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    元スレアイリ「起きて、私の可愛いセイバー?」セイバー「え?」

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    101 = 49 :

    バゼット「……どうやら、勝負は―――」

    メディア「背を向けないで!!!」

    バゼット「え―――」

    ザンッ!!

    バゼット「……ごふっ」

    セイバー「バゼット?!」

    クー「ちょっと油断しすぎだな」

    エミヤ「貴様は……!?」

    クー「四天王の一人、クー・フーリンだ。別に覚えなくていいぜ?お前らは今から死ぬんだからよ」

    セイバー「もう一人いたなんて……」

    メドゥーサ「クー・フーリン、何のようですか……?」

    クー「見てられねえから手助けだよ」

    メドゥーサ「不要です」

    クー「そうか。なら、見物させてもらうわ」

    メディア「バゼット!!しっかりして!!バゼット!!」

    102 :

    よえん

    103 = 49 :

    エミヤ「メディア!!バゼットの手当てを!!」

    メディア「もうしてるわよ!!」

    クー「ま、治療するなら迅速にな?」

    セイバー「おのれ……!!」

    エミヤ「私は槍使いを相手にする」

    セイバー「エミヤ……」

    エミヤ「手助けは一切できんぞ……?」

    セイバー「……大丈夫……やれます」

    エミヤ「よし」

    クー「おら、こいよ。一突きにしてやるぜ」

    エミヤ「ゲイボルク……。因果を逆転させて心臓を穿つ呪いの槍か」

    クー「てめえ……なにもんだ?」

    エミヤ「しがない魔法使いだよ」

    クー「気にくわねえ……。てめえみたいなやつが一番嫌いだぜ」

    エミヤ「安心しろ。―――私もだ!!」

    104 = 49 :

    メドゥーサ「来なさい、勇者」

    セイバー「……」

    セイバー(大丈夫……やれる……)

    セイバー(私には今……2つも武器がある……)

    セイバー「風王結界……」ゴォォォ

    メドゥーサ「そのような隠れ蓑など、私には何の意味もない」

    セイバー「なに……!?」

    メドゥーサ「天馬の一撃をもって……貴方を葬るだけですからね」

    セイバー「先ほどの技か……」

    メドゥーサ「行きます……」ゴォォォォ

    セイバー「……」

    セイバー(風王鉄槌で弾き返せば……)

    メドゥーサ「……」

    セイバー「……!?」ゾクッ

    セイバー(駄目だ……あの一撃にはどう足掻いても敵わない……!!)

    105 :

    >クー「おら、こいよ。一突きにしてやるぜ」
    ど、どういうことなんだ(困惑)

    106 = 49 :

    クー「おらおらおらぁ!!!」ギィィン

    エミヤ「ふっ!はっ!!!」

    クー「てめえ……!!」

    エミヤ「どうした?」

    クー「魔法使いなのか剣士なのか弓兵なのかはっきりしやがれぇ!!」

    エミヤ「魔法使いだ」

    クー「ざけんじゃねえ!!」

    エミヤ「くっ……!!」

    クー「やろう……俺の攻撃を簡単に受け流しやがって……」

    エミヤ「簡単ではない。お前の一撃はどれも重い」

    クー「当然だ!!ばかやろうがぁ!!」ギィィン

    エミヤ「ふん!!」

    クー「ちっ……てめえみたいな半端者に俺の必殺技をつかわなきゃならねえか」

    エミヤ「大盤振る舞いだな」

    クー「こっちの主が怖い奴でよ。長引くようなら飯抜きって言ってんだ。悪く思うなよ?」

    107 = 49 :

    >>105
    眠いんだ許して

    108 = 105 :

    頑張れ!しかし、ランサーの兄貴の台詞はドキッとするなw
    いつぞやのカタログでは槍×弓が大量に…

    109 :

    弓だけじゃなくマーボーや我様、士朗と絡んでる本もそれなりにあるでよ

    110 = 57 :

    女向けの腐やカプって原作で相性悪いと言われてる程人気があるのは分からん

    111 = 94 :

    ツンデレみたいにできるからじゃね?

