私的良スレ書庫
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元スレ女戦士「え?勇者って童貞なのか?」
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勇者(チャンスは今夜だけ…しかし逆を言えば『今夜』は全てチャンス)
勇者(でも…今のぼくじゃ力が足りない…)
勇者(けど!諦めちゃいけないんだ!)
勇者(好きな人との未来のために!!)
勇者(女神ルビス…どうかぼくに…)
勇者(安全日を打ち砕く力を……!!)
勇者 は 強く 強く 祈った!
………
……
…
勇者(でも…今のぼくじゃ力が足りない…)
勇者(けど!諦めちゃいけないんだ!)
勇者(好きな人との未来のために!!)
勇者(女神ルビス…どうかぼくに…)
勇者(安全日を打ち砕く力を……!!)
勇者 は 強く 強く 祈った!
………
……
…
~天界~
ルビス「ふんふふ~ん♪」キラキラーン
精霊「ルビス様、ご機嫌ですね」
ルビス「あら?うふふ、やはりわかるかしら……ほら見て、天界花が咲いたの」キラキラーン
精霊「ほぉ、これはまた…実に美しいですね」
ルビス「ええ。この花は、生きとし生けるモノ全てを護る天界の花。人の願いを叶える素敵なお花…」
精霊「千年に一度だけ咲く伝説の花…。ルビスの加護とも」
ルビス「ふんふふ~ん♪」キラキラーン
精霊「ルビス様、ご機嫌ですね」
ルビス「あら?うふふ、やはりわかるかしら……ほら見て、天界花が咲いたの」キラキラーン
精霊「ほぉ、これはまた…実に美しいですね」
ルビス「ええ。この花は、生きとし生けるモノ全てを護る天界の花。人の願いを叶える素敵なお花…」
精霊「千年に一度だけ咲く伝説の花…。ルビスの加護とも」
ルビス「これを勇者に届けましょう。きっと魔王討伐の役にたってくれるわ」
精霊「私がお届けしますか?」
ルビス「いえ。こっそりと渡しておくわ。どうぐぶくろに入れましょう」
ルビス「うふふ、えい♪」ポンッ♪
精霊「転送の魔法。ふむ、もう勇者に届いてるはずですね」
ルビス「ええ。彼が私にも聞こえるほどに強く願うとき、きっと力を貸してくれることでしょう」
ルビス「願わくば、勇者のいく道を照らす道標にならんことを……」pray
精霊「私がお届けしますか?」
ルビス「いえ。こっそりと渡しておくわ。どうぐぶくろに入れましょう」
ルビス「うふふ、えい♪」ポンッ♪
精霊「転送の魔法。ふむ、もう勇者に届いてるはずですね」
ルビス「ええ。彼が私にも聞こえるほどに強く願うとき、きっと力を貸してくれることでしょう」
ルビス「願わくば、勇者のいく道を照らす道標にならんことを……」pray
精霊「……やはりルビス様はお美しい」
ルビス「あらあら?お世辞を言ってもご褒美は出ないわよ?」ウフフ
精霊「いえ、本当のことです…私もまた、貴女様と共に世界の護り手でありたいと願います」
ルビス「ええ。お願いね。信頼しているわ、精霊」
精霊「ありがたきお言葉」
ルビス「あらあら?お世辞を言ってもご褒美は出ないわよ?」ウフフ
精霊「いえ、本当のことです…私もまた、貴女様と共に世界の護り手でありたいと願います」
ルビス「ええ。お願いね。信頼しているわ、精霊」
精霊「ありがたきお言葉」
そのとき 地上 より 強い 願い が 届いた !
