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元スレ恭介「仁美さんに振られた…」
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夜、上条宅―――
恭介「……」~♪
恭介「ふぅ……」コトッ
恭介「ダメだ、集中出来ない……」
恭介(……僕の、気持ち、か)
恭介(正直なところ、僕は仁美さんの事をどう思ってるんだろう?)
恭介(退院直後に、仁美さんが僕のことを慕ってくれてるって言われて……)
恭介(悪い気はしなかったのは、間違いない)
恭介(ただ……僕は、本当に仁美さんの事が好きなんだろうか?)
恭介(……………)
恭介「……」~♪
恭介「ふぅ……」コトッ
恭介「ダメだ、集中出来ない……」
恭介(……僕の、気持ち、か)
恭介(正直なところ、僕は仁美さんの事をどう思ってるんだろう?)
恭介(退院直後に、仁美さんが僕のことを慕ってくれてるって言われて……)
恭介(悪い気はしなかったのは、間違いない)
恭介(ただ……僕は、本当に仁美さんの事が好きなんだろうか?)
恭介(……………)
翌日―――
仁美「まどかさん、さやかさん、暁美さん、おはようございます」
まどか「おはよう、仁美ちゃん」
さやか「……おはよ、仁美」
ほむら「おはよう、志筑さん」
仁美「ふぅ……」
さやか「仁美。一晩経って、少しは頭冷えた?」
仁美「何の話ですの?」
さやか(まだ怒ってるか……)
仁美「まどかさん、さやかさん、暁美さん、おはようございます」
まどか「おはよう、仁美ちゃん」
さやか「……おはよ、仁美」
ほむら「おはよう、志筑さん」
仁美「ふぅ……」
さやか「仁美。一晩経って、少しは頭冷えた?」
仁美「何の話ですの?」
さやか(まだ怒ってるか……)
教室―――
ガララ
恭介「!」
仁美「……」スタスタ
さやか「おはよ、恭介、中沢」
中沢「おう、おはよー美樹、鹿目さん、暁美さん、志筑さん」
恭介「おはよう、さやか、鹿目さん、暁美さん……仁美さん」
仁美「っ…」ストン
さやか(どう、恭介?考え、まとまったの?)ヒソヒソ
恭介(……まぁ、一応は)ヒソヒソ
さやか(それじゃ、二人きりで話せるようにしたげる。昼休み、屋上ね)ヒソヒソ
恭介(うん、ありがとう)ヒソヒソ
仁美「………」
ガララ
恭介「!」
仁美「……」スタスタ
さやか「おはよ、恭介、中沢」
中沢「おう、おはよー美樹、鹿目さん、暁美さん、志筑さん」
恭介「おはよう、さやか、鹿目さん、暁美さん……仁美さん」
仁美「っ…」ストン
さやか(どう、恭介?考え、まとまったの?)ヒソヒソ
恭介(……まぁ、一応は)ヒソヒソ
さやか(それじゃ、二人きりで話せるようにしたげる。昼休み、屋上ね)ヒソヒソ
恭介(うん、ありがとう)ヒソヒソ
仁美「………」
さやか「仁美」
仁美「……昨日から、しつこいですわね、さやかさん」
さやか「まぁまぁ。……まだ、恭介の事、許す気にはなれないの?」
仁美「………」
さやか「もし、さ。少しでも許す気があるんなら、昼休みに屋上行ったげて。恭介、そこで待ってると思うから」
仁美「………」
さやか「返事は?」
仁美「考えておきますわ」
さやか「ん。恭介も、反省してるから。話くらいは、聞いてあげなよ?」
仁美「……考えておきますわ」
さやか「はぁ……世話のやける二人だねぇ」
仁美「……昨日から、しつこいですわね、さやかさん」
さやか「まぁまぁ。……まだ、恭介の事、許す気にはなれないの?」
仁美「………」
さやか「もし、さ。少しでも許す気があるんなら、昼休みに屋上行ったげて。恭介、そこで待ってると思うから」
仁美「………」
さやか「返事は?」
仁美「考えておきますわ」
さやか「ん。恭介も、反省してるから。話くらいは、聞いてあげなよ?」
仁美「……考えておきますわ」
さやか「はぁ……世話のやける二人だねぇ」
昼休み―――
恭介「」スクッ スタスタ
ガララ