    112 = 49 :

    メドゥーサ「ベルレ―――」

    セイバー「くる……!?」

    メドゥーサ「―――フォーン!!!」

    セイバー「回避に全ての力を回すしかない……!!

    セイバー「はっ!!」シュッ

    メドゥーサ「甘い!!」

    セイバー「な?!」

    ドォォォン!!!

    セイバー「が……!?」

    セイバー「軌道が……直角に曲がった……」

    メドゥーサ「苦しいでしょう?当たりが浅いと」

    セイバー「ぐ……」

    メドゥーサ「次で終わりにできますね」

    セイバー「また……最初からに……」

    セイバー「それだけは……!!」

    113 = 49 :

    エミヤ「セイバー……」

    クー「余所見なんてしてていいのか?」

    エミヤ「いや、すまないね」

    クー「くらえ……ゲイ―――」

    エミヤ「トレース……オン」

    クー「―――ボルク!!!!」

    エミヤ「ロー・アイアス!!」

    ギィィィィィン!!!!

    クー「なにぃ……!?」

    エミヤ「悪いが早急に決めさせてもらおう……!!」

    エミヤ「トレース・オン!!」バキィ

    クー「てめえ……なにもんだ……!!!」

    エミヤ「魔法使いだ……!!」

    クー「ふざけん―――」

    エミヤ「エクス―――カリバァァァ!!!」ドォォォン

    114 = 49 :

    メドゥーサ「ベルレ―――」

    セイバー(駄目だ……もう……)

    セイバー(メディアの回復も間に合いそうにない……)

    セイバー(ここで……おわ―――)

    エミヤ「―――また諦めるのか!!!」

    セイバー「!?」

    エミヤ「うおぉぉ!!!」

    セイバー「エミヤ……!!」

    メドゥーサ「―――フォーン!!!」

    エミヤ「トレース・オン!!!」バキィ

    エミヤ「エクス―――カリバァァァ!!!」ドォォォン

    メドゥーサ「これは―――!!」

    セイバー「な―――!?」

    エミヤ「……」

    メドゥーサ「ふっ……まさか……ここ、までの投影……まじゅ……つ……し……と、は……」

    115 = 49 :

    エミヤ「うっ……!!」

    セイバー「エミヤ!!大丈夫ですか?!」

    エミヤ「皮肉のひとつも浮かばない……」

    セイバー「……メディア!!」

    メディア「もうすこしまって!!」

    セイバー「あれだけの魔力をつかって……大丈夫なのですか?」

    エミヤ「いや……どうやら己の身の丈に合わないことをしてしまった……」

    セイバー「エミヤ……」

    エミヤ「少し休む……よ……」

    セイバー「エミヤ……?」

    エミヤ「……」

    セイバー「おやすみ……なさい……」


    『セイバーの レベルがあがった!』

    116 :

    うをおおおお!

    117 :

    お慕い申しております

    118 :

    エクスカリバーは投影不可出来ても死ぬ

    119 = 49 :

    野営

    メディア「セイバー……ごはんは?」

    セイバー「いりません……」

    メディア「そう……」

    セイバー「すいません……。バゼットは?」

    メディア「もう大丈夫よ」

    セイバー「それはよかった……」

    メディア「……あの……」

    セイバー「今は……一人にしてください……」

    メディア「わかったわ……」

    セイバー「くそ……!!」ダンッ!!

