私的良スレ書庫
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元スレP「社長の無念は俺が果たす」
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無気力で怠惰な日々のもつ慣性というものは恐ろしいもので、かつて自分がアイドルをやっていたことなど信じられない。
生活の時間割はバイトという形で、なんとか保たれていた。
美希「うん…もう夕方なの…そろそろ起きてバイトに行かないと」
気がつけばハニーがいなくなってからもう五年が過ぎていた。
思い出だけにすがって、ルーティーンをこなすだけ。
それが今の私、星井美希20歳の生活だった。
生活の時間割はバイトという形で、なんとか保たれていた。
美希「うん…もう夕方なの…そろそろ起きてバイトに行かないと」
気がつけばハニーがいなくなってからもう五年が過ぎていた。
思い出だけにすがって、ルーティーンをこなすだけ。
それが今の私、星井美希20歳の生活だった。
美希「いらっしゃっいませーなの」
深夜のコンビニ客は、水商売の男女が多い。
華やかな姿から苦労の垢が垣間見える彼らを私は嫌いにはなれなかった。
冬馬「あと…ハイライトメンソール一つ頼む」
美希「49番でよろしかったでしょうか?」
冬馬「あれ…どっかで見た顔だな…」
ホスト風の男は顔をしかめて私の顔を食い入るように見つめた。
私は、この男を知っていた。961プロのアイドル、天ケ瀬冬馬。
私の大好きなハニーがいなくなった原因の961プロ所属。それだけでも私が彼を嫌いな理由としては充分だった。
冬馬「やっと思い出した。お前、星井美希だろ?」
美希「…六百八十円になります」
冬馬「ちっ!無視かよ…お互い落ちぶれたもんだぜ!…あばよ!」
男は乱暴に小銭を投げ、肩を切りながら夜の町へと出て行った。
深夜のコンビニ客は、水商売の男女が多い。
華やかな姿から苦労の垢が垣間見える彼らを私は嫌いにはなれなかった。
冬馬「あと…ハイライトメンソール一つ頼む」
美希「49番でよろしかったでしょうか?」
冬馬「あれ…どっかで見た顔だな…」
ホスト風の男は顔をしかめて私の顔を食い入るように見つめた。
私は、この男を知っていた。961プロのアイドル、天ケ瀬冬馬。
私の大好きなハニーがいなくなった原因の961プロ所属。それだけでも私が彼を嫌いな理由としては充分だった。
冬馬「やっと思い出した。お前、星井美希だろ?」
美希「…六百八十円になります」
冬馬「ちっ!無視かよ…お互い落ちぶれたもんだぜ!…あばよ!」
男は乱暴に小銭を投げ、肩を切りながら夜の町へと出て行った。
バイトA「星井さん、そろそろ上がっていいよー」
美希「はーい。お疲れ様なのー」
美希「はぁ~外はもうすっかり寒いの。」
冬馬「よう…また会ったな。少し話があるんだ」
美希「美希には話したいことなんてないよ?バイバイ」
冬馬「あの糞プロデューサーの手掛かりについてでも、か?」
一瞬、鼓動が乱れた。
美希「ハニーは美希達を勝手においていなくなったの…そんな人のことなんて知らないの…」
冬馬「お前、あいつのこと好きじゃなかったのかよ?」
美希「いいからほっとくの!もうハニーのこと、思い出させないで…」
冬馬「ちっ…まぁいいぜ」
冬馬「ただ一つだけ言わせてくれ。あいつはおまえ等をおいて逃げたわけじゃねぇ。ずっと…闘ってたんだ」
冬馬「それだけ言いたかったんだ。まぁ気が変わったら、ここにいきな。あばよ」
そう言って、スナックのマッチ箱を私に投げて、男はまた去っていった。
