元スレ岡部「汝は人狼なり哉?」
SS覧 / PC版 /みんなの評価 : ★
1 :
代行
2 :
おお、シュタゲで人狼とな
3 :
~参加者~
岡部倫太郎、椎名まゆり、橋田至、牧瀬紅莉栖
桐生萌郁、漆原るか、秋葉留未穂、阿万音鈴羽
~配役~
村人陣営…村人×4、占い師×1
人狼陣営…人狼×2、狂人×1
~勝利条件~
村人陣営…『人狼』を見つけ出し、一人残らず処刑する。
人狼陣営…『村人』を噛み殺し、残った『村人』と『人狼』の人数を同じにする。
<ゲーム開始>
4 = 3 :
~とあるクルーザーの上~
まゆり「あー! 島が見えたのです!」
岡部「や、やっとか……うぉぇぇ…」
ダル「オカリン…無理して船頭に来なくてもいいのに…また突然リバースされたら溜まったもんじゃないお」
岡部「ば、バカいえ…狂気のマッドサエンティストたるもの…常に最前線に立って世界を見下ろ――おぇぇ…」
紅莉栖「かっこつけ乙。はぁ…ほら、船室に行きましょう? 今水もらってくるから」
るか「それにしても…本当にあの島、僕らだけが使っていいんですか?」
フェイリス「にゃんにゃーん☆ 勿論だニャ! フェイリスに二言はないのニャ!」
萌郁「…ユニーク」パシャッ
鈴羽「へぇー。結構いい島だね。食料には困らさそう」
2010年某日
岡部倫太郎率いる未来ガジェット研究所のラボメン一同はフェイリス主導の下、とある孤島に旅行に来ていた。
といっても、メイクイーンニャン+2のイベントで、クルーザー旅行のペアチケットを賞品に出していたのだが…。
受賞者が直前に、突然のキャンセルを入れてしまったのだ。
チケットをフイにするのも勿体無いということなので、フェイリスの権限でラボメン全員がこの旅行に招待された。
しかし、それがまさかあの惨劇の前章になるとは―――誰もが予想していなかっただろう…。
5 = 3 :
~牧瀬紅莉栖の個室~
紅莉栖「ふぅ…個別に部屋が割り当てられて良かったわ。
あのHENTAI達と同室だったらどうなっていたことか…」ドサッ
紅莉栖「まさかこんな小説みたいな展開を経験できるなんて…人生何があるかわかったもんじゃないわね」
紅莉栖「中々いい部屋ね。部屋からの眺めもいいし。…フェイリスさんって本当に何者なんだろう」
紅莉栖「しかし小説みたい、か…。よくあるわよね。携帯もパソコンも使えない孤島で、迎えが来ないまま数日過ごす…」
紅莉栖「こういうのって何ていうんだっけ…ええと、あぁそうそう。『クローズド・サークル』よ」
紅莉栖「大抵そういう時って殺人事件が……」
紅莉栖「………」
紅莉栖「って、バッカみたい。いくら何でも考えすぎか」
紅莉栖「はぁ…船で岡部の相手をしていたかしら…予想以上に疲れたわ…」
紅莉栖「…ちょっとだけ寝ちゃおうかしら。荷解きはあとでいいわ」ドサッ…
紅莉栖「すぅー…すぅー…」
シュゥゥゥゥゥ…
6 = 3 :
~???~
紅莉栖「ん…あ、れ……私、どれくらい寝てたのかしら……皆、もう行っちゃった?」
紅莉栖「!!??」
紅莉栖「な、何ココ!? さっきの部屋じゃない!?」
牧瀬紅莉栖が目覚めたその部屋は、先ほどのホテルを模した構造とは似ても似つかぬ構造をとっていた。
西洋の装飾がいたるところに散りばめられていた先ほどの部屋と違い、この部屋は無機質で満ちていた。
白い壁、直線的な家具、テレビなどの娯楽物はなく、エアコンも冷蔵庫もない。
簡易なトイレとシャワーが申し訳なさそうに部屋の隅に設備されているのみの部屋だった。
ただ、部屋の四方の上隅にこちらを睨みつけている四台の監視カメラが、一層の不気味さを演出している。
監獄のような、それとも精神病棟のような一室を彷彿とさせるその部屋で、彼女は目覚めたのであった。
紅莉栖「荷物は……あれ? ある…。何でだろう?」
紅莉栖「携帯電話は…圏外。まぁ、当然といえば当然ね」
紅莉栖「でも、変ね…。拉致監禁が目的にしては手が込みすぎているわ…」
紅莉栖「とにかく、まずは状況の整理が必要ね。部屋を調べないと…」
