元スレ男「一緒に暮らそうか?」 少女「…いいんですか?」
SS覧 / PC版 /みんなの評価 : ★★
51 = 41 :
僕はぁイークー!
52 = 1 :
男「それはうまくいったのかい?」
少女「・・・うんうん、ダメだった…。
警察の人も私を犯罪者としてしか見ていなかった...
お父さんやお母さんも、周りの目ばかり気にしていた。
誰も、私が犯罪を犯した理由を聞いてくれなかった…..」
54 = 3 :
おおふ…
55 = 1 :
そう言った少女は、はにかんでいた。
辛く、苦しい生活を送ってきたというのに...
どうしてそんな表情が出来るのだろうか..?
男(あのとき無駄にキョロキョロしていたのは、自分達の注意を引いて
捕まえて貰うことだったのか。この子の手のひらで踊らされていたのか)
男(でも、安心だな。この子は強い。 精神的にとても強い子なんだな...
ちゃんと、僕に助けをもとめることだって出来る。)
この子なら...この子ならちゃんと立ち直ってくれるはずだ。
そう、心のどこかで安心していた。
56 :
わっふる…?
57 = 7 :
いまのやりとりで強い子って思うのか・・
58 = 1 :
男「・・・なにか聞いておきたいこととかあるかな?」
少女「男さん… 聞いても いいですか?」
男「男。でいいよ」
少女「じゃぁ、男、何で私にそんな優しくしてくれるの...?
あなたは私を助けて利点があるの?
私には分からない。男がどうして他人にそんなに優しくしてくれるのか…」
少女「ごめんなさい... 助けて戴いたのに....
私はあなたのことを信用して良いかわからないの...」
男(これは痛いところを突かれたな。 まぁ、少女も話したくないことを
話してくれたんだし、自分も話さなきゃ行けないことぐらいわかってい
るけど)
59 = 1 :
昔話だ。自分で自分を傷つけると分かっている。けど、話さなきゃいけない。
男「あ~とね、これは僕がまだ高校生の時の話しなんだ。
僕は、俗に言う元ヤンというものでね。 高校の時は荒れていたんだ。
家族とろくに口をきかなかったし、悪さばかりしていた。」
少女「・・・・・」
60 = 1 :
男「そんな僕にも、仲の良い妹がいた。 君と同い年の15歳だ。
ところが、妹は妹でまた問題を抱えていてね。 ・・・学校でいじめられていたんだ。
そのせいで、妹は部屋に引きこもって不登校になっていた。」
少女「・・・・」
少女は黙って聞いている。どんな気持ちで聞いているのかはわからない。
同情しているのかも知れないし、心底どうでもいいと思っているのかも知れない。
61 = 1 :
男「…何の前触れもなくね、妹は自殺したよ。
その日はなんの変哲もないただの平日になるはずだった。
普通に不良友達とつるんで、親に反抗して----
発見したのは、母さんだった。
妹の部屋にご飯を運んでいったときにね。 母さんの悲鳴が家中に響き渡ったよ。
その時ばかりはただ事ではないと直感したから、俺も部屋に駆けつけた。
そこには変わり果てた妹が首を吊って死んでいた-----」
62 = 41 :
oh…
63 = 24 :
どんまい
64 :
元気だせよ。なっ?
65 = 1 :
男「警察もね。遺書が見つかったから自殺と断定した。
私を殺したのは、私をいじめていたクラスメイトです。
私を殺したのは、いじめられている私を黙視した担任です。
私を殺したのは、助けてくれなかった家族です。
優しかったお兄ちゃん。 助けて、欲しかった。
遺書の内容だよ。この時ほど自分を恨んだ日はなかった。
何で自分は妹を向き合ってやらなかったんだ?
妹は自分を頼ってくれていたのに!
何で、ヤンキーなんかになって、妹と口をきいてやらなかったんだ?
何の前触れもなく? 本当にそうなのか? 妹は助けて欲しいとサインをだしてなかったの
か?
