元スレ魔王「勇者よ、お前はこの世界に疑問をもたないのか?」
SS覧 / PC版 /みんなの評価 : ☆
1 :
魔王「おかしいと思わないのか?」
勇者「何を語るかと思えば! ふざけるなよ魔王!」
魔王「まぁ、待て。一つ話しをしようじゃないか」
勇者「聞く耳もたん!」
魔王「まずそこだ。何故我々の言葉がわかる」
勇者「?」
魔王「いや、正確には何故我々は人間と同じ言葉を使うのか。何故意思疎通が可能なのか」
魔王「疑問に思わないか?」
5 :
テンポが重要なんですテンポがね
6 :
チンポ?
7 = 1 :
魔王「我々魔族と人間、どうだ? まるで同じような姿形ではないか」
勇者「魔物は違うだろう!」
魔王「ふむ、確かに。魔物は違う。しかし、どうだ。不思議に思わないか」
勇者「……?}
魔王「犬、ネコ、熊、虎、龍.......数え上げればきりが無い。どうしこうも人間の世界にある者と同じなのか」
勇者「龍は存在しない!」
魔王「しかし、伝承にある」
勇者「……それは魔物が先だったのだろう!」
魔王「いや、龍とは本来神聖な物の筈だ。どうして魔物となる」
勇者「貴様が悪意を持たせのだろう!」
8 :
勇者「漫画だと外国人と普通に会話できたりするだろ!? それと同じだ!」
魔王「なるほろ」
12 = 2 :
幼女「おまえのちんぽを私の世界につなぐごとで・・・・・・・・・・・・愛が生まれるのだ・・・・・・・・」
勇者「そんな!!!!」
幼女「勇者よ・・・・・・・・わたしのからだいやらしいだろう・・・・・・・・・くるのだ・・・・・・・・・・きもちよくさせてやろう」
13 = 1 :
魔王「それは追々語るとしよう」
勇者「なに! 逃げるのか!」
魔王「何故我々はこんなにも人と似ているのだろうか。この城にしてもそうだ、何故城など建てた?」
勇者「……貴様らが真似たのだ! 人は尊く、偉大だからな!」
魔王「ふむ……なるほど。城はそうだとしても姿形を変えたと言うのは通らんな」
魔王「そもそも私は生まれた時からこの形だ。長い時を経てこうなったのか? 違う! 父も、その父も、そのまた父も、文献によれば皆人型よ」
勇者「……」
魔王「さて、次だ。少し戻るが、何故城などがあるのだろう」
14 = 2 :
幼女「そうだ・・・・・・・・まずおまえのちんぽをおおきくしないとな・・・・・・・・・・・・・・」
ぺちゃぺちゃ・・・・・・・・
幼女「おいしい・・・・・・・・・・・・・おいしいぞ!!!!ははあっ!!!」
15 = 1 :
勇者「知るか! 己の偉大さを知らしめる為か!」
魔王「ふむ。そうだな、権威を振りかざしているのかもしれない」
魔王「しかし、妙なことに。貴様、何故この場所に居るとわかった?」
勇者「ここが王の間だということなど当たり前だ!」
魔王「そこだ! 何故ここも人間そっくりなのだろうか!」
魔王「そもそも何故こんな孤島に居城を建てたのか」
勇者「人の目に触れぬようにだろう! こそこそと影から卑怯め!」
魔王「魔物は強大だ。人間では歯がたたない。魔族となれば抵抗できるのは一握りだ」
魔王「そんな圧倒的差があるのに何故こんな所に? 大陸の真中でもいいではないか。私自身最強と自負している」
16 :
メタか
17 = 1 :
勇者「……我が一族が代々貴様らを屠ってきたのだ! そしてここに追いやったのだろう!」
魔王「それも不思議だ! 何故毎度の如く貴様らの血縁なのだ!」
勇者「我々は選ばれた一族だ!」
魔王「そうだ! 神に! そしてここでもうひとつ疑問だ!」
魔王「何故貴様らは我が一族を根絶やしにしない?」
勇者「何を寝ぼけた事を。もちろん貴様はここで朽ち果てる運命よ!」
魔王「ふむ、ふむ……その後は?」
勇者「その後? 凱旋するだけだ!」
