元スレQB「さぁ、僕を拾うがいい!それが君の運命だ!!」
SS覧 / PC版 /みんなの評価 : ★★
1 :
QB「今日も一日天気がいいようだね」
QB「早速魔法少女量産してこようかな」
きゃっきゃっ
QB「お、ちょうどいい具合に素質のありそうな中高生らしき少女達がいる」
QB「早速勧誘だ」
2 :
保健所「害獣駆除にきましたー」
4 = 1 :
スタスタスタ
QB「ねえ、君達」
少女A「?」
少女B「あんた何かしゃべった?」
少女A「ううん、何も?」
QB「僕と契約して、魔法少女になって欲しいんだ!」
少女A「なっ」
少女B「しゃべった!?」
QB「契約してくれたらどんな願いでも…」
少女A「に、逃げよ!何か変だよこの生き物」
少女B「気持ち悪い!」
ダッ
QB「…」
QB「最近の子はシャイなんだね」
5 = 1 :
QB「仕方ない、次のターゲットにしよう」
QB「あの子が良さそうだ」
すたすたすた
QB「ねえ、君、僕と契約して魔法しょ…」
不良少女「あ``あ``?」
QB「っしょっしょうじょうじ、しょうじょうじの庭は…」
不良少女「きめえ猫だな、このっ」
ゲシッ
QB「きゅっぷい」
QB「…」
QB「彼女はもうすでに魔女のようだ、勧誘しても無駄だね」
6 :
まどかマギカの少女達は純真すぎるよなぁ
もっとスレてるもんだと思う
7 = 1 :
QB「それにしても、最近の少女達はしゃべる動物を見ただけで驚くとは」
QB「まぁ、感情のない僕には考えが及ばないけどね」
QB「しかし、このままではエントロピーが不足する」
QB「…」
QB「ん?あれは?」
子供「いぬさんかわいそう」
母親「まだ子犬なのに、捨てるなんてひどいわね…」
子供「ねえ、この子飼っちゃ駄目?」
母親「いけませ…」
スッ
8 :
べえさん頑張れ
9 = 1 :
父親「まぁまて、なぁ、この子犬ははちゃんとした生き物なんだ」
父親「飼うということはその命を預かることになる」
父親「お前はちゃんと子のこの命を守ることができるかい?」
子供「うん!」
父親「ちゃんと毎日面倒見てやれるかい?」
子供「うん!」
父親「よし、それじゃあこの子は今日から家族の一員だ!」
子供「わーい!」
母親「まったく、あなたは甘いんだから…」
QB「…」
QB「いい方法があったじゃないか」
10 = 1 :
きゅっきゅっ
ぺた
QB「これでよし」
ダンボール『誰か拾ってください』
QB「まずは第一印象が大事だね!」
QB「こうやってダンボールの中に入って…」
QB「この僕を可愛らしい子猫と勘違いさせて、拾わせよう」
QB「そして、あとからじっくり契約を迫るとしよう」
QB「これなら確実に契約ができるね」
QB「可愛らしいなき声でなけば少女達の心もエントロピーだ!」
QB「っと、早速誰か来たようだ…」
11 = 1 :
???「ふんふふ~ん♪」
???「今日がたいやき5枚100円のサービスデーだったなんてな!」
???「やっぱたいやきは最高だな」モグモグ
QB「あれは…なんだ、杏子じゃないか」
QB「…まぁいい、この僕の愛らしい魔眼の被験者になってもらうとするか」
12 :
きゅっぷいきゅっぷい
13 = 1 :
杏子「ん?何か落ちてる」
QB(今だ!)
QB「きゅう~ん」(きらきら)
杏子(ドキッ)
杏子(な、何だこの胸の高鳴りはっ…)
杏子(め、目が離せない)
杏子(懐かしいような、そして切ないような)
杏子(どうしても吸い込まれてしまう)
QB(もう一押しだな)
QB「きゅうんきゅう~ん」
杏子(!?)
QB(完璧だ!)
QB(どうする?杏子~?)