66 = 41 :
この妹…
67 = 1 :
僕はね。多分君と妹の影を照らし合わせているだけなんだ。
ここで君を助けなかったら、君は死んでしまうかも知れない。
困ってる子、苦しんでる子を見ると、妹の記憶が甦ってきて助けなきゃ!!って思う。
これが君を助けた理由かな…」
68 = 64 :
全て人のせいだ…
69 = 1 :
少女「・・・ありがとう」
男「え?」
少女「ありがとう...
男が、あのときお父さんに虐待されてるんじゃないかって聞いてくれたとき,凄く嬉しかった...
この世に希望が持てたよ。 この人なら私を救ってくれるかも知れない。この人なら私を変えてく
れるかもしれない...
そう思った…
あのとき、男が何も言ってくれていなかったら、私、生きる価値を見出せなかった。
男が声をかけてくれて嬉し….かったよ…」ニコッ
70 = 41 :
そして物語は一章の終局を迎える
71 :
助けるのに理由がいるかい?キリッ
72 = 1 :
男「そうだな、僕も少女に話しかけてよかったよ。 さぁ、今日はもう遅いから寝た方がいいよ。
僕のベット使って」
少女「あ、あの男は何処で寝るの?」
男「ソファーで寝るよ。 何なら一緒に寝てもいいんだよ?」
少女「//////」
男「冗談だよ。おやすみな」
少女「・・・いっしょに・・・寝る」
男「!?」
73 = 41 :
濡れた
75 = 1 :
少女「・・・いっしょに・・・寝る」
男「!?」
少女「嫌じゃなかったら….一緒に寝てもらえませんか?」
男「 」
少女「////」
男「で、でも、なんで...」
少女「ベッドなんかで寝たら風邪引いちゃう…
それに、今晩...今晩くらいは安心したいの.....
私と一緒に寝るの...。やっぱり、嫌ですか…?」
男「い、い、嫌じゃないデス。 寝ます。一緒に寝ます。 むしろ寝させて下さい」
76 = 7 :
いやいやここでエロはいらんだろw
77 = 49 :
ベッドなんかで寝たら風邪引いちゃう?
78 = 1 :
>>77
ごめん。
×ベッド
○ソファー
79 = 8 :
ソファーで脳内修正
これは男の紳士度が試されているな
80 = 1 :
男(うわー、やわらけぇ。あったけぇ。 シャンプー一緒の使ったはずなのにむっちゃいい匂いする
うわっ、髪サラサラですよ。日本人形ですか?あなたは)
少女「う、う~ん。ムニャムニャ」
男(寝れるかい! いやいや、この状況で寝られたら男失格だよ)
男「・・・・・」
少女「男が声をかけてくれて嬉しかったよ」ニコッ
男(初めて笑った顔見たな。 あんな顔見せられたら、ロリコンじゃなくても一発だよ)
82 :
なんとうらやましい
83 :
>>80
ある意味もう失格だよ
84 = 1 :
チュンチュン
少女「あ、あの。起きて...」
男「ん~ん… いい匂いするな」
少女「すいません。勝手に朝ご飯なんか作ってしまって、口に合わなければ作りなおします… 」
男「ちゃんとした朝ご飯なんて、いつぶりだろう
どれどれ… ッ!?」
少女「…どう、でしょうか?」
男「旨い! え?何これなんて言うか….旨い!」
少女「…おかわり…ありますから…」
男「少女料理できたんだ。これならいいお嫁さんになれるよ」
少女「・・・・
85 = 42 :
朝チュン
86 = 1 :
少女「・・・・
男「・・・・
男「さて、これからどうするかの話し合わなきゃね」
少女「....あ、あの。 その...」
男「ん?」
少女「...一回、家に帰ります...
お父さんとお母さんに、ちゃんと私の思いを伝えてきます」
男「僕も行こうか?」
少女「っ! いいんですか」パァァ
男「うん、大人として当たり前だよ。
はら、ジブリのお爺さんだって言ってるだろ?
