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    元スレ古畑「IQ1300……?」

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    タグ : - ミルキィホームズ + - 古畑任三郎 + 追加: タグについて ※前スレ・次スレは、スレ番号だけ登録。駄スレにはタグつけず、スレ評価を。荒らしタグにはタグで対抗せず、タグ減点を。
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    151 = 127 :

    タイムオーバーか

    152 = 109 :

    面白写真を撮るのが趣味なら、「ポポロちゃんの代わりにこころちゃんが展示されてて」
    という状況がもしあったら撮影する→ポポロちゃんは犯行現場に

    がなりたつと思ったけど、データ破損は偶然だしな・・・
    窓ロックは「こころちゃん逃さないわよ」というアイリーンのやったことだと思えばいいけど

    153 = 67 :

    ~警察博会場内~

    今泉「小衣ちゃ~ん!」

    小衣「小衣ちゃん言うなっ!
       何なのよアンタはもー」

    今泉「古畑さんがお呼びです」

    小衣「はあ? 知らないわよそんなの」

    今泉「……」

    小衣「ちょっと、どきなさいよ!」

    今泉「古畑さんがお呼びです!」

    小衣「……あーそう、わかったわよ。
       このIQ1400の天才美少女、明智小衣を呼び出すなんていい度胸じゃない。
       で、小衣はどこにいけばいいの?」

    今泉「はい、こちらです」

    154 = 141 :

    ええいくそタイムアップか

    155 = 67 :

    ~警察博会場・西館実験室~

    ガチャ――

    小衣「来たわよ! 何の用ー?」

    古畑「どうもー、お待ちしてました」

    小衣「要件を言って。手短に。
       小衣は事件の捜査で忙しんだから」

    古畑「んーふふふ。無理ですよ、解決しません。
       いもしない怪盗を追っていては」

    小衣「アンタまだそんなこと言ってるの?
       じゃあ現場が密室だったことをどう説明するわけ?
       まーた、『今はまだ、なんとも』とか言うんじゃないでしょーね」

    古畑「んー、ご安心ください。
       今度はきちんと説明できると思いますよー」

    小衣「へー、自信満々にそんなこと言って吠え面かかないと良いわねー。
       じゃ、聞くわよ。犯人はどうやってあの部屋から脱出したの?
       部屋の外から鍵をかけたりできるわけ?」

    古畑「それを説明するためにですね、ちょっと道具を用意しました。
       その床に置いてあるトランクを机の上で開けてもらえますか?」

    小衣「これ? 小衣にそんなことさせるなんて小衣使いが荒いわね。
       ま、つきあってあげるわよ……って何これ、重っ!!」

    156 = 109 :

    解答編に期待するか・・・

    157 = 67 :

    古畑「持ち上がりませんか?」

    小衣「無理よこんなの! 小衣をプロレスラーだとでも思ってんの!?」

    古畑「そんなに重いですか? では私が……ほら、重くない」ヒョイッ

    小衣「え、片手で……アンタ見かけによらず力あるのね」

    古畑「いやー、そんなことありませんよ。
       一度床に置くので、もう一度持ってみます?」

    小衣「貸しなさいよ。んー……やっぱ重いー!!
       中に何入ってんのよこれ!」

    古畑「まあ、机の上に置いて開けてみれば分かります」

    小衣「だからー、持ち上がらないんだっつーの!」

    古畑「もう一度、持ち上げてみてください」

    小衣「何度やったって重さが変わるわけないでしょーが!
       ……って、あれ、持ち上がった」ヒョイッ

    古畑「んー、ふっふっふ」

    158 = 74 :

    結局時間内は無理だった
    頭固いな俺

    159 = 67 :

    小衣「中身は……何これ、コイル? あ、電磁石……?」

    古畑「えー、はい。
       このリモコンでオンオフを切り替えることができます」

    小衣「ああそう。だから小衣が持ち上げようとしても床に吸着して
       持ち上がらなかったわけね。
       ……で? こんな悪戯がしたくて小衣をわざわざ呼び出したわけ?」

