元スレ杏子「ほっかほかご飯! どうやって食おうか」
SS覧 / PC版 /みんなの評価 : ★★
1 :
杏子「おおっ! 炊きたてでつやつやしてやがる……!」
杏子「くう~~っ! 湯気の匂いすらほんのり甘いじゃねーか!」
杏子「も、もう我慢できな……はっ……はっ」
杏子「っくしょい!」
杏子「……」ズビッ
杏子「なんだ……夢かよ……」
2 = 1 :
杏子「うー寒っ、そういや公園で野宿したんだっけ」
杏子「あ痛たたた、背中痛え……この前さやかんちに泊まってフカフカの布団で寝たからかなあ、慣れてるはずなのに」
杏子「ん……げ、ヨダレで顎がパリパリじゃねーか! 顔洗わねーと」
ザーッ バシャバシャバシャ
杏子「ふいーっ、目が覚めた」
杏子「う……」グーッ キュルルルル…
杏子「あんな夢見たもんだから腹減っちまったな……いや、腹減ってるからあんな夢見るのか」
3 :
かわいい
4 :
ほかほかごはんになめくじどばー
イカの塩辛だと思って食べればおいしいよ杏子ちゃん^^^^^^^^
5 :
続けろ下さい
6 :
マミさんのアナルに鶉の卵入れまくって疑似産卵させたい
7 :
はいはい金玉金玉
8 = 1 :
杏子「朝飯朝飯、何残ってたかなあ」ガサゴソ
杏子「げっ……うんまい棒一本しか残ってねえ」
杏子「まあ仕方ない、あるだけマシか。いただきまーす」サクサク
杏子「うんまい! チーズ味!」
杏子「うんまい棒はうんまいからうんまい棒なんだよなー」サクサク
杏子「……」グギュルルルルル…
杏子「やべ、中途半端に食ったら余計に腹減ってきたぞ……」
9 :
あんこちゃん貧乏飯ネタは夢が無限に広がる
10 = 1 :
ほむら「それで、どうして私の家なの」
杏子「仕方ねーじゃんか、さやかんちは昨日の今日だし。それに、まどかやさやかんちだと親御さんがいるから気が引けるんだよ」
ほむら「巴マミの家に行けばいいじゃない……大歓迎されるだろうし、きっと食べるものにも困らないわよ」
杏子「あいつんち行くとやたら世話焼いてくるから苦手なんだよ……」
杏子「それにマミはパン派だし」
ほむら「?」
ほむら「まあいいわ……仕方ない、私の朝食を分けてあげるから待ってなさい」
杏子「やりぃっ、そうこなくっちゃ!」ワクワク
11 :
>>2
アフィカスども息してるー?
>>8,10
また湧いてきた。わかり易すぎ。
12 :
金玉をおかずにするなよ
13 = 1 :
ほむら「はい、召し上がれ」
杏子「……」
ほむら「どうしたのよ」
杏子「何だよこれ……」
ほむら「見ての通り、カロリーメイトよ」
杏子「何でだよ! 朝飯じゃねーのかよ!」
ほむら「立派な朝食じゃない……フルーツ味は嫌いだったかしら? チーズ味の方がよかった?」
杏子「あ、いや、チーズはもういい」
14 = 1 :
杏子「じゃなくって! そんな朝飯じゃ力出ねーじゃねーかよ!」
ほむら「大塚製薬を甘く見ない方がいいわ。バランス食品なのよ。私は毎朝これだし」
杏子「違う! あたしが求めてすのはこれじゃねえ!」
杏子「あたしはほっかほかのご飯が食いたいんだよー!」ジタバタ
ほむら「そんなこと言われても……お米なんて買ってないわよ」
杏子「えっ」
杏子「……」シューン…
15 :
かわいい
16 :
素直にマミさん家にいけばいいのにw
ご飯食いたいと言えば絶対用意してくれるだろうに
17 :
今すぐ炊飯器ごと無洗米送るから住所教えて!