    セイバー「私のせいだ……!!私が弱いから……!!!」

    セイバー「エミヤは……!!」

    セイバー「くっ……うぅ……」

    セイバー「うぅぅ……!!」

    120 = 49 :

    魔王城

    「メドゥーサまで……!?」

    カレン「はい」

    「そう……でも、一人は死んだみたいですね」

    カレン「エミヤという魔術師ですね。メドゥーサと相打ちになったと」

    「それで十分です……」

    カレン「勇者の一団は恐らくこちらへ向かってくるでしょう」

    「ええ。そのときは……」

    カレン「魔王様が?」

    「もうそれしかないですよね。カレンさんは戦えませんし」

    カレン「申し訳ありません」

    「私が……弱りきった勇者たちを悪夢の中へと誘ってあげます……」

    「ふふふ……ふふふふふふ……!!」

    カレン(やはりメドゥーサまでもやられましたね)

    カレン(では、こちらもそろそろ動きましょうか……)

    121 :

    エミヤなんでしんでしまうん

    122 = 49 :

    カレン「……」

    クー「よう……」

    カレン「お疲れ様」

    クー「俺は死んだことになってんだろうな?」

    カレン「勿論」

    クー「ならいい……」

    カレン「やはり女性には甘いのですね。正確な一撃をもってしても殺せないとは」

    クー「あのバゼットとかいう女が異常に頑丈だっただけだ」

    カレン「ふふ……そういうことにしておきましょう」

    クー「で、聖杯は?」

    カレン「もうすぐ完成します。そして……ギルガメッシュ氏も同時期に到着することでしょう」

    クー「勇者がただの目くらましとはね……。やってることは外道だな」

    カレン「あんな出来損ないの魔王に聖杯は過ぎたもの。勇者ばかりを気にして、反乱分子に気がつかない魔王も魔王ですし」

    クー「まぁな」

    カレン「では、もう一仕事してもらいますよ?」

    123 = 105 :

    桜に色んな意味で勝てそうなのが士郎と凛の人間組しか思い付かないのがなんとも

    124 = 49 :

    翌日 荒野

    セイバー「では、出発しましょう」

    メディア「セイバー……大丈夫?」

    バゼット「惜しい人物を亡くしましたね……」

    セイバー「これが闘いです」

    バゼット「ええ。我々は生きている。生きている限り、屍を越えていかなくてはならない」

    セイバー「その通りです」

    メディア「強いのか……強がりなのか……」

    セイバー「エミヤは私たちに全てを託してくれました。だから……」

    バゼット「ええ」

    メディア「ここまできたなら最後まで付き合うわよ」

    セイバー「はい!」

    セイバー「必ず魔王を……倒す」

    バゼット「……」コクッ

    メディア「ええ……倒しましょう、絶対に……」

    126 = 49 :

    魔王城

    セイバー「うあぁぁぁぁ!!!」

    アルクェイド「シャァァァァ!!!!!」

    セイバー「でぁ!!!」ズバッ!!

    アルクェイド「キャァァァァ―――!!!!」

    セイバー「はぁ……はぁ……」

    バゼット「セイバー、少し抑えましょう」

    セイバー「ですが……」

    メディア「魔王にたどり着く前にばてちゃうわ」

    セイバー「ふぅ……すいません」

    バゼット「ですが、力はかなり増していますね」

    セイバー「はい。今ならエクスカリバーを一度だけなら使用もできそうです」

    メディア「一度だけか……」

    セイバー「はい」

    バゼット(戦況は圧倒的不利……でも、そうでないと面白くない)グッ

    127 = 49 :

    謁見の間

    セイバー「この先にいるのですね……」

    メディア「準備はいい?」

    バゼット「この拳がある限り、負けはしない」

    セイバー「では……」

    メディア「ええ」

    バゼット「……」コクッ

    セイバー「……」

    ギィィィィ……

    セイバー「魔王……いますね?」

    「―――よく来ましたね?」

    バゼット「……」

    メディア(なんて圧力……)

    セイバー「驚きました。まだ少女ではないですか」

    「私も。てっきり男だと思ってました。まさかこんなに可愛い女性とは……」

    128 = 49 :

    セイバー「聖杯を取り戻しに来ました」

    「後ろにありますよ?」

    バゼット「え……?」

    イリヤ「……」

    メディア「あの子が……聖杯ですって?」

    「そう。聖杯の器。でも、もうすぐ満たされます」

    セイバー「では、満たしてしまう前に……貴女を倒す……!!」

    「戦う前に言っておきます。―――あなた達は私に触れることすら、できない」

    ゴゴゴゴゴ……!!

