元スレ男「休ませてください、人間適性検査なんです・・・」上司「えっ」
SS覧 / PC版 /みんなの評価 : ☆
101 :
なんか凄い面白いな
102 = 62 :
洋服屋を見て回ったり、本屋を見て回ったり、CD屋、雑貨
色々見て回った、気がつくと夜の7時だった
結構見て回ったのに以外と時間は立ってない
なんだろうか、あんなに時間を無駄に過ごしたのに
いざ、時間の暇つぶしをすると
まだまだ時間がある気がする
うーん・・・
とりあえず帰るか
103 = 99 :
伏線があるのだとしたら面白いから読み返してる。質問の辺りがひっかかるな
104 :
もーちょい文章を整えてSFとか伝奇系の新人賞に送ってみたら?
105 = 62 :
家に帰ってもすることはないない
寝る、にしても目が冴えている
何もない・・・
今まで、仕事漬けの毎日だったから
家に居ることは少なかったから、家の中の娯楽が少ない
訓練校のノルマは等にこなしてしまった
あと1ヶ月間・・・男は何をして過ごせばいいんだろうか
そう思いながら、オナニーをした
106 = 62 :
あれから1週間が経った
あれから男は暇つぶしの方法を探し、お店を回ったり
家の中に暇つぶしのものを置いた
ゲームを買ったり、AVじゃない映画のDVDとかを買ったり
ギターなんかも買ったりした
朝は公園を散歩したり
夜は早く寝るようにしたりもした
あと、ご飯もちゃんと3食食べるようにした
107 = 62 :
ふと鏡を見ると、肉付きが良くなったような気がした
それでも、太ったというよりは健康的な感じがしている
肌の血色もいい
心なしか、なんか健康な気分?
体力もついた気が・・・
ふと気がつくと、一日の過ごし方をちゃんと過ごせている気がした
暇な時間の過ごし方と言うか、色々と暇つぶしができるようになっていた
108 = 62 :
読書、自転車、ギター、ゲーム、テレビ、映画
気がつくと色々な趣味に手を出していた
そんなこんなで、1ヶ月が過ぎ、訓練校に行くことにした
今度は、前回と違い、時間つぶしの道具も持ってきた
「はい、では講義を始めます」
教官は前回と同じように、質問をぶつけてきた
「一ヶ月は長いですか?」
男は一瞬考えた後
男「短い、かな?うーん、でも長いっちゃ長い?」
109 :
明日まで残っててくれ
110 :
なかなか面白い
111 = 62 :
すると教官は
「おや、ずいぶんといい顔色をしてますね、じゃあ次は1時です」
教官は、質問の答えに出はなく、男の顔色で答えてきた
男は時間つぶしの本を読み、お菓子を食べながら音楽を聞いた
そんな風に時間を潰していると、久しぶりの顔を見た
女「あっ・・・」
男「あっ、どうもー!」
女は講義室の後ろ側の席に座った
男は特に気にせずに、本を読んでいたが、なんだか暇つぶしをしていると
色んな物に興味が湧いてきており、後ろの席の女が気になりだした
112 :
結構深い話だな
113 :
真人間になる話か
面白い
114 = 62 :
男「ねえねえ、アレからどう?毎日暇じゃない?」
女「えっ・・・あっ、はい・・・」
女は以前と同じようにオドオドしている感じだった
だが、あの時のような暗さは少しは消えていた
男「ここの講義って、すごく短いよねー。さっきも一言二言で終わったよ」
女「あっ、やっぱりそうなんですか・・・」
どうやらこの子は、人間剥奪で暗いんじゃなくて
元から、大人しい感じの子なんだろう
115 = 62 :
女「いつも・・・何をされてます?」
男「えっ、聞きたい?ギターでしょ、自転車でしょ、色んな雑貨屋回ったり、あっそうそう!読書も!」
女「ははは・・・すごい充実してますね」
へぇ、この子こんな顔するんだ
男は女と雑談をして時間を潰した
互いに趣味の話で盛り上がった、何より
ここしばらくまともな会話をしていなかったが
それでも、喋るということに抵抗はなく、むしろここしばらくの暇つぶし自慢を
人に話したくて話したくてしょうがなかった
117 = 62 :
この後の講義も、一言二言教官の質問答え、後は二人で会話をして過ごした
そして、講義が終わった後、二人で食事をしに行くことにした
男「それでさあ、その映画がね」
女「あっ、まって、気になる!言わないで」
そして、二人で映画を見に行く約束もした
ケータイの番号を交換し、お互い暇な時はメールを交わし合った
基本二人はいつも暇なので、メールのやりとはほぼ毎時間だった
118 :