14 = 1 :
杏子「だぁぁ、我慢できねえ!」
バッ
QB(来た!ここで僕を抱きしめるに違いな…)
ぎゅうううう
QB「!?」
QB(え?)
QB(何でダンボールの中に入ってきてるの?)
杏子「は~、落ち着くなぁ」
杏子「昔を思い出すなぁ、教会が駄目になってから、時々こうやってダンボールハウスに入ってたっけ」
QB「ちょっ、杏子。狭いから出て行ってくれないか?」
杏子「は~。おいQB、こんな落ち着く場所一人でぶんどってるんじゃねえぞ」
QB「わけがわからないよ」
16 = 1 :
QB(まずい、このままではただ遊んでいるようにしか見えないじゃないか!)
QB(何で杏子はこんなことを…ハッ)
QB(そうか、この僕と『捨て猫勝負』を仕掛けてきたわけだな)
QB(さすが負けず嫌いの杏子。だが、この僕に勝てるわけが無いじゃないか)
QB(この僕が先に拾われていく様を見せ付けて、絶望に陥れてあげるよ)
QB(杏子はきっと魔女になる)
QB(エントロピーもゲットできて一石二鳥じゃないか…)
杏子「…腹へったなぁ…」
QB(余裕でいられるのも今のうちだよ)
杏子「なぁQB、何か食べ物ねーか?」
QB(次に少女が来たときが、君の最期だ)
杏子(…はぁ…)
17 :
こいつらかわいいな
18 = 1 :
~30分経過~
QB(なかなか誰も来ないな…おや?あれは…)
???「一人は~なんだか寂しいね♪」
???「だから友達~友達~♪」
QB(巴マミ!少しは話がわかる子が来たようだね!)
QB(日頃から過ごした時間の差、まさか卑怯とは言うまいね?杏子!)
19 = 1 :
マミ「あら?あれは…」
QB「きゅ~ん」キラキラ
マミ「「ドキッ///」」
マミ(あ、あれは!)
マミ(か、可愛すぎる…、え?ひ、拾って帰っていいのかしら)
QB(動揺してるな、マミ。もう一押しかな?)
杏子(お腹すいたなー)ボーッ
QB「きゅーん きゅーん…」
マミ「あああああ」
ガバッ
QB(釣れた!これで僕を抱きかかえて連れて帰るのは確実だ)
20 = 6 :
虚淵さん・・・
VIPでスレたててないで原稿あげて下さいよ・・・
21 = 1 :
ガシッ
QB「…え?」
マミ「はいはい、佐倉さん。マミお姉さんが拾ってあげますからね?」
杏子「マミ!お腹すいた!ケーキ!お菓子!」
マミ「ええ、家に帰ったらいっぱい食べさせてあげるわ!」
マミ「こんな可愛い女の子をお持ち帰りだなんて、頭がフットーしそうだわ!」
QB「…」ぽつーん
QB「…」
QB「…」シーン
QB「巴マミ…、君には失望したよ」
QB「こうなってしまっては仕方ないね」
QB「君がひそかに書き溜めている『ティロッ!マミの必殺技大全集!』は前頁コピーしたのちに学校内の全掲示板に貼り付けさせてもらうとするよ」
QB「当然だよね!」
22 :
>>20
劇場版の資料が流出したら今度こそヤバいな
23 = 1 :
~30分後~
QB「さて、イレギュラーはあったけど、捨て猫作戦続行だ」
QB「早く未契約者の少女が来ないかな…ん?」
???「ブツブツブツ」
QB「…美樹さやかか」
QB「この際もう誰でもよくなってきたね」
QB「程よく負のオーラが出ているようだ」
QB「傷心の子にこの手を使うのは卑怯だが仕方がない、一気に拾わせてあげるよ」
24 = 1 :
さやか「仁美のやつ…抜け駆けしやがって…許さない…ぶつぶつ」
QB「きゅ~ん」
QB「さやか!僕をひろって…」
さやか「あー、とりあえず何でもいいから切りたい気分だわー」
QB「!?」
ズズズズズ
QB(ソウルジェムの濁りが激しい…)
QB(多分あとちょっとで魔女化しそうだ…)
QB(あれ?危なくないかな?これは…)
QB「NO THANK YOU」
さやか「ワタシモステネコニナレバキョウスケニヒロッテモラエルンダネ」
ぎゅうううう
QB「きゅっぷいっ」
QB(ちょっと、こっちに入ってこないで…目つき危ない)
QB(た、助けて…、 助けて…)
25 = 1 :
???「泣きながら~歩く~」
QB「!?」
???「一人ぼっちの夜~」
QB(マミ!戻ってきてくれたのか!)