7 = 3 :
紅莉栖(部屋には特にめぼしいものはない…最低限生活できる設備のみ)
紅莉栖(この独特な倦怠感…おそらく、さっきの部屋で催眠ガスか何かをかがされたとみて間違いない)
紅莉栖(犯人の目的は全然わからないけど、何の連絡もなしにまだ生かしているということは、私にはまだ利用価値があるということ)
紅莉栖(唯一気になるのはあのドアだけど…とても出られるとは思えない)
紅莉栖(でも、一応念のため…)ツカツカ
紅莉栖(ん…? ドアの下の隙間に紙が…? なんだろ、これ…?)ペラッ
『ようこそ、「人狼の館」へ』
『あなたの配役は「村人」です』
『これで残るは3人の「村人」、1人の「占い師」、2人の「人狼」、1人の「狂人」です』
『「村人」が生き残るには、あなたの知恵が必要です。頑張って生き残ってください』
紅莉栖(…バカげてるわ。でも、1つだけ分かった)
紅莉栖(犯人は…どうしようもなく頭のイカれた、シリアスキラーだということがね!)
カチャ…
紅莉栖(!? ドアが、開いた!?)
8 :
人狼好きだから期待
9 = 3 :
紅莉栖(こ、ここは…!?)
岡部「紅莉栖!」
紅莉栖「岡部! 良かった…無事だったのね!」
まゆり「クリスちゃん!」
ダル「オカリンにまゆ氏に牧瀬氏…よかった…僕だけだったらどうしようかと…」
紅莉栖「岡部、まゆり、橋田、それに漆原さんにみんな…!」
るか「あ、あの…! ここは一体…? 僕たちは、どこに…!?」
萌郁「………」
鈴羽「…まだ分かんないよ。残念だけど、部屋は完全に密室状態だよ。徹底的に調べたから間違いない」
岡部「なッ…ということは、出られないということか!?」
まゆり「何にせよ、全員が無事で良かったよー! まゆしぃは嬉しいのです!」
ダル「あれ…? フェイリスたんは…?」
『ご着席ください』
全員『―――!!??』
10 :
何のねた?
12 = 2 :
ロールプレイじゃなくマジなのか…
13 = 3 :
岡部倫太郎たちが合流した部屋はかなり広い。コンビニ一軒くらいならそのまま入るくらいの大きさだ。
白く円形の壁には、等間隔に8つの扉が備え付けられている。おそらく、紅莉栖と同等の部屋だろう。
部屋の中央に、同じく円形のテーブルが鎮座していた。椅子は8つあった。
ドーナツ状に空けられた円卓の中央部分には、四方に向けて4台の大型スクリーンが置かれている。
そのスクリーンがブツッ…と不気味な音を発した後、ノイズ混じりにその文字列を映し出した。
『ご着席ください』
ダル「な、なんだおコレ…ジグソウじゃあるまいし…」
まゆり「うぅ…なんだか怖いよぉ…」
るか「お、岡部さん…ぼく……」
岡部「まゆり、ルカ子よ…。落ち着け。今はとにかく、平静を保て」
鈴羽「…どう思う? 牧瀬紅莉栖」
紅莉栖「…悔しいけど、言うとおりにするしかなさそうね。
犯人が頭の螺子がぶっ飛んだ異常者であることはこれで明確。
でも、だからこそ逆らったら何するか分からない。とにかく、刺激することだけは避けないと」
鈴羽「…癪に障るけど、私も同感だよ」
14 = 3 :
『全員着席されましたね。ようこそ、「人狼の館」へ』
ダル「全員ってなんだよ!? フェイリスたんがまだ来てないだろ常考!」ガタッ
紅莉栖「橋田。気持ちは分かるけど、今は黙って席について…」
『あなた達の中に、2人の人狼が紛れ込んでいます』
『「人狼」は「村人」に成りすまし、あなた達を殺してまわるでしょう』
『「村人」は力をあわせ「人狼」を見つけ出し、処刑しなければなりません』
るか「ひっ…!?」
岡部「こ、殺されるだと!?」
『それが出来れば「村人」の勝利。それが出来なければ「人狼」の勝利です』
15 :
どうせルカ子は殺されるんだ・・・・・
16 :
ボルコンスキー噛みか
17 = 3 :
岡部「何なんだよさっきから…殺されるとか、処刑だとか…!」
紅莉栖(『村人』に『人狼』…それに、さっきの紙に書いてあった『占い師』と『狂人』…)
紅莉栖(――!!)
