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    元スレ魔王「勇者を育成・・・・・・」

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    みんなの評価 : ★★
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    402 = 258 :

    これはまずい

    403 = 1 :


    魔王「ぐははははははははっ、何だ何だ左腕がボロボロになっただけだろう!」

    魔王「軟弱だ・・・・・・軟弱だな。 他の魔王が連れてきた奴はもう少し手応えがあったぞ」

    勇者「ぅ、うう・・・・・・魔王、さん・・・・・・」

    魔王「魔王を呼んでどうする!? 私に逆らったものは数多の魔王の中で5人のみ」

    魔王「それでも、私に攻撃した者等いない! 何故なら負けるからだ。 魔王は自分の為に力を使う」

    魔王「負けるしかない行為に力を使うことを奴らはしない。 何故なら自分が世界において中心で一番だからだ!」

    勇者「魔王さんを・・・・・・馬鹿にするな・・・・・・っ!」チャキ

    魔王「ほう・・・・・・。 なら、確かめてみるか。 呼んでやろう。こうすれば直ぐに起きる」キィン

    404 = 1 :

    側近「魔王殿・・・・・・何故、目覚められないのか・・・・・・」キッ グチグチ

    魔王「ッ!! ぅあ、ガ、ぐぅ・・・・・・!! う、ぐぅ・・・・・・ぁあ!!」バサッ

    側近「は、魔王殿!!」

    魔王「っ、大魔王め・・・気絶している間に脳をコントロールされた。呼ばれている、行かねば・・・・・・」ギチギチ

    側近「な、なんという・・・・・・はっ、女勇者は!? 女勇者は無事なのですか!?」

    魔王「分からぬ。 だから、早く行かねば・・・・・・。 鎧と剣を・・・・・・」

    側近「止めても、行かれますか・・・・・・」

    魔王「行く。 それに、行って欲しそうな顔をしているぞ、側近」

    側近「私も・・・・・・行きまする!」

    魔王「来るな。 来ることは許さぬ」

    側近「何故!? ・・・・・・んむっ」

    魔王「ん・・・・・・愛して、いるからだ。 お前は惜しい」

    側近「・・・・・・・・・わ、分かり、ました。 どうか、どうか、ご無事で・・・・・・!」

    406 = 258 :

    魔王…帰ってこいよ…

    407 = 1 :


    魔王「ふむ、なかなか来ないな。 空間を挟むと命令に中々手こずる」

    勇者「な、何をしているんですか・・・・・魔王さんに・・・・・・!」

    魔王「黙っていろ」

    勇者「や、やめろぉぉっ!!」

    魔王「・・・・・・」バキッ

    勇者「が・・・・・っ・・・・・・ぅう・・・・・」

    魔王「煩いぞ、小娘。 私はな、この余興にも厭きたのだ。 人間を苦痛に晒すのも厭きた」

    魔王「強くしてこいと言ったのに・・・・・・こんな小娘を寄越すとは。 面白くない」

    魔王「ならば、次はなんだろう、そうだ! お前の信頼している魔王を苦痛に歪ませればもしかしたら・・・・・・」

    魔王「だから、魔王がついてからゆっくり殺す。 あまり喚いていると、更に傷を増やすがいいのか?」

    勇者「う、うう、うぅぅぅ・・・・・・魔王、ひゃん、きちゃ、だめ・・・・・・」

    408 = 258 :

    ひゃん

    パンツは逃げ出した

    409 = 332 :

    パンツは逃走に失敗した。。。

    410 = 75 :

    >>408
    しかし回り込まれてしまった

    411 = 1 :