魔王「何故子孫が居ると疑わない? また争いの種が生まれるぞ?」
18 :
間にちょくちょく挟まるのなんなのwww
19 :
ラーメン勇者に触発されたか
魔物は、毛一つの地球が云々
20 = 2 :
幼女「種がでたあああああああああ!!!!!」
勇者「はあはあ////////////////」
幼女「かわいいやつめ・・・・・・・・・・・・・ぺしゃあっ!!!」
21 :
かなかなかなかなかなかなぬるぽ
22 = 1 :
勇者「……子供の命を取るなど卑劣な真似はできない!」
魔王「しかし私自身そうやって生かされまた立ちふさがった! ここで断ち切るべきではないか?」
勇者「……ならばやってやろうではないか!」
魔王「よし、分かった。さぁ、次だ。根絶やしにした後はどうする?」
勇者「同じ事を何度言わせるつもりだ! 国王陛下に報告なさるのだ!」
魔王「何故?」
勇者「そんなの諸悪の根源が消え去り、世界が平和になったからに決まっている!」
魔王「そこも疑問に思わないのか!」ガタンッ
勇者「」ビクッ
23 = 1 :
魔王「何故世界に平和が訪れると分かる!」
勇者「だ、代々魔王を討てば世界に光は取り戻す伝えられている!」
魔王「今までずーっとそうだったのか」
勇者「当たり前だ! 何をふざけた事を!」
魔王「魔物はどうした」
勇者「?」
魔王「今まで暴れていた魔物だ。まさか貴様一人で全部殺すという訳にも行くまい? そいつらはどうした」
魔王「今もこうして奴らは思い思いに暴れている。それが何故私が死ぬと同時に居なくなるのだ?」
勇者「……そんな事はどうでもいい! 貴様を倒せばそれでいいのだ!」
24 = 1 :
魔王「奴らは不思議だ。魔物は何故この私に絶対の忠誠を誓っているのだろう」
魔王「何故この私に逆らわない? どんなことをしても守る?」
勇者「だから貴様がそうしたのだろう!」
魔王「違う! それは違うぞ、父が殺された日。魔物は消えた。皆死んだと部下に伝えられた」
魔王「部下とはこの城に残った魔物たちだ。私は彼らに育てられた。そして私が王位についた」
魔王「するとどうだろう! 魔物が暴れているというではないか! 各地に兵を送り、次々と侵略していった!」
勇者「やはり貴様ではないか!」
魔王「いや、問題はそこではない。どこから奴らは出てきた? 潜んでいたのか? どうして私が魔王になったと知った?」
魔王「そもそも何故そんなに忠実な部下が私が死んだら引き下がるのか。普通は貴様らに仇討ちの為に襲い掛かるのではないか?」
25 :
両方男だよな?
26 = 1 :
魔王「さて、ここからが本題だ」
魔王「何故私は魔王なのだろうか」
勇者「……はぁ?」
魔王「父が死んだことに対する怒りの念はない。ただ周りのものから魔王になれと言われてきた。私自身そうだと思っていた」
魔王「王座についた。何故人間を侵略していったのだろうか」
魔王「私はただ、人間を滅ばせねばならない。ただそう、思っている。何故だ? 分からない」
勇者「……気でも狂ったか」
魔王「お前だってそうだ! 何故貴様は勇者なのだ?」
勇者「勇者だからだ!」
27 = 5 :
なかなか
28 :
ありがちすぎ
29 = 1 :
魔王「何故貴様らなのだ? 別に他のところから出てきても良さそうなものを」
勇者「……選ばれたものは我ら一族のみだ!」
魔王「仲間なしにか」
勇者「仲間は、いない」
魔王「何故だ?」
勇者「必要ないからだ。居ても足手纏いになる」
魔王「お前より強い剣士は居なかったのか」
勇者「居た……いたが、彼では魔王を倒せない! この選ばれた者のみが振るうことのできる聖なる剣がなければ貴様は斬れん!」
魔王「そもそもそれはなんなんだ?」
勇者「は?」
魔王「なんでそんなものが存在している」
30 :
ちゃんとオチ考えてるの?