大学をエンジョイとか言ってたしこの男もともとコミュ力はあったんだな
119 :
これアレンジしたら星新一っぽいな
120 = 100 :
じゃあ男じゃなくてN氏だな
121 = 62 :
2ヶ月が経った
教官が講義室に入ると、講義室にはペアルックを来ていた男と女が居た
「おや、お揃いですね」
男「へへへ」
女「///」
「じゃあ、今日は自習にしましょう」
二人で過ごす時間はとても短く
一人でいる時間は、とても長く感じた
いつの間にか、彼女とずっと一緒にいたいと思い始めていた
122 = 62 :
二人はお互いの家を交互に行き来した
今日は男のアパート、明日は女のマンション
そして、気がつくと男のアパートで女が過ごす時間が長くなった
何ヶ月か経ったある日
「ええ、では皆さん、来週から講義がガラっと変わりますよ」
男「えっ」
女「ええ!」
思ってもみない教官の話に二人は驚いた
教官はこう続けた
「来週は皆さんに海外で研修をしてもらいます」
123 = 62 :
彼等のパスポートは停止されている
しかし、訓練校に通っている学生は学校の研修課程で
海外研修を選択すれば、特別に海外に行くことができる
なお、これは自由選択なので、行かないという選択しもある
だが、二人は行動パターンがある程度まんねりしていたので
ここらで海外にいけるというので、海外研修を快く選択した
ちなみに、訓練校の費用と、この研修の費用も国が出している
男「いやーまさか、グアムに行けるなんて」
女「グアムって何語かな?」
男「よくわかんないけど・・・グアム語?」
124 :
みてるぞ
125 = 62 :
二人は海外旅行の準備と、暇な時間を英会話の時間に当てた
家に居るときは二人の会話は常に英語だ
男「アイラーーヴューーー」
女「みゅーーーとゅーーーー」
ぶっ殺してやりたね!!
ああ、失礼
男も女もノリノリだった
大学時代は、英語なんて絶対に覚えたくも話したくもない言葉だったのに
海外旅行に行くとなると、進んで英語を覚えた
126 = 62 :
初めての海外旅行
1週間のグアムに二人は4時間くらいのフライトをキャッキャウフフしながら過ごした
そして、海で泳いで日焼けして、めしくって、せっ、愛を育み
一緒に海外を満喫した
ここでの研修は訓練校の4時間と同等だそうで
旅行から帰ったら、また訓練校に行かなくてもいいようになった
そして、二人は海外に旅行する楽しみを覚えた
127 :
>ぶっ殺してやりたいね!!
>ああ、失礼
不覚にもワロタ
128 :
ステイチューアライチュー
129 = 62 :
男「また研修いきたいねー」
女「ねーー」
久しぶりの訓練校
いつもの教官が来ると、教官は
「また、海外研修はありますよ、今度は北京です」
海外研修とは言うが、特に何をするわけでもなく
与えられた時間をホテルで過ごしたり外を観光したり好きなことしていいらしく
普通にただの旅行だった
一体何を研修したのかはさっぱり分からなかったが
二人のデジカメは一杯になっていた
130 = 100 :
なにこの勝ち組
131 = 61 :
内容が良いからこそ誤字脱字と残念な文章が……
132 :
日本の社会は常に世間を気にするからね
人間味や個性や才能がそれに潰されてると時々思う
133 :
続きが気になるが寝たい
おいどっかのブログまとめてくれ
134 = 62 :
色々と二人で過ごしてきたが
そろそろ、限界になっていた、別に不仲になったのではない
やりたいことや行きたい所が多すぎて、すごくソワソワしているのだ
海外旅行は研修じゃないと行けない、毎月15万はもらっているが、二人で使えるお金は
あくまで支給されている分
毎日が暇なので、遊ぶことにお金は消える一方
税金などが免除されているとはいえ、それでも浪費に走ってしまう
ふと男は以前のことを思い出した
以前は、働くことだけで遊ぶ時間もなく、女性とのお付き合いどころか職場の同僚としか人と喋らない
幸い、お金は一人暮らしするだけならそれなりだが、それでも贅沢はできない額だった
人間適性検査で不合格をもらってから
色々と時間が出来て、遊ぶことや、運動、食べる。全ては充実したが
やれるだけのことをしてしまった感とまだまだやれることが一杯あることへのフラストレーションが
かなり溜まっていた
135 = 62 :
男「ね、ねえ・・・」
女「なーにー?」
男「俺さあ、なんか、色々してみたいんだよね」
女「・・・・・・・うん、あたしも、してみたことある」