紅莉栖(まさか、これって―――)
ダル「そんなことどうでもいいお! それより、フェイリスたんは!?」
『既に1人、「人狼」に噛み殺された人がいます』
全員『―――!!??』
ピッ
岡部(これは…フェイリスの部屋…?)
岡部(――――!!??)
フェイリス『………』
ダル「う、うぁ…うわあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!」
19 = 8 :
フェイリスが初日か
20 = 3 :
岡部「こ、これは…!」
紅莉栖「ひどい…!」
まゆり「フェイリスちゃんが…そんなぁ……!」
『秋葉留未穂さんは、無残な死体で発見されました…』
鈴羽「…頭部を一撃。腕はあまりないけど、殺意は本物だね。躊躇した痕跡が全然ないよ」
ダル「うああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!
フェ、フェイリスたんがああああああああああああああああああああああああああああああああ!!」
萌郁「……!」ブルブル
るか「―――」ドサッ
岡部「お、おい! ルカ子! しっかりしろ!」
21 = 3 :
『秋葉留未穂さんは、「人狼」によって殺されました』
『あなた達の誰かに「人狼」が紛れ込んでいます』
『生き残りたければ、その「人狼」を見つけ出し、「処刑」しなければなりません』
『「処刑」は「投票」によって行ってください』
ダル「よくもぉ…よくもフェイリスたんを! ぶっ殺してやるお!!」
岡部「ダ、ダル!」
ダル「止めるなオカリン! こいつだけは許さない! 絶対に…絶対にだ!!」
紅莉栖「橋田に岡部! 座って!!」
まゆり「!?」
萌郁「…?」
鈴羽「……」
るか「―――」
22 = 2 :
下手にレス出来んな
予想厨になってしまいそう
23 = 3 :
ダル「牧瀬氏…なんでそんな冷静にいられるの…? まさか、牧瀬氏が…」
岡部「ダル、やめろ。…どういうことだ、紅莉栖」
紅莉栖「お願いだから言うとおりにして。皆に聞いて欲しいことがあるの」
全員『…?』
紅莉栖「いい? 落ち着いて聞いて。正直、私も半信半疑だけど…」
紅莉栖「…私の推測が正しければ」
紅莉栖「おそらく…犯人はこの中にいる」
全員『!!??』
24 = 3 :
岡部「…どういうことだ紅莉栖?」
ダル「そうだお! 僕たちの誰かが犯人のわけないお! 犯人は間違いなくテレビのこいつだろ常考!!」
紅莉栖「ごめん…私自身も信じられないし、信じたくない。でも、犯人の言うとおりなら、そういうことになるの」
まゆり「…どういう、こと?」
紅莉栖「私…これとよく似たゲームを知ってる」
全員『!?』
岡部「ゲ、ゲームだと!? 殺人事件が起きたのに…これがゲームだというのか!?」
紅莉栖「おそらくこの馬鹿げた殺人劇は、そのゲーム模倣…。実際にプレイしたことはないけど、
ゲームの内容はこれと同じ。元々、アメリカで流行ったテーブル・トーク・パーティゲーム」
紅莉栖「数人の市民の中に、殺人鬼が紛れ込んで殺しまわるゲーム…」
紅莉栖「市民は殺人鬼を見つけ出し、それを処刑することで生き残ることができる。それが勝利条件」
ダル「それ、僕も知ってるかもしれない…。一時期ネットで流行ったチャットゲームそのものだお!」
紅莉栖「正式名称は確か、”Are You a Werewolf?”…。ええと、日本のだと―――」
『「汝は人狼なり哉?」―――ゲームを開始してください』
25 = 3 :
~1日目~
るか「ん…あ……こ、ここは…」
岡部「ルカ子…気が付いたか」
るか「あ、おか…凶真さん。すいません…僕、確か…はっ!? そ、それより! フェイリスさんが…!」
岡部「…ルカ子。落ち着いて聞いてくれ。俺たちの中に、犯人がいるらしい」