    魔王「・・・おい、小娘、黙れといったのが聞こえないのか? 犯されたいのか? ん?」ギリギリ

    魔王「やめろ」

    勇者「ぁ・・・・・・ぁ・・・・・・何で、来たんでうか・・・・・・」

    魔王「・・・・・・お前が、大事だからだ。 女勇者」

    魔王「・・・・・・大事? 勇者を? 魔王が?」

    魔王「・・・・・・ぐ、ふふはははははははっ、あああああっひぃいいいいっひっひっ、あはははははっ!!!」

    魔王「くく、貴様の父親は馬鹿だった、私に歯向かって死んだ! 蛙の子は蛙。貴様も馬鹿だ! ははっ」

    魔王「そうだ、な」

    魔王「魔王よ、魔王の在り方を言ってみろ」

    魔王「・・・・・・自分の為に力を使い、その力にある、やるべき事を放棄する者」

    魔王「そうだ、暴虐! ただただ暴れ狂う事が魔王たる絶対条件だ! お前は魔王ではない!!」

    412 = 1 :


    魔王「・・・・・・娘を、離せ」

    魔王「おうおう離してやるとも、ほら」ブン

    魔王「っと。 ・・・・・・お前、左腕が・・・・・・」トサッ

    勇者「へ、へへ、顔も、酷いことになってるんじゃないでうか・・・・・・・?」

    魔王「・・・・・・いや、涙で、光っていて、とても綺麗な顔だ」

    勇者「う・・・・・・魔王さん、口が上手いんでうね・・・・・」

    魔王「ふ、本心だ。 今は、体を休めておけ。 奴の動きを止めた時、その時お前の出番が来る」

    勇者「一緒に戦ってくれるんでえうか? 勇者の私と・・・・・・」

    魔王「関係ない。 お前こそ魔王の私と戦おうとしてくれている」

    勇者「へ、へへ、王子様みたいに、きてくれて、ほんとは、凄いうれひい、でう」

    魔王「っ! ああ、ああ! 見ていてくれ、これが私の、魔王としての、在り方だ!!」

    413 = 258 :

    魔王!!俺のパンツをつかえ!!!

    414 :

    俺はマグナムで援護射撃するぜ!

    415 :

    俺のステテコも使っていいぞ!

    416 :

    >>414
    水鉄砲如きが無茶しやがって

    417 = 107 :

    俺のパンツも使ってくれ!

    418 :

    何だかんだ言っても、やっぱ魔王は死ぬべきだよな

    419 :

    俺のボクサーブリーフも!

    420 = 1 :


    魔王「・・・・・・ほーう。 戦うのか、余と。 脳に蟲を入れられたまま?」

    魔王「そうだ」

    魔王「・・・・・・面白いな。 いいだろう。剣鬼の息子、どれ程の手並みか拝見」

    魔王「蟲は使わないでいいのか?」

    魔王「使うほどでもない」

    魔王「・・・・・・負けるぞ、大魔王よ」

    魔王「! ・・・・・・く、くくくく、やってみたまえ」

    魔王「参るッ!!」

    魔王「鈍い、鈍い! ぬぅん!」

    魔王(私の武器は剣。 奴は拳。 しかし、全力の剣が片手で弾かれるとは・・・・・・!)

    421 = 285 :

    大魔王も魔法とかじゃなくて肉弾戦なんだ

    422 = 400 :

    刻印蟲か

    423 = 258 :

    くそっ俺のパンツはまだかよ!!

    424 = 1 :


    魔王「ぬ・・・・・・くそお、ッ!!」

    魔王「・・・・・・」

    魔王(負けられぬ。 私を慕ってくれた女勇者が見ているのだ。なんとしても・・・・・・)

    魔王「むぅん!!」ドゴァッ

    魔王「ぎ・・・・・・っ!!」

    魔王(なんと強い拳・・・・・・っ。 まともに喰らえば・・・・・・一撃で、死ぬ)

    魔王「ほら、どうした。 まだまだいけるだろう?」

    魔王「っ、ああ・・・・・・まだまだ」

    勇者「魔王、さ、ん・・・・・っ!」

    魔王(!! そうだ、まだ、やれるっ・・・・・! 意思を・・・・・・!)