美希「はーい。お疲れ様なのー」
美希「はぁ~外はもうすっかり寒いの。」
冬馬「よう…また会ったな。少し話があるんだ」
美希「美希には話したいことなんてないよ?バイバイ」
冬馬「あの糞プロデューサーの手掛かりについてでも、か?」
一瞬、鼓動が乱れた。
美希「ハニーは美希達を勝手においていなくなったの…そんな人のことなんて知らないの…」
冬馬「お前、あいつのこと好きじゃなかったのかよ?」
美希「いいからほっとくの!もうハニーのこと、思い出させないで…」
冬馬「ちっ…まぁいいぜ」
冬馬「ただ一つだけ言わせてくれ。あいつはおまえ等をおいて逃げたわけじゃねぇ。ずっと…闘ってたんだ」
冬馬「それだけ言いたかったんだ。まぁ気が変わったら、ここにいきな。あばよ」
そう言って、スナックのマッチ箱を私に投げて、男はまた去っていった。
頭がガンガンと痛む。
あの男が昨日あんな事をいうから、またハニーの夢を見た。
美希「ちょっと飲みすぎたの…今日が休みで助かったの…」
P「ごめんな…美希」
美希「何で謝るの、ハニー?」
P「いや、謝るのっていつでも出来ないからさ、今のうちに謝っておこうかなと」
美希「変なの、ハニーってば。」
美希「でもね、昔みたいにキラキラしたステージには立てないけど、ハニーはそばにいるから美希は今でも幸せ者だって思うな。」
P「美希…ありがとう…」
P「じゃあな、美希」
美希「…またあの夢なの。」
美希「ハニーのばかぁ…」
あの男が昨日あんな事をいうから、またハニーの夢を見た。
美希「ちょっと飲みすぎたの…今日が休みで助かったの…」
P「ごめんな…美希」
美希「何で謝るの、ハニー?」
P「いや、謝るのっていつでも出来ないからさ、今のうちに謝っておこうかなと」
美希「変なの、ハニーってば。」
美希「でもね、昔みたいにキラキラしたステージには立てないけど、ハニーはそばにいるから美希は今でも幸せ者だって思うな。」
P「美希…ありがとう…」
P「じゃあな、美希」
美希「…またあの夢なの。」
美希「ハニーのばかぁ…」
時計を見るともう九時を回っていた。アルコールはすっかり抜けていたが、空腹感がただでさえ沈んでいる気分を馬鹿にしているように思えた。
美希「コンビニに何か買いにいくの…」
木枯らしが吹きすさぶ冬の夜の風は冷たく身を刺して、私はついついポケットに手を入れた。
角張った箱が指に当たった。
あの男は、結局私に何を言いたかったんだろう。
深く考えずに、私はその箱を手にとった。
美希「…スナック バーディー?」
美希「コンビニに何か買いにいくの…」
木枯らしが吹きすさぶ冬の夜の風は冷たく身を刺して、私はついついポケットに手を入れた。
角張った箱が指に当たった。
あの男は、結局私に何を言いたかったんだろう。
深く考えずに、私はその箱を手にとった。
美希「…スナック バーディー?」
>>13
スレタイ詐欺w 新作だったか…貴音の活躍まだかな…
スレタイ詐欺w 新作だったか…貴音の活躍まだかな…
バーディの意味が小鳥と分かったのはコンビニへと続く横断歩道の前だった。
懐かしい、しかし私を苦しめている日々の思い出が蘇る。
迷った。
けれども冬の寒さの寂しさで、私は思い出にすがろうと思った。
小鳥(3X)「いらっしゃーい。あれ…もしかして美希ちゃん?」
美希「小鳥…久しぶりなの」
五年という月日の分だけ、小鳥はしっかりと老けていたけれども、かつての可憐さは健在だった。
変わっていないのは自分だけではないという安心を私は感じてしまった。
