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    元スレP「社長の無念は俺が果たす」

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    スレッド評価: スレッド評価について
    みんなの評価 : ★★★
    タグ : - アイドルマスター + - サイレン + - シリアス + - 美希 + 追加: タグについて ※前スレ・次スレは、スレ番号だけ登録。駄スレにはタグつけず、スレ評価を。荒らしタグにはタグで対抗せず、タグ減点を。
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    251 = 4 :

    252 :

    第三部は永い眠りから目覚め、時を止める能力を身に着けた社長が…

    253 = 235 :

    いや、エージェント・スミスになって戻ってくるんだろ(CV.大塚芳忠)

    254 :

    ファントムアイドル
    アイドル潮流
    スターダストプロデューサーズ←いまここか
    プロデューサーは砕けない

    255 :

    ほすほす

    257 = 1 :

    >>236
    ちくしょう

    258 = 4 :

    260 :

    しゅなの~

    261 = 49 :

    >>195
    プロってことは何回もやってるんだな

    263 = 4 :

    264 = 223 :

    ほす

    265 = 4 :

    Pは社長になってもPなんだな

    266 = 4 :

    もう俺しかいないのか

    267 = 15 :

    いるけど微妙に間隔短いからレスしづらいんだよ

    268 = 4 :

    なるほど

    269 = 223 :

    いるよ

    270 = 6 :

    社長の遺書には壮大で甘い夢が書き綴られていた。
    同じような夢を持って志半ばに散った同業者を俺は幾人もしっていた。

    「どっちにしろ社長の夢にのらなきゃあいつらのアイドル生活はおしまいだ…」

    怖かった。この夢に欠けて失敗すれば、恐らく俺のプロデューサー生活は終わりだろう。
    プロデューサー生活?そんなものはあの日から存在していないだろうが。

    これ以上、墜ちることはない。
    俺の腹は決まった。


    ~たるき亭~

    小鳥「プロデューサーさん、どうしたんですか?」

    「俺、近いうちにここをでようと思うんです」

    小鳥「はぁ~やっぱりそうですか」

    「やっぱりってなんですか!?もしかしてまた社長の遺書ですか?」

    小鳥「知ーらない、と。ただあの子たちにはなんていうんです?」

    「期待させて失敗しちゃうなんてことになったらあいつらの人生をムチャクチャにしかねません。」

    小鳥「何も言わないって事ですか…分かりました。それでいつこっちをでるんですか?」

    「三日後には」

    272 = 6 :

    小鳥「随分と慌ただしいんですね…」

    「今辞めれば黒井社長も俺のことを警戒しないはずですから」

    小鳥「ふふふ…なんで社長がプロデューサーさんに夢を託したのか分かった気がして」

    「え?なんでですか?」

    小鳥「プロデューサーさんはね、社長と黒井社長の両方に似てるんですよ」

    小鳥「だから黒井社長はプロデューサーさんの中に社長の面影を見て苛立ったし、社長は黒井社長の面影、つまり自分に持ってない部分をみて期待しちゃったんです」

    「俺が黒井社長に似てるわけないですよ」

    小鳥「計算高い所なんてそっくりですよ?」

    小鳥(まぁ、女心には鈍感ですけどね)

    小鳥「何にせよ、あの子たちの面倒や後始末は任せて下さい。」

    小鳥「それから…プロデューサーさんが帰れる場所はちゃあんと作っておくので、辛くなったらいつでも帰ってきてくださいね」

    「小鳥さん…本当になんていったらいいか…」

    273 = 223 :

    おかえり

    274 = 6 :

    小鳥(あーぁ、プロデューサーさん行っちゃったか)
    小鳥(ここで行かないで、って言える女が可愛いんだろうな、やっぱり)

    小鳥「女は港、男は舟!気長にまつとしましょうか」


    ~P宅~

    社長の遺してくれた名簿や資料を検討した結果、とんでもないことが分かった。
    社長のもっているコネクション自体は黒井社長となんの遜色もないものだったのだ。

    「結局、自己資本の強さか…」

    コネクションをどれだけもっていようが活かせなければ宝の持ち腐れだ。
    自己資本が弱ければ、銀行からの融資も満足に受けられない。スポンサーからも敬遠されやすい。
    結果、勝負所でも大きく勝負に出れない。
    765プロの敗因はそれに尽きた。

    「手持ちは今、一千万って所か。全然足りないな」

    ピンポーン

    「こんな時間に誰だ?」
    冬馬「よう…」

    275 = 15 :

    来たかっ

    276 = 7 :

    小鳥さんは妄想淑女可愛い…

    277 = 6 :

