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元スレ岡部「俺が、バーナビーに?」
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フェイリス「そうニャン。バーナビー・ブルックスJrの代役、やってほしいのニャン」
岡部「一体何故俺がそんなことをせねばならんのだ!」
フェイリス「世界に選ばれし英雄バーナビー……彼は今自分と戦っているのニャン。その間、彼の居場所を守れるのは凶真だけなのニャン!」
岡部「なぜお前はそんな話を知っているんだ?」
フェイリス「実はフェイリスは先祖代々ヒーローに協力してきたのニャン!」
岡部「ここははぐらかさずに答えて欲しいポイントなんだがな? 個人的な付き合いでもあるのか」
フェイリス「もう、乙女のプライベートを詮索する男はモてないニャン」
フェイリス「それにタダなんて言わないニャン。やってくれるなら凶真の領域(テリトリー)に極寒の息吹(ヘルブリザード)を与えるニャン」
岡部「何ッ!? 極寒の息吹を、だと」
フェイリス「もちろん、それとは別に日給を支払うニャン」
岡部「うーむ……」
岡部「いいだろう。結ぶぞ、その契約!」
岡部「一体何故俺がそんなことをせねばならんのだ!」
フェイリス「世界に選ばれし英雄バーナビー……彼は今自分と戦っているのニャン。その間、彼の居場所を守れるのは凶真だけなのニャン!」
岡部「なぜお前はそんな話を知っているんだ?」
フェイリス「実はフェイリスは先祖代々ヒーローに協力してきたのニャン!」
岡部「ここははぐらかさずに答えて欲しいポイントなんだがな? 個人的な付き合いでもあるのか」
フェイリス「もう、乙女のプライベートを詮索する男はモてないニャン」
フェイリス「それにタダなんて言わないニャン。やってくれるなら凶真の領域(テリトリー)に極寒の息吹(ヘルブリザード)を与えるニャン」
岡部「何ッ!? 極寒の息吹を、だと」
フェイリス「もちろん、それとは別に日給を支払うニャン」
岡部「うーむ……」
岡部「いいだろう。結ぶぞ、その契約!」
虎徹「コイツがバニーの代役ですか? どんな能力を持つNEXTなんです?」
岡部「別に俺はNEXTじゃ……」
ロイズ「いや、君はNEXTだよ。検査結果も出ている」
岡部「馬鹿な!?」
ロイズ「しかし肝心の能力は、本人が使ってみないと分からないね」
虎徹「でもこいつ、今まで自分がNEXTだって知らなかったんですよね。戦えるとは思えませんよ」
岡部「俺はバーナビーのスーツを着ろとしか聞いてませんよ。戦うなんて無理です」
ロイズ「分かってる。バーナビーの体格にあって、かつNEXTという条件だけで探したから……戦闘に出てもらうつもりはない」
ロイズ「あくまでバーナビーが復帰するまでのつなぎだから」
虎徹「なんか不安だなぁ……」
ロイズ「文句言うならやめてもらっても……いや、今は困るか」
ロイズ「とにかく、よろしく頼んだよ」
虎徹「ちょ、ロイズさん!」
岡部「別に俺はNEXTじゃ……」
ロイズ「いや、君はNEXTだよ。検査結果も出ている」
岡部「馬鹿な!?」
ロイズ「しかし肝心の能力は、本人が使ってみないと分からないね」
虎徹「でもこいつ、今まで自分がNEXTだって知らなかったんですよね。戦えるとは思えませんよ」
岡部「俺はバーナビーのスーツを着ろとしか聞いてませんよ。戦うなんて無理です」
ロイズ「分かってる。バーナビーの体格にあって、かつNEXTという条件だけで探したから……戦闘に出てもらうつもりはない」
ロイズ「あくまでバーナビーが復帰するまでのつなぎだから」
虎徹「なんか不安だなぁ……」
ロイズ「文句言うならやめてもらっても……いや、今は困るか」
ロイズ「とにかく、よろしく頼んだよ」
虎徹「ちょ、ロイズさん!」
岡部「行ってしまいましたね」
虎徹「ったく……あ、俺は鏑木・T・虎徹。まぁ分かってるだろうけど、ワイルドタイガーだ」
岡部「岡部、じゃなくて鳳凰院凶真です。よろしくお願いします」
虎徹「いや、この資料には岡部倫太郎って書いてあんだけど」
岡部「それは"機関"を欺くための偽の情報です」
虎徹「"機関"?」
岡部「おっと、"機関"に興味を持ってはいけません。いくらヒーローといえども奴らには勝てない」
虎徹「おいまさかその機関ってのは……」
岡部(待てよ? ヒーローってことは本物のやばい組織について知ってるんじゃ? これはマズイ)
岡部「あ、いや! なんでもないです! 気にしないでください!」