精霊「ん?」
ルビス「あら?」
勇者≪好きな人との未来のために…!≫
ルビス「これは…」
精霊「未来…」
ルビス「ええ。聞こえたわ…早くも、美しい声と願いが」
勇者≪女神ルビスよ、どうか……≫
ルビス「ええ!聞こえるわ勇者!」
精霊「ん?」
ルビス「あら?」
勇者≪好きな人との未来のために…!≫
ルビス「これは…」
精霊「未来…」
ルビス「ええ。聞こえたわ…早くも、美しい声と願いが」
勇者≪女神ルビスよ、どうか……≫
ルビス「ええ!聞こえるわ勇者!」
ルビス「ルビスの加護よ!我が声に応え、力強き心に――」
ルビス「祝福を!」パアァ
勇者≪安全日を打ち砕く力を……!!≫パアァ
ルビス「」
精霊「」
ルビス「祝福を!」パアァ
勇者≪安全日を打ち砕く力を……!!≫パアァ
ルビス「」
精霊「」
精霊「こ、これはなんという……!勇者め!」
精霊「ルビス様!私は少し地上に降りてきゃつに説教を…」
ルビス「」
精霊「…ルビス様?」
ルビス「」
精霊「ルビス様!?」
精霊「いかん、意識を失っておられる!!誰か!誰かあああああ!!!」
………
……
…
精霊「ルビス様!私は少し地上に降りてきゃつに説教を…」
ルビス「」
精霊「…ルビス様?」
ルビス「」
精霊「ルビス様!?」
精霊「いかん、意識を失っておられる!!誰か!誰かあああああ!!!」
………
……
…
~地上~
勇者(……)スピー
女戦士(気持ちよさそうに眠ってんなあ…)ナデナデ
女戦士(つうか結局あのあと10回以上出したぞこいつ…どんだけだよ)ナデナデ
女戦士(腰が痛い)
女戦士(……結婚、か)
女戦士(まあ、本当に子供が出来たらな。勇者)
女戦士(でも、悪いけど…それだけはないんだ)
女戦士(なぜって?)
女戦士(魔物に弄ばれた後遺症でさ。二度と子供は作れないって言われてる)
女戦士(……だから、賭けは私の勝ち)
勇者(……)スピー
女戦士(気持ちよさそうに眠ってんなあ…)ナデナデ
女戦士(つうか結局あのあと10回以上出したぞこいつ…どんだけだよ)ナデナデ
女戦士(腰が痛い)
女戦士(……結婚、か)
女戦士(まあ、本当に子供が出来たらな。勇者)
女戦士(でも、悪いけど…それだけはないんだ)
女戦士(なぜって?)
女戦士(魔物に弄ばれた後遺症でさ。二度と子供は作れないって言われてる)
女戦士(……だから、賭けは私の勝ち)
女戦士(まー、でも本当に久しぶりだったなあ…)
女戦士(つか魔物以外とは……初めてだったし)タハハ
女戦士(……)
女戦士(想い出作りのつもりだったんだけど)
女戦士(なんでまた……よりにもよって『勇者様』に惚れちゃうかな)ハァ
女戦士(…お前は勇者。その血筋は受け継がれるべきで…だから私じゃ…)
女戦士(『無理』なんだ)
女戦士(……)
女戦士(つか魔物以外とは……初めてだったし)タハハ
女戦士(……)
女戦士(想い出作りのつもりだったんだけど)
女戦士(なんでまた……よりにもよって『勇者様』に惚れちゃうかな)ハァ
女戦士(…お前は勇者。その血筋は受け継がれるべきで…だから私じゃ…)
女戦士(『無理』なんだ)
女戦士(……)
勇者「…」スピー
女戦士「…ふふっ」チュッ
女戦士「だけど、今だけは……な。いいよね勇者」
女戦士「お前の横で…寝ても……さ……」スッ――
女戦士「……」スゥスゥ
勇者「……」スゥスゥ
―――
――
―
女戦士「…ふふっ」チュッ
女戦士「だけど、今だけは……な。いいよね勇者」
女戦士「お前の横で…寝ても……さ……」スッ――
女戦士「……」スゥスゥ
勇者「……」スゥスゥ
―――
――
―
僧侶「おめでたですね」
女戦士「おい」
僧侶「まあ~…なんというか、旅の途中でやらかしましたねえ」
女戦士「え、ていうか、まじで?」
僧侶「こんな嘘つきませんよ…」
女戦士「おい」
僧侶「まあ~…なんというか、旅の途中でやらかしましたねえ」
女戦士「え、ていうか、まじで?」
僧侶「こんな嘘つきませんよ…」
僧侶「で。父親は誰なんですか」
女戦士「いや~、それはちょっと…」
僧侶「深く詮索はしませんが、しかし…うーむ」
女戦士「な、なに?」
僧侶「……いえ」
僧侶(以前に状態を見せてもらったときと、まるで違う……完全に『治っている』)
僧侶(あれほどボロボロだった機能が……なぜだ?)