    セイバー「!?」

    バゼット「黒い影の巨人……?!」

    メディア「まさか……滅んだ村で夜がきたっていうのは……この影のこと……」

    セイバー「くっ……」

    「影に触れれば悪夢の中に入ります。一生抜け出すことはできませんが、興味があるならどうぞ?」

    セイバー「興味があるのは魔王のいなくなった世界だけだ!!―――いくぞ!!」

    129 :

    がんばれセイバー。僕らのセイバー

    130 = 49 :

    「ふふ……無理無理……」

    「―――」ゴォォォ

    バゼット「ふっ!!」シュッ

    セイバー「くっ!!」

    メディア「吹き飛ばす……!!」ドォォォン!!

    「―――」

    セイバー「影が消えた!!」

    メディア「ま、これぐらいは」

    バゼット「メディア!!後ろです!!」

    メディア「え?」

    「―――」ガバァァ

    メディア「ひっ―――」

    バゼット「吹っ飛べ!!」ドガァ

    メディア「ぎゃぁ!?」

    メディア「―――ちょ、ちょっと!!もっと優しく蹴り飛ばしなさいよ!!」

    131 = 49 :

    バゼット「優しくする余裕がないだけです」

    メディア「うそね!!余裕があっても思い切り蹴ってたでしょ!?」

    バゼット「否定はしません」

    メディア「しなさいよぉ!!」

    「随分と悠長ですね」

    バゼット「死を覚悟すると冷静になれるものです」

    メディア「ええ」

    「馬鹿にして……!!!」ゴォォォ

    「―――」

    セイバー「この影……無尽蔵ですか……」

    メディア「あの魔王が使役している破格の使い魔って感じね」

    バゼット「使い魔か……ならば魔力供給を断てば……勝機もみえてきますが」

    セイバー「そんなことどうしたら……?」

    メディア「……セイバー、バゼット。耳をかしなさい」

    セイバー「なんですか?」

    133 = 49 :

    「いきなさい!!」

    「―――」

    セイバー「―――では、バゼット」

    バゼット「はい」

    「何をするきですか……?なにをしたって……無駄です!!」

    バゼット「はぁぁぁ!!!」ダダダッ

    「食いつぶせ!!」

    「―――」ゴォォォ

    バゼット「ふっ!!」

    「ちょこまかと……!!」

    セイバー「こっちもいます!!」

    「くっ……!!」

    「―――」ゴォォォ

    セイバー(やはり、魔王は実戦経験は少ない。今までこうして翻弄されたこともないのでしょう)

    セイバー「ならば―――!!」

    134 :

    アルク一瞬だったww

    135 = 49 :

    「?!」

    セイバー「約束された―――」

    「早く!!」

    「―――」

    セイバー「―――勝利の剣!!!!」ドォォォン

    「きゃぁ!!!」

    セイバー「はぁ……はぁ……」

    「あ……あはは……影はすぐに生まれる……」

    「負けてですよ!!それを外したら負けですよぉ!!!あははははは!!!!」

    バゼット「影は一掃できた……」

    セイバー「……」

    「さぁ!!影よ!!食い尽くせ!!!」ゴォォォォ

    「―――」

    セイバー「ぐっ……!?」

    バゼット「……」

    136 = 49 :