小鳥「積もる話がたくさんあるわね~今日はいつもより早くお店閉めちゃいましょうか」
小鳥「さーて、お店も閉めたし、二人でゆっくり飲みましょうか!」
美希「小鳥…今はスナックやってるんだね」
小鳥「えぇ…社長が自殺した後ね、遺言があって…」
美希「遺言?」
小鳥「女として一番綺麗な時を765プロの発展のために尽くしてくれたのにすまない」
小鳥「罪滅ぼしになるとは思わないが、このお金を新しい人生をやり直すきっかけにしてほしい、だって」
懐かしい、しかし私を苦しめている日々の思い出が蘇る。
迷った。
けれども冬の寒さの寂しさで、私は思い出にすがろうと思った。
小鳥(3X)「いらっしゃーい。あれ…もしかして美希ちゃん?」
美希「小鳥…久しぶりなの」
五年という月日の分だけ、小鳥はしっかりと老けていたけれども、かつての可憐さは健在だった。
変わっていないのは自分だけではないという安心を私は感じてしまった。
小鳥「積もる話がたくさんあるわね~今日はいつもより早くお店閉めちゃいましょうか」
小鳥「さーて、お店も閉めたし、二人でゆっくり飲みましょうか!」
美希「小鳥…今はスナックやってるんだね」
小鳥「えぇ…社長が自殺した後ね、遺言があって…」
美希「遺言?」
小鳥「女として一番綺麗な時を765プロの発展のために尽くしてくれたのにすまない」
小鳥「罪滅ぼしになるとは思わないが、このお金を新しい人生をやり直すきっかけにしてほしい、だって」
小鳥「とにかく私はそのお金を元手にこのお店をはじめたの」
小鳥「それで美希ちゃんは今までどう過ごして来たの?お姉さんに言ってみなさい!」
美希「お姉さんじゃなくてもうおばさんなの…」
小鳥「し、失礼ね!まだ二十代でも全然いけるんだから!」
美希「流石に無理があるの…」
小鳥「くぅー若さが嫉ましいわ!いいのよ!美希ちゃんも三十路なんてあっという間なんだから!」
小鳥「それで美希ちゃんは今までどう過ごして来たの?お姉さんに言ってみなさい!」
美希「お姉さんじゃなくてもうおばさんなの…」
小鳥「し、失礼ね!まだ二十代でも全然いけるんだから!」
美希「流石に無理があるの…」
小鳥「くぅー若さが嫉ましいわ!いいのよ!美希ちゃんも三十路なんてあっという間なんだから!」
それから私は、この五年間のことをぽつり、ぽつりと話した。
かつてのファンがストーカーになって何度も引っ越したこと。
無気力な高校生活をへて、中堅の女子大にいったものの大学にはろくに行かずにフリーターのような生活をしていること。
アイドル仲間とはいつの間にか疎遠になったこと。
そして…ハニーのことを今でも好きなのか憎んでいるのかわからないこと。
小鳥は何も反論せず、こちらのいうことを飲み込むように、時折相槌を打ちながら聞いてくれた。
小鳥「そう…それで一番大切なことを聞くけど、美希ちゃんはこれからどうしたい?」
美希「そ、そんなの分かんないの!」
かつてのファンがストーカーになって何度も引っ越したこと。
無気力な高校生活をへて、中堅の女子大にいったものの大学にはろくに行かずにフリーターのような生活をしていること。
アイドル仲間とはいつの間にか疎遠になったこと。
そして…ハニーのことを今でも好きなのか憎んでいるのかわからないこと。
小鳥は何も反論せず、こちらのいうことを飲み込むように、時折相槌を打ちながら聞いてくれた。
小鳥「そう…それで一番大切なことを聞くけど、美希ちゃんはこれからどうしたい?」
美希「そ、そんなの分かんないの!」
>>27
散々新作だっつってんだろいい加減にしろ!
散々新作だっつってんだろいい加減にしろ!