二人は多くを語らなかった、以前失ったものが今は、次への欲求を満たすために必要なものであると気づいたのだ
そして、二人は訓練校の教官に自分達の思いを伝えた
「そうですか、分かりました。では、いよいよ持ってお話することがあります。」
教官は語った
「ここを卒業したなら、人間適性検査はほぼ合格します、仮にここに通わなくても合格します。」
136 :
人間→ゾンビ→高度な技術発展するssを思い出した
137 :
ここの教官って楽しそうだな
138 :
期待してるぞ
139 = 62 :
男「じゃあ、なんの為にここがあるんですか?」
「さあ?体裁?出会いの場?暇つぶし?人それぞれだと思います、でもそれでいいんです」
いつもの教官のような返答だった
そして、男と女は卒業式を迎えることとなった
卒業式を迎えた後、男と女は直ぐに、人間適性検査の会場に向かった
男「すいません、検査を受けたいんですけど」
受付「あなた達、一度不合格もらってますね?じゃあ、検査室とは違う別室に来てください」
男女は、以前受けたところとは違うところに通された
140 :
>>136
あったな懐かしい
141 :
>>136
kwsk
142 = 62 :
「あっ、どうも、一度不合格の方ですねーーおお!お久しぶり!」
男は別室に居る人物を見て驚いた
そこに居たのは、以前人間適性検査で不合格になった中年の人だった
男「どうしてここに!?」
中年「あっははははー不合格だったけど、また合格したから、再就職したの」
男「えっ、ここの施設にですか!?」
中年「うん、そうだよー、以外と多いよ~ここに就職する人」
144 = 138 :
気になって仕方ないから頼むよ
145 = 62 :
中年「それじゃあ、今から君たちに合格書渡すんだけど、一応これは1回きりの特別のやつだからね」
男「一回きり?」
中年「うん、なんでかって言うとね、これがあると、たぶんどこでも就職できるから」
女「ど、どこでも就職!?」
中年「うーん、まあ、一般の企業だったらすんなり再就職、警官とか消防士なら体力測定するけどね」
男「そ、そんなことが可能なんですか?」
中年「公務員なら、あのー霞が関さえ目指さなければほぼなれるよ、うん」
どうやら、この合格書があれば、どこの企業でも受け入れてもらえる
実は、一度不合格を経て再度合格したものを雇用すると、一年間はその人間の給与が保証されて
会社にも、補助金と、税金の負担額が増えるのだという。なのでこのような人達を雇用することで
企業はかなり特をし、大手企業はこのような人材を凄く欲しがっている。
146 :
反社畜的な内容なのかしら
147 = 62 :
男「信じられないな・・・まさか、就職の斡旋までしてくれるなんて」
女「本当に、どんな職にもつけるんですか?」
中年「免許が必要なのはダメだよ?医者とかね、ははははは」
男「おじさんも、それを使ってここに?」
中年「うん、そうだよ、おじさんね、以前はジャンボジェットのパイロットしてたけど、不合格でたから休養してここで働くことにしたの」
おじさんは多くを語らなかったが、この合格書について軽く説明してくれた
男と女は合格書を受け取り、企業情報誌を見ていた
男と、女は、それぞれやりたい仕事をするために、企業を吟味している
たぶん、仕事につくと忙しくなるだろう。
でも男女は何故仕事をするのか、目的を持って仕事につけるだろう。
それは、忙しいけど、お金が手に入る仕事か、収入は少ないが、自由な時間がある仕事か
どれを取るか、色々と迷っている
149 :
気になる
150 = 62 :
人間適性検査
この会場には毎月大勢の人間が来る
ここでは、人間としての適性を図る審査が行われるが
そのほとんどは、健康診断である。
健康診断をして、その人物の疲労度を図り、病気がないかを確認し
公的にその者たちに休養を与えている。
そして仕事がしたくなったなら、また仕事をさせるという実に簡単なシステムである
人間の身分の剥奪だなんて脅しをかけるが、ある程度の緊張感があると
頑張る意欲が湧くものも居るだろう。
この適性審査の本当の目的は国家機密である。
例えその正体が分かったとしても、誰にも言ってはいけない
もし言うと・・・ わざと体調不良を起こして休みを取りたい人が可哀想だからだ
エンド
みんなの評価 : ☆
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