    「もう終わりですね……勇者様?」

    バゼット「長いようでとても短い旅でしたね」

    セイバー「そうですね。いやいや、バゼットが普段、殆ど寝ているからでしょう?」

    バゼット「起きていてもメリットなどない」

    セイバー「仲間との絆を深めるというメリットはあったはずです」

    バゼット「私にとっては不利益ですよ」

    セイバー「そんなことでは世渡りは難しいですよ?」

    バゼット「この拳があれば……いけます」

    「死を覚悟して、思い出話ですか?」

    セイバー「いいえ」

    バゼット「我々の勝利です。魔王」

    「え?―――ぷっ!あーっはっはっは!!どこが勝ちなんですかぁ!?負けじゃないですかぁ!!」

    セイバー「約束された勝利の剣は……勝利への道を作るための剣。敵を消すためだけに存在はしていない」

    「な、なにを……?」

    キャスター「―――懺悔の暇なんて与えないわよ?」

    137 = 49 :

    「?!」

    メディア「ルール・ブレイカー!!!」

    「そん―――」

    トスッ

    「きゃぁぁぁ―――!!!!」

    「いやぁ!!!力が!!力がぬけちゃう!!!」

    「いやぁ!!!いやぁぁぁ―――!!!」

    メディア「はぁ……はぁ……」

    セイバー「影は消えていく……」

    バゼット「メディア……やりましたね」

    メディア「もう……走らせないでよ……死んじゃうじゃない」

    セイバー「ふっ……その程度で死ぬならここまでこれていません」

    メディア「そうね」

    バゼット「勝ったんですね……」

    「私の……私のちからぁ……あぁぁぁ……」

    138 = 49 :

    セイバー「メディア、魔王は後回しです。聖杯を」

    メディア「はいはい」

    メディア「……」

    イリヤ「……」

    メディア「この子が聖杯だなんて……」

    メディア「今、助けてあげるわ―――」

    「―――触れるな。虫けら」

    メディア「え―――」

    ドスッ!

    バゼット「……!?」

    セイバー「え……」

    メディア「がぁ……!?」

    メディア「かっ……た……の、に……?」

    セイバー「メディア!!!」

    バゼット「だれだぁ!!!」

    139 = 49 :

    ギルガメッシュ「ふはははははは!!!!」

    セイバー「王……!?」

    バゼット「メディア!!メディア!!!」

    メディア「あ……ば……ぜ……」

    バゼット「喋るな……!!」

    メディア「ご……め……」

    バゼット「メディア!!」

    メディア「……な……さ……ぃ……」

    バゼット「メディア……?」

    ギルガメッシュ「その聖杯は我の者。どこの狐がそれに触れる?」

    セイバー「どういうことだ……!!!」

    カレン「初めから誰にも聖杯なんて渡すつもりはありませんでした」

    セイバー「……?!」

    カレン「勇者にも魔王にも……」

    セイバー「どうして……!!私が持ち帰ればいいだけの話でしょう!?」

    140 = 49 :

    ギルガメッシュ「聖杯は願望の器。持ち帰る途中で欲に駆られ、使用されてはかなわんだろう?」

    セイバー「なに……!?」

    カレン「貴女と魔王がいがみ合ってうちにこっそり奪ってしまおう。そう言う計画だったのですが」

    ギルガメッシュ「思いのほか早く決着がついてしまったようだな」

    カレン「もう少し長引けば死なずにすんだ命もあったのでしょうけど……ふふ」

    バゼット「……いいたいことは……それだけか……?」

    カレン「ええ」

    バゼット「なら……しねぇ!!!」シュバッ

    カレン「まあ、こわい」

    バゼット「あぁぁぁぁぁ!!!!!!」

    クー「おっと!!」

    バゼット「!?」

    クー「俺の主に傷はつけさせねえよ」

    バゼット「貴様……死んだはずじゃあ……」

    クー「しぶといのが取り柄でね。悪いが、邪魔させてもらうぜ」

    141 :

    ふむ

    142 = 49 :