18 = 1 :
ほむら「そこまで落ち込むことないじゃない……」
杏子「しばらくそっとしといてくれ……今あたしのハートは粉みじんなんだ……」
ピンポーン ゴメンクダサーイ
ほむら「あら……?」
ピンポーン ピンポーン ゴメンクダサイマシー
ほむら「誰かしら、こんな朝早くから……今日は来客が多いわね」
19 = 1 :
ガチャ
仁美「ああよかった、おはようございますー」
ほむら「志筑仁美? あなた、私の家の住所知ってたかしら?」
仁美「まどかさんに教えていただきましたの。今日はちょっとおすそ分けに」
ほむら「あら……お米じゃない」
<コ、コメダッテー!!? ドタドタドタ
杏子「お……」
杏子「おおおっ! 本当に米じゃねーか!」
20 :
あんまり
21 = 1 :
まどか『あ、仁美ちゃんおはよー』
仁美『おはようございます。この間お話した通り、うちのグループの田んぼで新米がとれましたのでおすそ分けに参りました』
まどか『うわあ! ありがとう、パパも喜ぶよ!』
まどか『ねえ、仁美ちゃん……もし。もし迷惑じゃなかったらなんだけどね?』
まどか『ほむらちゃんにも新米、分けてあげてくれないかな?』
仁美『暁美さんですか?』
まどか『うん。ほむらちゃん、家庭の事情で一人暮らししてるんだけど、ちゃんと食べてるか不安で……ほっとくとカロリーメイトばっかり食べてるから』
仁美『なるほど……ええ、構いませんよ。たくさんありますし』
まどか『本当? ありがとう! えっと、住所はね……』
仁美「……というわけですの」
ほむら「カロリーメイトは優秀な食品なのに……」
22 :
だからまな板なんd
23 = 1 :
杏子「まぶしい……どこの誰かは知らないが、あたしにはあんたが神様か仏様に見えるぜ……!」
仁美「あの……さっきから気になってたんですが、そちらの方はどちら様ですか?」
ほむら「……」
ほむら「近所に住んでるホームレスの子よ」
杏子「ちょっ……オイ!」
ほむら「嘘は言っていないつもりだけど」
杏子「言い方ってもんがあるだろーが!」
24 = 1 :
ほむら「……この子は佐倉杏子。えーと、親戚の子なの」
ほむら「まどかやさやかとも仲がいいのよ」
仁美「まあ、そうでしたか」
仁美「志筑仁美と申します。暁美さんたちとは一緒のクラスですの。よろしくお願いしますね」
杏子「おう! それよりあんた、早く上がってってくれよ! 狭いことだけどさ」
ほむら「誰の家だと思ってるのよ……」
25 = 1 :
杏子「こ、これが新米……すげえ、炊いてないのにつやつや透き通ってやがる……!」
仁美「杏子さんはお米が好きですの?」
杏子「大好きだ! ほむら、早く炊こう! すぐに炊こうぜ!」
ほむら「ああもう、勝手に開けて……わかったわよ」
ほむら「それにしても志筑仁美……あなた一人で持ってきたの?」
仁美「ええ、お友達の家を訪ねるんですもの。せっかくですから」
ほむら「……意外と体力あるのね」
26 = 1 :
ほむら「炊飯器を使うのも久しぶりね……」ザザーッ
仁美「新米は水分が多いですから、お水は少なめでいいんですよ」
仁美「本当は炊く前に少し水につけておくといいんですけど……」
杏子「……」ワクワク
仁美「杏子さんは待ち切れなさそうですね」クスッ
28 = 1 :
炊飯器「……」
杏子「……」ジー
ほむら「べったり張り付いちゃって……」
仁美「本当にお米が好きなんですね。持ってきた甲斐がありましたわ」
炊飯器「……」シュウウ…
杏子「おおっ……甘い匂いがする……」クンクン
29 :
ほ
30 = 1 :
ピーッ
杏子「鳴った! ほむら、炊けたぞ!」
ほむら「はいはい、少し落ち着きなさい」カパッ
フワア…
杏子「お」
杏子「おおおおおっ! つやっつや! ほっかほかのご飯だあ……!」
ほむら「しゃもじで軽く掘り返して、と」
杏子「うおお、この湯気だけでメシが食える……あ、これがメシだっけ」
31 = 29 :
ほす
32 = 1 :
ほむら「お茶碗に軽く一盛り、と」