    古畑「いいえ。これが事件に関係大アリなんです!
       犯人はこれを使って密室殺人を実行したんですよ」

    小衣「分かった。犯人は現場から脱出後、
       磁石を使って窓に鍵をかけたって言いたいんでしょ?
       でも残念でしたー。あの窓の鍵はステンレス製、磁石では動かせませんー。
       さらに窓にはロックもかかってたけど、そっちはプラスチック製だし」

    古畑「んー、違います。犯人は外から窓を施錠したわけじゃないんです」

    小衣「じゃあドアから? それはもっと無理だっつーの。
       次子が部屋の外にいたんだから」

    古畑「いいええ。ドアからでもありませんー。
       ドアは被害者自身が施錠したんでしょう」

    小衣「はあ? じゃあ犯人はどっから脱出したっての!?」

    160 = 140 :

    電磁石?

    161 = 109 :

    ハンマー上からか それで携帯のデータが壊れたと

    162 :

    今北だけど面白い?

    163 :

    古畑ものの見所はいかに犯人役の役者の格を落とさずに犯人にするか
    この>>1には期待

    164 = 141 :

    青布引っ張ったらリモコンのスイッチが切れてハンマーが落ちてくるってこと?
    それだとこころちゃんが現場にいる必要ないよな

    165 = 67 :

    古畑「ふふふ、それはですね……犯人は脱出なんかしてないんです。
       する必要が無かったんですよ。
       だって、殺害時には部屋の中にはいなかったんですから」

    小衣「何それ、じゃ、どうやって犯人はアイリーンを殴り殺したのよ?」

    古畑「はい、そこで電磁石なんです。
       あの部屋の中には磁力の影響を受けるものがあったじゃないですか。
       鋼鉄製の……凶器のハンマーが」

    小衣「あーっはっはっ、面白いこと考えるのねアンタって。
       部屋の外から磁石でハンマーを動かして殴り殺したっての?
       そんなことできるわけないでしょーが」

    古畑「んーふふふ、それができるんです」

    小衣「無理無理。
       あんな重そうなハンマーを宙に浮かせるほどの磁力が発生していたら、
       部屋の中無茶苦茶になるわよ。
       それに人間を狙ってハンマーを動かすのだって、できっこないわ。
       どんだけ大掛かりな装置が必要になると思ってるのよ」

    古畑「いえー、別にハンマーを宙に浮かせる必要なんてありません。
       と言うかむしろ逆なんです。浮かせたんじゃなくて落としたんです。
       磁力で天井に張り付けておいて、
       被害者が真下に来た時に電気を切ってハンマーを落下させた……
       これならできると思いませんか?」

    166 = 127 :

    なるほろ…

    167 = 67 :

    小衣「いやー、無理でしょ。
       都合よくアイリーンがハンマーの真下に来るとは限らないじゃない」

    古畑「ところが、犯人は彼女がハンマーの真下にくることが分かっていたんです。
       これ、見覚えありますよね?」

    小衣「アイリーンが握っていた、青い布」

    古畑「彼女はアナタを探していました。
       そしてあの部屋にアナタがいると言われて部屋の中に入った。
       部屋の中には誰もいません。しかし、この布がキャビネットの扉からはみ出していた」

    小衣「……」

    古畑「それを見て彼女はこう考えたんです。
       アナタがキャビネットの中に隠れている……と。
       何しろアナタの服と同じ色ですからねー」

    小衣「…………」

    古畑「もちろん、この布は予め犯人がキャビネットの扉に挟んでおいたものですよ。
       被害者の行動を誘導するために」

    168 = 100 :

    磁石強力じゃね?

    169 = 104 :

    柄を持って殴るときのハンマーは円運動をするから、ただ落下したハンマーの痕跡とはまるで違うと思うお。

    170 :

    今追いついた
    だいぶ前に超電磁砲×古畑書いてた人か支援

    171 = 74 :

    なるほど
    全部繋がった
    充電してた携帯の真下にあったってことか
    壁挟んでるとはいえ強力な磁力だから壊れちゃったと

    172 = 141 :

    こころちゃんの現場所在証明はアナウンスだけでいいのか?