虎徹「? 変な奴だなぁ」
虎徹「ったく……あ、俺は鏑木・T・虎徹。まぁ分かってるだろうけど、ワイルドタイガーだ」
岡部「岡部、じゃなくて鳳凰院凶真です。よろしくお願いします」
虎徹「いや、この資料には岡部倫太郎って書いてあんだけど」
岡部「それは"機関"を欺くための偽の情報です」
虎徹「"機関"?」
岡部「おっと、"機関"に興味を持ってはいけません。いくらヒーローといえども奴らには勝てない」
虎徹「おいまさかその機関ってのは……」
岡部(待てよ? ヒーローってことは本物のやばい組織について知ってるんじゃ? これはマズイ)
岡部「あ、いや! なんでもないです! 気にしないでください!」
虎徹「? 変な奴だなぁ」
虎徹「とりあえず明日ヒーローショーがあるから、頼むぜ」
岡部「なっ! しかし声でバレるんじゃ」
虎徹「大丈夫だ、スーツにはボイスチェンジャー機能がある。あとは台本通り読めばいい」
岡部「え、明日までに台本覚えるんですか!?」
虎徹「その必要もねーな、スーツ内に台本のデータが入ってる。ま、流れを掴むためにひと通り読んでおいてくれ」
虎徹「今日は特にやることないから、解散ってことで。何か聞きたいことはあるか?」
岡部「ふむ……バーナビーに一体何があったんですか?」
虎徹「悪ィ、それは企業秘密って奴だ。まぁ何日かすれば復帰するだろうよ」
岡部「そう、ですか。分かりました」
虎徹「これが俺の電話番号だ、何かあったら連絡くれ」
岡部「ありがとうございます」
岡部「ヒーローの電話番号……ククク、これさえあれば奴らもおいそれと手は出せまい」
虎徹「……本当にコイツで大丈夫なのか?」
岡部「なっ! しかし声でバレるんじゃ」
虎徹「大丈夫だ、スーツにはボイスチェンジャー機能がある。あとは台本通り読めばいい」
岡部「え、明日までに台本覚えるんですか!?」
虎徹「その必要もねーな、スーツ内に台本のデータが入ってる。ま、流れを掴むためにひと通り読んでおいてくれ」
虎徹「今日は特にやることないから、解散ってことで。何か聞きたいことはあるか?」
岡部「ふむ……バーナビーに一体何があったんですか?」
虎徹「悪ィ、それは企業秘密って奴だ。まぁ何日かすれば復帰するだろうよ」
岡部「そう、ですか。分かりました」
虎徹「これが俺の電話番号だ、何かあったら連絡くれ」
岡部「ありがとうございます」
岡部「ヒーローの電話番号……ククク、これさえあれば奴らもおいそれと手は出せまい」
虎徹「……本当にコイツで大丈夫なのか?」
ラボ――
岡部「鳳凰院凶真、ただいま帰還したぞ!」
ダル「なんか臨時のバイトだっけ?」
岡部「そうだ。しかも報酬は最新式の極寒の息吹(ヘルブリザード)! 設置料も込みだ!」
まゆり「なんかすごそうだねぇ」
紅莉栖「ただのエアコンでしょjk」
ダル「さすがオカリン! 僕たちにできない事を平然とやってのけるッ! そこにシビれるあこがれるゥ!」
まゆり「どれぐらいの間お仕事するの?」
岡部「わからん」
紅莉栖「はぁ? アンタ何やってんのよ! いくら最新式のエアコンもらえるって言っても、何日働くか決まってないって……」
岡部「鳳凰院凶真、ただいま帰還したぞ!」
ダル「なんか臨時のバイトだっけ?」
岡部「そうだ。しかも報酬は最新式の極寒の息吹(ヘルブリザード)! 設置料も込みだ!」
まゆり「なんかすごそうだねぇ」
紅莉栖「ただのエアコンでしょjk」
ダル「さすがオカリン! 僕たちにできない事を平然とやってのけるッ! そこにシビれるあこがれるゥ!」
まゆり「どれぐらいの間お仕事するの?」
岡部「わからん」
紅莉栖「はぁ? アンタ何やってんのよ! いくら最新式のエアコンもらえるって言っても、何日働くか決まってないって……」
岡部「あぁ、それなら問題ない。エアコンとは別に日給も出るからな」
ダル「何それうますぎ……どんだけヤバイ仕事なん?」
岡部「簡単にいえば、きぐるみきていろいろやる感じだ」
まゆり「本当? オカリンがきぐるみ着た姿、見てみたいなぁ」
岡部「残念ながらこれは極秘任務なのだ。誰にも見せられん」
まゆり「えー、ラボメンでも?」
岡部「いくらラボメンでもダメなものはダメだ」
まゆり「残念なのです……」
ダル「何それうますぎ……どんだけヤバイ仕事なん?」
岡部「簡単にいえば、きぐるみきていろいろやる感じだ」
まゆり「本当? オカリンがきぐるみ着た姿、見てみたいなぁ」
岡部「残念ながらこれは極秘任務なのだ。誰にも見せられん」
まゆり「えー、ラボメンでも?」
