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    元スレP「社長の無念は俺が果たす」

    SS覧 / PC版 /
    スレッド評価: スレッド評価について
    みんなの評価 : ★★★
    タグ : - アイドルマスター + - サイレン + - シリアス + - 美希 + 追加: タグについて ※前スレ・次スレは、スレ番号だけ登録。駄スレにはタグつけず、スレ評価を。荒らしタグにはタグで対抗せず、タグ減点を。
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    151 = 6 :

    美希「はぁ~やっぱり美希は全然成長出来てないって思うな。千早さんは違うって言ってくれたけど」

    春香「成長がイコールでいいこととは限らないじゃない?」

    春香「私も美希は成長したなって思うけど、昔からの美希のいいところは全然変わってないよ!」

    春香「だから変わることだけがいいことじゃなくて、変わらないことがいいこともあるんだよ」

    美希「なんかすっごく納得したの!ありがとーなの、春香」

    そう、だから私は胸を張ってあの人に会おうと思う。

    春香「はーい、じゃあみんな準備はいーい?」

    あの人が誉めてくれた私の明るさを、あのときから少しも変わらない明るさのままで

    全員「プロデューサー、お帰りなさい!!!!」


    おしまい!

    152 = 6 :

    ちなみにスレタイ、正しくは

    「社長の無念は俺が晴らす」

    でした。携帯故の打ち間違いw
    その他、誤字脱字、文体の乱れ、響の扱いについてはお許しください

    誤字の例 卑賤→貴賤とかね(笑)

    153 = 108 :


    面白かったまさかほんとに書き溜めしてるとは思わんかったよww
    で新生765プロのアイドル達のP争奪戦を今から書き溜めに行くんだよな?

    154 = 126 :



    さあ第二部だ

    155 = 72 :

    乙でした!

    157 :

    よくやった!
    さあ、続きを

    158 = 140 :



    もちろん続くよね?

    159 = 6 :

    もう流石に寝るぜw

    エロなし書くのははじめてだったしプロットもなかったからしんどかった

    また機会があれば何か書かしてください(携帯からだけど)

    見てくれた人に本当に感謝

    160 :

    161 = 156 :

    162 :

    >>159
    ええからはよカキタマエ!

    163 :

    ミキと真くんの話が足りないの!
    5年後の真くんはもっとカッコよくなっててミキはもっとかわいくなってるから、
    すごくお似合いのカップルになるって思うな!

    164 = 6 :

    昼十二時くらいから買収直後の話を書いていいかい?
    それまでちょっと私用でして

    165 :

    いいですとも!

    166 = 163 :

    よし、それじゃそっちで美希と真の話に期待しとく

    168 :

    いいなー
    俺もPになりたい

    170 = 4 :

    そして、Pが無念なことになって貴男が透明になるのか…

    171 = 6 :

    悪徳「ひひひ、高木社長の十回忌ですかい。あたしにゃああれから十年もたってることが驚きですね。」

    悪徳「なんたって高木社長の自殺の原因は未だにわかっちゃいないんだから。」

    悪徳「芸能界七不思議の一つですよ、天ケ瀬さん。」

    悪徳「おっと、あんたの突然の引退とホスト稼業からの765プロでの、それから765プロ奇跡の復活を合わせれば3つですがね」

    冬馬「何がいいてえ!」

    悪徳「なーに、あたしにゃあこれらが一つの線で繋がってるように思えてならんのですよ」

    悪徳「961プロがなんの得もないはずの765プロを買収した、あの事件を端としてね」

    172 = 6 :

    ~十年前~

    961プロ社長室

    冬馬「なんで765プロの買収なんてしたんだよ!おっさん!」

    黒井「オリコンチャートの上位三位が全て765プロ。これが敗北でなくてなんだ?」

    冬馬「くっ!確かに今回は負けたかもしんねぇ。だけど次は」

    黒井「貴様等に次はない。我が961プロに敗北は許されないのだ。ましたや私が高木に負けることなどあってはならん」

    御手洗「冬馬君、もうやめなよ」

    北斗「負けは負けだしね」

    黒井「ペナルティーだ。今後の貴様等のプロデューサーは元765プロのやつにやらせよう。ハハハハハ」

    黒井「貴様等と話すことなどもうない。さっさと出ていけ!」

    御手洗「冬馬君、出よう」

    冬馬「ちくしょう…」




    黒井「結局私はお前に勝てなかったな、高木…」

    黒井「しかし芸能界での勝者は私だ。そのことをこれから思い知るがいい」

    174 = 6 :

    冬馬(嫌なこと思い出しちまったぜ…)

