
さやか「じゃあ明日の放課後、一緒にあいつのお見舞いに来てくれませんか?」
マミ「ええ、わかったわ」
まどか「それじゃマミさん、私たちの家こっちなので」
マミ「私が……」
さやか「叶えられる願いは一つしかないんで、魔法少女になる以外叶える方法の無い願いにしたいじゃないですか」
マミ「……」
まどか「マミさん?」
マミ「……ああ、ごめんなさい。そうね、その上条君という子の怪我の様子を見てみないことにはわからないけれど」
マミ「もしかしたらそれで治せる見込みがあるかもしれないものね」
さやか「じゃあ明日の放課後、一緒にあいつのお見舞いに来てくれませんか?」
マミ「ええ、わかったわ」
まどか「それじゃマミさん、私たちの家こっちなので」
―――――
まどか「ねえさやかちゃん」
さやか「ん、どうしたのまどか?」
まどか「もしもマミさんの魔法で上条君の腕が治ったらさ、他にどういう願いにするかって決めてる?」
さやか「いやぁそれがまだ全然考えてないんだよねえ。ここ最近は恭介の事で頭がいっぱいだったし」
まどか「私もまだ考えてないな……」
さやか「お金とか典型的なのはいつも欲しいと思ってるけど……」
まどか「そのために魔法少女になれるかって言われたら悩んじゃう?」
さやか「うん。…あれ、あそこにいるの」
まどか「ほむらちゃん」
ほむら「……」
さやか「なにしてるのさ、そんなところで。もしやさっきの会話盗み聞きしてたの?」
ほむら「何でもないわ、単にすれ違っただけよ」
さやか「へぇ、じゃああたし達に用はないわけだ。いこ、まどか」
まどか「う…うん、じゃあねほむらちゃん」
ほむら「……契約しては駄目よ」
まどか「ほむらちゃん?」
さやか「…っ」
ほむら「まどかはもちろん、美樹さやかも。今のあなたは既に願いが叶いそうじゃない」
さやか「でもっ、それじゃ治そうとしてくれてるマミさんは」
ほむら「巴マミが上条恭介の腕を治したら、あなたはそのお礼に魔法少女になるの?それこそ本末転倒よ」
さやか「そんなの……わかってるわよ」
ほむら「何でもないわ、単にすれ違っただけよ」
さやか「へぇ、じゃああたし達に用はないわけだ。いこ、まどか」
まどか「う…うん、じゃあねほむらちゃん」
ほむら「……契約しては駄目よ」
まどか「ほむらちゃん?」
さやか「…っ」
ほむら「まどかはもちろん、美樹さやかも。今のあなたは既に願いが叶いそうじゃない」
さやか「でもっ、それじゃ治そうとしてくれてるマミさんは」
ほむら「巴マミが上条恭介の腕を治したら、あなたはそのお礼に魔法少女になるの?それこそ本末転倒よ」
さやか「そんなの……わかってるわよ」
ほむら「仮に巴マミがその見返りを望んでいたとしても、応える必要はないわ」
ほむら「それはあなたが嫌う、私のような魔法少女と同じことをしているのよ」
まどか「ほむらちゃん……」
さやか「……あんたが魔法少女になるのと引き換えに叶えた願いってさ、QBと契約する以外に方法はなかったの?」
ほむら「ええ、そうよ」
―――――
マミ(私が他の人の願いをかなえる……か)
マミ(あの事故の時、現れたのが治癒に優れた魔法少女とかだったら、私の人生も別なものになっていたのかな)
マミ(魔法少女にならずに、ごく普通の中学生の生活を送って……)
マミ(積んでるあのゲームもレベル上げて隠しボスを倒して……)
マミ「ダメダメッそんな考え、美樹さんは自分じゃなくて他人のために頼んでいるのよ」
マミ「私の時とは違うんだから……」
ほむら「それはあなたが嫌う、私のような魔法少女と同じことをしているのよ」
まどか「ほむらちゃん……」
さやか「……あんたが魔法少女になるのと引き換えに叶えた願いってさ、QBと契約する以外に方法はなかったの?」
ほむら「ええ、そうよ」
―――――
マミ(私が他の人の願いをかなえる……か)
マミ(あの事故の時、現れたのが治癒に優れた魔法少女とかだったら、私の人生も別なものになっていたのかな)
マミ(魔法少女にならずに、ごく普通の中学生の生活を送って……)
マミ(積んでるあのゲームもレベル上げて隠しボスを倒して……)
マミ「ダメダメッそんな考え、美樹さんは自分じゃなくて他人のために頼んでいるのよ」
マミ「私の時とは違うんだから……」
翌日放課後―――――
さやか「あっ、マミさん!」