岡部「いくらラボメンでもダメなものはダメだ」
まゆり「残念なのです……」
次の日――
虎徹「よう、来たか」
岡部「おはようございます」
ブルーローズ「へぇ、あなたがバーナビーの代わり?」
岡部「ブ、ブルーローズ! 氷河の大地を支配する女王……なんてオーラだ!」
ブルーローズ「は、はぁ?」
虎徹「気にすんなブルーローズ。こいつちょっと変わってるんだ」
ブルーローズ「ちょっとじゃないけど……まぁいいわ、よろしく」
岡部「よろしくお願いします、クイーン」
ブルーローズ「だれがクイーンよ!」
虎徹「たはは……んじゃ、スーツに着替えてくるか」
虎徹「よう、来たか」
岡部「おはようございます」
ブルーローズ「へぇ、あなたがバーナビーの代わり?」
岡部「ブ、ブルーローズ! 氷河の大地を支配する女王……なんてオーラだ!」
ブルーローズ「は、はぁ?」
虎徹「気にすんなブルーローズ。こいつちょっと変わってるんだ」
ブルーローズ「ちょっとじゃないけど……まぁいいわ、よろしく」
岡部「よろしくお願いします、クイーン」
ブルーローズ「だれがクイーンよ!」
虎徹「たはは……んじゃ、スーツに着替えてくるか」
ワイルドタイガー「倫太郎、スーツのサイズはどうだ?」
岡部「問題ないですね、ある程度は伸縮性ありますし」
岡部「それにしてもすごいスーツだ……ダルが見たら発狂しそうだな」
斎藤『ほほう、このスーツのよさが分かるか!』
岡部「どぅわぁああっ!」
ワイルドタイガー「斎藤さん、マイク通すと本当に声でかいですね……」
斎藤『細かいことはいいんだよ! 私は斎藤、このスーツを作った者だ』
岡部「あなたがこの素晴らしいスーツをっ!?」
斎藤『あぁ、私のノウハウをつぎ込んだ自信作だ』
岡部「あなたにはぜひ我がラボの方に来ていただきたい!」
斎藤『ラボ……君も科学者なのかい?』
岡部「はい! 狂気のマッドサイエンティスト、鳳凰院凶真です!」
斎藤『鳳凰院凶真……どっかで聞いたような』
岡部「すでに俺のことを知っているとは光栄です!」
岡部「問題ないですね、ある程度は伸縮性ありますし」
岡部「それにしてもすごいスーツだ……ダルが見たら発狂しそうだな」
斎藤『ほほう、このスーツのよさが分かるか!』
岡部「どぅわぁああっ!」
ワイルドタイガー「斎藤さん、マイク通すと本当に声でかいですね……」
斎藤『細かいことはいいんだよ! 私は斎藤、このスーツを作った者だ』
岡部「あなたがこの素晴らしいスーツをっ!?」
斎藤『あぁ、私のノウハウをつぎ込んだ自信作だ』
岡部「あなたにはぜひ我がラボの方に来ていただきたい!」
斎藤『ラボ……君も科学者なのかい?』
岡部「はい! 狂気のマッドサイエンティスト、鳳凰院凶真です!」
斎藤『鳳凰院凶真……どっかで聞いたような』
岡部「すでに俺のことを知っているとは光栄です!」
ワイルドタイガー「あんまり時間ないんで、通信切りますよ」ブチッ
斎藤『ちょっと待て、タイ――』
ワイルドタイガー「あの人話し始めると長いからなぁ。それにしても、斎藤さんがお前のことを知ってるなんてな」
岡部「しかしあまりに俺の存在を知られると"機関"の連中が……」
ワイルドタイガー「はいはい。んで、台本データの出し方なんだが」
岡部「大丈夫です、すでに起動しました」
ワイルドタイガー「近頃の若い奴はメカに強いんだなぁ。俺なんかコンソール操作覚えるのに何ヶ月かかったことか」
岡部「なにせ俺は狂気のマッドサイエンティスト、鳳凰院凶真ですから!」
斎藤(鳳凰院凶真……うーむ、どこで聞いたんだったか)
斎藤(あぁ、@ちゃんの糞コテにそんな奴がいたな)
斎藤『ちょっと待て、タイ――』
ワイルドタイガー「あの人話し始めると長いからなぁ。それにしても、斎藤さんがお前のことを知ってるなんてな」
岡部「しかしあまりに俺の存在を知られると"機関"の連中が……」
ワイルドタイガー「はいはい。んで、台本データの出し方なんだが」
岡部「大丈夫です、すでに起動しました」
ワイルドタイガー「近頃の若い奴はメカに強いんだなぁ。俺なんかコンソール操作覚えるのに何ヶ月かかったことか」
岡部「なにせ俺は狂気のマッドサイエンティスト、鳳凰院凶真ですから!」
斎藤(鳳凰院凶真……うーむ、どこで聞いたんだったか)
斎藤(あぁ、@ちゃんの糞コテにそんな奴がいたな)
悪者たち「ウケケー!」
岡部「がはっ……!」
ワイルドタイガー「ぐわぁっ! だめだ、敵が多すぎる」
岡部(バーナビーがやられ役。しかもこんなザコみたいな奴にぼろ負けだと!)