    冬馬「話すことなんて何もねえよ。帰りな、おっさん」

    悪徳「つれませんねぇ。まぁ、わたしの記者生命にかけて絶対つかんでみせやすぜ…」



    美希「真君あーん、なの」

    「ちょっと美希、ご仏前だよ…!そういうのはダメだって…」

    雪歩「そうだよ、美希ちゃん!私だって真ちゃんにあーんしたいんだから」

    美希「だってハニーどっか行っちゃったから、真君とラブラブするしかないの」

    「訳がわからないよ」

    春香「ハハハハ、でも社長さん賑やかなのが好きだったから、案外こういうのよろこんでるかもよ?」

    千早「昔のあの事務所に最後に集まった時もみんなで賑やかに笑いあったものね」

    175 = 6 :

    ~十年前、765プロ事務所~

    律子「ちょっとみんな集まって~大事な話があるの…」

    社長「いや、律子君。ここは社長の私から話そう。」

    社長「公の発表は明日になるが、我が765プロは961プロに買収されることになった」

    春香「え!?それじゃあ私たちはどうなるんですか?せっかく念願だったオリコンチャート三位以内にはいれたのに…」

    社長「基本的には何も変わらんと思ってくれていい。」

    社長「我々も961プロに入る形になるから、今後もできうる限り皆のバックアップをしていくつもりだ」

    美希「美希はハニーが一緒ならどこでも頑張れるのー!」

    社長「その粋だ、美希君!ほらほらみんな暗いぞ。笑顔はアイドルの基本だ。笑って笑って!」

    春香「そうですね!千早ちゃんもほら、スマイルスマイル!」

    千早「こ、こうかしら。ニッー」

    美希「千早さん変な顔なのー」

    みんな「ははははははは」

    176 = 125 :

    にひっ

    177 = 6 :

    ~スナックバーディ~

    「社長が死んでもう十年にもなるのか…」

    律子「はやいもんですね」

    小鳥「私も年を取るわけですよ…」

    律子「あれ…失礼ですが小鳥さん今おいくつなんですかね?」

    「こら!律子!タブーだぞ、それは!!」

    小鳥「し、失礼な!まだ三十代ですよ…」ピヨー


    あずさ「でも、十年ですか…あの時一体何があったんですか?」

    あずさ「少なくとも私は元765プロのアイドルとしてしる権利があると思うんです。」

    「少し長い話になりますよ?」

    「そして俺にだって知らないことはあるし、俺が話せない話もあります」

    「それでもいいですか?」

    あずさ「はい…お願いします」

    それから俺は今まで胸の中に溜まってことを一気に吐き出した。

    178 = 163 :

    >>174
    みっきまこ!みっきまこ!

    ところで社長が亡くなったのが5年前で買収されたのが10年前ってことで良いの?

    179 = 6 :

    765プロが買収された後、正直俺達はかなり焦っていた。何度も何度も会議を重ねましたよ。
    けれども議論は平行線だった。
    俺は黒井社長の狙いが765プロのアイドルを飼い殺しにあるということを見抜いていた。自慢にもなりませんがね。
    一方の社長は、やはり旧知の仲だったからでしょう。
    黒井社長はアイドルを駒扱いするけれど、今までそんなことをしていたのは自分に勝つためにやっているだけだと思っていた。
    だから自分が負けを認めて折れてしまえば昔のようになる、とそう社長は考えていたんだ。

    ただ俺たちの間で一致していたのは、アイドルだけは何が何でも守る。その一点だった。

    そして…知っての通り黒井社長の目論見は俺たちを飼い殺しにすることだった。
    え?仕事は何回かあった?
    でも、それは何度やっても決して上にはいけない仕事だったんです。
    そんな仕事しか貰えなかったのはプロデューサーの力量不足と言われてしまえばそこまでですが…

    こうした日々の果てに社長は自分で命を絶ちました。
    決して弱い人じゃなかった。
    だって心が折れてしまうまで、あの人はずっとアイドル達のために闘ってたんだから。

    180 = 108 :

    >>178
    社長の十回忌って言ってるから…
    あれどういうことなんだろう

    181 = 6 :

    >>174

    美希15さい→765プロ買収、社長自殺

    美希20さい→765プロ復活

    美希25さい(今の時間軸)→社長の十回忌

    182 = 6 :