るか「!? そ、そんな…!」
まゆり「それって…本当に間違いないの?」
紅莉栖「…確証はないわ。でも、きっと皆もここに連れてこられた経緯は同じのはずよね?」
ダル「あ、うん…。部屋に着いたら、急に眠くなって…」
紅莉栖「あれは間違いなく、催眠ガスによるものよ。そして、皆はここに連れてこられたのだとしたら…」
紅莉栖「多分だけど、犯人は私たちの誰かに何かを注入した」
紅莉栖「幻覚剤か興奮剤に似たものであると思うけど…それは今のところは分からないわ」
岡部「そんなことが…」
紅莉栖「真意がどうあれ、とにかく私たちの中に『何か』が紛れ込んでいるということになる。
もしこれが、本当にそのゲームそのままであったなら…私たちのなかに、『まがい物』がいる」
26 = 3 :
岡部「お、おい…。それ、本気で言ってるのか?」
紅莉栖「犯人がゲームの盤面上に事を進めたがっているのなら、そういうことになる」
ダル「…確認するけど、テレビの中のこいつは犯人じゃない、と?」
紅莉栖「そいつは元凶ではあるけど、フェイリスさんを殺したという意味では違うと思う」
紅莉栖「精神分析学は専門外だけど、こういうシリアスキラーは、行動こそ常識ハズレでイカれてる。
その代わり、自分の中に絶対化したルールというか、矜持というものを持っているの」
紅莉栖「私たちに殺し合いをさせて、犯人を見つけ出させる。それが、このゲームだから」
紅莉栖「そして…私たちはゲームを進行しなければならない。犯人を見つけるまで」
まゆり「そんなぁ…」
紅莉栖「出られない以上はそうするしかないわ…。きっと、決着がつけば解放されるはずよ」
紅莉栖「…それこそよくあるスナッフビデオみたいにね。冗談じゃないわ…反吐が出る」
27 = 3 :
岡部「こんな…クソッ! ばかげてる! イカれてやがる!」
紅莉栖「ええ、そう思うわ。犯人は最低の糞野郎よ」
紅莉栖「…でもだからといって、私たちは完全にこの部屋に閉じ込められているのなら、続けるしかない…。
たとえ、そいつの手の平の上で踊らされていると分かっていてもね」
ダル「どの道…続けるしかないのか……」
まゆり「えっとぉ…まゆしぃはまだよく分からないけど、とにかく狼さんを見つければいいんだよね?」
まゆり「それじゃあ、質問でーす! この中に狼さんがいたら、正直に手を挙げてくださーい!」ノシ
シーン…
まゆり「あ、あれぇ…?」ノ
ダル「まゆ氏…それだとゲームにならないお…」
紅莉栖「誰もがそれほど正直者なら、苦労はしないんだけどね…」
紅莉栖「でも、『人狼』も生き残るのに必死よ。だからこそ彼らは『村人』に扮し、油断させて私たちを殺すの」
28 = 3 :
岡部「な、なぁ紅莉栖…そろそろこのゲームを説明してくれ。お前とダル以外はチンプンカンプンだ」
紅莉栖「そうね。じゃあ、このゲームの勝敗から」
紅莉栖「ゲームは、『人狼陣営』と『村人陣営』の2手にわけて勝負する。
『人狼陣営』の勝利条件は、生き残った『人狼』と『村人』の数を同じにする。
このゲームの場合『人狼』は2人だから、人狼1、村人1、
もしくは人狼2、村人2になったら『人狼』の勝ち」
岡部「同じにするって…具体的にはどうするんだ?」
紅莉栖「…フェイリスさんの時と同じよ。1日の内に1人だけ、深夜に誰かを殺してまわるの」
全員『………』
紅莉栖「後者の村人陣営は『投票』によって、『人狼』の疑いがある人を選出して『処刑』するのが勝利条件。
見事『人狼』を処刑して、『人狼』を全員なくせば勝利よ。『投票』はまた後で説明するわ」
岡部「つまり最低でも一日で2人、死体が出るということか…。くそ…冗談じゃないぞ……」
るか「……」
29 :
ラボメンの絆を全力で破りに来るか・・・
支援
30 :