マミ「ごめんなさい、ホームルームが長引いてしまって。待たせてしまったかしら」
さやか「いやはや、昨日別れてから今までずっとマミさんと行くの待ち遠しかったです」
マミ「ふふ、ありがとう」
さやか「それじゃあ早速」
マミ「ええ、上条君のいる病院に行きましょうか」
病院前―――――
マミ「その子はヴァイオリンをやっているのよね」
さやか「ええ、もうプロ顔負けなくらい上手くて、あたしもよく発表会とかで聴いてたんです」
マミ「じゃあ事故にあって相当辛いでしょうね……」
さやか「だから、腕が治ったらきっとすごく喜びますよ」
マミ「そうね、美樹さんの思い人ですものね」
さやか「なっ…そ、そんなんじゃ」
マミ「…あら?こんなところに孵化しかけているグリーフシードがあるわね、処分しましょう」ジュッ
さやか「マミさんこっちですよ」
マミ「いま行くわ」
上条病室―――――
さやか「恭介ー」
マミ「こんにちは」
上条「やぁさやか、来てくれたのかい。診察前だったから丁度よかったよ……えっと、隣の人は?」
マミ「私は三年生の巴マミ。今日は美樹さんに誘われて来させてもらったの」
上条「ど…どうも、上条恭介です」ペコリ
さやか「実はね恭介、マミさんはねぇ…なんとっ魔h」
マミ「美樹さんから上条君がヴァイオリンをすごく上手だ聞いて、会ってみたくなってしまったの」
マミ『美樹さん、魔法の事は彼には』
さやか『あ……そうですね』
マミ(様子を見るために少し近づきながら……)
上条「そうでしたか、ありがとうございます。でも…今は……」
マミ「演奏できるようになるには、まだ時間がかかりそう?」
上条「その、申し訳ないのですが」
マミ(美樹さんがQBに頼もうとするだけあって、具合は悪いわね)
マミ(彼の腕……かなりひどい状態だけれど、私ならなんとか治せそう)
マミ(少し魔力を消費するけれど、人が助かるんだもの)
マミ(ソウルジェムの光が彼から見えないように)
上条「僕はもしかしたらもう……ん?」
マミ「……」
上条「先輩……?」
マミ(……これで)
上条「あ、あれ?腕が……」
マミ「上条君」
上条「腕が動く、感覚だってなかったのに!」
さやか「恭介っ…!」
上条「どうして…お医者様に聞いてもずっと難しい顔してて、治らないかもしれないって言われてたのに」
マミ「人間には高い自然治癒力があるのよ、きっとそのお医者様だって絶対治る保証がなかったからそう言っただけよ」
上条「け、けどっこんな急に動くようになるなんて」
マミ「病室にいることが多かったから気づかなかったんだと思うわ、リハビリでも足の事も意識しなければならないでしょうし」
さやか「よかったね恭介、これで今までみたいにまたヴァイオリンが演奏できるよ」
上条「さやか……」
さやか「また聴きたいな、恭介のヴァイオリン」
上条「……うん、ありがとう。事故に遭う前のように弾けるかわからないけれど、頑張るよ」
上条「巴先輩も、今日はありがとうございました」
マミ「ふふ、私は来ただけよ。」
上条「もしそうでも、来てくれて嬉しかったです」
―――――
さやか「マミさん、今日の事ホント感謝しきれませんよ」
マミ「いいのよ。でも治せてよかったわ、実は少し不安だったの」
さやか「恭介の怪我、もっと軽いものだと思ってました」
さやか「もし今日の事が無かったら、きっとあたし……」
マミ「そのことなのだけど、美樹さん」
さやか「はい?」
上条「……うん、ありがとう。事故に遭う前のように弾けるかわからないけれど、頑張るよ」
上条「巴先輩も、今日はありがとうございました」
マミ「ふふ、私は来ただけよ。」
上条「もしそうでも、来てくれて嬉しかったです」
―――――
さやか「マミさん、今日の事ホント感謝しきれませんよ」
マミ「いいのよ。でも治せてよかったわ、実は少し不安だったの」
さやか「恭介の怪我、もっと軽いものだと思ってました」
さやか「もし今日の事が無かったら、きっとあたし……」
マミ「そのことなのだけど、美樹さん」
さやか「はい?」
これ公式設定ではどうだったんだろ
マミの魔法で治せるものだったのかな
マミの魔法で治せるものだったのかな
マミ「美樹さんは今でも魔法少女になりたいと思ってる?」
さやか「あ、それなんですけど……少し考えさせてもらってもいいですか」
