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    元スレ女「…」男「なんでアイツ、いつも手袋してるんだろ?」

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    101 :

    >>99
    え?もういっかいいって?

    103 :

    問題は全身骨っ娘なのか手だけなのかだ

    104 = 71 :

    >>101
    何回いでも言ってたやるよ
    怪異に取り憑かれたの怪異

    105 = 19 :

    「おに」

    玄関で俺を出迎えたのは、中1になったばかりの妹だ。

    「ん?なんだ?」

    「さっき、女さんって人から電話来たよ」

    「なに?」

    「誰あの人?おにの彼女?」
    妹は、俺の顔をマジマジと見つめては、ニヤニヤとし始める。
    中1ともなると、ませ盛りなので興味も湧くのだろうか。

    「おに、やるねぇ~」

    「…はぁ」

    彼女であることを、肯定も否定もできなかった。こちらの気持ちがどうであるか、まだ伝えてはいないから。

    106 = 101 :

    >>104
    なかなかいいじゃない

    107 = 97 :

    >>104
    もういっ怪異って。な

    108 :

    >>103
    流石に服越しでも骨だけだったら分かるだろ

    109 :

    帰った瞬間 鬼!なんて言うSな妹さんかと思ったのに…

    110 = 19 :

    「それで、女さんはなんて言ってたの?」

    「あー、うん。後で電話するって」
    「おに、携帯持ってるんだからメルアドくらい教えたらいいのに」

    「そんな接点なかったんだよ」

    「へぇ~、付き合ってるのに?」

    妹はどうやら、完全を俺が彼女持ちだと決めつけてしまった。中1はまだ恋に恋してる段階だと言うのに。

    とりあえず、連絡網から女さんの家に電話をかけた。
    おそらく彼女も連絡網を利用したのだろう。

    111 = 19 :

    女さんの自宅にかけ、2回目のコールが鳴り終わらないうちに、向こうが電話に出た。

    「もしもし、あの2年E組みの男ですが…」
    「…あ…」
    電話に出たのは本人だった。
    「あ、女さん?うちの妹が電話の言付けしてくれたんだけど、何かな?」

    「…えっとね…」

    「今日の、こと?」

    「…うん…」

    すかさず何かフォローを入れようと頭を働かせたが、その前に向こうが声を発信してきた。

    「あ、あのね…その、今から、会えないかな?学校の、前あたりで」

    「が、学校の?」

    二人の男女が会うのに学校とはいかがなものかと思ったが、お互い詳しい住所がわからないのでその方が手っ取り早い。

    「…いいよ、今すぐだね」

    「うん…待ってる」

    時計は午後7時に差し掛かろうとしていた。

    「あ!おに、どこ行くのさ!?晩飯は?」
    「ごめん、ラップしといて!」
    俺は勢いよく家を出た。途中で、フォローの言葉も考えないと。

    113 :

    「オムライスチェケラ!!say ho!!」

    114 = 19 :

    夏の宵らしく、空では雲が月光に照らされ、夜の黒と月光の黄色で空が彩られている。

    午後8時前に学校にようやく到着すると、正門の前に彼女がいた。

    「ごめん、待った?」

    「ううん、今来たとこ」

    「使い古した言葉だな」

    「ふふっ」

    月光の下で彼女は笑った。放課後に見せたあの涙の跡はどこにもない。

    「あのさ、俺は、別に女さんが…」

    俺が、移動の間に考えたフォローを告げる前に、彼女は「ふふ」と微笑んだ。

    「見て、男君」

    月光の下で、女さんは手袋を外した。

    117 :

    なんだなんだ

    118 :

    「見て、男君」

    月光の下で、女さんはスカートを

    119 :

    あれか、パイレーツカリビアンの呪いの逆バージョンか?

    120 = 19 :

    そこには、白く細い手があった。

    月光を反射する滑らかな肌、長い指、そして綺麗な爪があった。

    「……え?」

    「…」

    昼間は、まさに骨のみだった。
    しかし、今、その手には肉がつき、あまつさえ滑らかな肌もある。
    昼間の『あれ』は決して作り物ではない。

    「女さん、そ、その手!」

    「…夜、限定だけどね」

    彼女は、ばつが悪そうに笑った。

    121 :

    金貨と血で万事解決

    122 = 75 :

    「この手は魔を滅する手。つまり貴様を裁くものだ!破ァ‼」

    「ぐぅおおお!」

    「仕留め損ねたか…」

    「何故俺が人間でないと判った?」

    「妹さんから聞いたわ。あなたが鬼だと」

    123 :

    ブーツストラップを探せぇぇ

    124 = 71 :

    お腹減った

    125 = 19 :

    「私、もう、諦めたつもりだった。この手は、夜なら収まって、ウイルス感染もないのだけれど、それでも諦めて」
    「だけど、男くんが…男くんの言葉を聞いて…せめて、夜だけでもって…!」

    女さんは、その満ち足りた手で、胸元を抑えた。 雲が、月を隠すが、雲の縁から黄色い光は絶えず漏れている。

    「だから…自分勝手だけど…夜だけ、恋人同士でいてもいい?」

    ここまで言って、女さんの赤い顔から煙が立ち上り、ボンと破裂した。

    「ご、ごめんなさい!私、そうだよね、男くんにも、別に好きな人がいるかもしれないのに!」

    俺は、その白く細い、綺麗な手を握った。

    126 :

    寝ようかと思ってたがあとちょっとで終わるのか?

