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    元スレちなつ「あかねさん、あかりちゃんを私にください!!」

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    101 = 1 :

    あかね「そんな世界の終りみたいな顔しないで、ちなつちゃん」

    あかね「まだ、そうなると決まった訳ではないわ」

    あかね「だから、あなたの気持ちを教えて」

    あかね「あなたがどれくらいの強さであかりを愛しているのか」

    あかね「あなたが、あかりに何をしてあげられるのか」

    あかね「私に説明してみせて」

    あかね「そして私を諦めさせて」

    あかね「『私の負け。あなたにだったらあかりを任せられる』」

    あかね「そう、思わせて頂戴」

    あかね「けどね、その程度の愛も語れない様なら」

    あかね「ちなつちゃんに、あかりは渡せない」

    103 = 28 :

    最高の姉と言ったのを訂正します…ごめんなさい

    104 :

    あかねさん△

    105 = 1 :

    私の気持ち・・?

    私がどれくらいあかりちゃんを愛しているか?
    私があかりちゃんに何をしてあげられるのか?

    何それ?
    いきなりそんなこと言われたって、それで私に何て答えろって言うの?

    だって私はただ、
    ただ、あかりちゃんが好きなだけで。

    誰にでも優しく笑顔を向けるあかりちゃんが好きなだけで。

    クラスの皆に頼りにされて慕われているあかりちゃんが好きなだけで。

    私のどんな理不尽な我儘にも笑顔で付き合ってくれたあかりちゃんが好きなだけで。

    私の恋を笑わずに真剣に応援してくれたあかりちゃんが好きなだけで。

    私が失恋した時、泣きじゃくる私の背中を何も言わずに抱きしめてくれたあかりちゃんが好きなだけで。

    私と中学の頃からずっといてくれたあかりちゃんのことが好きなだけで。

    だから、私は、何よりもあかりちゃんが大切で、

    大好きで。

    だから、そのあかりちゃんを私から奪おうとするこの人は・・。
    この人を止める為に私は・・。
    私が言わなければならない言葉は・・。

    106 = 1 :

    ちなつ「・・・・・・・・・・・」

    あかね「どう? 答えはまとまったかしら」

    ちなつ「ああ、そっか」

    そうだった。分かった。
    私が言うべき台詞は分かった。

    ちなつ「分かっちゃった」

    あかね「あら、何が分かったのかしら?」

    ちなつ「あかねさん」


    ちなつ「そんなことはどうでもいい」

    108 = 39 :

    あかりとあかねさんって結構年の差あるよな

    109 = 1 :

    あかね「はい?」

    ちなつ「『知ったことじゃない』って言ったんです」

    ちなつ「そう、あなたなんてどうでもいい」

    あかね「ちなつちゃん・・。私の質問の意図を理解しているのかしら?」

    あかね「あなたの返答次第では、あかりは・・」

    ちなつ「だから、どうでも良いですよ。あなたに興味がありません」

    ちなつ「あなたが善でも悪でも姉でも家族でも変態でも狂人でも犯罪者でも、そんなことは些細なことです」

    ちなつ「私はあかりちゃんを愛してる。そう、愛してる。大好きです」

    ちなつ「大事なのはその事実一点だけ。“強さ”?“どれくらい”?“何をしてあげられるか”?」

    ちなつ「学校のテストじゃあるまいし、面倒くさいんですよ」

    ちなつ「年上だからって、上から目線でものを語るのはやめてください」

    110 = 9 :

    鬼や・・・

    111 :

    いいぞ

    112 = 1 :

    あかね「それが、あなたの“返答”で良いのかしら?」

    あかね「“愛してる”だけ?そんな使い古された単語一個で、私の気持ちの上に行けると思っているの・・?」

    ちなつ「だからさぁ。さっきも言ったじゃん。いつまで上から目線で語ってんのよ・・」

    ちなつ「あかねさん。あなた、あかりちゃんとキスした経験は?もちろん、マウストゥマウスで」

    あかね「はい? 何を突然・・」

    ちなつ「私は、中学の頃に既に済ましたわ。逃げるあかりちゃんを押し倒して無理矢理奪っちゃったの。あかりちゃんの初めてのキス」

    ちなつ「その後も、あかりちゃんは色々と“練習”に付き合ってくれたわ。分かる?」

    ちなつ「“奪う”だの“襲う”だの、何を偉そうに。そんなの私の18番だっての!」

    113 = 64 :

    キャラ崩壊

    114 :

    かっこいい///

    116 = 55 :

    チーナさんマジぱねえッス!