マミ「ええ、急いで勧めるものでもないものね」
さやか「すみません。折角マミさんの力を借りさせてもらって、あたしも何か恩返しをしたいと思っているんですけど」
マミ「新しい願い事が思い浮かばない?」
さやか「……はい」
マミ「私の事は気にしないで。私も彼を助けられてよかったって思ってる」
さやか「マミさん……」
マミ「私は魔法少女になれるって選択肢を美樹さんたちに教えているだけ。だから、そのことはゆっくり考えて」
マミ家―――――
マミ「はぁ……」
QB「さやかの幼馴染の怪我を治したそうだね、マミ」
マミ「ええ、私ができることなら美樹さんがわざわざ魔法少女になる必要はないもの」
QB「僕としては魔法少女になってくれるに越したことはないんだけどね」
マミ「駄目よ、簡単に命がけの戦いをさせるわけにはいかないわ」
QB「そうかい?その割には今回の事で少し落ち込んでいるように見えるけど」
マミ「そんなこと……ないわよ。今までは感謝も、見てもらうことすらしてもらえなかった」
マミ「けれど、今日は美樹さんと上条君からお礼を言ってもらえた」
マミ「だから、魔女を倒していた時より……ずっといい」
QB「やれやれ、マミも仲間が増えると楽しみにしていた勧誘が魔女退治と比較するまで落ちてしまったのかい?」
>>5
そげぶ
そげぶ
QB「まあ、これで美樹さやかは僕と契約しないだろう。上条恭介の腕が治る前ですら悩んでいたんだ、理由がなくなる」
マミ「そうかもしれないわね……」
QB「鹿目まどかはどうなるだろうね」
マミ「鹿目さんが?」
QB「同じ選択をできる友達が否定を選ぼうとしている、彼女にも少なくともプラスには働かないだろうね」
マミ(鹿目さん……)
数日後、学校昼休み―――――
マミ(あれから、体験コースもやってないわね……)
マミ(鹿目さんたちと話すことも少なくなったかしら)
まどか「あの、マミさん」
マミ「あらどうしたの、テレパシーじゃなくて直接来てくれるなんて」
まどか「今、お時間大丈夫ですか」
マミ「ええ、もうお昼ご飯は食べ終わったから」
まどか「少し…お話したいことがあって」
マミ「魔法少女のこと?」
まどか「はい。その……私、魔法少女になるのやめようと思うんです」
マミ「え……?」
マミ(鹿目さんたちと話すことも少なくなったかしら)
まどか「あの、マミさん」
マミ「あらどうしたの、テレパシーじゃなくて直接来てくれるなんて」
まどか「今、お時間大丈夫ですか」
マミ「ええ、もうお昼ご飯は食べ終わったから」
まどか「少し…お話したいことがあって」
マミ「魔法少女のこと?」
まどか「はい。その……私、魔法少女になるのやめようと思うんです」
マミ「え……?」
まどか「昨日、さやかちゃんと魔法少女について話したんです」
まどか「…私、マミさんの戦う姿にずっと憧れてました」
まどか「何のとりえもない自分が嫌で…ずっとそれを変えたいって思ってました」
まどか「そして、魔法少女としての才能があるということもQBから聞きました」
マミ「なら……」
まどか「でも、努力しないで手に入れたものじゃ自分を変えられないって…さやかちゃんに言われたんです」
まどか「才能だけにすがっていちゃ駄目だって」
まどか「きっと、本当に私が変わらなくちゃいけないことは、もっと別の事だったんです」
まどか「だから……ごめんなさいっ」
まどか「…私、マミさんの戦う姿にずっと憧れてました」
まどか「何のとりえもない自分が嫌で…ずっとそれを変えたいって思ってました」
まどか「そして、魔法少女としての才能があるということもQBから聞きました」
マミ「なら……」
まどか「でも、努力しないで手に入れたものじゃ自分を変えられないって…さやかちゃんに言われたんです」
まどか「才能だけにすがっていちゃ駄目だって」
まどか「きっと、本当に私が変わらなくちゃいけないことは、もっと別の事だったんです」
まどか「だから……ごめんなさいっ」
マミ「……」
マミ「……そう」
まどか「マミさんには魔女から助けてもらって、色々なことを教えてもらったのに、私…」
マミ「…ううん、鹿目さんが決めたことなのでしょう?」
マミ「自分を責めないで」
―――――
ほむら「…ミ」
マミ「……」
マミ「……そう」
まどか「マミさんには魔女から助けてもらって、色々なことを教えてもらったのに、私…」
