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元スレ男「エルフを買っt エルフ「新しい家ー!」
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ギシ ギシ
エルフ「泣かないで」
エルフ「泣いてない? そう」
エルフ「うん、売女だよ。生きる価値ないね。否定はしないよ」
エルフ「……」
エルフ「泣かないで」
ギシ ギシ……
翌朝
エルフ「すみませんが、ご主人様の命令なので」
青年「……」
男「……」
青年「そうか」
男「……すみません」
青年「でも、ちょうど良かったかな」
男「?」
青年「実はね、もう少し進んだ話がしたかったんだ」
男「……それはどういう?」
青年「彼女を買い取りたい」
男「!?」
青年「そろそろ僕も我慢ができなくなってね」
男「つまり?」
青年「全部を僕のものにしたい」
男「全部……?」
青年「全部は全部さ。これからは淫らなことも」
>>1の力の見せ所だな
男支援
男支援
青年「もちろんタダでとは言わないよ――おい」
護衛「はい」
ドサガシャン!
男(随分大きい……袋?)
青年「中身は全部金品だ」
男「え?」
青年「ん? これじゃあ足りないかな。もっと足そうか?」
男「い、いや! なんで!?」
青年「買うためだけど?」
男「どう見てもそういう額じゃないだろ!」
青年「僕はそれだけ出す価値があると思ってる」
男「たかがいち奴隷だぞ! しかも汚れてる!」
青年「僕が聞きたいのはそういうことじゃない。売るのか売らないのかだ」
男「……」
青年「買えないかな?」
男「……」
青年「沈黙は了承とみなすよ」
男「……」
青年「……それでいい。君はもっといい奴隷をたくさん買えばいいしね。じゃあ行こうか」
エルフ「……」
青年「来るんだ」
エルフ「……わかった」
男「……」
エルフ「じゃあね」
男「……てよ」
青年「では。また会えるといいね」
男「待てよ!」
青年「……」スタスタ
男「待てって言ってるだろ!」
青年「君は既に対価を得ている。止めるならそれなりの対応をさせてもらうよ」
護衛「ふっ!」ブン!
男「がッ!」ドサ
エルフ「……」
青年「行こう」
男「ぐ……行くな!」
青年「黙らせろ」
護衛「はい」
男「ぐぶ! ……行くな」
護衛「ふん!」
男「っ……行くなよ……! 絶対にかえっ――!」
エルフ「……」
護衛「シッ!」
男「ぐっ……っ……!」
男「――」
男「っ……あ……」
男「……」
男(……寝室。夜か?)
男(一人……)
男「……一人だな」
男「……」
男「なんか、思い出した……」
男「俺って、昔犬を飼ってたっけ」
男「人懐っこい犬……誰にでもすぐ懐く」
男「もちろん俺にも懐いてたけど……死ぬのを看取ったのはあまり会わせたこともない父さんだったっけ」
男「わざわざ俺のところを抜け出して、最期の力を振り絞って。あまり父さんの屋敷まで行って」
男「……くそっ!」
エルフ「それはしょっぱいね」
男「っ!?」
エルフ「急に動かない方がいいよ」
男「つぅっ!」
エルフ「割と大怪我だしね」
男「……なん、で?」
エルフ「あたし? 逃げてきた」
男「は……?」
エルフ「だってあなた言ったじゃん。絶対帰って来いって」
男「あ……」
エルフ「へへ。ご主人様の命令には逆らえないよ」
男「……」
エルフ「泣かないでよ?」
男「で、でも、もうあの時所有権は」
エルフ「あれ? そう言えばそうか。じゃああっちに戻らないと」
男「待っ――!」
エルフ「はは。冗談だって」
エルフ「んーとね。やっぱり物っていうのは、大切にしてくれる人のところにいたいんじゃないかな」
男「?」
エルフ「あの人はあたしを壊すつもりみたいだったし」
男「壊す?」
エルフ「あたしみたいのが珍しかったんだと思う」
男「……」
エルフ「奴隷でありながら壊れてない。なら壊しがいがあるって。そんなとこじゃないかな」
エルフ「ばかばかしいよね。あたしなんてとっくに壊れてるのに」
男「それは」
エルフ「違わないでしょ。もうやらしいことをやらしいとも思えないし、母さん殺したこともどうでもいい」
男「……」
エルフ「それでも、あたしは……」
男「ん?」
エルフ「あなたのとこにいたいな。なんて」
男「……」
エルフ「好きです。多分ね」
男「ぐ……」
エルフ「……」
男「ふぐ……っ……」
エルフ「泣かないで」
男「泣いて、ない……!」
エルフ「そっか」ナデ
男「っ……っ……!」
エルフ「そうだね……」ナデナデ
/. ノ、i.|i 、、 ヽ
i | ミ.\ヾヽ、___ヾヽヾ |
| i 、ヽ_ヽ、_i , / `__,;―'彡-i |
i ,'i/ `,ニ=ミ`-、ヾ三''―-―' / .|
iイ | |' ;'(( ,;/ '~ ゛  ̄`;)" c ミ i.