    117 = 87 :

    オイル塗ろっか?(コインロッカー)

    118 = 82 :

    男前だな

    119 = 1 :

    ちなつ「そして、今、私は、吉川ちなつは、あかりちゃんを愛している・・!」

    ちなつ「私はね、自覚あるけど、恋だの愛だの色恋沙汰だの、そういうのには人一倍貪欲なのよ!」

    ちなつ「あなたがあかりちゃんに・・何が出来ようと!何をしようと!そんなことは関係ない!!」

    ちなつ「どんな障害も弊害も押しのけて、私はあかりちゃんを絶対に手に入れる」

    ちなつ「今度こそ、私は私の愛を成就させてみせる・・!!」

    ちなつ「それを止められるのは貴女じゃない!あかりちゃんだけ!!」

    ちなつ「私が愛している、世界で一番優しい女の子だけよ!!」

    ちなつ「分かったらさっさと引き下がれば良いわ!このシスコンの変態姉貴!!」

    あかね「・・・・・・・・・・・・・」

    120 = 84 :

    やだこのチーナw

    121 = 18 :

    凄まじチーナ

    122 = 84 :

    あかりちゃんはやくご飯だよって呼んであげてー

    123 = 9 :

    チーナがイケメンだと

    124 = 1 :

    あかね「なるほど、あなたの言い分は分かったわ」

    ちなつ「・・・・・・・・」

    ちなつ(・・・・。やべ、言いすぎた?)

    あかね「なら、私の答えは“こう”よ」

    ちなつ「え?」


    ギュ


    ―彼女は・・、あかねさんは、

    ―私の身体を、ただ優しく抱きしめた。

    あかね「ありがとう。ちなつちゃん」

    125 = 84 :

    キマシ

    126 :

    あかねさんやっちゃってください

    127 = 84 :

    ともこさんうわぁあー

    129 = 1 :

    ちなつ「な、何を?」

    あかね「それほどまでに、あかりのことを愛してくれてありがとう」

    ちなつ「へ?え? はい?」

    あかね「貴女になら、あかりを任せられる」

    あかね「私が愛している、世界で一番大切な妹を任せられるわ」

    ちなつ(この人、泣いてる!?)

    ちなつ「・・・・・・それって、つまり」

    あかね「ええ、そうよ。ごめんなさい。あなたを試していたの」

    ちなつ「つまり、私てば騙されちゃったんですか!?」

    あかね「ええ、そう‥よ?」

    ちなつ「なんで疑問形なんですか!?」

    あかね「嘘自体はあまり付いてなかったから」

    ちなつ(この女は・・・・!)

    130 = 84 :

    ともこさんこっちーデスヨヨヨ

    133 = 28 :

    あかねさん今は24ぐらいか?

    134 = 12 :

    良い話だな

    135 = 84 :

    あかねさんますます美人に…ゴクッ

    136 = 1 :

    あかね「本当、怖がらせちゃってごめんなさいね」

    あかね「ちなつちゃんのことは何度も会ったことがあるし、ともこさんからもお話を伺っていたから・・」

    あかね「貴女がどういう人間で、あかりとどういう関係なのかも、大体察しはついていたのだけれど」

    あかね「やっぱり、『どれくらいあかりを好きなのか』なんて、本人に直接確認しなきゃ分からないでしょう」

    あかね「だからね、私も自分の全てをさらけ出すつもりで、思い切って聞いてみたの」

    あかね「結果的に、私は凄く安心できたわ。あなたの気持ちは本物だもの」

    あかね「貴女と一緒なら、きっとあかりは幸せになれる」

    あかね「それが分かっただけで、私は本当に嬉しい・・」

    ちなつ「あかねさん・・・」

    ちなつ(それ確かめるにしても、もうちょっと別の方法があったんじゃ・・)

    あかね「ついでに、私の秘蔵コレクションを遠慮なく自慢できる相手が出来たこともとても嬉しい!」

    ちなつ「て、おい!一緒にしないでください!私はそこまで変態じゃありません!」

    137 = 1 :