岡部(というかこの鳳凰院凶真が、こんな連中にぼろ負けとか納得いかん!)
悪者たち「ウケケ、トドメだー!」
ブルーローズ「そこまでよ!」
悪者たち「!?」
ブルーローズ「私の氷はちょっぴりCOLD。あなたの悪事を――」
岡部「キサマらァ! 調子にのるなァ!」ドガーン
悪者たち「ウギャーーーー!!」
ブルーローズ「ちょ、ちょっと! 私の見せ場だったのに!」
岡部「がはっ……!」
ワイルドタイガー「ぐわぁっ! だめだ、敵が多すぎる」
岡部(バーナビーがやられ役。しかもこんなザコみたいな奴にぼろ負けだと!)
岡部(というかこの鳳凰院凶真が、こんな連中にぼろ負けとか納得いかん!)
悪者たち「ウケケ、トドメだー!」
ブルーローズ「そこまでよ!」
悪者たち「!?」
ブルーローズ「私の氷はちょっぴりCOLD。あなたの悪事を――」
岡部「キサマらァ! 調子にのるなァ!」ドガーン
悪者たち「ウギャーーーー!!」
ブルーローズ「ちょ、ちょっと! 私の見せ場だったのに!」
岡部「すみませんでした、つい……」
ブルーローズ「つい、じゃないわよ! 私の出番なくなっちゃったじゃない!」
虎徹「まぁまぁ、お客さんのウケはよかったし。お前は歌でステージ独占できただろ?」
ブルーローズ「まぁそうだけど……次からは気をつけてよね」
岡部「も、申し訳ない」
虎徹「いやー、お前面白いなぁ」
岡部「ふっ、なぜなら俺は狂気の」
虎徹「それなげーから!」
ブルーローズ「つい、じゃないわよ! 私の出番なくなっちゃったじゃない!」
虎徹「まぁまぁ、お客さんのウケはよかったし。お前は歌でステージ独占できただろ?」
ブルーローズ「まぁそうだけど……次からは気をつけてよね」
岡部「も、申し訳ない」
虎徹「いやー、お前面白いなぁ」
岡部「ふっ、なぜなら俺は狂気の」
虎徹「それなげーから!」
数日後――
岡部「今日は……ゴミ拾い? 何か地味ですね」
虎徹「ルナティックのおかげで、ヒーローのイメージがた落ちだからな」
アントニオ「お前がバーナビーの代理か? 俺はロックバイソンだ、よろしくな」
岡部「あなたが牛角さんの中の人でしたか!」
アントニオ「そのあだ名定着しすぎだよなぁ……はぁ」
岡部「あ、もしかして嫌でしたか?」
アントニオ「スポンサー様のイメージが大きいってのは良い事なんだが、個人的にはな……」
岡部「では呼び方を変えましょう、ミスタードリラー」
アントニオ「おぉ、なんだかかっこいいな!」
虎徹(どこがだよ!)