    173 = 127 :

    >>169
    ハンマーの形状次第で落ち方なんてかわるんじゃね

    174 = 67 :

    小衣「アイリーンがキャビネットの扉を開けるタイミングをどうやって知るのよ」

    古畑「犯人は電磁石を操作するため、現場の真上の部屋……つまり、この部屋にいたはずです。
       場所はすぐ下なんですから床に耳をつけていれば物音で中の様子が分かるでしょう。
       あるいは、小型のキャメラや盗聴器を窓から下の階の窓の外に垂らしてもいいかも知れません。
       これらは密室の外にあっても用をなすので、回収も簡単でしょう」

    小衣「……」

    古畑「いかがでしょうか。説明はついていると思いますが」

    小衣「……まー、一応説明はついてるみたいだから、そこは褒めてあげるわ。
       でもちょっとその方法は穴が大きすぎるんじゃない?」

    古畑「んー、どうして?」

    小衣「だって、確実性に欠けるでしょーが。
       アイリーンが天井のハンマーに気づくかもしれないし、
       逆にキャビネットからはみ出た青い布に気づかないかも知れない。違う?」

    古畑「その通りです。しかし、そうなったら殺害を中止すればいいだけの話なんです。
       事件現場において、犯人は被害者と顔を合わせていません。
       上手く行かなそうなら中止すれば、それでなんの問題もない」

    175 = 104 :

    しかし携帯は磁石のヒントか。間取りからして犯行現場の真上が二階の鑑識部屋だもんね。

    176 :

    来たけど推理タイム終わりか
    残念だ

    177 = 67 :

    小衣「……分かった、分かったわよ。それで説明はついてる。
       でもさー、それは、その方法を使えばトイズを使わなくても
       犯行が可能だと証明しただけよね。
       小衣の推理した通り、怪盗による事件だって可能性も否定できないでしょーが」

    古畑「いいえ、犯行はこの方法で行われたんです」

    小衣「なんで言い切れるの」

    古畑「んーふふふ、証拠があるんです。
       はい、これですー」

    小衣「それ……咲の携帯じゃない」

    古畑「ちょっとお願いしてお借りしてるんです。
       えー、この携帯なんですけどね、
       午前中にこの部屋で充電器に繋がれた後、
       つい先ほどまでここに放置されていたんです」

    小衣「それで?」

    古畑「重要なのはですね、充電中になぜか
       この携帯に保存されていた画像データが
       壊れてしまったということなんです」

    小衣「携帯のデータが……?」

    古畑「この部屋で使われた電磁石の、強力な磁気が悪影響を及ぼしたんですよ。
       精密機器や磁気記憶媒体は外部からの磁力に弱いですからねー」

    178 :

    古畑vsミルキィSS好きすぎる

    179 = 67 :

    小衣「……」

    古畑「そう言えば被害者の腕時計も針が止まっていました。
       あれ、最初は被害者が倒れた衝撃で止まったんだと思ってたんですが、
       時計自体には損傷がありませんでした。
       あれも、ハンマーが帯びた磁気のせいで故障したんでしょう」

    小衣「……」

    古畑「この部屋で強力な磁石が使われた証拠……
       ひいては先ほどの方法で殺害が行われた証拠になると思いますが」

    小衣「……そうね」

    古畑「怪盗事件ではなく、普通の殺人事件だと考えても?」

    小衣「……いいわ」

    古畑「んーふふふ、ありがとうございます。
       さて、さきほどの方法で犯行を行うにあたり、必要なことがあります。
       被害者に事件現場の部屋に入ってもらうことです」

    小衣「……」

    古畑「被害者はアナタを探してあの部屋に行きました。
       アナタがあの部屋にいると被害者に伝えたのは銭形さんですが、
       その銭形さんに指示を出したのは――」

    180 = 75 :

    磁力を扱うトイズがうんたらかんたら

    181 = 104 :

    >>173
    ハンマーがどんな形状だろうと、激突の角度が違いすぎるお。

    182 = 67 :