QB(ごめんよマミ!僕が誤解していた!君はとても心優しい少女だったんだ!)
QB『マミ、助けて!助けて!』(テレパシー)
マミ「!あ、あれはっ!?」
さやか「ア``?」
QB(バーサーカーモードのさやかと可愛らしい僕、比較してどちらを拾うかなんて一目瞭然だよね!)
QB(仮にさやかの魔女化という事実を見て絶望してもらっても、エントロピーは手に入る!)
QB(完璧じゃないかっ)
26 = 1 :
マミ「ジーッ」
QB「きゅ~ん」
さやか「ブツブツブツ」
ガシッ
さやか「!」
QB「?」
マミ「美樹さん…こんなにおびえちゃって…」
マミ「お持ち帰り決定ね!」
さやか「マミさん!?」
マミ「うふふ、今日は大漁だわ」
27 = 8 :
まみさや
28 = 1 :
シーン
QB「」
QB「」
QB「もうエネルギーの回収はやめだね。撤退だ。地球には滅んでもらうしかないようだ」
???「それは好都合ね」
QB「!?」
ファサッ
QB「君は…暁美ほむらっ」
ほむら「目障りなことをしてるわね」
ほむら「そんな愚かな行動で、人の心を揺り動かせるとでも思ったのかしら」
QB「君には関係ないね」
QB「僕はこの地球のことを思って行動しているんだ」
QB「邪魔はしないで欲しい」
29 :
きゅべたんって絶望するとじゅべたんになるの?
30 = 1 :
チャキッ
QB「!?」
ほむら「3つ数えるうちにその汚いダンボール箱から出なさい」
ほむら「でなければ撃つわよ」
QB「…」
QB「やれやれ、仕方ないね。…?あれは…」
ほむら「時間かせぎなら吹っ飛ばすわよ」
QB「いや、あちらから歩いてくるのは多分鹿目…」
ほむら「!?」
QB「まど…」
カシャ
31 = 12 :
ほむほむ
32 = 1 :
カシャ
QB「か…ぎゅっぷい!」
ぎゅうぎゅう
ほむら「…」ワクワクテカテカ
QB「あの、ほむら?」
ほむら「…」ウキウキソワソワ
QB「君はダンボールの中で一体何をしているんだい?狭いからどいて欲しいんだけど」
ほむら「…」マドカァァァァァワタシヲヒロッテェェェ
QB「…(聞いちゃいないよ)」
33 = 1 :
まどか「あれ?ほむらちゃん?」
QB(来たよ、早速僕のことは無視か)
まどか「そんなところで何やってるの?」
QB(だけど、無理にでも僕の方を向いてもらうよ!)
QB「きゅ~~ん」
QB(さぁ、僕を拾うがいい!それが君の運命だ!!)
ほむら「!?」
ほむら(くっ、このインキュベーター、なかなかやるわね。だったら私も…)
スチャ
QB(!?ね、ねこみみ??)