    ※第二部は一部の五年後からスタートしております。説明不足もうしわけありません

    美希「ねぇハニー、じゃあなんで社長の心は折れちゃったの?」

    「美希!?いつの間にここにきた?」

    春香「二、三分位前からですかね?」

    「んー話の感じから大体最初の方から、ですかね」

    律子「油断したわね…」

    千早「聞かれちゃまずい話何だったんですか?」

    「いや、別に隠す話じゃない。おまえたちも765プロのアイドルなんだから知る権利がある。」

    律子「そう、みんなには権利がある。知る権利が、ね」

    律子「社長の心が折れた理由、か。正直胸糞の悪い話よ。」

    律子「それでもいいなら聞かせてあげる」

    183 = 1 :

    体持つのかよお前は

    184 = 108 :

    >>181
    やっぱそうだよな!
    ということは小鳥さんは…ゴクリ

    185 = 24 :

    ミキとハニーが幸せならそれでいいの

    186 = 6 :

    黒井社長はね、本当は私たちに全く仕事を与えないつもりだったの。
    いくら頭を下げてもだめ。
    企画は絶対に通らない。
    ここらへんの話は前に伊織たちにはしたんだけどね。
    え?なんで美希には教えてくれなかったか、ですって。聞かれなかったからよ。
    人にいちいち言うような話しでもないし。

    プロデューサー殿は本当にしつこく食らいついたわ。
    それと同じくらい黒井社長も陰湿で執拗だったけどね。
    土下座や頭から飲み物をかけられるのは朝飯前。
    でも一番つらそうだったのは高木社長への侮辱を面と向かっていわれることだったわ。
    それでもプロデューサー殿はあなた達のために耐えていたわ。

    そしてあの日が来た。
    黒井社長はある日、私だけを呼び出したの。


    黒井社長「秋月君。私とビジネスをしよう。」

    黒井社長「取引をうけるのなら、君らのとこのダメアイドルに仕事をやらんでもない」

    黒井社長「もっともそれは君次第だがね。どうする?」

    187 = 1 :

    落ちたら責任取らんぞ

    188 = 6 :

    私は引き受けたわよ。
    アイドルのためっていうのはどちらかというと建て前。
    これ以上プロデューサー殿が疲弊して衰弱するところは見たくなかったっていうのが本音だったかな。

    どんな仕事か、ですって。
    はぁ~こんなことまで説明させないでよ、美希。
    あんたって本当にそういうの疎いんだから。
    枕営業よ、まくら営業!
    あれ、その顔、もしかして千早も察してなかったの?
    あんた達って本当に世間しらずという、なんというか…
    知らない男とたくさん寝たわ。あなた達を免罪符にしてね。
    それが正しいことだったか間違っていたのかは今でも分からない。
    未だに後悔がないと言えば嘘になるし。
    ただ、私の枕のおかげか961プロはいろんな分野に進出していったわ。
    まぁ、あなた達にそのリターンはほとんど無かったのが一番の悔いではあるわね
    そして961社長は私の仕事をプロデューサー殿にばらしたの。
    何も知らないプロデューサー殿にね。
    この人もなんだかんだでお人好しだから自分の誠意が黒井社長に通じたから仕事が増えたと思ってたわけ。

    189 :

    りっちゃんの仕事内容の詳しい描写まだぁ?!(チンチンチンチン

    190 = 6 :

    律子「はい、では少し休憩。小鳥さん、スコッチもらえるかしら」

    美希「律子…さん。美希っ…全然知らなくて…ぐすっ」

    千早「私も…その時結局自分のことしか考えてなくて…」

    春香「律子ざーん、ぞ、その、ありがどう…ぐすっ」

    律子「ちょっとあんた達、泣くことないじゃない」

    あずさ「律子さん…プロデューサーさんのことを愛してらしたんですね…」

    律子「ちょっ!?あずささん何を…」

    小鳥「とか言って律子さん耳まで真っ赤ですよ」ピヨ

    律子「お酒のせいです!小鳥さん、スコッチもういっぱい!並々とお願い」

    美希「ハニー、浮気はしちゃだめだけど、律子の気持ちにはちゃんと答えてあげなきゃ嫌なの」

    「いやぁ、それは無理でしょう…美希」

    「ゴホン、ゴホン…それじゃあ俺から続きをいいかな…」

    「俺に黒井社長がその話をしゃべっているとき、一部始終を聞いていた奴がいたんだ」

    191 = 6 :