女戦士「いや~、それはちょっと…」
僧侶「深く詮索はしませんが、しかし…うーむ」
女戦士「な、なに?」
僧侶「……いえ」
僧侶(以前に状態を見せてもらったときと、まるで違う……完全に『治っている』)
僧侶(あれほどボロボロだった機能が……なぜだ?)
僧侶「……女戦士さん。ここ最近、何か強力な……何か、回復呪文か何かを受けましたか?」
女戦士「記憶にはないなあ……」
僧侶「となると、ますます神のご加護かもしれませんね」アーメン
僧侶「とにかく、おめでとうございます」
女戦士「うん……」
僧侶「?あまり嬉しそうじゃありませんね」
女戦士「記憶にはないなあ……」
僧侶「となると、ますます神のご加護かもしれませんね」アーメン
僧侶「とにかく、おめでとうございます」
女戦士「うん……」
僧侶「?あまり嬉しそうじゃありませんね」
女戦士「うん…というか実感わかないとゆーかなんというか」
僧侶「母親になるんですよ?実感がないとは困りますね」
女戦士「いや、だってさあ……」
女戦士「私だよ?」
女戦士「子供できないって言われて…それを受けいれて生きてたし」
女戦士「それがいざ『子供できました』ってなあ…ね?」
僧侶「ふむ。ま、わからないでもありませんが」
僧侶「母親になるんですよ?実感がないとは困りますね」
女戦士「いや、だってさあ……」
女戦士「私だよ?」
女戦士「子供できないって言われて…それを受けいれて生きてたし」
女戦士「それがいざ『子供できました』ってなあ…ね?」
僧侶「ふむ。ま、わからないでもありませんが」
女戦士「それに……ぶっちゃけ冒険のこともあるだろ?」
僧侶「ええ。それについては無責任と言わざるをえませんね」
女戦士「いま妊娠は、えーと…」
僧侶「3ヶ月です」
女戦士「……魔王の城まであと少しってとこまで来てな……」
僧侶「残念ですが、離脱してもらう以外にありませんね」
僧侶「正直、たった今知っただけでもキモが冷えましたよ。今までそんな身重の体で戦っていたなんて」
女戦士「面目ない…」
僧侶「ええ。それについては無責任と言わざるをえませんね」
女戦士「いま妊娠は、えーと…」
僧侶「3ヶ月です」
女戦士「……魔王の城まであと少しってとこまで来てな……」
僧侶「残念ですが、離脱してもらう以外にありませんね」
僧侶「正直、たった今知っただけでもキモが冷えましたよ。今までそんな身重の体で戦っていたなんて」
女戦士「面目ない…」
僧侶「とにかく貴女には抜けてもらうことになるのでしょうが…」
僧侶「勇者にはなんと言うつもりで?」
女戦士「いやホントどうしよう結婚の約束とか私のガラでも――っとと」
女戦士「……引っ掻けたな」
僧侶「だとは思ってましたから。全く二人とも、若いのはいいことですが時期や立場をわきまえてもらわないと」
女戦士「これに関しては私が悪いから、勇者は怒らないでやってよ」タハハ
僧侶「勇者にはなんと言うつもりで?」
女戦士「いやホントどうしよう結婚の約束とか私のガラでも――っとと」
女戦士「……引っ掻けたな」
僧侶「だとは思ってましたから。全く二人とも、若いのはいいことですが時期や立場をわきまえてもらわないと」
女戦士「これに関しては私が悪いから、勇者は怒らないでやってよ」タハハ
僧侶「さてさて。となれば勇者に言う必要がありますね」
僧侶「なにせ父親なわけですし」
女戦士「うむむ…やっぱそうなる?」
僧侶「お二方がどのような関係であれ、とりあえずは今後の方針がありますから」
女戦士「……だよね」ハァ
女戦士(あのときは結婚なんて言ってくれたけど……)
女戦士(ホントはどうなのかな…やっぱり実感わかないや)フゥ
僧侶「私から言いますか?」
女戦士「…んにゃ。自分で言うよ。そんくらいの責任感はあるからさ」
僧侶「重畳なこと」
僧侶「なにせ父親なわけですし」
女戦士「うむむ…やっぱそうなる?」
僧侶「お二方がどのような関係であれ、とりあえずは今後の方針がありますから」
女戦士「……だよね」ハァ
女戦士(あのときは結婚なんて言ってくれたけど……)
女戦士(ホントはどうなのかな…やっぱり実感わかないや)フゥ
僧侶「私から言いますか?」
女戦士「…んにゃ。自分で言うよ。そんくらいの責任感はあるからさ」
僧侶「重畳なこと」
これは
女戦士、村待機
→そこに魔王の指示により魔物の大群が!