    127 = 71 :

    夜だけ恋人…つまりセフレか

    128 = 121 :

    昼は女友か
    死人がでるな

    129 = 91 :

    あとどんくらい続きますか

    130 = 19 :

    翌朝、俺の目が覚めると、枕元に書き置きがあった。

    『おにの阿呆が。私の料理が泣いている。生かしては返さん。』

    そう、俺は昨日帰宅したあと、そのまま眠ったのだ。午前様だったから仕方ない。

    妹も部活の朝練に行ったらしく、書き置きは早朝に書かれたものだろう。

    冷蔵庫の中でシクシク泣いている『元』晩飯を食べ、俺は学校に向かった。

    131 = 71 :

    返さんwww誤字っちゃう妹と可愛い
    てか何で大事な所飛ばしてんの?

    133 = 115 :

    おいぃ
    手を握ってどうしたんだ?

    134 :

    これは女と女友と妹の3人と3Pだな
    わかるわかるよ

    135 = 19 :

    女友「おはーん」

    「なんだ、その適当な挨拶」

    女友「本日もお早うございます」

    教室に入るなり、即効で漫才を始めた俺たちを見て、女さんは少し笑った気がした。

    女友「そういえば、昨日男の妹ちゃんがカンカンに怒ってたよ」

    「なんでお前が知ってるの?」

    女友「いやぁ~、私ってあの子の姉貴分みたいなとこあるじゃん?」

    「じゃん?って」

    そんなに鼻を高くされても困る。

    女友「昨日、メールで言ってたよ。『おに殺す。私の料理を泣かせた。殺す、おに退治だ』」

    「こわっ!」

    136 = 75 :

    俺は、その白く細い、綺麗な手を握った。

    「ぐわぁあああ!手が溶けるッ!」

    「かかったなアホめッ!この手は魔を滅する手!」

    138 = 19 :

    休み時間、俺は女さんに話しかけた。異変というか、おかしな点に気づいたからだ。

    「どうしたのさ?」

    結局、例の倉庫内で話すことになった。電灯の代わりに、窓を開けて光をとりこんだ。

    「い、いや。その…女友と楽しそうに話してたから、邪魔しちゃいけないかなって」

    「今まで3人で普通に話してたのに?」

    「っ…」

    女さんは、反論できずにグウの音すら出せなかった。

    「ところでさ、女さんってどこまで生身でどこから骨なの?」

    139 = 103 :

    骨身にしみる

    140 :

    ヨホホホホホ

    142 = 19 :

    「どこまで…ですか?」

    女さんは年がら年中ブレザーを着ている。つまり、骨だけなのは手だけとは限らないのだ。

    「いや、ちょっと知りたいなって」

    そう言うと、女さんはじっと俯いた。やはりいけない要求だったのだろうか?
    撤回の言葉を口にしようとしたときだった。

    「……見るの……?」

    女さんはブレザーを脱ぎ捨て、顔から火を出しながらブラウスのボタンを外し始めた。

    「あ、いや!いいです!そこまでしなくていい!」

    今度こそ、俺は撤回の宣言をした。

    144 = 71 :

    男無神経過ぎるだろ…
    てか教室で聞くなし

    145 = 84 :

    パイカリ的なアレかもな

    146 = 75 :

    >>144
    ちゃんと読みなさい

    147 = 19 :

    「口で教えてくれるだけでいいから」

    俺がそういうと、女さんは口をつぐんだ。

    「あ…あ~…際どいところなら言わなくていい」

    「…違うの…」

    「え?」

    「私の『コレ』はね…広がっていってるの」

    「……え?」

    「だから、骨になるところはどんどん大きくなって…も、もうすぐ、肩から胸のところまで…来るの!」

    女さんの告白は、ひっそりとした打ち明けから、悲痛な訴えに変わっていた。

    148 = 71 :

    >>146
    ごめんちょっと賢者ってくるわ

    149 = 19 :

    「…ごめんなさい、当たるような口調で言って」

    「…いや、別にいいよ。それより、はい、手袋」

    「ありがとう」

    俺には、かける言葉が見つからなかった。もし全身が骨になればどうなるのだろうか。

    夜だけでしか活動できない。それではただの化け物ではないか。

    「だ、大丈夫だよ、大丈夫なんだ」

    「…ごめんね」

    150 :

    >>134
    でもそれって根本的にはレズプレイですよね


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