.i i.| ' ,|| i| ._ _-i ||:i | r-、 ヽ、 / / / | _|_ ― // ̄7l l _|_
丿 `| (( _゛_i__`' (( ; ノ// i |ヽi. _/| _/| / | | ― / \/ | ―――
/ i || i` - -、` i ノノ 'i /ヽ | ヽ | | / | 丿 _/ / 丿
'ノ .. i )) '--、_`7 (( , 'i ノノ ヽ
ノ Y `-- " )) ノ ""i ヽ
ノヽ、 ノノ _/ i \
/ヽ ヽヽ、___,;//--'";;" ,/ヽ、 ヾヽ
・
・
・
男「……」
エルフ「もう大丈夫だね。じゃあ、逃げよっか」
男「え?」
エルフ「え、じゃないよ。間違いなく探しに来るでしょ」
男「それは、そうだけど。法律では他人の奴隷に手を出してはいけないことになってる」
エルフ「決まり事をどうにかできちゃうのがケンリョクやオカネってやつじゃないの?」
男「いや、でも」
エルフ「実際エルフたちの生き方はまるごとどうにかされちゃったしね」
男「そうかもしれないが」
男「でも、父さんにこれ以上迷惑は……俺は母さんを奪ったんだ」
エルフ「奴隷ってさ」
男「え?」
エルフ「二つ一緒には拾えない者なんだよね」
男「どういうことだ?」
エルフ「二つ拾いたいものがあったらどっちか捨てないといけないの。あるいは両方」
男「……」
エルフ「今のあなたもきっと同じ。あたしかお父さん、どっちかひとつだけ」
男「……」
エルフ「どうする?」
・
・
・
城門前の物陰
男「ここまでは来れたな」
エルフ「ここからどうしようか?」
男「さすがにここはつらいな」
エルフ「うーん……」
男「お前は、なんていうかすごい力? そういうの使えないのか? エルフだし」
エルフ「それはおとぎ話の中だけだよ」
男「そうか……」
カッ!
男「!?」
ドゴオオォォッ!
男「な、なん……!? 城門が……」
ドドドドドドドドドド!
男(外から、踏み込んできたのは……エルフ兵たち?)
エルフ「チャンスだよ」
男「え?」
エルフ「今なら行ける。行こう」
男「……。ああ!」
>>168
荒らしが何言っても無駄
荒らしが何言っても無駄
森の中
男(ここまでくれば……)
エルフ「ごめん……もう動けない」
男「休むか……」
男(あれは、なんだったんだろう。全て殺されてもういないはずのエルフ兵)
男(エルフの……反乱? 噂で聞いた)
エルフ「星」
男「ん?」
エルフ「もうすぐ消えるけど」
男「朝が近いな」
エルフ「寒い……」
男「毛布は一枚だけだ。一緒に入ろう」
エルフ「うん」
男「これから、どうしような」
エルフ「食料はあんまりないね」
男「頑張ってもたせても多分二日……」
エルフ「粘れるだけ粘るしかないかな」
男「そうだな……確か、このまま東に行けば村があったはず。そこを目指そう」
エルフ「分かった」
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