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元スレQB「僕が主人公のゲーム?」
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「う、ん……ここは……?」
>あなたの名前を入力して下さい
「名前? 僕はキュゥべえだけど……」
>キュゥべえ さん では、あなたは18歳未満ですね?
キュゥべえ「わけがわからないよ、いったいこれはなんなんだい?」
キュゥべえ「そもそも僕に年齢という概念を適用するのが……」
>18歳未満ということで
>では がんばって下さい
キュゥべえ「え?」
―――
――
―
キュゥべえ「ん……」パチッ
キュゥべえ「いま何か変な夢を見たような……」
キュゥべえ「いや、それはないか。 それだとまるで人間みたいな……」ムクリ
キュゥべえ「ん?」
自らの手のひらを、しげしげと見つめる
傷一つない白い肌に細い指が五本
何の変哲もない人間の手がそこにはあった
キュゥべえ「……人間になってる」
布団を捲り上げると、一糸纏わぬ下半身が露わになる
キュゥべえ(……性器の形状からして人間の雄であるのは間違いないようだ)
キュゥべえ(やれやれ、わけがわからないよ……どうしてこんなことになったのやら)
マミ「キュゥべえ、朝よ、起きなさ……」ガチャ
キュゥべえ「ん?」
マミ「……い……」
キュゥべえ「……なんだ、マミか」
マミ「……っ!」カアァァ
バンッッ!!
ドアを力任せに閉める音が、早朝の街中に響く
マミ「お、起きてるなら先に言ってよ!!?///」
キュゥべえ「突然入ってきたのは君の方じゃないか……」ハァ
マミ「も、もう! 知らない!!」
マミが階段を乱暴に下って行く音が聞こえる
キュゥべえ「やれやれ……」
キュゥべえ(今の反応からして、僕が人間になったことにマミはなんの疑問も抱いてないようだ)
キュゥべえ(やはり、色々と調べる必要があるみたいだね)
キュゥべえ「とりあえず、服でも着るか」ガサゴソ
キュゥべえ「……この学生服は」
―――
――
―
階段を下り、一階へと向かう
恐らく、一軒家なのだろう
となると、マミの家ではないのだろうか
「あ、おはよーおにいちゃん」
台所で食事の用意をしていた少女が、こちらに声をかける
キュゥべえ(……さすがにこれは想定外だ)
ゆま「朝ごはん、もうすぐできるからね」
キュゥべえ「うん……おはよう、ゆま」
キュゥべえ(ますますわけがわからなくなってきたよ……)チラッ
マミ「!……」プイッ
キュゥべえ(マミから話は聞けそうにないね)ハァ
ゆま「おにいちゃん、またマミおねえちゃんのこと怒らせたの?」コトッ
キュゥべえ「怒らせるようなことをした覚えはないんだけどね」
マミ「服を着ることもしなかったものね」ムスッ
ゆま「また裸で寝てたの? パジャマくらい着ないとダメだよー」
キュゥべえ「別に僕がどんな格好でいようが、君たちには関係ないと思うんだけど……」
マミ「わ、私には関係あるの!///」
キュゥべえ「どうしてだい?」
ゆま「おにいちゃん……毎朝起こしにきてくれる幼馴染に対してそれはひどいよ……」
キュゥべえ(今度は幼馴染か……さらにわけがわからなくなってきたよ)
マミ「はあ……ゆまちゃんはこんなにいい子に育ったのに……」ナデナデ
ゆま「えへへー♪」
キュゥべえ「悪かったよ、マミ」
マミ「もう遅いですぅー」ツーン
ゆま「二人とも、喧嘩してないで朝ごはん食べちゃおーよー」
―――
――
―
朝ごはんを食べ終わり、洗面所へと向かう
キュゥべえ(白髪赤目、まあ妥当な色合いだね)
キュゥべえ(とりあえず、今日一日は様子を見るか……)
マミ「キュゥべえ、早く用意しないと遅れるわよ」
キュゥべえ「うん、わかったよ」
マミ「そんなに自分の顔が気になるのかしら?」クスッ
ゆま「ゆま知ってるよ! なるしすとって言うんだよね!」
マミ「ふふ、いわれたちゃったわね」
キュゥべえ「……マミ、君はどう思う?」
マミ「なんのこと?」
キュゥべえ「僕の顔だよ」
ゆま「おにいちゃん……」
マミ「……重症ね」
キュゥべえ「?」
マミ「ま、まあ……普通よ、うん、普通」
キュゥべえ「なるほど、そうか」
マミ「で、でも、見る人が見れば、その、悪くないとは思うわ、むしろ……」
キュゥべえ(目立たないのならそれに越したことはない、か)
キュゥべえ「安心したよ。 ありがとう」
マミ「え? ど、どういたしまして……」
ゆま「?」
ゆまとマミを連れ立って学校へと向かう
どうやら、日常生活における基本は体が覚えているらしい