マミ「…ううん、鹿目さんが決めたことなのでしょう?」
マミ「自分を責めないで」
―――――
ほむら「…ミ」
マミ「……」
ほむら「巴マミッ、聞こえているの?」
マミ「…暁美さん?私に用かしら」
ほむら「まどかが魔法少女になるのをやめたと言っていたから、あなたに聞きに来たのよ」
マミ「ああ、そのこと……ええ、さっき私の所に来てそう言っていたわ」
ほむら「そう。ならいいわ、それを確認したかっただけだったから」
マミ「……よかったわね、あなたの望んだ結果になって」
ほむら「そうね。まどかが魔法少女になるのは何としても避けたかった」
ほむら「だから私にとっては都合がいいわ」
マミ「……私が、美樹さんを手伝わなかったら」ボソッ
ほむら「何を言っているの?」
マミ「何でもないわ……」
マミ「あなた誰なの?」
QB「確かに “この僕” は、三時間ほど前まで君のそばにいたのとは別の個体だよそちらは暁美ほむらに撃ち殺された」
黒い魔法少女。暁美ほむら。あの女だけは、絶対に許さない。
まどか「わたしの願いでマミさんのそばにいた子を蘇生すれば、ほむらちゃんのこと許してあげられませんか?」
こんな感じの旧QB蘇生キュゥマミ魔法少女全員生存ワルプルギス撃破誰か書いてくれたらそれはとってもうれしいなって
マミ「今日も紅茶が美味しいわ」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1304834183/1
1. 初恋ばれんたいん スペシャル
2. エーベルージュ
3. センチメンタルグラフティ2
4. Canvas 百合奈・瑠璃子先輩のSS
5. ファーランド サーガ1、2
6. MinDeaD BlooD
7. WAR OF GENESIS シヴァンシミター、クリムゾンクルセイド
SS誰か書いてくれたらそれはとってもうれしいなって
QBの魔法少女全員陵辱姙娠出産誰か書いてくれたらそれはとってもうれしいなって
QB「魔法少女は産む機械」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1329540530/
QB「確かに “この僕” は、三時間ほど前まで君のそばにいたのとは別の個体だよそちらは暁美ほむらに撃ち殺された」
黒い魔法少女。暁美ほむら。あの女だけは、絶対に許さない。
まどか「わたしの願いでマミさんのそばにいた子を蘇生すれば、ほむらちゃんのこと許してあげられませんか?」
こんな感じの旧QB蘇生キュゥマミ魔法少女全員生存ワルプルギス撃破誰か書いてくれたらそれはとってもうれしいなって
マミ「今日も紅茶が美味しいわ」
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ほむら「……もし、あなたがよければ」
マミ「用が済んだならもう行って、これ以上話すことなんて無いんでしょう?」
ほむら「……ええ、失礼するわ」
マミ「……」
マミ「…うぅ……グスッ…」
―――――
さやか「恭介、それホント!?」
上条「うん、体の調子も良くなってきたから明日退院できるって。学校も明後日から行くつもり」
さやか「やったじゃん!」
上条「お医者様も驚いていたよ」
さやか「じゃあさ、何か手伝ってほしいこととかある?」
上条「ありがとう。でも大丈夫だよ」
上条「腕の事もそうだけど、足の回復も予想以上に早いって言われたんだ。もう松葉杖なしで歩ける」
さやか「そっか」
上条「いつもお見舞いに来てくれてありがとう」
さやか「え……あ、いいってそんなの!あたしが来たくてきてたんだし」
上条「さやかが来てくれたから入院生活も退屈せずにすんだよ」
さやか「……///」
上条「そういえば、巴先輩にももう一度お礼を言いたいな」
さやか「ん…そうだね、私のわがままで頼んじゃったし」
上条「さやかの?」
さやか「あ!ううん、何でもないっ。学校楽しみだね」
上条「うん、久々だから頑張って授業に追いつかないと」
明後日、学校―――――
中沢「治ったとは聞いてたけど、まさか普通に体育の授業に出られるとまでは思わなかったよ」
上条「まだ今まで通りに動き回れるとまではいかないけどね、少し体がなまっていたのもあるし」