仁美「………」スクッ スタスタ
ほむら「美樹さやか?」
さやか「ん?何、転校生」
ほむら「上条くんと志筑さんの事……」
さやか「あっはは、いいのいいの。あたしは蚊帳の外だから」
ほむら「………」
さやか「それより、昼ご飯食べよ!」
まどか「う、うん」
ほむら(どうなるのが最善なのかしら……わたしにはわからないわ)
恭介「」スクッ スタスタ
ガララ
仁美「………」スクッ スタスタ
ほむら「美樹さやか?」
さやか「ん?何、転校生」
ほむら「上条くんと志筑さんの事……」
さやか「あっはは、いいのいいの。あたしは蚊帳の外だから」
ほむら「………」
さやか「それより、昼ご飯食べよ!」
まどか「う、うん」
ほむら(どうなるのが最善なのかしら……わたしにはわからないわ)
屋上―――
ギィィ……
恭介「……仁美さん」
仁美「……」
恭介「来てくれて、ありがとう」
仁美「勘違いされては困りますわ。わたくしは、わたくしたちの為に頑張ってくれたさやかさんの顔を立ててあげただけですの」
恭介「それでも、ありがとう」
仁美「……それで、わたくしに何の用ですの?『上条』さん」
恭介「っ……」
ギィィ……
恭介「……仁美さん」
仁美「……」
恭介「来てくれて、ありがとう」
仁美「勘違いされては困りますわ。わたくしは、わたくしたちの為に頑張ってくれたさやかさんの顔を立ててあげただけですの」
恭介「それでも、ありがとう」
仁美「……それで、わたくしに何の用ですの?『上条』さん」
恭介「っ……」
恭介「ゴメンっ!」ガバッ
仁美「!」
恭介「僕、仁美さんの気持ちも考えずに、約束を破ったりして……」
恭介「本当に、悪かったって思ってる」
仁美「……今更、そんなことを仰いますの?」
恭介「許してもらえるなんて思ってないけど……それでも、謝りたかったんだ」
恭介「あの日、急用が出来たって言うのは……ヴァイオリンの稽古事が出来たからなんだ」
仁美「………」
恭介「僕にとって、ヴァイオリンは本当に大切なもので、だから、どうしてもそっちを優先しなくっちゃって思って……」
恭介「愛想、尽かしたよね?」
仁美「!」
恭介「僕、仁美さんの気持ちも考えずに、約束を破ったりして……」
恭介「本当に、悪かったって思ってる」
仁美「……今更、そんなことを仰いますの?」
恭介「許してもらえるなんて思ってないけど……それでも、謝りたかったんだ」
恭介「あの日、急用が出来たって言うのは……ヴァイオリンの稽古事が出来たからなんだ」
仁美「………」
恭介「僕にとって、ヴァイオリンは本当に大切なもので、だから、どうしてもそっちを優先しなくっちゃって思って……」
恭介「愛想、尽かしたよね?」
仁美「そうですわね。彼女よりもそちらを優先してしまうようなら、わたくしたち、もううまくやっていけそうにありませんわ」
恭介「……うん」
仁美「わたくしの方から告白しておいて、勝手ではあると思いますけれど……」
仁美「もう、終わりですわね、わたくしたち」
恭介「っ………」
仁美「少しの間だけでも、貴方と過ごせて、楽しかったですわ……っ、グス…」
恭介「………ごめん、仁美さん」
仁美「そうではありませんわ……上条さん」ポロポロ
恭介「え……?」
仁美「志筑、と呼んでくださいな……でなければ、わたくしも踏ん切りがつきませんわ……」ポロポロ
恭介「………。うん……志筑、さん」
恭介「……うん」
仁美「わたくしの方から告白しておいて、勝手ではあると思いますけれど……」
仁美「もう、終わりですわね、わたくしたち」
恭介「っ………」
仁美「少しの間だけでも、貴方と過ごせて、楽しかったですわ……っ、グス…」
恭介「………ごめん、仁美さん」
仁美「そうではありませんわ……上条さん」ポロポロ
恭介「え……?」
仁美「志筑、と呼んでくださいな……でなければ、わたくしも踏ん切りがつきませんわ……」ポロポロ
恭介「………。うん……志筑、さん」
仁美「っ……こんなお顔では、教室に戻れませんわ……」ゴシゴシ