マミ「ほら、ちゃんと前閉めなさい」
キュゥべえ「できれば肉体が圧迫されるような格好は避けたいんだよ」
マミ「だーめ」
キュゥべえ「やれやれ……」
マミ「それはこっちのセリフよ。 はいできた」
キュゥべえ「……マミ、ちょっと」
マミ「どうしたの?」
マミの左手をとり、薬指を確認する
キュゥべえ(……)ジー
マミ「え、えっと……」
キュゥべえ(やっぱりね)
マミ「も、もういいかしら……」
ゆま「おにいちゃん、そういうのは外でやらないほうがいいと思うよ」
マミ「ゆまちゃん、誤解を生むような言い方はよしてよ」
キュゥべえ(ソウルジェムがない、か)
さやか「いやー、朝からお熱いねー」ヒョコッ
まどか「おはよう、ゆまちゃん、キュゥべえ、それにマミさん」
仁美「おはようございます」ペコリ
ゆま「おはよー!」
マミ「あら、おはよう三人とも。 それと美樹さん、これはそういうのじゃないわよ」
キュゥべえ(さやかにまどか、それと……)
仁美「?」
キュゥべえ(……まあいいや)
仁美「なんでしょう、とても酷い扱いを受けた気がしますわ」
さやか「またまたー、朝から手を取り合って見つめ合っちゃって」
さやか「『マミ、今日も綺麗だね』」
さやか「『やだもう、キュゥべえったら///』」
さやか「なーんちゃって」
マミ「この子にそんなロマンチックな真似ができると思う?」
さやか「無理だね」キッパリ
マミ「でしょ? だから、美樹さんが思ってるようなことは絶対にないわよ」
まどか「でも、マミさんとキュゥべえだったらお似合いだと思うな」
ゆま「ゆまもマミおねえちゃんなら、おにいちゃんのことまかせられると思うよ!」
マミ「ちょ、ちょっと……もう……///」
仁美(長く慣れ親しんだ幼馴染が自らの本当の気持ちに気付き晴れてカップルになり幸せな夫婦生活を営むですって……)
仁美「イケますわッ!」グッ
キュゥべえ「!?」ビクッ
さやか「あーあ、あたしもマミさんみたいな美人な幼馴染とゆまちゃんみたいな可愛い妹が欲しいなー」
マミ「あら、褒めたって何も出ないわよ」クスッ
さやか「この笑顔を独り占めできるなんて……本当にあんたは幸せ者だね……」
キュゥべえ「そうかい?」
まどか「うんうん」
さやか「くそー! 幼馴染がダメなら嫁にしちゃうもんねー!」ダキッ
まどか「てぃひひっ、わたしもー!」ダキッ
マミ「やんっ、もう、仕方ない子たちね……」
仁美(いけませ……いや、まだだ……まだ様子を見るんだ……)
ゆま「おにいちゃん、マミおねえちゃんがとられちゃうよ?」
キュゥべえ「まさか。 ただの冗談じゃないか」ヤレヤレ
さやか「なにをー、あたしは本気だぞー!」
まどか「わたしもー!」
マミ「あらあら」フフッ
仁美(くるか……?)
キュゥべえ「それに、マミが僕からそう簡単に離れて行くとは思えないしね」
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さやまど「「おおー……」」
マミ「なっ、なな……///」
仁美(キマシタワー!)グッ
さやか「こ、これが亭主の貫禄……っ!」
マミ「み、美樹さんっ!///」
まどか「なんだか羨ましいなぁ~」
仁美「結婚式挙げたら起こして」
マミ「もーっ! そんなんじゃないってばっ!///」プンプン
キュゥべえ(事実だと思うんだけどなあ)
キュゥべえ「幼馴染と言えば、最近上條恭介とはどうなんだい?」
さやか「ふぇっ!? な、なんでそこであいつの名前が出るわけっ?」
仁美「そう言えば、昨日も上條君のことを話してましたわね」
マミ「あ、あら、美樹さんも人のこと言えないわね」
さやか「ぬ、ぬぐぐ……おーっともうこんな時間かー! 遅刻しちゃうぞ! 走れー!」ダッ
まどか「あ、逃げた」
仁美「追いますわよ!」
ゆま「おー!」
キュゥべえ「やれやれ……」
マミ「ほら、ボーッとしてないの」グイッ
キュゥべえ「ちょっ……なんで僕まで」
マミ「今日も紅茶が美味しいわ」668からの分岐改変が起きない平行世界
もし改変が起きない平行世界のマミがシャルロッテに死ななかったら OR マミ死亡後にまどかがマミ、QBの蘇生願いを願ったら
魔法少女全員生存ワルプルギス撃破 誰か書いてくれたらそれはとってもうれしいなって
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1304834183/1
もし改変が起きない平行世界のマミがシャルロッテに死ななかったら OR マミ死亡後にまどかがマミ、QBの蘇生願いを願ったら
魔法少女全員生存ワルプルギス撃破 誰か書いてくれたらそれはとってもうれしいなって