中沢「これでも結構心配してたんだぞ」
上条「その割には一回しか病院に来てくれなかったね」
中沢「一度来れば十分だろ?」
上条「つれないなあ」
中沢「気に掛けてくれる友達がいるなんてすばらしいじゃないか」
中沢「それ以上の事をしてくれる人がいるなら、お前は幸せ者だよ」
3年教室―――――
「巴さん」
マミ「……なにかしら」
「あそこで2年の男子が巴さん呼んでるよ」
マミ「…あれは、上条君?」
―――――
上条「3年生ということはわかっていたんですが、クラスは知らなかったので探してしまいました」
マミ「……退院できたのね」
上条「はい、昨日家に帰ってこれたんです」
マミ「……おめでとう」
上条「ありがとうございます。…あの」
マミ「なに?」
上条「なんだか元気ないですね」
マミ「……なにかしら」
「あそこで2年の男子が巴さん呼んでるよ」
マミ「…あれは、上条君?」
―――――
上条「3年生ということはわかっていたんですが、クラスは知らなかったので探してしまいました」
マミ「……退院できたのね」
上条「はい、昨日家に帰ってこれたんです」
マミ「……おめでとう」
上条「ありがとうございます。…あの」
マミ「なに?」
上条「なんだか元気ないですね」
マミ「……ちょっと、ね」
上条「その、どうしても巴先輩にお礼を言いたくて」
マミ「お見舞いに来たことを気にかけてくれるなんて、うれしいわ」
上条「えっと、先輩」
マミ「ん?」
上条「……僕の腕、治してくれましたよね」
マミ「…え!?」
上条「こうして学校に来られるようになったのも先輩のおかげですよ」
マミ「ち、違うわよ!あれはあなた自身の力で…」
上条「僕の体、あの日を境に劇的に良くなっていったんです」
マミ「だから、それは」
上条「一番重症だった左腕がすぐにほぼ元通りに動かせて、次いで治りが早かったのは左足」
上条「時間がかかったのは左腕から遠い右足首でした」
マミ「そ、そういうこともあるわよ」
上条「……あの時、先輩の手元が光っているのが見えたんです」
マミ「っ!」
上条「きっと、何か言えない理由があるんですよね。だからこれ以上は聞きません」
上条「手品でも超能力でもなんでもいいんです、ただ…」
上条「……助けてくれて、ありがとうございました。そう言わせてください」
マミ「上条君……」
マミ「その言葉、すごくうれしい。私こそ話せなくてごめんなさい」
上条「あの、それと……」
マミ「うん?」
上条「……巴先輩は、今付き合ってる方はいますか?」
マミ「え?……い、いないけど」
上条「で、でしたら」
上条「もし、先輩がよかったら……」
上条「…いえ」
上条「先輩の事が好きです、僕と付き合ってください!!」
マミ「……」
マミ「…え」
マミ「ええぇっ!!」
上条「今回の事ももちろん、巴先輩はとても魅力的な人で」
上条「先輩のこと、近くでもっと知りたくて」
マミ「え、えっと…」
上条「……やっぱり僕なんかじゃ嫌、ですか?」
マミ「違うの!そんなのじゃないわ」
マミ「私、魔j…用事があったりで、あまり一緒にいられないかもしれない」
上条「気にしません、先輩3年生だから受験もありますし。それに、時間の事は僕も同じです」
マミ「流行ものとかわからないし……」
上条「僕だってそうです」
マミ「上条君より年上だし…」
上条「そんなの大丈夫ですよ」
マミ「両親いないからお金も大事にしないといけないし…」
上条「出かける時は僕が奢ります」
マミ「一人暮らしだし…」
上条「関係ないですよ」
マミ「私の家、一軒家じゃなくてマンションだし…」
上条「家のリフォーム考えてるんじゃないんですよ」
マミ「……」
マミ「私、魔j…用事があったりで、あまり一緒にいられないかもしれない」
上条「気にしません、先輩3年生だから受験もありますし。それに、時間の事は僕も同じです」
マミ「流行ものとかわからないし……」
上条「僕だってそうです」
マミ「上条君より年上だし…」
上条「そんなの大丈夫ですよ」
マミ「両親いないからお金も大事にしないといけないし…」
上条「出かける時は僕が奢ります」
マミ「一人暮らしだし…」
上条「関係ないですよ」
マミ「私の家、一軒家じゃなくてマンションだし…」
上条「家のリフォーム考えてるんじゃないんですよ」
マミ「……」
マミ(きっと美樹さんは彼の事)