    ちなつ「けど、終わった後に自分からこういうこと聞くのも難ですけど」

    ちなつ「良いんですか?私は確かにあかりちゃんが好きだし、結婚したいと言っても過言じゃありませんけど」

    あかね「結婚はまだ早いわ」

    ちなつ「ごめんなさい」

    ちなつ「でも、私ああいう性格ですよ」

    ちなつ「天使みたいに優しいあかりちゃんと、私なんかじゃ釣り合いとれないってことくらい、自分でも分かってます」

    ちなつ「そんな私なんかに、あかりちゃんを任せても・・」

    あかね「性格なんて関係ないわ。貴女があかりを愛しているのなら、私はそれでいいの」

    あかね「本当のところ、あかりが誰と付き合おうと、誰のことが好きであろうと」

    あかね「そんなこと、私にとっては些細なことなのよ」

    ちなつ「え?」

    138 = 84 :

    はしゃいじゃうあかねさん…可愛いです!!!!!!!

    139 = 28 :

    俺は初めからあかねさんのこと信じてたよ

    140 = 1 :

    あかね「だって、“友達”や“恋人”なんて、ちょっと悲しいことが起こったら、すぐに疎遠になってしまう赤の他人同士の繋がりでしょ」

    あかね「脆くて儚くて、だからこそ美しく見える幻想」

    あかね「けれどね。“姉妹”は違う。生まれた瞬間から決まっている絶対的な絆の繋がり」

    あかね「終わることのない永続の関係性」

    あかね「例えこの命が潰えても、私はあの子の姉のまま。あの子は私の妹のまま」

    あかね「私にとってね、それ以上の関係性なんてね、この世界に存在しないのよ」

    あかね「だから、あかりが誰の“恋人”になったとしても、それを私が妬む必要性なんて欠片もないわ」

    あかね「あかりが無為に不幸にならないように、今回みたいなちょっとした根回しはしてしまうけどね」

    ちなつ「つまり、私は甘く見られてるんですね?」

    あかね「いいえ、私は誰のことも、過剰にも過小にも評価しないわ」

    ちなつ「はは、やっぱり上から目線だよこの人。今に見てろよ」

    142 :

    あかね「それじゃ、取りあえずお近づきの印に『あかりちゃんブロマイドカード』のシークレットカードをプレゼントしちゃおうかしら」

    ちなつ「そのシークレットってどういう基準なんですか!?手作りなんですよね?」

    あかね「ほら、あかりがこんなにあられもない姿に・・・」

    ちなつ「ま、ま、惑わされませんよ!!」

    ちなつ「そ、そんなカードなんかに・・!一枚の紙切れなんかに私は、私は・・・!!」




    あかり「あ、お姉ちゃんとちなつちゃん。上で何してたの?」

    あかね「ふふふ。二人だけの秘密の話し合い。あかりには内緒よ。ねぇ、ちなつちゃん」

    ちなつ「そ、そうですね。あかねさん」

    あかり「あー、何時の間に二人とも凄く仲良くなってるー」

    あかね「ふふふ。ちなつちゃんとは何かと趣味が合いそうでね」

    ちなつ(・・・・・、結局4枚ももらってしまった・・・)

    144 :

    結局惑わされるチーナ

    145 :

    ―夕食後、リビングルーム―

    ちなつ「ふー。あかりちゃんのご飯美味しかったー。ご馳走様」

    あかね「あかりの作るご飯は、いつ食べても美味しいわねー」

    あかり「えっへっへぇ。ありがとう、二人とも」

    あかね「という訳で、ちなつちゃん」

    ちなつ「はい、なんでしょうか?」

    あかね「今日は泊まっていきなさい」

    ちなつ「え?」
    あかり「ふぇ?」

    146 :

    一枚売ってくれ
    言い値で買おう

    148 = 142 :

    あかね「親御さんにはもう私が連絡しておいたわ」

    ちなつ「はい?」

    あかり「ちょ、ちょっとお姉ちゃん。なんでいきなりそんな!?」

    あかね「引っ越す前に、色んなことに慣れておいた方が良いでしょ」

    あかね「今のうちに、いろいろ体験しておくのも悪くないんじゃない?」

    あかね「幸い、今日はお父さんもお母さんも帰って来ないしね」

    あかり「そ、それって・・・」
    ちなつ「つまり・・・」ゴクリ

    あかね「うふふふ」

    149 :

    行くか行くか


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