岡部「今日は……ゴミ拾い? 何か地味ですね」
虎徹「ルナティックのおかげで、ヒーローのイメージがた落ちだからな」
アントニオ「お前がバーナビーの代理か? 俺はロックバイソンだ、よろしくな」
岡部「あなたが牛角さんの中の人でしたか!」
アントニオ「そのあだ名定着しすぎだよなぁ……はぁ」
岡部「あ、もしかして嫌でしたか?」
アントニオ「スポンサー様のイメージが大きいってのは良い事なんだが、個人的にはな……」
岡部「では呼び方を変えましょう、ミスタードリラー」
アントニオ「おぉ、なんだかかっこいいな!」
虎徹(どこがだよ!)
キース「君がバーナビー君の……はじめまして、スカイハイだ」
岡部「あ、あなたが……キングオブヒーロー、スカイハイ! お会いできて光栄です!」
キース「ハッハッハ、ありがとう。私も君に出会えてうれしい、そしてうれしい!」
岡部「で、でた! スカイハイの迷言! しかしあなたの能力は実に素晴らしい……さしずめ、風の魔術師と言いましょうか」
キース「風の魔術師か……実にステキじゃないか!」
アントニオ(あれ、俺の時と扱いが……)
虎徹「ドンマイ」
岡部「あ、あなたが……キングオブヒーロー、スカイハイ! お会いできて光栄です!」
キース「ハッハッハ、ありがとう。私も君に出会えてうれしい、そしてうれしい!」
岡部「で、でた! スカイハイの迷言! しかしあなたの能力は実に素晴らしい……さしずめ、風の魔術師と言いましょうか」
キース「風の魔術師か……実にステキじゃないか!」
アントニオ(あれ、俺の時と扱いが……)
虎徹「ドンマイ」
ワイルドタイガー「結構ゴミ落ちてんなぁ」
岡部「そうですね。普段あまり意識してないから気づきませんでしたよ」
ロックバイソン「こういう地味な作業、嫌いじゃないぜ」
キース「む……こ、こんな所にヒーローカードが捨てられている。悲しい、そして悲しい……」
ロックバイソン「誰のだ? こ、これは……」
ワイルドタイガー「お、俺のカードじゃねぇか! だーっ、最近結構活躍してるってのによぉ」
ロックバイソン「自分で言うなよ」
岡部「そうですね。普段あまり意識してないから気づきませんでしたよ」
ロックバイソン「こういう地味な作業、嫌いじゃないぜ」
キース「む……こ、こんな所にヒーローカードが捨てられている。悲しい、そして悲しい……」
ロックバイソン「誰のだ? こ、これは……」
ワイルドタイガー「お、俺のカードじゃねぇか! だーっ、最近結構活躍してるってのによぉ」
ロックバイソン「自分で言うなよ」
女の子「バーナビー様! マスクとってくれませんかぁ!」
岡部(な、何っ!? まさかこの小娘、"機関"の工作員……?)
ワイルドタイガー(最近ずっとマスクだからな、怪しまれるに決まってんじゃねーか!)
岡部(と、とにかく虎徹さんに相談だ……通話機能、オン)
岡部『虎徹さん、聞こえますか?』
ワイルドタイガー『お、おう!』
岡部『この状況、どうすれば……』
ワイルドタイガー『ど、どうしような? 斎藤さんに聞いてくれ!』
岡部『そんな無茶な……いや、それでも斎藤さんなら何とかしてくれる! 斎藤さん、何とかしてください!』
斎藤『普通にマスク外していいぞ』
岡部『はい?』
岡部(な、何っ!? まさかこの小娘、"機関"の工作員……?)
ワイルドタイガー(最近ずっとマスクだからな、怪しまれるに決まってんじゃねーか!)
岡部(と、とにかく虎徹さんに相談だ……通話機能、オン)
岡部『虎徹さん、聞こえますか?』
ワイルドタイガー『お、おう!』
岡部『この状況、どうすれば……』
ワイルドタイガー『ど、どうしような? 斎藤さんに聞いてくれ!』
岡部『そんな無茶な……いや、それでも斎藤さんなら何とかしてくれる! 斎藤さん、何とかしてください!』
斎藤『普通にマスク外していいぞ』
岡部『はい?』
斎藤『なにウジウジしている。めんどうだな、こっちから操作して外すぞ』
岡部『ま、待ってくださ――』
岡部(とうとう俺の素顔が全世界に!? このあと俺は"機関"の連中にあんなことやこんなことを……)
女の子「きゃー、バーナビーかっこいい!」
岡部(どういうことだ?)
斎藤『こんな事もあろうかと、お前の顔にバーナビーの顔テクスチャを貼り付ける機能、追加しておいたのさ』
岡部『さ、さすが斉藤さん!』
岡部『ま、待ってくださ――』
岡部(とうとう俺の素顔が全世界に!? このあと俺は"機関"の連中にあんなことやこんなことを……)
女の子「きