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    元スレ伊織「素直になる薬?」

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    みんなの評価 : ★★
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    301 = 297 :

    【オーディション会場】

    <<オーディション CLEAR!>>

    P「皆、お疲れ様」

    「楽勝だったね!」

    貴音「ええ…己の力が更に高まった事を感じます」

    美希「そういえばここのオーディション、ジュピターの1人も出てたみたいなの」

    「ああ、何かトイレみたいな名前の」

    303 = 297 :

    翔太「その覚え方はやめてよね!」

    P「うおっ!?君は…確か、御手洗翔太だったか」

    翔太「いやぁ、流石だね765プロ。やっぱり1人じゃ厳しいよ」

    P「いや、君もかなりのものだったよ。
    …ところで、聞きたい事があるんだが時間はあるかい」

    翔太「…社長のことかな?」

    P「話せないか?」

    翔太「ううん、大丈夫だよ。身内からしてもすごい違和感だから」

    P「そっちでもあの調子なのか…」

    翔太「…いや、でも、信じて貰えるかなぁ、これ」

    P「ん、どういうことだ?」

    翔太「実は…」

    304 = 297 :

    ─────
    【その頃の冬馬君】
    冬馬「どうしたんだ黒井のオッサン。急に電話なんか」

    黒井『あー、冬馬。以前に765プロは裏で色々汚い事をしていると言ったな』

    冬馬「ああ、そうだ。だから…」

    黒井『あれは嘘だ』

    冬馬「え」

    黒井『まあそれでも奴らは強いからな。ライバルとして全力で挑め』

    冬馬「おいちょっと待て。一体どういう」

    黒井『以上だ』ピッ

    冬馬「え、あ、おい!」

    冬馬「…」

    冬馬「…何がなんだか、分からない…」

    ─────

    307 = 293 :

    黒井はかわいいなあ

    308 = 297 :

    【戻ってオーディション会場】

    P「…素直になる薬ぃ?」

    貴音「そのようなものが…まこと、不可思議です」

    美希「ふーん…プロデューサーに飲ませたら、素直な心が聞けるのかな」

    P「確かにそれなら話は合致するが…」

    「でも、グルになってハメようとしてるのかもしれないよ!」

    翔太「んー…じゃあ、君達の誰かが試してみればいいんじゃないかな」

    309 = 297 :

    P「…まあ、それが一番手っ取り早いか。俺が飲むよ」

    「プロデューサー、危ないぞ!中身が変な薬だったら…」

    P「こんな場所でそんな真似は流石にしないだろう」

    翔太「はぁ…何か、冬馬クンみたいな子だね」

    P「じゃあ、飲むぞ…」ゴクッ

    「あっ…」

    310 = 297 :

    P「…」

    「…」ソワソワ

    貴音「…」ソワソワ

    美希「…」ワクワク

    P「…響」

    312 = 297 :

    「ふぇっ!?な、何!?」

    P「俺は、ダメな男だ。お前はアイドルであり俺はプロデューサーなんだ」

    「う、うん」

    P「なのに、俺は、お前の事がs」

    貴音「ハァッ!」ドゴォ

    P「ぐはぁっ!?」バタリ

    313 :

    やっぱりTさんはすごい

    314 = 297 :

    「プ、プロデューサーっ!貴音!何するんだ!」

    美希「おおー、ミキ、コークスクリューって初めて見たの」

    貴音「このような物で人の心を聞き出すのは邪道というものです」ケロッ

    「で、でも貴音も飲むのは止めなかっ…」

    貴音「…」ゴゴゴゴ

    「う、そ、そうだよね。こんな事駄目だよね」

    翔太「…後ろから刺されないように気をつけなよ、プロデューサーさん。聞こえてないだろうけど」

    315 :

    おい宇宙人邪魔すんな

    316 = 283 :

    お姫ちんやるじゃない

    318 = 284 :

    さすがお姫ちん

    319 = 297 :

    翔太「とりあえず、これで信用してくれたかな」

    「うん…って、これを知ってるって事は、黒井社長に飲ませたのって」

    翔太「うん、まあ、僕だよ。直接じゃないけど」

    貴音「いつ、いかほど飲ませたのです?」

    翔太「うーん…あの人がいつ、どれくらい紅茶を飲んだかにもよるけど多分3時間ほど前、最低10個は効果があると思う」

    「うわぁ…もし、変な薬だったらどうするつもりだったの?」

    翔太「それならそれで面白いかなって」

    美希「すごく毒殺しやすそうな社長なの」

    320 = 297 :

    翔太「おっと、そろそろ行かないとジュピター全員でのオーディションの時間に遅れちゃうよ」

    貴音「おや…あなた達は大型のいべんと以外は、そろでの活動ばかりだった筈では?」

    翔太「んー、社長がね、『仲間同士の交流も大事に』って急に言い出すようになって。
    僕からしてもあの2人は別に嫌いじゃないからいいんだけどね。お互いをもっと知るのもいいかなって」

    貴音「ほう…それは」

    美希「むー、ジュピターが何だか更に手強くなる気がするの」

    翔太「はは、まあお互いそれなりに頑張ろうよ。それじゃ」スタスタ

    321 :

    さすが貴音さんやでえ

    322 = 297 :

    貴音「(今は響、ですか…ですが、まだわたくしにも好機はあるはず)」

    「これはますます負けてられないぞ…プロデューサー!自分達ももっと…プロデューサー?」

    P「…」ピクピク

    「うわー!忘れてた!プロデューサー!プロデューサー!」

    P「…う、うう…響…?」

    「ああ、良かった、目が覚め…」

    P「響、けっk」

    ハァッ ドゴォ ワープロデューサー!