    冬馬「高木社長のこと…謝ろうと思って」

    冬馬は青白い顔を俯かせて俺に謝った。

    「誰が悪いわけでもないさ…」

    冬馬「一番悪いのは黒井のおっさんだ」
    冬馬「だけど俺が余計なことしなければ高木の社長はしなずにすんだじゃねぇか」

    「そしたら律子はまだ苦しんでいた。だからあの場の正解なんてないんだ」
    「君が気に病む必要なんかないさ」


    冬馬「なぁ…あんたは悔しくねぇのか?」

    「悔しいに決まってるだろ。自分のアイドルは活動出来ずに、尊敬する人は死んだ。悔しいにきまってるじゃないか」

    冬馬「じゃあ復讐するのか?」

    「あぁ。だから近いうちにここをでる。」

    冬馬「俺もついていっていいか?」

    「いいが、何でだ?」

    冬馬「961プロの人間じゃねぇし、それに…俺も腹が立ってるんだ、黒井のおっさんによ」

    「けれど俺は黒井社長に復讐するんじゃない。社長の仇はとるけどな」
    冬馬「意味がわからねぇ…どういうことだよ?」

    279 = 6 :

    仲間が増えるのは有り難かったが、正直冬馬が戦力になるとは考え辛かった。
    とりあえず、計画の概要とその問題点について冬馬に説明する。
    特に俺が実現しようとしている社長の夢については、自分の言葉で、なるたけ分かり易いように説明した。
    それが社長への何よりの供養になるのだということを冬馬はなんとか理解してくれた。


    冬馬「結局金ってか」

    「身も蓋もない言い方をすればそういうことになるな」

    冬馬「いくら位必要なんだ?」

    「最低で961プロの三分の一、大体三億五千万ってところか」

    冬馬「三億五千万か…でかいな…しかし三分の一で大丈夫なのか?」


    「三分の一あればとりあえず向こうはこっちを買収なんかは出来なくなる」

    冬馬「けど守ってばっかじゃしょうがねぇだろ?ジリ貧になるだろ、その内」

    「痛いところをつくな…」

    「だけどな、アイドルは守れる」

    「アイドルさえ守れれば、後はプロデューサーの腕の見せ所だ。」

    280 = 6 :

    後は即興でかくからたまに保守お願いしますだ

    それから矛盾点は後付けでなんとか消せるぶんは消してく予定

    281 = 65 :

    282 = 6 :

    冬馬「大した自信だな、おい」

    「ははは、そう思うか?でもな…」

    「765プロの資金力は961プロの十分の一以下だったんだぜ?」

    冬馬「なん…だと…」

    「少なくとも961プロがあからさまな手段に出るまで、うちは互角以上に闘えてたと思うんだが」

    冬馬「ちっ!くやしーけど認めてやるぜ。だかな…」

    冬馬「俺らが負けたのはプロデューサーの差だ。少なくとも俺らは負けちゃいねぇ!」

    冬馬(こいつが俺のプロデューサーだったらもうちょっとマシなアイドル生活だったかもしんねえな…)




    冬馬「とりあえず金は俺がなんとかする。」

    「おいおい、バイトなんかで稼げるような額じゃないぞ?」

    冬馬「おいおい、俺はジュピターの天ケ瀬冬馬様だぜ?」

    冬馬「その気になりゃ稼げる仕事なんていくらでもあるのさ」

    283 :

    無粋だから黙ってたけど、上場企業じゃない限り、相手から一方的に買収される事はありえないよ

    285 = 4 :

    286 = 223 :

    ほもまつり

    287 = 6 :

    金の工面には依然と不安が残るが、とりあえず冬馬を信じることにした。
    というより、現状でいい策がない以上他に方法がないといったほうが適切かもしれない。

    そして、765プロのみんなと過ごす最後の日がやってきた。
    この一日だけはなるべく悔いや憂いを残さないよう過ごさなければならない。
    そして、出来うるならば、この五年間独りで歩んでいくアイドル達に教えられることは余すことなく教えなければならない。

    「如何せん、時間が足りないなぁ…いくか…」

    ~961プロダクション支部~

    伊織「あら?あんたにしては早い出社じゃない。仕事もないのにご苦労なことね。」

    伊織の悪態もしばらく聞けなくなるかと思うと心地いい。

    伊織「何、人の顔みてニヤニヤわらってんのよ、朝から気持ち悪い」

    やよい「伊織ちゃん、プロデューサーさんが可哀想ですー」

    288 = 6 :