杏子「うっはあ……」
杏子「ほ、ほむら。食っていい? 食っていいか?」
ほむら「まだ何の準備もしてないけれど……そのままでいいなら、はい」
杏子「おおお……」
杏子「いただきまーす!」パクッ
杏子「んむ、ほふっ」ハフホフ
杏子「くおおおっ! 米一粒一粒がしっかりしてて、甘くって……! 幸せ~~っ!」ジーン…
33 = 15 :
かわえええええええええええ
34 = 1 :
ほむら「えーと、何かおかずになりそうなものあったかしら……」ゴソゴソ
杏子「……」ハフハフ カカカッ
杏子「おかわり!」
仁美「食欲旺盛ですわね、見ていて気持ちがいいですわ」
ほむら「放っておくと一人でジャーを空にしかねない勢いね……」
ほむら「とりあえず漬け物と、缶詰めがいくつか出てきたわ」ゴトッ
35 :
きゃわわ
36 = 1 :
仁美「白菜の浅漬けですね」
杏子「米は食わないのになんで漬け物があるんだ?」
ほむら「お茶に合うのよ」
杏子「……変なところで渋い趣味してるな」
杏子「まあそれはいいとして、ご飯の上に白菜を乗せて……」
杏子「よーし、巻いて食っちまうぞ……!」ハムッ ザクッ
杏子「……!」
杏子「くあっ、塩気がきいて……! さっすが漬け物、ご飯との相性抜群だぜ!」
仁美「本当に美味しそうに食べてくれますのね」
ほむら「私たちも食べましょうか……はい、志筑仁美」
37 :
炊飯器で炊いた飯はマジでうまい
震災後に電気復旧してそう思った
38 = 12 :
金玉はやめろよ
39 = 1 :
杏子「この缶詰めは……イワシの蒲焼きか!」
ほむら「好きに開けていいわよ」
杏子「よ、よーし」ペコッ カパッ
杏子「おお……甘辛のタレがご飯に染みる……!」
杏子「……」ハグ…
杏子「んん~~っ、ご飯の熱でイワシもあったまって……たまんねえ!」
41 :
イワシの蒲焼き以上にごはんに合う缶詰ってあるの?
42 :
そろそろ時間が時間だし画像テロが
43 :
ほむら「あとはツナ缶ね」
杏子「ん……ツナかあ」
ほむら「あら、どうしたの?」
杏子「うーん……ツナってあんまりご飯に合わなくないか?」
ほむら「ツナマヨのおにぎりだってあるわよ……まあ、私もおかずにはしないわね」
仁美「それでしたら、私が少し手を加えましょうか?」
仁美「暁美さん、キッチンお借りしますね」スッ
44 :
杏仁ほむ
45 :
こんな時間に見るんじゃなかった…腹減ってきたあああ
46 = 43 :
仁美「ツナ缶の油はよく切って」
仁美「フライパンでくっつかないように炒めます」ジジジ…
仁美「醤油を鍋肌に回しいれて焦がし、手早く全体に」ジュジューッ ザッザッ
仁美「はい、どうぞ召し上がれ」
杏子「んー? これだけでそんなに変わるのか?」パク
杏子「お……おおっ! あっさりしてて焦がし香ばしくって……こ、こいつはご飯が欲しくなる味だっ!」ガバッ ガツガツ
ほむら「あら本当……志筑仁美、意外と庶民的なこともするのね」
仁美「ええと……褒められてるんでしょうか? でしたら、そこは家庭的の方でお願いしたいのですけど」
47 :
なにこの米食啓発スレ
48 = 42 :
ほっしゅ
49 = 43 :
杏子「ふはーっ、だいぶ落ち着いてきたな!」
ほむら「3合炊いたのにもう半分もないわよ……これで落ち着いたって、まだ食べるつもりでいるの?」
杏子「おいおい、これからじゃねーか!」
杏子「それにしても、これだけ美味いご飯なんだ……もっと米に合うもの色々用意して食いてーな!」
仁美「あら、面白そうですわね」
杏子「よっしゃ! ほむら、今のうちにもう一回炊いておこう! 今度はちゃんと水につけるとこからやるぞ!」
仁美「ジャーの残りは一旦移しておかないといけませんね」
ほむら「家主の私に決定権は……はあ、わかったわよ。もう」
50 :
あんこちゃんいじめスレかと思ったら読者いじめスレだった
みんなの評価 : ★★
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