恭介「……ごめん」
仁美「もう……謝るのは、無しですわ」
恭介「……」
仁美「上条さんは……少しの間でしたけれど、わたくしと一緒に過ごして楽しかったでしょうか?」
恭介「うん、楽しかったよ。こんな僕を好いてくれる人と一緒だったんだ、楽しくなかったわけ、ない」
仁美「それじゃ……最後に、本当の最後に……」
仁美「わたくしのこと、抱きしめてくれます……?」
恭介「僕に、そんな資格は……ないよ」
仁美「……そう、ですの。ごめんなさい、わがままを言ってしまって」
恭介「ごめん、意気地無しで……」
仁美「いいですわ……ヴァイオリン、頑張ってくださいな」ニコッ
恭介「……ごめん」
仁美「もう……謝るのは、無しですわ」
恭介「……」
仁美「上条さんは……少しの間でしたけれど、わたくしと一緒に過ごして楽しかったでしょうか?」
恭介「うん、楽しかったよ。こんな僕を好いてくれる人と一緒だったんだ、楽しくなかったわけ、ない」
仁美「それじゃ……最後に、本当の最後に……」
仁美「わたくしのこと、抱きしめてくれます……?」
恭介「僕に、そんな資格は……ないよ」
仁美「……そう、ですの。ごめんなさい、わがままを言ってしまって」
恭介「ごめん、意気地無しで……」
仁美「いいですわ……ヴァイオリン、頑張ってくださいな」ニコッ
教室―――
ガラッ
さやか「!」
仁美「遅くなりましたわ……お昼、ご一緒してもよろしいでしょうか?」
ほむら「ええ、一緒に食べましょう」
仁美「ありがとうございます……」ストン
まどか「仁美ちゃん、目……」
仁美「……」
まどか「…ううん、ごめん、なんでもないよ」
さやか「仁美……恭介は?」
仁美「上条さんなら……多分、まだ屋上にいらっしゃいますわ」
ガラッ
さやか「!」
仁美「遅くなりましたわ……お昼、ご一緒してもよろしいでしょうか?」
ほむら「ええ、一緒に食べましょう」
仁美「ありがとうございます……」ストン
まどか「仁美ちゃん、目……」
仁美「……」
まどか「…ううん、ごめん、なんでもないよ」
さやか「仁美……恭介は?」
仁美「上条さんなら……多分、まだ屋上にいらっしゃいますわ」
さやか「………」
仁美「行ってあげてくださいな、さやかさん。今、上条さんを励ましてあげられるのは、貴女しかいませんわ」
さやか「仁美、あんた……」
仁美「………」
さやか「……ごめん、まどか、転校生。仁美のこと、お願い」スクッ タッタッタ
ガララ タッタッタ―――
ほむら(………)
仁美「っ……う……」ポロポロ
ほむら「志筑さん……?」
仁美「恋の終わりと言うのは……切ないものですのね」ポロポロ
まどか「仁美ちゃん……」
仁美「行ってあげてくださいな、さやかさん。今、上条さんを励ましてあげられるのは、貴女しかいませんわ」
さやか「仁美、あんた……」
仁美「………」
さやか「……ごめん、まどか、転校生。仁美のこと、お願い」スクッ タッタッタ
ガララ タッタッタ―――
ほむら(………)
仁美「っ……う……」ポロポロ
ほむら「志筑さん……?」
仁美「恋の終わりと言うのは……切ないものですのね」ポロポロ
まどか「仁美ちゃん……」
中沢「で、付き合ってる間にどこまでヤったの? なぁなぁ教えろよー?」
屋上―――
恭介「はぁ……」
ギィィィ……
恭介「………」
さやか「……やっほ、恭介」
恭介「さやか……」
さやか「仁美と、ちゃんと話、出来た?」
恭介「うん……ありがとう、さやか」
さやか「仁美……目、赤かったよ?」
恭介「僕が泣かせたようなものさ……」
さやか「その様子じゃ……仁美と、別れたんだね」
恭介「……うん」
恭介「仁美さんに、振られたんだよ、僕は」
恭介「………ただ、それだけ」
恭介「はぁ……」
ギィィィ……
恭介「………」
さやか「……やっほ、恭介」
恭介「さやか……」
さやか「仁美と、ちゃんと話、出来た?」
恭介「うん……ありがとう、さやか」
さやか「仁美……目、赤かったよ?」
恭介「僕が泣かせたようなものさ……」
さやか「その様子じゃ……仁美と、別れたんだね」
恭介「……うん」
恭介「仁美さんに、振られたんだよ、僕は」
恭介「………ただ、それだけ」
さやか「後悔、してない?」
恭介「………どうだろ、わかんないや」
さやか「昨日から、わからないばっかりだね、恭介は」
恭介「そうだね……でも、仕方ないよ。振られるようなことをしたんだ、僕は」
さやか「ん、そういう自覚があるんなら、少しは成長出来たってことだね」
恭介「僕には……まだ、色恋は早かったってことかな」
さやか「……元気、出しなよ恭介」
恭介「………」
さやか「女の子は何も、仁美だけじゃないよ?」
恭介「………」
さやか「まどかだって、転校生だって、女の子だし」
さやか「あんたの目の前にいる子だって……女の子だし」
恭介「………どうだろ、わかんないや」
さやか「昨日から、わからないばっかりだね、恭介は」
恭介「そうだね……でも、仕方ないよ。振られるようなことをしたんだ、僕は」
さやか「ん、そういう自覚があるんなら、少しは成長出来たってことだね」
恭介「僕には……まだ、色恋は早かったってことかな」
さやか「……元気、出しなよ恭介」
恭介「………」
さやか「女の子は何も、仁美だけじゃないよ?」
恭介「………」
さやか「まどかだって、転校生だって、女の子だし」
さやか「あんたの目の前にいる子だって……女の子だし」
恭介「優しいね、さやかは」
さやか「あたしは……優しくなんかないよ」
さやか「幼馴染の恋路、うまく行かせられなかったし……」
恭介「それは、僕の自業自得だよ。さやかはよくやってくれたじゃないか」
さやか「………」
恭介「でも……しばらくは、ヴァイオリンに専念、かな」
恭介「恋も趣味も両立出来るほど、僕は大人じゃないみたいだからね」
さやか「そっか。頑張んなよ、恭介。あたしは、応援してるから」
さやか「それで、もし……一人が寂しいって思うんだったら」
さやか「その時は、さ。あんたの幼馴染が、側にいてあげるから」
さやか「あたしは……優しくなんかないよ」
さやか「幼馴染の恋路、うまく行かせられなかったし……」
恭介「それは、僕の自業自得だよ。さやかはよくやってくれたじゃないか」
さやか「………」
恭介「でも……しばらくは、ヴァイオリンに専念、かな」
恭介「恋も趣味も両立出来るほど、僕は大人じゃないみたいだからね」
さやか「そっか。頑張んなよ、恭介。あたしは、応援してるから」
さやか「それで、もし……一人が寂しいって思うんだったら」
さやか「その時は、さ。あんたの幼馴染が、側にいてあげるから」
恭介「そう、だね。僕のそばには、いつもさやかがいてくれたもんね」
さやか「なんかあたし、傷心中の恭介の側にいることが多いような気がするよ」
さやか「入院してた時もそうだし、それ以前にヴァイオリンの腕が伸び悩んでた時もそうだったし……今も、あたしは恭介の側にいるし」
恭介「ははは……それだと、まるで僕にはさやかが側にいないとダメ、みたいに聞こえるじゃないか」
さやか「事実じゃない?」
恭介「どうだろう……でも、さやかが側にいてくれて、ホントに救われてるってことだけは、間違いないかな」
恭介「そう考えると……確かに、さやかが側にいてくれないとダメなのかもしれないね」
さやか「っ……もう、ホントに今あんた、傷心中なの?」
恭介「え?」
さやか「ついさっきまで仁美さん仁美さんだったのに、今はあたしのことを口説いてるように聞こえるよ、それじゃ」
恭介「っ!?い、いやそれは……」
さやか「冗談!真に受けないでよ、もう」
恭介「……さやかは、僕をいじめたいのかい?」
さやか「さあ、どうだろうねぇ?」ニヤニヤ
さやか「なんかあたし、傷心中の恭介の側にいることが多いような気がするよ」
さやか「入院してた時もそうだし、それ以前にヴァイオリンの腕が伸び悩んでた時もそうだったし……今も、あたしは恭介の側にいるし」
恭介「ははは……それだと、まるで僕にはさやかが側にいないとダメ、みたいに聞こえるじゃないか」
さやか「事実じゃない?」
恭介「どうだろう……でも、さやかが側にいてくれて、ホントに救われてるってことだけは、間違いないかな」
恭介「そう考えると……確かに、さやかが側にいてくれないとダメなのかもしれないね」
さやか「っ……もう、ホントに今あんた、傷心中なの?」
恭介「え?」
さやか「ついさっきまで仁美さん仁美さんだったのに、今はあたしのことを口説いてるように聞こえるよ、それじゃ」
恭介「っ!?い、いやそれは……」
さやか「冗談!真に受けないでよ、もう」
恭介「……さやかは、僕をいじめたいのかい?」
さやか「さあ、どうだろうねぇ?」ニヤニヤ
さやか「そろそろ、休み時間終わるよ?」
恭介「もうそんな時間!?」
さやか「ど、どうしたのさ恭介?」
恭介「僕、まだお昼ご飯食べてないのに!?」
さやか「だろうと思って、パン、持ってきてあげたよ」ガサ
恭介「あ、ありがとう」
さやか「全く……困った幼馴染だね」
恭介「あはは、面目ない」ガサガサ パク モグモグ
恭介「……うん、おいしい……っ」ポロポロ
さやか「きょ、恭介!?」
恭介「あれ、なんでだろっ……緊張の糸が切れたのかな……あ、あはは……」ポロポロ
恭介「っ……くぅ……」ポロポロ
さやか「……もう、泣きながら食べないでよ」
恭介「ごめっ……」ポロポロ
恭介「もうそんな時間!?」
さやか「ど、どうしたのさ恭介?」
恭介「僕、まだお昼ご飯食べてないのに!?」
さやか「だろうと思って、パン、持ってきてあげたよ」ガサ
恭介「あ、ありがとう」
さやか「全く……困った幼馴染だね」
恭介「あはは、面目ない」ガサガサ パク モグモグ
恭介「……うん、おいしい……っ」ポロポロ
さやか「きょ、恭介!?」
恭介「あれ、なんでだろっ……緊張の糸が切れたのかな……あ、あはは……」ポロポロ
恭介「っ……くぅ……」ポロポロ
さやか「……もう、泣きながら食べないでよ」
恭介「ごめっ……」ポロポロ
キーンコーン……
さやか「……予鈴、鳴っちゃったよ?」
恭介「うん……」
さやか「教室……戻らないの?」
恭介「………そんな気分じゃない、かな」
さやか「不良だねぇ、恭介は」
恭介「もう少しだけ……ここで頭を冷やして行こうかな」
さやか「んじゃ、あたしも付き合ったげる」
恭介「え?でも、無理に付き合うことないよ?」
さやか「今恭介を一人にしたら、下手したらここから飛び降りかねないからね」
さやか「放っておけないよ」
恭介「……キミも、人の事を言えないほどの馬鹿だね」
さやか「なんとでも言ってよ」
恭介「それじゃ……付き合ってくれるかな?」
さやか「……予鈴、鳴っちゃったよ?」
恭介「うん……」
さやか「教室……戻らないの?」
恭介「………そんな気分じゃない、かな」
さやか「不良だねぇ、恭介は」
恭介「もう少しだけ……ここで頭を冷やして行こうかな」
さやか「んじゃ、あたしも付き合ったげる」
恭介「え?でも、無理に付き合うことないよ?」
さやか「今恭介を一人にしたら、下手したらここから飛び降りかねないからね」
さやか「放っておけないよ」
恭介「……キミも、人の事を言えないほどの馬鹿だね」
さやか「なんとでも言ってよ」
恭介「それじゃ……付き合ってくれるかな?」
教室―――
ガララ
和子「はーい、楽しい英語の時間ですよー!」
まどか(さやかちゃんと上条くん、帰ってきてない……)
仁美(………)
和子「あれ?美樹さんと上条くんいないね?」
ほむら「二人なら、体調がすぐれないからと保健室に行ってます」
和子「あら、そうなの?」
まどか(ナイスフォローだよ、ほむらちゃん!)
ガララ
和子「はーい、楽しい英語の時間ですよー!」
まどか(さやかちゃんと上条くん、帰ってきてない……)
仁美(………)
和子「あれ?美樹さんと上条くんいないね?」
ほむら「二人なら、体調がすぐれないからと保健室に行ってます」
和子「あら、そうなの?」
まどか(ナイスフォローだよ、ほむらちゃん!)