    >>283
    うん。
    俺も書いてる時思ったんだ…
    あれ?765プロ上場株じゃなくね?って

    しかもさ、気づいたんだ。
    十代ってホストで働けたっけ?
    無理無理だってもとアイドルですよ
    年齢なんて隠せない。

    え?じゃあなんで自己資本がどーのやらいってんの?
    うん、えっとね。

    ぶっちゃけその時ブルームバーグの記事読んでたから適当なこと書いた


    まぁ、手段は大事じゃないさ
    大事なのは目的目的

    つーか寝てないあはばばば

    289 = 15 :

    代わりに寝といてやるよ

    290 = 223 :

    まぁこまけぇことはいいんだよ

    291 = 6 :

    伊織(あいつ、なんだか様子がおかしいわね…)

    伊織「ねぇプロデューサー、ちょっとついて来て」

    「おい、こら伊織。どこ連れて行くんだ?」

    伊織「あんた、もしかしてここを辞めようとか思ってるんじゃないでしょうね?」

    「何を言ってるんだ、伊織」

    伊織「ここやめていくアテなんてあんたにあるわけないじゃない」

    伊織「あんたなんかアイドルプロデューサー以外に使い道ないんだから!」

    「伊織…お前…」

    伊織「で、あんたのことだから新しいプロダクション作って、そこからやり直す気なんでしょ?」

    伊織「で、先立つものがないと。…いくらいるの?」

    (仕方がない、伊織には話すか)

    「三億五千万だ…」

    伊織「仕方ないわね…私がパパに頼んで出してもらうわ。パパと社長は友達だったしそれくらいなら…」

    「それはだめだ!」

    292 = 6 :

    伊織「ちょっと…なんでよ」

    伊織の提案に正直俺は揺れた。
    しかし伊織のアイドルの目的。それを俺が踏みにじるわけにはいかない。
    「お前は家族を見返すためにアイドルやってるんだろう」

    伊織「こんな時にそんなこと関係ないでしょ!このままじゃみんな飼い殺しよ!」

    「お前の夢を犠牲にしてまで俺はプロデューサーはできない」

    伊織「なによ…かっこつけちゃって…」

    「だから五年。五年だけ待っててくれないか。」

    伊織「え?訳わかんないわよ」

    「五年の間に何とか形は作る。やってやる」

    「ただ…みんなには内緒にしといてくれ…成功する保証はないし、期待だけさせてもな…」

    伊織「何、最初から弱気なこといってんのよ!」

    伊織「あんた私のプロデューサーでしょ!絶対成功させなさい!」

    伊織「それまで…五年だけ待っててやるんだから」

    294 :

    いおりんマジ性天使

    295 = 6 :

    さてと、心配そうなアイドルは美希と千早と雪歩だな。
    けれど千早は多分、大丈夫だろう。
    あいつには歌がある。
    歌があれば、あいつは前を向いて生きていけるはずだ。

    俺に出来るのはあいつのこれからの成長を少しでも支えてあげることだけだ。

    「律子ーちょっといいか?」

    律子「どうしたんですか?プロデューサー殿」

    「今を充電期間だって考えれば、千早にはもっと色々な歌を歌わせた方がいいと思うんだ」

    律子「前向きですね、プロデューサーは」

    「もっともライブ勘をなくしちゃいけないから、ほれ。」

    律子「なんですか?この紙?」

    「上を通さなくても歌で稼げるバイト先だよ。」

    律子「よくこんなの見つけましたね、凄いです。プロデューサー殿!」

    「元オリコン一位の歌姫だからな。ごり押しが効いた。」

    「まぁ一部の仕事は年齢的に無理だけど、今後のためにってことで」

    296 = 294 :

    先帝の無念を晴らす!

    297 = 4 :

    298 = 1 :

    299 = 6 :

    「雪歩!」

    雪歩「ど、どうしたんですか?プロデューサーさん。そんなに大きな声を出して?」

    「昔より少しだけオドオドしなくなったよな、雪歩は」

    雪歩「えへへ、少しだけですけどね。アイドルやってちょっとだけ成長できました」

    「別に急ぐ必要はないさ。少しずつ慣れていけばいい。」

    「自信がついていけば、誰とでも堂々と話せるようになっていくしな」

    雪歩「はい!私、がんばります」


    春香「プロデューサーさん、たまには私にはアドバイスとかないんですかぁー?」

    雪歩と俺の会話を聞いていた春香が話に入ってきた。

    「そうだな…春香はめだった欠点がないからな…」

    春香「じゃあ長所を伸ばすためにはどうすればいいんですか!?」

    「お前な、成長が必ずしもいいとは限らないんだぞ」

    春香「どういうことですか?」

    「じゃあお前の魅力はなんだ?」

    春香「うぅ~わかりません…あ!頭のリボンがトレードマークです!」

    300 :

    リボンが本体だもんな


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