配役が狼ゲーだけど3吊り人外3とか鬼畜
31 = 3 :
紅莉栖「そういうことになるわね…。『村人陣営』は、いかにして迅速に『人狼』を見つけ出せるか。
『人狼陣営』はいかにして『村人』を騙し、生き残れるか…。それが勝負の分かれ目よ」
岡部「ふむ…『村人』は、どうやって『人狼』を見つけ出すんだ?」
紅莉栖「このゲームの主体は会話よ。会話によって、『人狼』と疑わしき人物をいぶりだすの。
ゲームのキーは、お互いの心理戦ってところかしらね」
まゆり「そんなぁ…まゆしぃは誰も疑いたくないよぉ……」
るか「……」
岡部「くッ…話し合いだけで見つけようものなら、途方もないほどの時間が必要になるぞ…」
鈴羽「…いや。もっと簡単な方法があるよ」
岡部「え…?」
鈴羽「…戦士、阿万音鈴羽がここに宣言するよ。私は、『占い師』」
全員『!?』
32 = 2 :
始まった始まった
34 = 3 :
鈴羽「ちなみに占ったのは岡部倫太郎。結果、君は『村人』だったよ。良かったね」
岡部「え…? ど、どういうことだ?」
まゆり「『占い師』ってなぁに?」
岡部「そういえば、部屋に挟まっていた紙の配役にそんなモノがあったような気が…」
まゆり「あ! オカリンも見たんだね! まゆしぃも見たよ! 『あなたは村人です』って書いてあった!」
ダル「ちょッ! ま、まゆ氏ダメだよ言っちゃ!」
まゆり「へ?」
紅莉栖「…まゆり。自分の配役を簡単にバラしちゃダメよ。
あなたが『村人』だった場合、『人狼』に標的にされる可能性があるから」
まゆり「え~!? そ、そんなぁ!」
るか「……」
岡部(ぐっ…! 頼むから、まゆりだけは…!)
紅莉栖「…と、とにかく。ここで配役の説明をしたほうが良さそうね」
35 = 29 :
ルカ子がずっと喋って無いな・・・
36 = 15 :
るか子しゃべれよwwww
と思ったら存在さえ示されないもえかよりはマシだった
37 = 3 :
紅莉栖「まず、『人狼』と『村人』についてはいいかしら? まぁ、ここではお互い敵同士という認識でいいわ」
紅莉栖「ここで各陣営には1人、特異な役職があるの。村人陣営の場合は、『占い師』」
紅莉栖「『占い師』は『村人』の1人よ。特殊能力を持った特別な村人と考えれば分かりやすいわ。
1日1回だけ、対象者を『人狼』か『村人』か占うことが出来るの」
まゆり「ええと、つまり…?」
紅莉栖「つまり、『占い師』は『人狼』と『村人』を区別する試験紙みたいなものよ。
これで、『村人陣営』は優位に事を進められるわね」
萌郁「…!」
まゆり「ってことは、オカリンは仲間なんだね! やったぁ~!」
紅莉栖(まぁ…『占い師』が1人しか名乗り出ないならそういうことになるんだけど…)
るか「……」
萌郁「……」カチカチ
ヴーヴー
岡部「ん? こんな時にメール?」
紅莉栖「うそ!? ここって携帯使えたの!?」
38 = 3 :
岡部「一体誰からだ…ん?」スチャ…
萌郁「……」
岡部「…閃光の指圧師からか。だからこんなに近いんだから口で―――」ピッ…
from:閃光の指圧師
sub:気をつけて!
text:騙されないで岡部君!(◎-◎;)
その占い師は偽者よ!ヽ(`⌒´)ノ
岡部「!?」
岡部「ど、どういうことだ!?」
紅莉栖「どうしたの、岡部?」
岡部「萌郁が…鈴羽を偽者だと言ってる!」
全員『!!??』
鈴羽「……」
萌郁「……」
39 :
CO一人はまずい・・・
40 :
人狼よくオンラインでやってるけどあのスリルがたまらん
41 = 3 :
萌郁「……」カチカチ
ヴーヴー
岡部「!!」スチャッ ピッ
from:閃光の指圧師
sub:ビックリした?
text:本物の占い師は私☆
ちなみに占ったのは岡部君だよ!
おめでとう!o(*^▽^*)o~♪
これで敵は見つかったね!