ほむら「にゃ、にゃ~ん」
34 = 12 :
ほむほむ
35 = 12 :
ほむにゃんほむほむ
36 = 1 :
QB「!!?」
まどか「!!?」
QB(しまった…その手は考えてなかった…)
ほむら「 ///// 」
まどか「ほ、ほむらちゃん?」
ほむら「 ///// 」
まどか「くすっ。今日の夜、久しぶりに家族みんなでお食事会なの。ほむらちゃん、一緒に来ない?」
ほむら「!ほむっ」
ほむら「あ…」
ファサッ
ほむら「ええ、行かせてもらうわ」
まどか「ウエヒヒヒ♪」
QB「……」
37 = 1 :
QB「…」
QB(もう僕にとってこの街には用はないようだ)
QB(僕を待つほかの誰かのところに行くとするか)
まどか「何やってるの?QB」
QB「え?」
まどか「QBも一緒に来ないの?」
QB「い、いいのかい?」
まどか「当たり前じゃない」
QB「…」
QB「では僕も御呼ばれになるとするよ」
まどか「うん、いらっしゃい!」
QB(この街もまだ捨てたものじゃないようだ)
QB(もうしばらくの間、彼女達を見届けるとしよう)
QB(あわよくば鹿目まどかとの契約ができれば万々歳だ)
38 = 6 :
きゅうべえの上司、ドン兵衛がそろそろ来るな
39 :
うっかりさんなはちべぇじゃないんか
40 = 1 :
~まどか家~
まどか「ただいまー」
知久「おかえりまどか。おや?その人は?」
まどか「お友達の暁美ほむらちゃん!今日のお食事会にお誘いしたんだ」
知久「ああ、今朝言ってた子だね。いらっしゃい、暁美さん」
ほむら「こんにちは、お世話になります」
知久「礼儀正しい子だね」
まどか「うんっ、ほむらちゃんはとってもいい子だよ!」
ほむら「 /// 」
41 = 1 :
たっくん「ほもらーほもらー」
知久「こらタツヤ!ほむらさんでしょ?」
たっくん「ほもー」
まどか「こっこらタツヤ!ご、ごめんねほむらちゃん」
ほむら「気にしなくて良いわ、まどか」
ほむら「このくらい小さな子ですもの、気にする必要は無いわ」
ほむら(あと10年たってもこのままだとこの子の貞操が危ないわね…)
知久「さぁ、あがってあがって」
QB(さすがに普通の人間には僕の姿は見えないようだ…)
知久「?ジーッ」
QB(?僕の方をじっと見ているみたいだ。何だろう)
42 = 12 :
きゅっぷいきゅっぷい
43 = 1 :
知久「そこのね…」
詢子「おおーいらっしゃーい。で、そこの小動物はどこかで拾ってきたのか?」
QB(!?僕の姿が見えている??)
ほむら「…」
まどか「あ、あのね、その…」
QB「きゅ~ん」
詢子「おおお、なかなか可愛いじゃないか」
ギュっ
QB「きゅっぷい」
まどか「ははは、QBったら」
詢子「へえ、この子QBっていうのか」
まどか「う、うん…」
44 = 12 :
まど
45 = 1 :
たっくん「くーべーっくーべーっ」
ぎゅうう
QB「きゅっぷい」
QB(やれやれ、子供は無邪気だね)
詢子「んー、よし!飼っていいぞ!」
まどか「え!?」
詢子「どーしたー?飼いたいんじゃなかったのかー?」
まどか「そ、そういうわけじゃないけど」
知久「タツヤも気に入っているようだし、問題ないと思うよ」
詢子「だとさ」
まどか「…うん、じゃあ、QB、これからはうちで暮していいってさ」
QB「きゅっぷい」
46 = 12 :
やったー!
47 = 29 :
この親あってこの子ありか
48 = 1 :
QB(どうやらまどかの家族達にも気に入られたようだ)
QB(これならまどかとの契約の日も近…)
チャキ
ほむら((わかっているでしょうね?)) (テレパシー)
QB((やれやれ、監視付の様だね))
ほむら(親公認でまどかと同居!?万死に値するわ…)
知久「食事の準備はできているから、皆準備しておいで」
まどか「はーい」
ほむら「わかりました」
たっくん「ほもらー、くーべー」
49 = 1 :
~食後~
まどか「おいしかったー」
ほむら「ごちそうさまです」
詢子「ごちそうさま」
たっくん「ごちそーさまー」
QB「きゅっぷい」
知久「おそまつさまです」
まどか「ねーほむらちゃんっ、一緒に遊ぼう!」
ほむら「ええ、そうね」
知久「ちゃんと歯磨きしてからだよー?」
まどか「はーい」
50 :
ほもらー ほもらー
みんなの評価 : ★★
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