    425 = 1 :


    魔王「がは、っ・・・・・・」

    魔王「おい、弱いな」ドゴッ

    魔王「ぐっ・・・・・・!」

    魔王「父親の方がまだ強かったぞ、自分を知っていた。 お前はなんだ」

    魔王「魔王として生きればよかったのだ。 そうすれば余を超えたかもしれんのに」

    魔王「・・・魔王のあり方を、誰が決めた。 貴様らの決めた魔王の条件。 それは歯止めだ」

    魔王「何・・・・・?」

    魔王「私は、命が最も輝く瞬間を何度も見た。 ・・・・・・それは勇者という人間だった」

    魔王「その者は、強靭な意志の力で逆境を跳ね返し、勝利を掴んで来た者だ・・・・・・」

    魔王「責任は力を制御するものではない。 力を更に大きく変えるものだったのだ・・・・・・ッ!」ガキィン

    426 = 131 :

    さる回避

    427 = 1 :


    魔王(!? ・・・・・・何だ、力が・・・・・・)

    魔王「意思とは、素晴しい。 この剣に意思を乗せるだけで、威力が数倍に跳ね上がる」ギリギリ

    魔王「ぬ・・・・・・ぐ・・・・・・!」ギリギリ

    魔王「私は自分の力の責任を知ったぞ! ここで、貴様を殺すのだ・・・・・・ッ!」

    魔王「く、くくくっ・・・・・・やってみろ・・・・・・!」ヒュ

    魔王「ふっ!」ド

    魔王(剣戟のスピードが、上がっている。 威力も! 先程まで、片手で弾けたのに・・・・・・!」)

    魔王(馬鹿な、先程と何が変わったというのだ。 何故身体能力が上がる!?)

    428 = 131 :

    さる回避

    432 = 1 :


    魔王「どうした、はっ、はあっ、蟲は、使わないのか・・・・・・?」シュ

    魔王「! ぬ、黙れッ、いい気になるな!!」キン

    魔王「ふ、ならば・・・・・・ッ!」スッ

    魔王(!! 急激な加速ッ・・・・・・不味い! 左腕を・・・・・・避けられぬッ・・・・・・!)ズン

    魔王「ぐっ・・・・・・!! っふふ、だが、惜しいかな、私の勝ちだッ!」ドボォッ

    魔王「!! かっ・・・・・・は・・・・・・っ・・・・・・・!」ブシャッ・・・ カラン

    魔王「ふ・・・・・・よくぞ余の左腕を・・・・・・だが、私はお前の腹に風穴を開けたっ!!」

    魔王「く、かはっ・・・・・・・」ブシャッ ボタボタ

    433 = 258 :

    まだ不利すぐる
    しかも大魔王はまだ変身していない

    434 :

    大魔王は変身しないといけない決まりでもあるのか

    435 = 414 :

    ああ!
    このパンツで止血しなきゃ!

    436 :

    やっと追いついたわ
    私怨

    437 = 88 :

    この戦いが終わったらみんなで入浴するんだっ!

    438 = 1 :


    魔王「所詮、その程度、だ。 生まれた時から、力の限度は決まっている」

    魔王「その力を最大限使うために、責任を放棄するのだ。 魔王とはそうしたものだ」

    魔王「意思の力? そんな不安定なものに頼るから、貴様は今、貫かれている。結局勝てぬのだ」

    魔王「さ、て、そ、れは・・・・・・どうかな」ガシッ

    魔王「!? 腕を」ギチギチ

    魔王「意思の、力の・・・本領発揮は・・・・・・これからだ・・・・・・っ!」

    魔王(なんだ・・・・・・この力は・・・・・・ッ!? 引き抜けぬ・・・・・・ッ!)

    魔王「後は、頼む・・・・・・女、勇者、よ・・・・・・」

    勇者「っ・・・・・・はいッ!!」

    魔王(っ、な・・・・・・!? 何時の間に後ろに・・・・・・ッ!?)

    439 = 1 :


    魔王「左、腕が、ぼろぼろだ、な。 それでは威力は、出ないっ・・・・・・! 剣に、意思を、乗せろ・・・・・・ッ」

    魔王「そし、て、私、ごと・・・・・・斬れ・・・・・・ッ!!」

    勇者「!! っそ、それは・・・・・・魔王さんが巻き込まれ・・・・・・!」

    魔王「教えた、だろう。 迷いは、時間を、奪う・・・・・・! 時間は、無い・・・・・・ッ」

    勇者「で、でも・・・・・・っ!」

    魔王「・・・・・・お前が、振るうは、虚空・・・・・・! 殺すのは、震える、空気。 私では、無い」

    勇者「・・・・・・!!」

    魔王「目を、瞑れ・・・! 呼吸を、整えろ・・・・・」

    勇者「すぅーーーーっ・・・・・・」

    魔王「何だ、何をしている・・・・・・離せ!!」キィン

    魔王「ぐあっ!! ぅぐぅああっ・・・・・・・か、はっ、はっ・・・・・・」ギチギチ

    魔王「何故だ! 蟲に、何故、耐えられる、何故離さぬ!!」

    魔王「私の、責任、だ。 貴様を、離しは、しない・・・・・・!」

    440 :

    もうそろそろ終わりか

    441 = 1 :


    勇者「ふぅーーーっ・・・・・・すぅ・・・・・・」チャキ

    魔王「最後、だ。 お前が、込める、意思は・・・・・・?」

    勇者「魔王さん。 ・・・・・・好き・・・・・・です・・・・・・」

    魔王「な・・・・・・」

    魔王「・・・・・・ふ。 馬鹿者、早く振れ」

    勇者「ーーーーーーーーっ!! うあああああああああああッ!!!!」カッ


    魔王(そうか・・・・・・あの剣見たことあると思えば・・・・・・魔王の母の剣か)

    魔王(あの剣は、痛かった・・・・・・夫への愛が何だの叫んで・・・・・・)

    魔王(まさかな、やめろ、私は大魔王だぞ・・・・・・! そんな意思なぞ・・・・・・)

    魔王(いや・・・・・・もういい、最後に楽しめた・・・・・・この感覚は、厭きない、な)

    魔王(・・・・・・・・・・・・)

    442 = 258 :

    俺はそっとパンツを握り締めた

    443 = 414 :

    「アッーーーーーーーーーーー!!!」

    444 = 353 :

    >>443
    なんでだよw

    445 :

    変わらず騎士って呼んでほしかったなぁ

    446 :

    そして眠りにつくのであった

    447 = 200 :

    >>443
    大魔王を支配してた悪の心乙

    448 = 373 :

    >>444
    うしろから
    剣を
    振るう!!!!!!!!!

    449 = 1 :


    魔王「・・・・・・」シュウウウ

    勇者「っ、はぁ、はぁ、はぁ・・・・・・! 魔王さん!?」ダッ

    魔王「・・・・・・」

    勇者「魔王さんっ! やだっ、やだよ・・・・・・!」

    魔王「ふ・・・・・・あまり、耳元で、叫ぶな・・・・・・」

    勇者「ああっ! よ、良かった、良かった、ぐす・・・・・・でも、なんで・・・・・」

    魔王「・・・効いた、ぞ、お前の、愛。 私の体を、剣がすり抜けた・・・・・・」

    魔王「お前に、託した剣は、意思の、力を・・・何倍も、強弱させる」

    魔王「つまり、お前の剣は、奴にとっては、最強の剣。 私に、とっては最弱の剣、と、いう訳だ・・・」

    勇者「あっ・・・・・・え、えへへ、な、なんだか照れますね・・・・・・!」

    魔王「ふ、ふふ、そうだな・・・・・・だが、お蔭で、気持ちよく逝ける・・・・・・」

    450 = 131 :

    ああ…あああ…


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