恭介「………」
さやか「………」
恭介「………スゥ……」コテン
さやか「っ! 恭、介?」
恭介「スゥ……スゥ……」
さやか「なんだ、寝ちゃっただけか……」
恭介「……さや、か……スゥ……」
さやか「夢でくらい、仁美と幸せに過ごせばいいのに、なんであたしの名前なんか……」
恭介「ありがとう……僕、支えて……スゥ…」
さやか「自業自得で、同情の余地はないとは言え……」
さやか「いくらなんでもお気楽過ぎじゃない?恭介」
恭介「……スゥ……」
さやか「全く、ホントにダメな幼馴染だねぇ……」
さやか「………」
恭介「………スゥ……」コテン
さやか「っ! 恭、介?」
恭介「スゥ……スゥ……」
さやか「なんだ、寝ちゃっただけか……」
恭介「……さや、か……スゥ……」
さやか「夢でくらい、仁美と幸せに過ごせばいいのに、なんであたしの名前なんか……」
恭介「ありがとう……僕、支えて……スゥ…」
さやか「自業自得で、同情の余地はないとは言え……」
さやか「いくらなんでもお気楽過ぎじゃない?恭介」
恭介「……スゥ……」
さやか「全く、ホントにダメな幼馴染だねぇ……」
>>1君には期待している
俺の、俺達のさやかちゃんをたぶらかすとかイライラが止まらないんだが?
恭介「………ん」
さやか「目、覚めた?」
恭介「さやか……?……――!」ガバッ
さやか「ど、どうかした?」
恭介「ご、ごめんさやか!君の肩、枕代わりにしちゃって……」
さやか「気にしなくってもいいって!あたしの肩、寝心地よかった?」
恭介「っ……う、うん」
さやか「なんなら、もっとあたしの肩、貸してあげてもいいんだよ?」
恭介「そ、それはさすがに恥ずかしいよ……」
さやか「あっはは、顔、赤いよ恭介?」
恭介「うう……今の事は忘れてくれよ……」
さやか「目、覚めた?」
恭介「さやか……?……――!」ガバッ
さやか「ど、どうかした?」
恭介「ご、ごめんさやか!君の肩、枕代わりにしちゃって……」
さやか「気にしなくってもいいって!あたしの肩、寝心地よかった?」
恭介「っ……う、うん」
さやか「なんなら、もっとあたしの肩、貸してあげてもいいんだよ?」
恭介「そ、それはさすがに恥ずかしいよ……」
さやか「あっはは、顔、赤いよ恭介?」
恭介「うう……今の事は忘れてくれよ……」
キーンコーン……
さやか「五時間目、終了のチャイムだね」
恭介「そ、そうだね」
さやか「どうする?教室、戻る?」
恭介「うーん……」
さやか「まだその気になれないって言うんなら、付き合うよ?」
恭介「いや、もう戻ろうか」
さやか「そう?じゃ、戻ろっか」
さやか「五時間目、終了のチャイムだね」
恭介「そ、そうだね」
さやか「どうする?教室、戻る?」
恭介「うーん……」
さやか「まだその気になれないって言うんなら、付き合うよ?」
恭介「いや、もう戻ろうか」
さやか「そう?じゃ、戻ろっか」
教室―――
ガラッ
恭介「ふぅ……」
中沢「お、戻って来たか恭介!体調、大丈夫か?」
恭介「え?」
ほむら「『具合が悪いから保健室に行っていたみたい』だけれど、どうなの?」
さやか「!」(転校生……)
恭介(あ、ああ、そういうことか)「うん、もう大丈夫だよ」
中沢「まだ病み上がりで体調が万全じゃねぇみたいだな?」
恭介「そんなことないよ。元気元気!」
仁美「………」
ガラッ
恭介「ふぅ……」
中沢「お、戻って来たか恭介!体調、大丈夫か?」
恭介「え?」
ほむら「『具合が悪いから保健室に行っていたみたい』だけれど、どうなの?」
さやか「!」(転校生……)
恭介(あ、ああ、そういうことか)「うん、もう大丈夫だよ」
中沢「まだ病み上がりで体調が万全じゃねぇみたいだな?」
恭介「そんなことないよ。元気元気!」
仁美「………」
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