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元スレ勇者「俺、バカだけど魔王倒してくるっす!!」王「お、おう」
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勇者「まじっすか!?」
僧侶「はい、マジっす」
勇者「すげーっすね。俺はバカなんで呪文とか魔法とか小難しいことできないんすよ」
僧侶「勇者様の一族は全てに秀でていると聞き及んでいましたが……?」
勇者「俺は特別バカなんすよねー。ホント、何もできねー出来損ないなんすよ」
僧侶「そうなのですか……」
勇者「できることといったら、体当たりぐらいっすね」
僧侶「呪文なしで魔王を倒せると思っているのですか?」
勇者「え?無理なんすか?」
僧侶「難しいと思います。相手は賢王とも呼ばれる魔族の長。その多彩な戦術により人間は敗北し続けているのですから」
勇者「あちゃー、魔王って俺より賢いんすか。いや、でも王様さんも賢いっすから、当然っすよね」
僧侶「魔王をなんだと思っていたのですか?」
勇者「魔物の王なんでもっと狼っぽいなにかかと。あとドラゴンみたいな体で火をはいたり」
僧侶「はぁ……」
勇者「でも、俺は勇者っすから。相手がすげー賢くても逃げないっす!!そして、勝つっす!!当たって砕けっすよ!!」
僧侶「はい、マジっす」
勇者「すげーっすね。俺はバカなんで呪文とか魔法とか小難しいことできないんすよ」
僧侶「勇者様の一族は全てに秀でていると聞き及んでいましたが……?」
勇者「俺は特別バカなんすよねー。ホント、何もできねー出来損ないなんすよ」
僧侶「そうなのですか……」
勇者「できることといったら、体当たりぐらいっすね」
僧侶「呪文なしで魔王を倒せると思っているのですか?」
勇者「え?無理なんすか?」
僧侶「難しいと思います。相手は賢王とも呼ばれる魔族の長。その多彩な戦術により人間は敗北し続けているのですから」
勇者「あちゃー、魔王って俺より賢いんすか。いや、でも王様さんも賢いっすから、当然っすよね」
僧侶「魔王をなんだと思っていたのですか?」
勇者「魔物の王なんでもっと狼っぽいなにかかと。あとドラゴンみたいな体で火をはいたり」
僧侶「はぁ……」
勇者「でも、俺は勇者っすから。相手がすげー賢くても逃げないっす!!そして、勝つっす!!当たって砕けっすよ!!」
なんかジャンプ漫画の主人公の仲間にいそうなバカだな
キライじゃないぞ
キライじゃないぞ
―――森
勇者「ここを抜けないと次の街にはいけないんすね」
僧侶「はぁ……はぁ……」
勇者「どうしたんすか?」
僧侶「な、なんでもありません。暗くなる前に抜けましょう」
勇者「うっす!!」ズンズン
僧侶「はぁ……はぁ……」
僧侶(体力はやはり人並み以上にあるようですね……)
勇者「足場が悪いっすねー!!気をつけてくださいっす!!」
僧侶「は、はい……」
僧侶(休憩したいけど……この森で魔物と出会いたくないし……)
僧侶(なんとか勇者様についていかないと……)フラフラ
勇者「あ、こっちっす!!こっちっす!!!」
僧侶「なんですか?」
勇者「ここ底なし沼っす!!!たすけてー!!!」ズブブブ
勇者「ここを抜けないと次の街にはいけないんすね」
僧侶「はぁ……はぁ……」
勇者「どうしたんすか?」
僧侶「な、なんでもありません。暗くなる前に抜けましょう」
勇者「うっす!!」ズンズン
僧侶「はぁ……はぁ……」
僧侶(体力はやはり人並み以上にあるようですね……)
勇者「足場が悪いっすねー!!気をつけてくださいっす!!」
僧侶「は、はい……」
僧侶(休憩したいけど……この森で魔物と出会いたくないし……)
僧侶(なんとか勇者様についていかないと……)フラフラ
勇者「あ、こっちっす!!こっちっす!!!」
僧侶「なんですか?」
勇者「ここ底なし沼っす!!!たすけてー!!!」ズブブブ
これ>>1000までに終わるのか?支援
僧侶「はぁ……はぁ……」
勇者「あざっす。もうちょっとで沼に飲み込まれるところだったっす」
僧侶「もう……余計な体力を使わせないでください……はぁ……」
勇者「すんません。とりあえず、泥を含んで、待っててくださいっす」
僧侶「え、ええ……」
勇者「泥が靴まで入ってるっす……きもちわりー」
僧侶「……」
僧侶(まさか……休憩するためにわざと……?)
勇者「これはちょっと時間かかるっすね」ゴシゴシ
僧侶「……」
勇者「おわ?!泥がのびちゃったっすよ!!!」オロオロ
僧侶(そんなわけないですね)
僧侶「泥は落ちませんよ?」
勇者「まじっすか!?やべー、次の街で新しいの買わないと」
僧侶「そうですね」
勇者「あざっす。もうちょっとで沼に飲み込まれるところだったっす」
僧侶「もう……余計な体力を使わせないでください……はぁ……」
勇者「すんません。とりあえず、泥を含んで、待っててくださいっす」
僧侶「え、ええ……」
勇者「泥が靴まで入ってるっす……きもちわりー」
僧侶「……」
僧侶(まさか……休憩するためにわざと……?)
勇者「これはちょっと時間かかるっすね」ゴシゴシ
僧侶「……」
勇者「おわ?!泥がのびちゃったっすよ!!!」オロオロ
僧侶(そんなわけないですね)
僧侶「泥は落ちませんよ?」
勇者「まじっすか!?やべー、次の街で新しいの買わないと」
僧侶「そうですね」
―――街
勇者「ついたー!!!」
僧侶「……」フラフラ
勇者「大丈夫っすか?」
僧侶「な、なんとか……」
僧侶(あれからまさかのノンストップ……冗談ではありません……)
勇者「さてと、まずは服を買わないとだめっすね!!」
僧侶「では、私は宿にいってます」
勇者「わかりましたっ!!」テテテッ
僧侶「……さてと、宿をとりにいきましょう」
僧侶「えーと」キョロキョロ
僧侶「多分、こっちですね」トテトテ
僧侶「割と大きな街ですね」
僧侶「迷わないようにしないと」トテトテ
勇者「ついたー!!!」
僧侶「……」フラフラ
勇者「大丈夫っすか?」
僧侶「な、なんとか……」
僧侶(あれからまさかのノンストップ……冗談ではありません……)
勇者「さてと、まずは服を買わないとだめっすね!!」
僧侶「では、私は宿にいってます」
勇者「わかりましたっ!!」テテテッ
僧侶「……さてと、宿をとりにいきましょう」
僧侶「えーと」キョロキョロ
僧侶「多分、こっちですね」トテトテ
僧侶「割と大きな街ですね」
僧侶「迷わないようにしないと」トテトテ
―――防具屋
勇者「ちーっす!!」
「いらっしゃいませ。お客さま、お召し物がかなり汚れていますね」
勇者「さっそく装備していくんでこれで買えるのくださいっす」ジャラジャラ
「わかりました。少々お待ちください」
勇者「あざっす」
勇者「おー、こっちの鎧とかかっけー!!」
勇者「この服もいいっすねー!!!」
「お待たせしましたー」
勇者「おお!!なんかゴージャスなマントっすね」
「毛皮でできております」
勇者「じゃ、これで」
「ありがとうございましたー」
勇者「うはっ。王様さんみたいっすね」
勇者「さてと、宿屋にいくっす!!!」テテテッ
勇者「ちーっす!!」
「いらっしゃいませ。お客さま、お召し物がかなり汚れていますね」
勇者「さっそく装備していくんでこれで買えるのくださいっす」ジャラジャラ
「わかりました。少々お待ちください」
勇者「あざっす」
勇者「おー、こっちの鎧とかかっけー!!」
勇者「この服もいいっすねー!!!」
「お待たせしましたー」
勇者「おお!!なんかゴージャスなマントっすね」
「毛皮でできております」
勇者「じゃ、これで」
「ありがとうございましたー」
勇者「うはっ。王様さんみたいっすね」
勇者「さてと、宿屋にいくっす!!!」テテテッ
―――路地裏
僧侶「あれー?」
僧侶「あれれー?」
僧侶「ここはどこでしょうか……?」キョロキョロ
僧侶「うーん……」
僧侶「とにかく来た道を戻りましょう」トテトテ
僧侶「こういうときは焦らずにスタート地点に戻ればいいだけです」
僧侶「いついかなるときも冷静に思考し対処すれば多くのことはうまくいくのです」トテトテ
僧侶「……」トテトテ
ネコ「にゃー」
僧侶「あ、ネコだ」トテトテ
ネコ「にゃー!」スタスタ
僧侶「あ……逃げられてしまいました」
僧侶「ん?」
僧侶「どこですか、ここは?見覚えがありませんね」キョロキョロ
僧侶「あれー?」
僧侶「あれれー?」
僧侶「ここはどこでしょうか……?」キョロキョロ
僧侶「うーん……」
僧侶「とにかく来た道を戻りましょう」トテトテ
僧侶「こういうときは焦らずにスタート地点に戻ればいいだけです」
僧侶「いついかなるときも冷静に思考し対処すれば多くのことはうまくいくのです」トテトテ
僧侶「……」トテトテ
ネコ「にゃー」
僧侶「あ、ネコだ」トテトテ
ネコ「にゃー!」スタスタ
僧侶「あ……逃げられてしまいました」
僧侶「ん?」
僧侶「どこですか、ここは?見覚えがありませんね」キョロキョロ
―――宿屋
勇者「きていなっすか?美人な僧侶の人なんすけど」
「ええ。きてないね」
勇者「まじっすか……」
「どうします?宿泊の手続きだけでもしておいたほうが、あと一部屋ですし……」
勇者「いえ、先に探してくるっす」テテテッ
「あ……」
勇者「きっとお腹がすいたんすね!!」
勇者「俺もハラペコっすよー!!!」テテテッ
「まぁ、いいか」
ワイワイ……」
「あ、いらっしゃいませー」
客「5名で泊まれます?」
「はい」
勇者「きていなっすか?美人な僧侶の人なんすけど」
「ええ。きてないね」
勇者「まじっすか……」
「どうします?宿泊の手続きだけでもしておいたほうが、あと一部屋ですし……」
勇者「いえ、先に探してくるっす」テテテッ
「あ……」
勇者「きっとお腹がすいたんすね!!」
勇者「俺もハラペコっすよー!!!」テテテッ
「まぁ、いいか」
ワイワイ……」
「あ、いらっしゃいませー」
客「5名で泊まれます?」
「はい」
僧侶「……」キョロキョロ
僧侶「宿、ありませんね……」
僧侶「はぁ……」トボトボ
「よう、そこのカノジョ」
僧侶「はい?」
「俺とお茶しないか?」
僧侶「あの、宿はどこでしょうか?」
「宿?……ああ、すぐそこにあるよ」ニヤニヤ
僧侶「本当ですか?」
「こっちだ。いこうぜ」グッ
僧侶「は、はい……」
戦士「待て」
「なんだてめえ?」
戦士「お嬢さん。ここらの宿は不衛生です。大通りに出られたほうがよろしいでしょう」
僧侶「そうなのですか?」
僧侶「宿、ありませんね……」
僧侶「はぁ……」トボトボ
「よう、そこのカノジョ」
僧侶「はい?」
「俺とお茶しないか?」
僧侶「あの、宿はどこでしょうか?」
「宿?……ああ、すぐそこにあるよ」ニヤニヤ
僧侶「本当ですか?」
「こっちだ。いこうぜ」グッ
僧侶「は、はい……」
戦士「待て」
「なんだてめえ?」
戦士「お嬢さん。ここらの宿は不衛生です。大通りに出られたほうがよろしいでしょう」
僧侶「そうなのですか?」
「邪魔すんな」
戦士「……」
「シカトこいてんじゃねえー!!!」
バキィ!!
僧侶「きゃ!?」
戦士「……」
「な、なんだよ……」
戦士「去れ」
「このやろ……!!!」
戦士「去れ」
「ちっ……!!」
僧侶「だ、大丈夫ですか?」
戦士「平気です。ここをまっすぐ行けば大通りに出ることができます」
僧侶「ご親切にどうもありがとうございました」
戦士「いえ。それでは」スタスタ
戦士「……」
「シカトこいてんじゃねえー!!!」
バキィ!!
僧侶「きゃ!?」
戦士「……」
「な、なんだよ……」
戦士「去れ」
「このやろ……!!!」
戦士「去れ」
「ちっ……!!」
僧侶「だ、大丈夫ですか?」
戦士「平気です。ここをまっすぐ行けば大通りに出ることができます」
僧侶「ご親切にどうもありがとうございました」
戦士「いえ。それでは」スタスタ
勇者「どこいっちゃったんすかねー……?」
戦士「うぐっ……ぐす……いたぁい……」ポロポロ
勇者「ど、どうかしたんすか?」
戦士「え……?」ポロポロ
勇者「あー、唇が切れてるっすね」
戦士「ほっといてください」
勇者「そういうわけにもいかないっす。俺、困ってる人を見ると助けたくなるんす」
戦士「ふん……余計なお世話だ」ポロポロ
勇者「泣くほど痛いんっすよね?」
戦士「違う。これは血の汗だ」ポロポロ
勇者「意味わかんないっす」
僧侶「あー!!!勇者さまー!!!」トテトテ
勇者「元気だったっすか?!」
僧侶「よかったぁ。もう一生会えないかと―――」
戦士・僧侶「あ」
戦士「うぐっ……ぐす……いたぁい……」ポロポロ
勇者「ど、どうかしたんすか?」
戦士「え……?」ポロポロ
勇者「あー、唇が切れてるっすね」
戦士「ほっといてください」
勇者「そういうわけにもいかないっす。俺、困ってる人を見ると助けたくなるんす」
戦士「ふん……余計なお世話だ」ポロポロ
勇者「泣くほど痛いんっすよね?」
戦士「違う。これは血の汗だ」ポロポロ
勇者「意味わかんないっす」
僧侶「あー!!!勇者さまー!!!」トテトテ
勇者「元気だったっすか?!」
僧侶「よかったぁ。もう一生会えないかと―――」
戦士・僧侶「あ」
勇者「あれ?知り合いっすか?」
僧侶「はい。先ほど、道を教えていただいて」
戦士「あ、うん……そうだ」
勇者「へー」
僧侶「どうもありがとうございました」
戦士「ちょっとまってくれ。どうして貴女がこっちに来ている?私は逆方向を指したはずだが」
僧侶「え?でも、言われた通り真っ直ぐ歩いてきましたけど」
戦士「ならこの通りに出るはずは……」
僧侶「あ、途中でネコを追いかけたのがいけなかったのかもしれませんね」
戦士「きっとそれですね」
勇者「あ、それよりこの人の怪我を治してあげてくださいっす」
僧侶「え?」
勇者「さっきまで泣くほど痛がってて」
戦士「違う!!あれは目にゴミが大量に入っただけだ!!」
僧侶「ふふ、分かりました。じっとしていてください」
僧侶「はい。先ほど、道を教えていただいて」
戦士「あ、うん……そうだ」
勇者「へー」
僧侶「どうもありがとうございました」
戦士「ちょっとまってくれ。どうして貴女がこっちに来ている?私は逆方向を指したはずだが」
僧侶「え?でも、言われた通り真っ直ぐ歩いてきましたけど」
戦士「ならこの通りに出るはずは……」
僧侶「あ、途中でネコを追いかけたのがいけなかったのかもしれませんね」
戦士「きっとそれですね」
勇者「あ、それよりこの人の怪我を治してあげてくださいっす」
僧侶「え?」
勇者「さっきまで泣くほど痛がってて」
戦士「違う!!あれは目にゴミが大量に入っただけだ!!」
僧侶「ふふ、分かりました。じっとしていてください」
時折かっこいいけどモテない馬鹿とは違って
この勇者は時折かっこよくてモテる馬鹿だなぁ
この勇者は時折かっこよくてモテる馬鹿だなぁ
―――酒場
戦士「怪我の治療、感謝します。ここは私がご馳走します。ドンドン食べてください」
勇者「まじっすか!?すいませーん!!!」
「はーい」
勇者「カレーライス」
僧侶「私はオムライスを」
「かしこまりました」
戦士「あの……もっと頼んでもいいですけど」
勇者「すんません。お金なくて」
戦士「だから。奢りますって」
僧侶「いつかお返ししますね」
戦士「まぁ、いいですけど」
勇者「ところでこの街でなにをしてるんすか?」
戦士「私は傭兵。雇い主を探しているところでした」
僧侶「傭兵さんですか。どうも、こんにちは」
戦士「怪我の治療、感謝します。ここは私がご馳走します。ドンドン食べてください」
勇者「まじっすか!?すいませーん!!!」
「はーい」
勇者「カレーライス」
僧侶「私はオムライスを」
「かしこまりました」
戦士「あの……もっと頼んでもいいですけど」
勇者「すんません。お金なくて」
戦士「だから。奢りますって」
僧侶「いつかお返ししますね」
戦士「まぁ、いいですけど」
勇者「ところでこの街でなにをしてるんすか?」
戦士「私は傭兵。雇い主を探しているところでした」
僧侶「傭兵さんですか。どうも、こんにちは」
「おまたせしました」
勇者「やっほー」
僧侶「いただきます」
戦士「……」
勇者「うまいっす!!どうぞ、食べてみてくださいっす」
戦士「いえ、結構です」
僧侶「私のもどうぞ」
戦士「いいですから。―――それより、貴方たちは?旅の途中のようですけど」
勇者「俺は魔王を倒すために旅をしてるっす」
僧侶「私は魔王の城までお使いです」
戦士「な……?!」
戦士(そんな危険な旅をこんな子ども二人で……?)
勇者「はい、あーんっす」
僧侶「あーん。―――うん、辛いですね」
勇者「うっす。カレーの醍醐味っすね」
勇者「やっほー」
僧侶「いただきます」
戦士「……」
勇者「うまいっす!!どうぞ、食べてみてくださいっす」
戦士「いえ、結構です」
僧侶「私のもどうぞ」
戦士「いいですから。―――それより、貴方たちは?旅の途中のようですけど」
勇者「俺は魔王を倒すために旅をしてるっす」
僧侶「私は魔王の城までお使いです」
戦士「な……?!」
戦士(そんな危険な旅をこんな子ども二人で……?)
勇者「はい、あーんっす」
僧侶「あーん。―――うん、辛いですね」
勇者「うっす。カレーの醍醐味っすね」
戦士「あの」
勇者「なんすか?ああ、はい。あーんっす」
戦士「……もぐもぐ」
勇者「うまいっすね」
戦士「ええ。で、あのですね。私を雇いませんか?」
勇者「え?」
僧侶「でも……お金が」
戦士「結構です。魔物を狩り、毛皮や臓物の類を売れば金になりますし」
勇者「いや、確かに嬉しいっすけど……」
戦士「私では不満ですか?」
僧侶「あ、勇者様。これを渡すっていうのはどうでしょうか?」
勇者「ああ、いいっすね。―――どうぞ、食べかけですけど」
戦士「え?」
勇者「このカレーライスとオムライスが契約金ってことでいいっすか?」
僧侶「混ぜればオムカレーライスになって美味しいかもしれませんよ?召し上がれ」スッ
勇者「なんすか?ああ、はい。あーんっす」
戦士「……もぐもぐ」
勇者「うまいっすね」
戦士「ええ。で、あのですね。私を雇いませんか?」
勇者「え?」
僧侶「でも……お金が」
戦士「結構です。魔物を狩り、毛皮や臓物の類を売れば金になりますし」
勇者「いや、確かに嬉しいっすけど……」
戦士「私では不満ですか?」
僧侶「あ、勇者様。これを渡すっていうのはどうでしょうか?」
勇者「ああ、いいっすね。―――どうぞ、食べかけですけど」
戦士「え?」
勇者「このカレーライスとオムライスが契約金ってことでいいっすか?」
僧侶「混ぜればオムカレーライスになって美味しいかもしれませんよ?召し上がれ」スッ
戦士はアグリアス風のお姉さん剣士か!!
そうだよな!!そうと言ってくれ!!
そうだよな!!そうと言ってくれ!!
戦士「……全く、お二人は命を落としてもおかしない旅をしていると自覚しているのですか?」
勇者「もちろんっす」
戦士「それにしては緊張感がないというか……」
僧侶「言われてますよ、勇者様」
勇者「すんません。俺、バカなんで」
僧侶「どうぞ温かい目で見てあげてください」
戦士「そんな調子では魔王なんて倒せないでしょう。私も同行します」
勇者「あざっす」
僧侶「よろしくお願いしますね」
戦士「ええ」
勇者「じゃ、カレーオムライスにするっす」
僧侶「勇者様、オムカレーライスですよ」
勇者「まじっすか?」
僧侶「マジッす」
戦士(この二人……いつか死ぬな……私がしっかりしないと……)
勇者「もちろんっす」
戦士「それにしては緊張感がないというか……」
僧侶「言われてますよ、勇者様」
勇者「すんません。俺、バカなんで」
僧侶「どうぞ温かい目で見てあげてください」
戦士「そんな調子では魔王なんて倒せないでしょう。私も同行します」
勇者「あざっす」
僧侶「よろしくお願いしますね」
戦士「ええ」
勇者「じゃ、カレーオムライスにするっす」
僧侶「勇者様、オムカレーライスですよ」
勇者「まじっすか?」
僧侶「マジッす」
戦士(この二人……いつか死ぬな……私がしっかりしないと……)
―――宿
勇者「満室っすかぁ!?!?!?」
「ええ」
勇者「そんな!最初にきたときはいけるっていってたじゃないっすか!!」
「そりゃ他のお客様もくるので」
勇者「あぁぁ……」ガックリ
僧侶「申し訳ありません。私が宿を見つけられなかったばっかりに」