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1304834183/1
―――
――
―
校舎に着き、マミ、ゆまと別れ教室へと向かう
キュゥべえ(やれやれ……やっと静かになった)
キュゥべえ(とりあえず、現時点で判明した情報をまとめてみるか)
キュゥべえ「……この名前は無理があると思うけどなあ」
>千歳 九兵衞
見滝原学園中等部に通うごく普通の中学二年生
>千歳 ゆま
見滝原学園初等部に通うキュゥべえの義妹
>巴 マミ
見滝原学園中等部に通うキュゥべえの幼馴染
中学三年生
>鹿目まどか・美樹さやか・志筑仁美
クラスメイト
キュゥべえ「さやかとまどかがいるなら“彼女”もいると思ったけど……」
??「おーい」
キュゥべえ(何だ……見ない顔だな……)
??「いやー、これはこれは、学園内でも有名なべえさんじゃないですか」
キュゥべえ(こういうのは無視に限る)
中沢「どーも、俺の名前は中沢……って、友人を無視するなよ!」
キュゥべえ「君と友人になった覚えはないんだけどなあ」
>中沢
友人(?)、モブ
中沢「うわこれどうしようもなくねえ?」
恭介「いつものことじゃないか」
>上條恭介
クラスメイト、美樹さやかの幼馴染
恭介「こいつらしいというかなんというか……」
キュゥべえ(上條恭介……僕の記憶では入院中だったような)
中沢「くっ……校内屈指のモテモテ美人を幼馴染に持ち自らも人気大絶頂のべえさんは俺みたいな凡人は相手にしてられないってか!」
恭介「落ち着け」
キュゥべえ「……恭介、腕の調子はどうだい?」
恭介「ん? 良好かな、一時期はどうなるかと思ったけどね」
中沢「結局軽傷で済んだもんなあ」
キュゥべえ(……)
始業を知らせるチャイムが鳴り、教室の扉が開く
早乙女「はーい、席についてー」
―――
――
―
早乙女「さて、今日は転校生を紹介します」
さやか「そっちが先だろー!」
中沢(あれ、俺の見せ場が……)
早乙女「暁美さん、入って来て下さい」
ほむら「……」ガラッ
キュゥべえ(暁美ほむら……イレギュラーと言えば彼女だけど……)
ほむら「あ、暁美ほむらです……」モジモジ
キュゥべえ(あれ……? 僕の知ってる彼女とは少し違うな、眼鏡なんかきけてたっけ)
ほむら「よっ、よろぴっ……」
キュゥべえ(噛んだ)
さやか(噛んだね)
まどか(うん、噛んだ)
ほむら「……よろしくお願いします……///」カアァァ
>暁美ほむら
病弱な転校生
―――
――
―
―休み時間―
「ねえねえ、どんな学校に通ってたの?」
「部活とかは?」
「胸のカップは?」
「ほむほむってなんだよ?」
ほむら「え、えと……」アワアワ
さやか「転校生さん、大人気だね」
まどか「わたしもお話ししてみたいなー」
仁美「一目惚れですのね」クスッ
まどか「それはない」
さやか「それはない」
仁美「……」
中沢「あの眼鏡の下に隠された素顔は圧倒的なポテンシャルを秘めている可能性が素粒子論的な観点から観測できる……?」
恭介「そんなこと言われても……どう思う?」
キュゥべえ(暁美ほむら……しばらく様子を見るのも手だけど……)
キュゥべえ「……」スッ
二人「「?」」
キュゥべえ「まどか、ちょっと」
まどか「どうしたの?」
<ワイワイガヤガヤ
ほむら(ど、どうしよう……)
まどか「ちょ、ちょっとごめんね……えっと……」
キュゥべえ「少しほむらを借りて行くよ」
「「「!?」」」
さやか「おお……」
仁美「なん………………だと………………?」
中沢(これが噂の肉食系だというのか……?)
まどか「えっと、暁美さん心臓が弱いから……」
キュゥべえ「そろそろ薬を飲む時間だと聞いたけど?」
ほむら「へっ? あ、は、はい……」
「あー、なるほど」
「ごめんねー」
「ちっぱいだもんねー」
「きゅっぷいぺろぺろ」
キュゥべえ「じゃ、行こうか」
さやか(あれ? 保健係はまどかだけだったような……)
きゅっぷいちゃんは可愛いからペロペロしたくなる気持ち分かるよ
―――
――
―
まどか「ごめんね、みんなはしゃいじゃって。 転校生なんて初めてだから」
ほむら「い、いえ! 全然気にしてないですからっ」
キュゥべえ「……」
まどか「あ、わたしは鹿目まどか。 保健委員だから、もし何かあったら言ってね」
ほむら「は、はい、よろしくお願いします、鹿目さん。 それと……」
キュゥべえ「僕の名前はキュゥべえ、よろしくね、ほむら」ニコッ
キュゥべえ(……さて、どうでる?)
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