    小衣「……ちょっと待ちなさいよ」

    古畑「はい?」

    小衣「小衣が犯人だって言いたいわけ?」

    古畑「違うんですか?」

    小衣「違うわよ! 密室殺人の方法については
       アンタの推理を認めてあげるけど、
       小衣が犯人なわけないでしょーが!!」

    古畑「しかし、被害者をあの部屋に誘導したのはアナタです」

    小衣「それが何? たまたまよ。
       小衣が偶然言わなかったら、犯人がアイリーンに同じことを言ったんじゃない?」

    古畑「んー、偶然で済ますのはどうでしょうか」

    小衣「だって偶然なんだからしょうがないでしょ?
       それともアンタは、小衣が殺意を持って
       アイリーンをあの部屋におびき寄せたと証明できるわけ?」

    古畑「……」

    183 = 141 :

    次子がちゃめっけ出してアイリーンに正しい場所を教えてれば殺人は起きなかったのかwww

    184 :

    こまけぇこたぁノーブラジャー

    185 = 74 :

    >>181
    文末の〜お。って何なの?気持ち悪い

    186 :

    >>185
    ひなだお

    187 = 176 :

    俺は突っ込まない

    188 = 127 :

    >>181
    ですよねー

    189 = 67 :

    小衣「それにアタシは犯行時刻前後はG4の控室にいたのよ!
       平乃が来たことだって覚えてたじゃないの」

    古畑「いやー、しかし長谷川さんはアナタのことを控室で見たわけではありません。
       控室にレコーダーを置いておいて
       あとで犯行時間帯の部屋の様子を確認したとか、
       あるいは盗聴器を使ってこの部屋から
       リアルタイムで様子を聞いていたとか、色々考えられます」

    小衣「はいはい、想像想像。
       小衣が控室にいなかったって証明できるわけじゃないんでしょ」

    古畑「んーふふふ」

    小衣「何よ気持ち悪い笑い方しちゃって」

    古畑「えー、証明できるんです。
       と言うよりアナタ、ご自分で証明されてるんです。
       犯行時刻、控室にはいなかったと」

    小衣「はあ?」

    古畑「えー、こちらは私の携帯です。
       今日、今泉が撮った動画を移してあります」

    小衣「あ、これ。あの爆弾処理班のクソロボット」

    古畑「ま、とりあえず見てください」

    190 = 109 :

    >>181
    逆に考えたら、ハンマーが凶器だった場合でも「投げた」という可能性が無いわけじゃないしな

    191 = 67 :

    ~今泉の動画~

    ガヤガヤ……

    今泉『うわー、すごい人ごみだなー』

    ガヤガヤ……

    今泉『順番まだかなー』

    ガヤガヤ……

    今泉『ああ、やっと順番回ってきた。
       へー、これが爆弾処理用のロボットか』

    係員『はい。ポポロMk-2です。
       爆弾処理だけでなく、ロボットダンスしたり、
       底部のブースターで飛んだり、変形したりもできるんですよ。
       誤作動が多いのが玉に瑕なんですが、それは仕様です』

    192 = 67 :

    今泉『へー、ポポロMK-2って言うんだ。
       じゃあポポロちゃんですね』

    ポポロMK-2『ポポロチャンイウナ! ポポロチャンイウナ!』

    今泉『うわーすごい、喋った!
       ポポロちゃん凄いなー』

    ポポロMK-2『ポポロチャンイウナ! ポポロチャンイウナ!』

    今泉『うわ、叩いてきた! なんで!』

    ポポロMK-2『ポポロチャンイウナ! ポポロチャンイウナ!』

    今泉『やめて、助けてー!』

    193 = 104 :

    >>190
    それもそうだな。ただ磁石のヒントはもう少し欲しかった……傷口の話をしてくれればと思ってぼやいたのだ。すまん。

    194 = 67 :

    ~警察博会場・西館実験室~

    古畑「いかがでしょう?」

    小衣「いかがでしょうって言われても……」

    古畑「何か感想は?」

    小衣「アンタの部下アホそう」

    古畑「他には?」

    小衣「いつ見てもこのロボットむかつく」

    古畑「他には?」

    小衣「いい加減にしなさいよ。
       このつまんない動画がなんだって言うの!」

    195 = 109 :