    美希「馬鹿ばっかなの」

    323 :

    響、結婚しよう

    324 = 284 :

    響 俺の子供を産んでくれ

    325 = 297 :

    ────

    【数時間後、765プロ】

    小鳥「社長、お茶どうぞ」

    高木「おお、ありがとう…ふぅ。しかし、本当にどうしたものかね」

    小鳥「黒井社長が置いていった書類ですか?」

    高木「ああ。律子君と隅々までチェックしたんだがね。
    特別あちらの有利になるような事もその逆も書かれていない。
    本当にとことんまでwin-winを突き詰めた完璧な案だよ」

    小鳥「へぇ~…凄いんですね、あの人」

    326 = 297 :

    高木「ああ。あいつは本当に優秀な男だよ。
    今まではその能力をおかしな方向に向けてしまっていただけ…まあ、もう元に戻ってるかもしれんがね」

    小鳥「素直になる薬…プロデューサーから連絡された時は耳を疑いましたよ」

    高木「おや、音無君はそういった物には割と理解があると思っていたがね」

    小鳥「…まあ、ネタにした事はありますけど」

    高木「ともあれ、一時の気の迷いだったという事だよ。記憶は残らないという話だから、
    これを処分してしまえば全ては元通りになる」

    prrrrr

    小鳥「あら、電話が」

    327 :

    さるよけ

    328 = 297 :

    小鳥「はい、こちら76『むぅ、その声は嫁き遅れの事務員か!貴様に用は無い、高木を出せ高木を!』…社長」

    高木「…黒井か。何の用かね」

    黒井『フン、私とした事が貴様の薄汚い事務所に行ってしまった挙句、世にもおぞましい事を口走っていたらしいな』

    高木「!…覚えていないはずではないのか」

    黒井『私には優秀な秘書が居るのでな。密かに聞いていたその者から一部始終は既に耳に入っている。全く、怖気が走る』

    高木「そうか。…この書類はこちらで処分しておく。事務所の子達にも口外はしないと言ってくれたよ」

    黒井『借りとは思わんぞ。例え貴様の所の弱小アイドルが血迷った挙句口走ったところで揉み消すのは容易いことだからな』

    高木「ははっ、まあそうだろうな」

    黒井『…』

    高木「どうした?そろそろ切────」

    黒井『私は、何よりトップを求める』

    329 :

    さるよけ支援

    330 = 284 :

    しええええん

    331 = 297 :

    高木「…ああ、お前はそういう男だ」

    黒井『無論、アイドル界でもそれは同じだ』

    黒井『その案…貴様はどう思う』

    高木「…」

    高木「…素晴らしいものだよ。何も文句は言えないさ」

    黒井『フン、私のやり方を頑なに認めなかった貴様がそんな事を言うとはな』

    332 = 293 :

    たかねはかわいいなあ

    333 = 285 :

    この子安はいい子安

    334 = 297 :

    黒井『…私も、この案に文句は無い。まあこの私が作った物だから当たり前ではあるがな!』

    高木「ああ、そうだな」

    黒井『…』

    高木「…」

    黒井『…目指せるのだろうか、もう一度、共に』

    高木「もう一度ではない」

    黒井『む?』

    高木「今、初めて本当の意味で始まったのだろう、私達は」

    黒井『…ああ!』

    335 = 297 :

    ───────

    <<IA大賞グランドファイナル>>

    司会『さーあ、これは凄い!ジュピターとナムコエンジェル、
    IAエリア賞を二組で独占!残すは大賞を残すのみとなりました!』

    高木「ふむ、流石はうちのプロデューサー君だ」

    黒井「大賞が発表される前にそのような台詞を吐くとは余裕だな高木ィ」

    高木「私は彼女達と彼を信じているからね」

    黒井「フン、私とて同じだ。そして信じるという条件が拮抗した以上、
    実力で勝るジュピターが勝るのは自明の理!」

    高木「いつから、ジュピターの方が実力が上だと錯覚していた…?」

    黒井「何…だと…面白い、ならば見せて貰おうではないか、765プロの力とやらを!」

    司会『IA大賞は─────』

    高木、黒井「「私達の戦いはこれからだ!」」

    2人のこれからにご期待下さい!

    END

    336 :

    おつ

    337 = 297 :

    終わったー何でこんなに長くなったのかしら、アイドル組とイチャイチャ期待した人はごめんね
    響か貴音での構想は少し浮かんでるから溜め終わったらまた別にスレ立ててやるかも

    338 :

    オッサン×オッサンの話もいいものだ

    339 :

    おつおつ

    340 = 285 :

    おつ

    343 :

    >337
    いやー、Ifモノとして中々に上質なパターン

    346 :

    あとで、がんばろっかな…ボソ

    347 :

    あっちを完走させてからかんばってください

    348 :

    真はすでに素直

    350 = 284 :

    春香「素直になる薬?」

    小鳥「そうピヨ!!」

    小鳥「これで気になるあの人の本音をばっちり把握して心を鷲づかみピヨ!!」

    春香「ばっちり・・・鷲づかみ・・・」ドキドキ

    春香「もっ、もらいますっ!!」


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