31 = 1 :
勇者「魔王を倒す為だ!」
魔王「いつから存在しているのだ」
勇者「先祖代代伝えられている……初代様からだろう!」
魔王「ふむ、文献によれば、初代勇者は神より授かった、と言われているが?」
勇者「そのとおりだ!」
魔王「お前たちはなんと伝えられている」
勇者「……」
魔王「私は父から聖なる剣の話を聞かされていた。もちろん、我々にとって恐ろしい武器だからな」
魔王「その父によれば世界を征服中、聖なる剣を持った勇者が突然現れたといわれている。どこで授かったのか。教えてくれ」
勇者「天からの啓示だ」
32 = 1 :
魔王「天?」
勇者「そうだ! 初代様はある日、天より啓示を受けたといわれている!」
魔王「なんと?」
勇者「夢枕に立った神が道を教えたのだ!」
勇者「その道の通り進むと岩に突き刺さった剣があった! それを抜いたものがこれだ!」ジャキン
魔王「ふむ……なるほど。岩に突き刺さっていた、か。どうして今までその場所が割れなかったのだろう」
勇者「深い洞窟の先にあったといわれている!」
魔王「と、言っても。魔物も居ただろう?」
勇者「いない! 聖なる剣によって守られていたのだ!」
魔王「では尚更不思議だ。何故そんな安全な場所なら、もっと話題になって良いはずだ。魔物が近寄らない洞窟がある、と」
勇者「……」
33 = 1 :
魔王「そしてそれならば調査隊が向うはずだ。そして剣は見つかる」
魔王「何故地元の人間は見つけなかったのだろうか。いや、旅人でもいいさ。誰でも良い」
勇者「……」
魔王「それに、何故我々魔王はいつも負けるのだろうか」
魔王「そもそもにして、勇者の一族。これを根絶やしにすればよい。魔王が生まれると同時に勇者も生まれる」
魔王「それまではただの人だ。赤子が生まれる前に片っ端から殺せばよい」
魔王「というより、何故魔王と勇者は同時期に存在するのか」
魔王「決して違える事の無い輪廻。突如現れた剣。繰り返される英雄譚……」
勇者「……」
魔王「勇者よ、お前はこの世界に疑問に思わないか?」
34 :
ランスかよ
35 = 1 :
勇者「なるほど、確かに貴様は魔王だ」
魔王「……」
勇者「人心を惑わす」シャッキン
勇者「しかし、俺も疑問を持った」
魔王「そうか! ありがたい! 部下に話しても、そういうものだとしか言われなかったからな!」
勇者「俺もだ。そういうものだと、思っていた」
魔王「部下は世界征服、ただ、それだけしか考えていない。魔物もそうだ。暴れることしか脳にない」
魔王「何故そんな者が存在するのか。どうやって繁殖したのか。これも疑問だ」
魔王「まるで、ただこの世界を脅かす為だけに存在しているようだと思わないか?」
勇者「俺はただ世界を救う為だけに、か」
37 = 1 :
勇者「しかしだ魔王。疑問に持ったからといってどうする」
勇者「その答えなど、どこにあるかもわからないんだぞ。あるいは……無いのかもしれん」
魔王「それはありえないな」
勇者「なぜだ」
魔王「そんものこの世には存在しない。この世に生きとし生けるもの、すべては己が種の繁栄が本能だ」
勇者「しかし現に魔物は存在しているぞ。貴様もだ」
魔王「……」
勇者「それ見たことか」
魔王「いや、我々がそうではない、と言うことはありえるな。しかし、だからと言って答えが無いはずは無い」
魔王「我々はそう、誰かに計画的に作られたのだとしたら?」
38 = 1 :
勇者「誰か?」
魔王「うむ。妙にお膳立てされていると思わないか」
勇者「……神か」
魔王「ああ、そもそも何故この世界において、神とは一つなのだろうか」
勇者「そういえば……確かにどこの国を回って信仰の対象は一つだったな……」
魔王「ここまで一神教が普及するというのもおかしいと思わないか? どこかに邪教が存在してもいいはずだ」