    天ケ瀬冬馬。当時ジュピターのメンバーだった男だ。
    もっともいちいち紹介するまでもなく、おまえ等ももはやよく知っていると思うけどな。
    ちなみにこいつらも当時干されていたんだ。
    理由は、千早、春香、それから竜宮小町。ようするに765プロにオリコンで惨敗をきしたからだ。961プロは敗北を許さないからな。
    仕事の無心に社長室に来た冬馬はたまたま黒井社長の話を聞いた。
    しかも虐げられている相手は最近親しくなってきた新人プロデューサー。
    あいつは妙に義理堅いところがあってな。
    しかも熱血漢でもあったから黒井社長をぶん殴って、おまけに衝撃の事実を知って放心状態だった俺にも活をいれてくれたよ。

    ただ問題はそのあとなんだ。高木社長もこのことを知っていると勘違いしたあいつは、律子のやっていたことを高木社長に問い詰めて、おまけに黒井社長の俺に対する仕打ちまで暴露しちまった…

    別に誰が悪いわけでもない。その時、みんな自分が正しいと信じてやっていたことだからな。
    あ、黒井社長は悪いな、どう考えても。諸悪の根元だしなぁ。

    そして俺はその日の夜、社長に呼び出されたよ。

    193 = 6 :

    ~十年前、たるき亭~

    社長「…すまん」

    「何のことですか?」
    社長「私の力が足りないばかりに、アイドルを守れないばかりか部下をつらい目にあわせて…」
    「社長のせいじゃありません!俺にもっと力があれば律子だって…」
    社長「違う!君は優秀だ。」

    「もうやめましょう…これ以上は水掛け論になるだけですから」
    社長「…それもそうだなぁ。」

    それから社長は弱々しく笑いながら、765プロでの昔の思い出を懐かしそうに語っていたよ。
    そして一人一人のアイドルの、俺でも知らない癖や長所を語ってくれた。
    この子はこれが向いている。あの子は今後こういう才能が開花する。

    目の覚める思いだった。
    思えばその時社長はもう死ぬことを決めていたんだな。
    だからアイドルを俺に任せても大丈夫なよう、最後に色々教えてくれたんだと思う。

    「社長、飲み過ぎですよ。もうおしまいにしましょう」

    社長「これでおしまい…か。君は私が間違っていたと思うかね」

    「社長は正しいにきまってますよ。はいはい、それじゃあお勘定すませましょうね」

    社長「そうか…よし!おひらきにしようか」

    翌日社長は頸動脈を切って死んだよ。

    194 = 125 :

    首吊りじゃなくて頸動脈切るとかスゲェな

    195 = 189 :

    確実に死ねるからな。
    自殺のプロやで。

    196 = 6 :

    「俺が知っていることは全部話した」

    美希「社長さんはハニーに全てを託して逝ったんだね…」

    「あぁ…社長が最後に俺に教えてくれたことがなければ多分765プロは今のように大きくならなかったと思う」


    雪歩「でも961プロにいたまんまだとわたしたち、ステージにまた立てませんでしたよね。」

    「プロデューサーは社長が死んでから、すぐにやめたってことはやっぱりまだ何かありますよね」

    小鳥「ふふふ…真ちゃん鋭いわね」

    小鳥「社長はね、遺書を三枚遺していたの」

    小鳥「律子さん、プロデューサーさん、そして私にね」

    小鳥「あの遺書がなければ、わたしたちはしばらく抜け殻だったと思うわ」

    小鳥「社長はやっぱり最後まで社長だったの。ただプロデューサーさんには重い課題を遺しちゃったみたいだけどね」


    少し休憩します
    保守してくれたらありがたいです

    197 = 4 :

    全力で

    198 = 189 :

    社長はボーパルバニー保守

    199 :

    ほっしゅほっしゅ

    200 = 6 :

    事務員はね、事務所に一番はじめに来るの。
    事務員の嗜みよね。
    ただその日ばかりは様子が変で、事務所に行くと鍵がもう開いていたのよ。
    嫌な予感がしたわ。
    律子さんのことがあって昨日の今日だったしね。
    え!?何で私が律子さんのこと知っていたか、ですって。そりゃあ分かりますわよ。
    根拠?女の勘ですよ。
    うちの事務所の男性陣は鈍感だから気づかなかったみたいですけど。

    だからその日の前日に何かあったってことも私は何となく分かってたんですよ。
    はい、真ちゃん。怪訝な顔しないの。女の勘は絶対よ。

    本題に戻るわね。
    私が駆け寄った時、社長はまだ息があったの。だから私は急いで止血しようとしたわ。
    そしたら社長、虫の息なのに止血を拒んで…
    そして必死に私に何かを伝えようとしていたわ
    ただ、アイドルが動揺しないようにしてくれ、って何度も何度も。
    そしてね、最後の力を振り絞って遺書の入った引き出しを指差すと、にっこり笑って眠っていったわ…


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