岡部「閃光の指圧師も『占い師』だと…!?」
紅莉栖「岡部! 桐生さんは何て!?」
岡部「…萌郁も俺を占ったそうだ。結果は『村人』だ」
まゆり「ってことは占いさんが2人も~! やった~! これで、早く狼さんが見つかるよ~!」
ダル「…まゆ氏。残念ながら、これはそんな単純でもないんだお…」
まゆり「え? どういうこと~?」
るか「……」
43 = 3 :
紅莉栖「まゆりも、あの紙を見たでしょ? 配役はこうなってたはずよ。
4人の『村人』、1人の『占い師』、2人の『人狼』、1人の『狂人』」
ダル「つまり…『占い師』は1人だけなんだお」
まゆり「あれ~? でも、ここに2人いるよ?」
紅莉栖「そう…本来1人しかいない『占い師』が、2人名乗りをあげた。これはつまり…」
岡部「ま、まさか…」
紅莉栖「…ええ、そうよ」
紅莉栖「どちらか1人が嘘をついていることになる…」
全員『……!!』
鈴羽「……」
萌郁「……」
44 = 29 :
黒幕が気になる・・・
45 = 3 :
岡部「バカな!? 何故そんなことをする必要がある!?」
ダル「…オカリン。このまま、『占い師』が当て推量のまま占い続けたらどうなると思う?」
岡部「そ、それは…いずれ『人狼』が特定されるだろう」
ダル「だお? そうすれば、確かに『人狼』は特定される。でも、奴らもゲームに勝つために必死なんだお。
それをさせないように、『人狼』は『占い師』を騙って僕らを撹乱するんだお」
岡部「な!? そ、そんなことをするのか!?」
紅莉栖「厳密に言えば、騙るのは『人狼』とは限らないわ。『狂人』の可能性もある」
まゆり「きょーじん?」
紅莉栖「さっき、各陣営には1人だけ特殊な役職があるって言ったわよね?
『村人陣営』の場合は『占い師』、そして『人狼陣営』の場合が…この『狂人』」
紅莉栖「そう…この『狂人』が、なかなか曲者なのよ…」
るか「……?」
※狂人…人狼陣営の村人。いわば、村人陣営に送られたスパイみたいなもの。
占いでは『村人』と出るが、狂人の勝利条件は人狼のそれに該当する。
時に『占い師』や『人狼』を騙り、『村人陣営』を混乱させる。
役割は村人陣営を嘘や虚言で引っ掻き回し、人狼と共に生き残ることである。
46 :
初日に狂が●出し特攻してくる鬼畜ゲーかと思ったら違って安心した
47 = 3 :
岡部「な、なるほど…スパイとは中々に厄介な存在だ」
まゆり「はぅ…まゆしぃは何が何だかサッパリだよぉ…」
るか「……」
紅莉栖「つまり、阿万音さんと鈴羽さんのどちらかが『占い師』、どちらかが『人狼』、もしくは『狂人』。
要するに敵ってことでいいわ。あ、ちなみに岡部は『村人』確定よ」
岡部「ま、待て待て! 俺を信じてくれるのはありがたいが、騙れるのが『人狼』と『狂人』なら、
2人がそうである可能性もあるのではないか!?」
鈴羽「岡部倫太郎…そんなこと言うんだ…」
岡部「い、いや…別にそういうことではなくてな」
萌郁「……」カチカチ
ヴーヴー
from:閃光の指圧師
sub:ショック!
text:ひどいよ岡部君!(/□≦、)
信じてたのに!ヽ(`⌒´メ)ノ
岡部「……」
48 = 15 :
>>46
この配役だとそれでもう決まっちゃうな
49 = 3 :
紅莉栖「大丈夫よ。その可能性はないわ。少なくとも、どちらか一方は本物よ」
岡部「え?」
紅莉栖「もし本当に、どちらも偽者の『占い師』という場合は…この場には本物はいないということ。
つまり…最初に殺されたフェイリスさんが、本物の『占い師』」
岡部「なっ!? それは…最悪なのではないか!?」
紅莉栖「ええ、そうね。そう考えれば最悪よ。でも、それはないから安心して」
岡部「え?」
紅莉栖「最初に殺されたのって、フェイリスさんだったでしょ? このゲームのしきたりではね、
ゲームに招待した人が最初に殺される、というのがあるの。そして、その人の配役は決まって『村人』」
※最初に殺されるのが『占い師』や『狂人』など特殊な村人の場合もあります。
それはルールによって異なります。
ここではフェイリスはただの『村人』確定です。
50 = 40 :
とりあえず占い師には喰われてもらいましょう
みんなの評価 : ★
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