小鳥「じゃあ聞くわね。美希ちゃんはプロデューサーさんにあいたい?」
美希「…それもわかんないの」
小鳥「そうね。今の美希ちゃんにプロデューサーさんに会う資格はないわね」
美希「それってどういう意味?小鳥」
小鳥「美希ちゃんがこれからどうしたいか分かったら教えてあげる。」
小鳥「ウフフ。実はね、ここに来たのは765プロで美希ちゃんが最後なの」
美希「他のみんなもここに来たの?」
小鳥「ええ、そうですとも。それでね、美希ちゃん」
小鳥「昔のみんなが今頑張っているところを見れば、今の美希ちゃんには何かのヒントになると思うの」
小鳥「これがみんなの連絡先よ。」
そういって小鳥はまるで準備していたように一枚の紙切れを私にくれた。
美希「今更みんなにどんな顔して会えばいいのか分かんないの…」
小鳥「プロデューサーさんがよくいってたわ。美希ちゃんはマイペースでスロースターターだけれども火がつけばピカイチだって」
美希「ハニーが…?」
小鳥「迷ったらいつでもここにきなさい。話なら何だって聞いてあげるんだから」
小鳥はそう言って優しく微笑むと、芋焼酎のロックを一気にあおって机に突っ伏した。
美希「…それもわかんないの」
小鳥「そうね。今の美希ちゃんにプロデューサーさんに会う資格はないわね」
美希「それってどういう意味?小鳥」
小鳥「美希ちゃんがこれからどうしたいか分かったら教えてあげる。」
小鳥「ウフフ。実はね、ここに来たのは765プロで美希ちゃんが最後なの」
美希「他のみんなもここに来たの?」
小鳥「ええ、そうですとも。それでね、美希ちゃん」
小鳥「昔のみんなが今頑張っているところを見れば、今の美希ちゃんには何かのヒントになると思うの」
小鳥「これがみんなの連絡先よ。」
そういって小鳥はまるで準備していたように一枚の紙切れを私にくれた。
美希「今更みんなにどんな顔して会えばいいのか分かんないの…」
小鳥「プロデューサーさんがよくいってたわ。美希ちゃんはマイペースでスロースターターだけれども火がつけばピカイチだって」
美希「ハニーが…?」
小鳥「迷ったらいつでもここにきなさい。話なら何だって聞いてあげるんだから」
小鳥はそう言って優しく微笑むと、芋焼酎のロックを一気にあおって机に突っ伏した。
~千早編~
千早「あの人がいなくなってからもう五年か…」
私を一流の歌手に育てるまで見捨てないと約束してくれたのに、あの人は何も言わずに消えてしまった。
小鳥「プロデューサーさんは必ず戻ってくるわよ」
確信に満ちた笑みを浮かべて、音無さんは私にそういってくれた。
その言葉と、プロデューサーとの約束だけを胸に私は今日も歌っている。
そこが場末の酒場でも、路上であっても。
千早「あの人がいなくなってからもう五年か…」
私を一流の歌手に育てるまで見捨てないと約束してくれたのに、あの人は何も言わずに消えてしまった。
小鳥「プロデューサーさんは必ず戻ってくるわよ」
確信に満ちた笑みを浮かべて、音無さんは私にそういってくれた。
その言葉と、プロデューサーとの約束だけを胸に私は今日も歌っている。
そこが場末の酒場でも、路上であっても。
オーナー「千早ちゃーん。出番だよー」
千早「今、いきまーす」
秋月さんの紹介で入ったこの酒場はお客さんの品もよく、私は歌だけに専念できた。
常連の方々は皆、年かさだけれども、彼らのリクエストのおかげで、ジャズやブルース、フォークソング、とあらゆるジャンルに挑戦することができた。
ただ今日は明らかに場違いな客がいた。
顔には見覚えがあった。
千早(もしかして…美希?)
千早(でも黒髪だし、勘違いかしら)
千早(いけない!歌に集中しなくちゃ!)
千早「ありがとうございました」
常連A「千早ちゃん今日もよかったよ!」
常連B「この前の最デビューの話、断っちゃったんだって?」
千早「はい…勿体無い話ですけれども」
美希「千早さん…まだ歌ってるんだね」
千早「今、いきまーす」
秋月さんの紹介で入ったこの酒場はお客さんの品もよく、私は歌だけに専念できた。
常連の方々は皆、年かさだけれども、彼らのリクエストのおかげで、ジャズやブルース、フォークソング、とあらゆるジャンルに挑戦することができた。
ただ今日は明らかに場違いな客がいた。
顔には見覚えがあった。
千早(もしかして…美希?)
千早(でも黒髪だし、勘違いかしら)
千早(いけない!歌に集中しなくちゃ!)