勇者「確かに……」
魔王「第一に、何世代我々は同じ事を繰り返している?」
勇者「?」
40 = 25 :
しえん
41 = 1 :
魔王「父も、その父も、その父も、またまたその父も……」
魔王「初代様とやらは何百年前だ」
勇者「……え、えーと、ち、ちょっと待て。確か……うん、ちょうど1000年前?」
魔王「ふむ。おかしいな、どうして我々は同じ事を繰り返しているのだろう。私たちのことではないぞ」
勇者「?」
魔王「この世界だ! まるで技術的革新がないではないか!」
魔王「明らかにおかしい。そう思わないか?」
勇者「そ、そういうものか。俺は難しい話はわからん……」
魔王「1000年前のお前らはなにやってた? 1000年後の今のお前らは? 全然違うだろう? そういうものだ」
42 = 1 :
魔王「とりあえず、神の元へ向う。当てが外れても、手がかりはつかめるはずだ」
魔王「乗れ」
勇者「お、おう」
龍「ォオオオオオオ!」ゴォオオオオ
魔王「……」
勇者「な、なぁ。魔王よ。どこへ向かってるんだ?」
魔王「聖地だ」
勇者「聖地……? ああ、神々の祠か。確かに。あそこは一つだけだな」
魔王「世界の真中、孤島に聳え立つ。怪しいにも程がある」
勇者「俺はそこで魔王の居場所を知るからなぁ……」
43 :
私怨
44 = 1 :
魔王「居場所なんていつも同じではないか」
勇者「あれ? そういや、そうだなぁ」
魔王「何故伝えられん」
勇者「まぁ、目的はそれだけじゃない。あそこでレベルアップも兼ねるし」
魔王「ふむ……」
勇者「しかし、あそこには魔王は入れないんじゃないのか?」
魔王「ああ、多分な」
勇者「じゃあどうすんだよ!」
魔王「一旦、死ぬ」
勇者「は……?」
45 = 1 :
魔王「ここに薬がある。これを中に入ったら私の身体にぶちまけてくれれば復活するはずだ」
勇者「な、なに!? 貴様そんなものを!」
魔王「当たり前だ。私がただ座して死を待つとでも思うか! 貴様に斬られた後は部下にこれを使わせるつもりだった」
勇者「ふ、ふーむ……抜け目ない奴だな」
魔王「とは言っても試用したことはない。失敗だったら悲惨な目に合うな」
勇者「……」
魔王「仮に蘇生に復活しても、中で復活した場合どうなるかわからん。爆発するかもしれないし」
勇者「……嫌な役目だな」
魔王「我慢しろ」
46 :
しええててえええん
47 = 1 :
魔王「ご苦労であった」
龍「ォオオオ」ゴォォオオオオォォォ.........
魔王「ふむ。では、やってくれ」
勇者「ああ、それでは、覚悟ッ!」ジャキッ
魔王「ま、待て待て待て!!」 ヒョイッ ズドンッ
勇者「なんだ魔王! 貴様往生際の悪い!」
魔王「ね、念のためその剣で切るのはやめてくれないか」
勇者「何故だ。この聖剣でなければ魔王は倒せん」
魔王「確かに攻撃力、破壊力は凄まじいものだが……ほれ」ヒュッ
勇者「うん?」パシッ
48 = 3 :
紫煙
49 = 1 :
魔王「その剣には劣るが、この世界で最も最強の剣だ。そいつを抜かしてな」
勇者「……これで斬ろと?」
魔王「ああ。その聖剣とやらも臭うのでな」
勇者「しかし、こんな事聞いたことが無いぞ。聖剣でなければお前は倒せないだろう」
魔王「私の体力は確かに天の高さほどだ。その体力を削るにはその馬鹿みたいに強力な剣で泣ければ易々とは倒せん」
勇者「……つまりアレか。貴様が言いたいのは城門を向上平気で倒さず、木槌で壊せと」
魔王「うむ。概ねそのとおりだ」
勇者「……」
魔王「安心しろ。私は一切抵抗せん。ただ少々貴様が疲れる、と言うだけの話だ」
勇者「……わかった」
みんなの評価 : ☆
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