勇者「今日は野宿っすね」
僧侶「えぇ~!?」
勇者「嫌っすか?」
僧侶「いえ。特に」
戦士「はぁ……宿はここだけじゃないです。案内しましょう」
勇者「まじっすか!?やっほー!!!」
僧侶「頼りになりますね」
戦士「ほんとに大丈夫か……色々と……」
勇者「満室っすかぁ!?!?!?」
「ええ」
勇者「そんな!最初にきたときはいけるっていってたじゃないっすか!!」
「そりゃ他のお客様もくるので」
勇者「あぁぁ……」ガックリ
僧侶「申し訳ありません。私が宿を見つけられなかったばっかりに」
勇者「今日は野宿っすね」
僧侶「えぇ~!?」
勇者「嫌っすか?」
僧侶「いえ。特に」
戦士「はぁ……宿はここだけじゃないです。案内しましょう」
勇者「まじっすか!?やっほー!!!」
僧侶「頼りになりますね」
戦士「ほんとに大丈夫か……色々と……」
酔っ払ったオネーサンを気遣う酔っ払いをみて、酔っ払いに絡まれてると勘違いして仲裁に入る酔っ払い、みたいな
―――寝室
勇者「ふー、これでゆっくりできるっすね」
僧侶「はい」
戦士「あの、この棍棒は?」
勇者「俺の魂の武器っす」
戦士「このような粗悪品でよく戦ってこれましたね」
勇者「気合と根性、あとは武器に対する愛っす」
戦士「しかし、もうかなりボロボロですね。買い換えるべきでしょう」
勇者「そっすか?まだいけるとおもうんすけど」
戦士「駄目です。明日、新しいのを買いましょう」
勇者「うーっす!!」
僧侶「私の武器はまだいけますか?」
戦士「どんな武器ですか?」
僧侶「杖にトゲつき鉄球がついてあるやつなんですけど」
戦士「なるほど……それは大丈夫です。さて、もう寝ましょう。おやすみなさい」
勇者「ふー、これでゆっくりできるっすね」
僧侶「はい」
戦士「あの、この棍棒は?」
勇者「俺の魂の武器っす」
戦士「このような粗悪品でよく戦ってこれましたね」
勇者「気合と根性、あとは武器に対する愛っす」
戦士「しかし、もうかなりボロボロですね。買い換えるべきでしょう」
勇者「そっすか?まだいけるとおもうんすけど」
戦士「駄目です。明日、新しいのを買いましょう」
勇者「うーっす!!」
僧侶「私の武器はまだいけますか?」
戦士「どんな武器ですか?」
僧侶「杖にトゲつき鉄球がついてあるやつなんですけど」
戦士「なるほど……それは大丈夫です。さて、もう寝ましょう。おやすみなさい」
―――魔王の城
魔王「よし、次はこの街を侵略するか」
側近「すぐに手配を」
魔王「この街を手中に収めることができれば、次の戦で人間たちは物資の補給すら満足に行えまい」
側近「確かに」
魔王「ふははは!!これでまた我の勝利だな!!」
側近「ええ。間違いなく」
魔王「よし。あとは任せた」
側近「はっ」
側近「……ふぅ」
部下「報告します!!北の要塞は完全に陥落いたしました!!!」
側近「そうか。ではゆっくり休め」
部下「はっ!!」
側近「さて……この街を侵略か……」
側近「いつもいつも無茶な作戦ばかりを言ってくれるな……はぁ……部下も不死身ではないというのに……」
魔王「よし、次はこの街を侵略するか」
側近「すぐに手配を」
魔王「この街を手中に収めることができれば、次の戦で人間たちは物資の補給すら満足に行えまい」
側近「確かに」
魔王「ふははは!!これでまた我の勝利だな!!」
側近「ええ。間違いなく」
魔王「よし。あとは任せた」
側近「はっ」
側近「……ふぅ」
部下「報告します!!北の要塞は完全に陥落いたしました!!!」
側近「そうか。ではゆっくり休め」
部下「はっ!!」
側近「さて……この街を侵略か……」
側近「いつもいつも無茶な作戦ばかりを言ってくれるな……はぁ……部下も不死身ではないというのに……」
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