{手ェ出すなら最後までやれ!}
って、」
少女「?」
87 :
朝勃ちはスルーか
88 = 3 :
>>87
思った
89 = 1 :
男「・・・・・」
少女「・・・うそ...」
少女へ
少女あなたの場所はこの家にはもうありません。
どうやら親切な人が家に泊めてくれたみたいじゃない。
その人に少女をあげます。と伝えときなさい。
せいぜいその人に大切にされることを祈るのね
私たちは、家族水入らずで旅行に行くから、 帰ってきてもこの家に上がるんじゃ
ないわよ。
男「 なんだよこれ」
少女「・・・」
男「何なんだよ! 自分の子供をあげます。ふざけんな!」
90 = 24 :
ラッキーじゃん
91 = 83 :
ゴミすぎるwwwwwwwwwww
笑えねぇ
92 = 1 :
少女「 ごめんなさい… もう、これ以上迷惑はかけられないので警察に行ってきます。
一日間ありがとうございました..」
男「・・・それで満足するのか?」
少女「え?」
男「警察行って、あの親の所に返されるかも知れない。また、親から暴力や虐待を受けるかも知れない、
知らない施設に放り込まれれるかも知れない。
それで満足か? 違うよな。 君は今まで自分の気持ちを口にしなかった。
そのせいでこんな状況になっている原因の一つだ」
少女「・・・・」
93 :
ここから少女の復讐が始まるのであった………
94 = 1 :
少女「・・・・」
男「君を責めてるんじゃない。
僕は君に自分の思いを伝えて欲しい。 今、何を考えて思っているのか。
僕は知りたい。」
少女「・・・・・」
男「一緒に暮らそうか?」
少女「…いいんですか?」
男「言っただろ?
子供の仕事はだだをこねて大人を困らせることだ。って、君の思ってることを言ってごらん。
だだをこねて、僕を困らせてごらん」
少女「・・・うっ、ううっ 、ヒック うわぁぁっぁぁっん
男 男! 私あなたと暮らしたい…えっぐ… 施設なんて行きたくない。ううっ… あんな親の所
に戻りたくないよ。
お願い、私を見捨てないで…ヒック... 私にはあなたしか頼る人がいないの!」
男「それが少女の気持ちなんだね?
それなら、大人は子供の気持ちを現実にしなければならない」
少女「おどこぉ! ヒック、うっ ありがどう. エック」
95 = 1 :
男「ほら、帰ろう 僕たちの家へ」
こうして少女と僕の生活が始まった
男「よし、じゃぁ僕の家で暮らすにあたって、いくつかルールを決めよう」
少女「ルール?」
男「うん、ルール。
その一、学校に通うこと。中学校くらいは卒業しないとね。
その二、自分の気持ちは素直に言おう。もう、同居人同士で隠し事は無しだからね。
その三、もう僕たちは一緒の家に暮らすんだ。敬語は一切なしだ。
このくらいかな。 どう?守れる?」
少女「うん.... 頑張る」
男「そうか、頑張るのはいいことだな」
97 = 1 :
こうしてみると簡単そうだが、問題はやはりいくつか残る。
一番大きい問題が戸籍上の問題だ。
しかも、この少女驚くことに戸籍登録されていなかったのだ。
なんでも、母親が家のお風呂で産み落とし、そのまま戸籍を登録しに行かなかったそうだ。
この問題に関しては、一から戸籍を作り、僕の親の名前で養子縁組をくんでもらった。
98 = 1 :
男母「男、事情は分かった… だから、養子縁組にはサインした。
でもね、男。 あの子を妹の代わりにするのはやめてちょうだい。
あの子はあの子であって、あの子でしかないんだから。
妹は…もう…死んだのよ…」
男「・・・分かってる・・・」
100 = 13 :
同居人同士でも隠し事くらいあるだろ
みんなの評価 : ★★
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