    セイバー「おのれ……初めから……こうするつもりだったのか……!!」

    ギルガメッシュ「あの魔王も力だけは厄介だったからな。しかし、よく倒したな褒めてやろう」

    カレン「もう彼女は抜け殻ですから、殺してしまうのは簡単ですね」

    セイバー「降りて来い!!王よ!!」

    ギルガメッシュ「降りて来い?はっ!!雑種風情が吼えるなぁ!!」

    セイバー「……」ギリッ

    ギルガメッシュ「我は世界の王となるもの!!下民が踏む地に足をなどつけられるはずもない!!」

    セイバー「……!!」

    ギルガメッシュ「さあ、セイバー?最後に足掻くか?それとも我の妻になり、賢明に生きるか」

    セイバー「黙れ!!」

    ギルガメッシュ「……」

    セイバー「私はお前を殺す……!!魔王にも劣る外道が!!」

    ギルガメッシュ「その突きつけた切っ先、高くつくぞ?」

    セイバー「……!!!」

    ギルガメッシュ「ゲート・オブ・バビロン」パチンッ

    143 = 49 :

    セイバー「なんだ……無数の剣が……?」

    ギルガメッシュ「潰れろ」ドンドンドン

    セイバー「うっ!!」ギィィン

    ギルガメッシュ「あははははは!!!いつまで耐えられる?!」

    セイバー「なんだ……これは……!?」

    クー「けっ……いつ見ても悪趣味な宝具だぜ」

    バゼット「がぁぁぁ!!!」ドゴォ

    クー「っと!!」ビリビリ

    バゼット「どうして……こんなことができる……!!」

    クー「俺は主君に従ってるだけだ」

    バゼット「だとしたら……貴様の頭も狂っている……!!」

    クー「狂犬だな……」

    バゼット「貴様は主に尾を振る、犬だ!!」

    クー「いったな?」ザンッ!!

    バゼット「がぁ……?!」

    146 = 49 :

    バゼット「しまった……傷が……深い……」

    クー「てめえらなんて……一撃で殺せるんだよ」

    バゼット「ふー……死んでも……私はお前たちを……殺す……!!」

    クー「良い目だ……死ね!!」

    バゼット「ここまでか―――」

    ギィィィン

    クー「な……!?」

    バゼット「え……」

    ディルムッド「……」

    クー「よう……裏切り者。何しにきた?」

    ディルムッド「セイバーとの再戦だ」

    クー「なら、俺の槍を止めたのはどういう了見だ?」

    ディルムッド「……同じ槍使いとして、お前の槍術は実に汚らわしく思う」

    クー「ほう……?」

    ディルムッド「セイバーと再戦する前に、貴殿の槍を正してやる」

    147 = 125 :

    148 = 129 :

    二人共損な役回りだ

    149 = 49 :

    カレン「ディルムッド……裏切るのですね?」

    ディルムッド「裏切る?我が主君はもういない。誰を裏切るというのかわからない」

    カレン「ふん……。クー・フーリン」

    クー「あの弓兵並に気にくわねえやつだぜぇ!!!」

    ディルムッド「無傷で勝てるとは思わないことだ!!」

    ギィィィン

    セイバー「ディルムッドか……!!」

    ディルムッド「セイバー!!死ぬな!!!」

    セイバー「……」

    ディルムッド「生きて……もう一度、刃を交わすのだろう!?」

    セイバー「……ああ!!」

    ディルムッド「ふっ……」

    クー「余裕ぶっこいてんじゃねーよ!!!」

    ディルムッド「ぐっ……?!」

    クー「お前は四天王でも一番弱い。それは自覚してんだろう?なぁ!!」

    150 = 49 :

    ディルムッド「しているとしても……この戦いの行方を左右するものではない」

    クー「だまれよぉ!!」

    ディルムッド「つっ……!!」

    バゼット「―――私にできるのは……準備だけ……」

    バゼット「ふふ……メディア……確かに準備は……大事ですね……」

    バゼット「今になってやっと分かりました……」

    クー「せいやぁ!!!」

    ディルムッド「ふん!!!」

    クー「―――めんどくせぇ……」

    ディルムッド「む……」

    クー「しまいだ……ディルムッド……」

    バゼット「アンサラー……」

    クー「ゲイ―――ボルク!!!」

    ディルムッド「―――!!」

    バゼット「―――フラガラック!!!」


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