    >>193
    それはちょっと俺も思ったwwwwww頭に当たってから床に落ちて凹んだとか
    携帯以外にもなんらかの影響があれば・・。
    すげー面白いから全然いいんだけど、「もしアイリーンがハンマーに気づいてキャビネットだけ開けて・・・」とかあるしな。

    196 = 67 :

    古畑「撮影開始時刻が午後一時ちょうど。
       で、動画の時間は五分間」

    小衣「で?」

    古畑「まだ分かりませんか?
       アナタ、認めてます。自分が控室にはいなかったと」

    小衣「小衣、IQが3桁の人の言うことってよくわかんなーい。
       この動画がなんだって言うのよ! 別に何もないじゃない!」

    古畑「では……これが最後の証拠です。
       また、今泉の撮った動画です。
       ご覧ください」

    197 = 67 :

    ~今泉の動画2~

    古畑『……』

    小衣『あらら? どうしたの意外そうな顔しちゃってー。
       小衣が質問に答えられたのがそんなに予想外?』

    古畑『んー、おかしいなあ。
       長谷川さんは、この部屋に来た時誰もいなかったとおしゃってました』

    小衣『あれ、ゴッメーン! 言ってなかった?
       小衣はこの部屋に隠れてたの。
       アイリーンに見つからないように、ロッカーの中にいたわけ』

    古畑『……』

    小衣『平乃? 確かに来たわよ。
       入場者数10000人突破のアナウンスが流れるちょっと前だったかしら、
       差し入れにヨコハマ名物のカステラを持ってきたって言ってたわ。
       でも、小衣はロッカーに隠れてたんだから、平乃が小衣のこと見てなくても当然でしょ?』

    198 = 67 :

    ~警察博会場・西館実験室~

    小衣「……」

    古畑「んーふふ、どうされました。
       顔色悪いですよ」

    小衣「……何でもないわよ。これがなんだって言うの?」

    古畑「はい、アナタはっきりおっしゃってます。
       長谷川さんが来たのは、
       『入場者数10000人突破のアナウンスが流れるちょっと前だった』と。
       あのアナウンス、私も聞いていました。
       一時ちょっと過ぎに流れたのを覚えています。
       我々が被害者を発見したのが1時5分ですから、
       1時ちょうどから5分間のどこかで流れたのは間違いありません」

    小衣「……」

    古畑「しかし……しかしですよ?
       今泉がロボットを撮った動画も同じ時間帯なのに、
       こっちにはアナウンスが入っていないんです。
       なんでだか分かりますか? まあ考えても分からないでしょうね。
       ですから私は、今泉を放送室に行かせて、調べさせました」

    小衣「……」

    199 = 100 :


    やっぱ東館と西館の関係は重要やったんやな

    200 = 67 :

    古畑「実はですね。あの時、入場者、まだ10000人も行ってなかったそうなんです。
       実際は6000人くらいだったそうです。
       放送室側の手違いであのアナウンスは流れてしまったんですよ。
       ま、と言っても、大した問題はないんです。
       なにしろ、あのアナウンスは、展示がなくて客もほとんどいない
       西館だけにしか流れていないそうですからね。
       間違いに気づいて東館には放送しなかったそうです」

    小衣「……西館、だけ……?」

    古畑「はい。んーふふふ……G4の控室は展示と同じく東館にありましたよね?
       しかし、アナタははっきりとアナウンスを聞いていたんです。
       つまり、犯行時刻にアナタがいたのは控室ではありえない!」

    小衣「だからって、小衣がこの部屋にいたと証明したわけじゃないでしょ!」

    古畑「ではどこにいたんですか?
       西館にいたのは確かです。アナウンスを聞いていたんですからね。
       しかし、隣の部屋には人がいました。
       アナタが来たか今泉に調べさせましたが、来ていないとのことでした。
       その隣の部屋も調べさせました。その隣も。上の階も!
       この部屋以外全部調べましたが、どこにもアナタは来ていない」

    小衣「…………」


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