→女戦士、奮戦するも及ばず!
→N☆T☆R
フラグですね、わかります
女戦士、村待機
→そこに魔王の指示により魔物の大群が!
→女戦士、奮戦するも及ばず!
→N☆T☆R
フラグですね、わかります
僧侶「……では、勇者のもとへいきなさい」
女戦士「え?いま?」
僧侶「それはそうです。しばらく冒険がてら様子見しましょうなんて妊婦に言えると思いますか」
僧侶「子を成したからにはそれに伴う責任を……もちろん、勇者にも相応のね」
僧侶「それを話あうのは貴女がたです」
女戦士「ですよねー」
僧侶「ただ老婆心で一言だけ言うならば…」
女戦士「え?いま?」
僧侶「それはそうです。しばらく冒険がてら様子見しましょうなんて妊婦に言えると思いますか」
僧侶「子を成したからにはそれに伴う責任を……もちろん、勇者にも相応のね」
僧侶「それを話あうのは貴女がたです」
女戦士「ですよねー」
僧侶「ただ老婆心で一言だけ言うならば…」
僧侶「……貴女が何より大切にすべきはお腹の子です」
僧侶「それをお忘れなく。と、先ほどはああ言いましたがね」
僧侶「どうせ貴女の気分が悪いからとこの村でこうして診ているのです」
僧侶「二、三日は考えてもいいでしょう」
女戦士「…うん」
僧侶「私からは以上ですが、ほかに何か聞きたいことはありますか」
女戦士「……特には」
僧侶「そうですか」
――なら自分でよく考えることですね――
僧侶「それをお忘れなく。と、先ほどはああ言いましたがね」
僧侶「どうせ貴女の気分が悪いからとこの村でこうして診ているのです」
僧侶「二、三日は考えてもいいでしょう」
女戦士「…うん」
僧侶「私からは以上ですが、ほかに何か聞きたいことはありますか」
女戦士「……特には」
僧侶「そうですか」
――なら自分でよく考えることですね――
―――
――
―
~宿屋~
女戦士「……」ボーッ
女戦士(……子供か…)サスサス
女戦士(しかも、勇者の……)
女戦士(……そっかー…)
女戦士(お母さんになるのかな、私……)バフッ
女戦士(……実感わかないなー!)モガモガジタバタ
女戦士(……)ハァ
――
―
~宿屋~
女戦士「……」ボーッ
女戦士(……子供か…)サスサス
女戦士(しかも、勇者の……)
女戦士(……そっかー…)
女戦士(お母さんになるのかな、私……)バフッ
女戦士(……実感わかないなー!)モガモガジタバタ
女戦士(……)ハァ
女戦士(でも今は…冒険の旅の途中)
女戦士(私だってでっかい戦力さ…そんなの自覚してるよ)
女戦士(だから抜けるわけにはいかない)
女戦士(けど、僧侶が言うことだって……)
僧侶『お腹の子を何より大切にすべきです』
女戦士(……)グッ
女戦士(どうする?どうすりゃいいのさ)
女戦士(…無責任だな、私……)ハァ
女戦士「…ちょっと、外に涼みに行こうかな」
女戦士(私だってでっかい戦力さ…そんなの自覚してるよ)
女戦士(だから抜けるわけにはいかない)
女戦士(けど、僧侶が言うことだって……)
僧侶『お腹の子を何より大切にすべきです』
女戦士(……)グッ
女戦士(どうする?どうすりゃいいのさ)
女戦士(…無責任だな、私……)ハァ
女戦士「…ちょっと、外に涼みに行こうかな」
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