千早「ありがとうございました」
常連A「千早ちゃん今日もよかったよ!」
常連B「この前の最デビューの話、断っちゃったんだって?」
千早「はい…勿体無い話ですけれども」
美希「千早さん…まだ歌ってるんだね」
千早「やっぱり美希だったのね」
常連C「おやおやお友達かい。千早ちゃんは歌が上手だろう?」
美希「うん…千早さんは昔から歌がほんとに上手で…頑張り屋さんで…」
美希は顔をぐしゃぐしゃにしてむせび泣きながら、なんとかそれだけを言った。
オーナーの粋な計らいで店を早く上がれた私は、美希から事の顛末を聞いた。
美希は相変わらず泣きじゃくっていて、話はなかなか要領を得なかったけれど。
千早「それで私のところにきたのね、美希」
美希「千早さんは…えっぐ、今も昔みたいにがんばってるのに…ぐすっ、美希この五年間何もやんなくて…」
千早「うん、うん」
美希「そしたらなんかなさけなくなって…ねぇ千早さんはなんでそんなに頑張れるの?」
千早「それは…約束があるから…」
そう、約束。961プロに買収されて、閑職に追いやらても、私を一流の歌手にするために奮闘してくれたあの人との大事な約束。
結局765プロのアイドルは飼い殺しにされて日の目をみることはなかったけれど。
常連C「おやおやお友達かい。千早ちゃんは歌が上手だろう?」
美希「うん…千早さんは昔から歌がほんとに上手で…頑張り屋さんで…」
美希は顔をぐしゃぐしゃにしてむせび泣きながら、なんとかそれだけを言った。
オーナーの粋な計らいで店を早く上がれた私は、美希から事の顛末を聞いた。
美希は相変わらず泣きじゃくっていて、話はなかなか要領を得なかったけれど。
千早「それで私のところにきたのね、美希」
美希「千早さんは…えっぐ、今も昔みたいにがんばってるのに…ぐすっ、美希この五年間何もやんなくて…」
千早「うん、うん」
美希「そしたらなんかなさけなくなって…ねぇ千早さんはなんでそんなに頑張れるの?」
千早「それは…約束があるから…」
そう、約束。961プロに買収されて、閑職に追いやらても、私を一流の歌手にするために奮闘してくれたあの人との大事な約束。
結局765プロのアイドルは飼い殺しにされて日の目をみることはなかったけれど。
書きため終了
ここから即興で15分くらい間隔で投下
すみませんすみませんすみません
ここから即興で15分くらい間隔で投下
すみませんすみませんすみません
美希「約束って…?」
千早「プロデューサーは必ず戻ってくるってこと」
美希「ハニーは美希達を置いて逃げだの…」
千早「プロデューサーはね、ずっと闘ってたのよ、美希。」
美希「そんなの嘘なの。765プロがなくなって、美希達はお仕事なんて一回もなかったの」
千早「違うわ…プロデューサーは私達に仕事を回すように何度も上に掛け合って…」
千早「回ってこないなら自分で仕事を取ってこようと足を棒にして…」
美希「そんなこと知ってるの…美希はハニーの一番そばにいたんだから」
千早「だったらなんでプロデューサーが逃げたなんていうの!?」
美希「ただ…そばに居てくれるだけでよかったのに…」
消え入りそうな声でそうつぶやくと、美希はまたうつむいて泣いてしまった。
美希「ハニー…どこにいるの…早く帰ってきて…」
千早「美希…」
縋るもののない美希に、私は何もかける言葉を持たなかった。
ただただ必ず戻ってくると、何の確証のない空虚な言葉以外には。
千早「プロデューサーは必ず戻ってくるってこと」
美希「ハニーは美希達を置いて逃げだの…」
千早「プロデューサーはね、ずっと闘ってたのよ、美希。」
美希「そんなの嘘なの。765プロがなくなって、美希達はお仕事なんて一回もなかったの」
千早「違うわ…プロデューサーは私達に仕事を回すように何度も上に掛け合って…」
千早「回ってこないなら自分で仕事を取ってこようと足を棒にして…」
美希「そんなこと知ってるの…美希はハニーの一番そばにいたんだから」
千早「だったらなんでプロデューサーが逃げたなんていうの!?」
美希「ただ…そばに居てくれるだけでよかったのに…」
消え入りそうな声でそうつぶやくと、美希はまたうつむいて泣いてしまった。
美希「ハニー…どこにいるの…早く帰ってきて…」
千早「美希…」
縋るもののない美希に、私は何もかける言葉を持たなかった。
ただただ必ず戻ってくると、何の確証のない空虚な言葉以外には。
>>47
ちょっと顔貸してくんねーか??
ちょっと顔貸してくんねーか??
>>47
屋上
屋上
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