マミ(でも……)
マミ「……私でいいの?」
上条「巴先輩だから、です」
マミ家―――――
QB「それでその告白を受けたのかい」
マミ「ええ、美樹さんには悪いと思ったのだけれど…」
QB「自分の感情を優先させたかった?」
マミ「そ、そんなんじゃ……」
QB「心理的なものは表に出ないようにできるから、一部は隠したいという考えは僕にも理解できるよ」
マミ「だからっ!」
QB「ま、それ以上は分からないけれど」
QB「けど、美樹さやかという他人のために自分の利益を捨てることまで考える必要はないと思うけどね」
マミ「で、でも……」
QB「それに、僕にはマミがそれ以外に上条恭介と付き合うことについて不満はないように見えるよ」
マミ「そう…かしら?」
QB「上条恭介のためというわけでもなさそうだしね」
翌日―――――
マミ(昨日はよく眠れなかったわ)
マミ(付き合うと返事はしたけれど)
マミ(そういうのって何をすればいいのかしら……)
マミ(今日はまだ上条君と顔を合わせてもいないし)
マミ「……もうお昼休みだし、何か買いに行かないと」
上条「巴先輩?」
マミ「!?か、上条君」
上条「よかったら一緒にお昼食べませんか」
マミ「え、ええ。ちょうどよかったわ、そうしようと思っていたところなの」
上条「先輩はお昼何にするか決めてます?」
マミ「いつもは自分でお弁当を作っているのだけれど、今日は寝坊してしまったからパンにしようと思って」
上条「じゃあ購買に行きましょうか」
―――――
さやか「ねえ中沢」
中沢「このメロンパンならやらないぞ」
さやか「いらないわよっ」
さやか「恭介と一緒じゃないの?」
中沢「上条?あいつ昼飯誘ったんだけど、他の奴と食うみたいで出て行ったよ」
さやか「他の奴って隣のクラスの男子とか?」
中沢「さあ、そこまでは聞いてないから分からないな」
さやか「ん、ならいいや。ありがと」
まどか「さやかちゃんどうしたの?」
さやか「昼休みに恭介教室にいなかったから、ちょっとね」
仁美「具合が悪くなって保健室にいっていたら心配ですものね」
さやか「まあ、そういうこと」
まどか「それで、大丈夫だったの」
さやか「うん、他の人と食べに行ったみたい」
―――――
マミ「あそこがあんなに混んでるなんて知らなかったわ」
上条「買って食べることは少ないんですか」
マミ「そうね、自分で作ることが多いかしら」
上条「自分でお弁当作ってるなんて尊敬します」
マミ「そんなたいそうな物じゃないわよ」
マミ「ん…これ、少し私には油っこかったかしら」
上条「カレーパンは冷めてると気になったりしますよね」
マミ「ちょっと、食べきれないかも……」
上条「じゃあ僕のおにぎりと交換しませんか」
マミ「あ…でも、上条君のはまだ開けてないのに私のはもうかじってしまったし……」
上条「え?あ……僕は…気にしませんけど、先輩は気にします?」
マミ「う、ううんっ上条君が大丈夫なら、私も……」
上条「では、どうぞ……」
マミ「ええ、私のも……」
上条「……」
マミ「……」
マミ「…パンの味、変になってたりしない?」
上条「カレーパンは冷めてると気になったりしますよね」
マミ「ちょっと、食べきれないかも……」
上条「じゃあ僕のおにぎりと交換しませんか」
マミ「あ…でも、上条君のはまだ開けてないのに私のはもうかじってしまったし……」
上条「え?あ……僕は…気にしませんけど、先輩は気にします?」
マミ「う、ううんっ上条君が大丈夫なら、私も……」
上条「では、どうぞ……」
マミ「ええ、私のも……」
上条「……」
マミ「……」
マミ「…パンの味、変になってたりしない?」
上条「なってないですよ。いつもの少し油っこいカレーパンです」
マミ「そう、よかった……」
マミ「ねえ、上条君?」
上条「はい?」
マミ「お昼ごはん、誘ってくれてありがとう」
上条「いえ、お礼を言われるほどでは」
マミ「折角付き合うことになったのに、私の方からは何もしてなくて……」
上条「先輩は悪くないですよ、僕の方から告白したんですから」
マミ「明日は私からお昼誘ってもいいかしら」
上条「あ、はい。楽しみにしてます」
放課後―――――
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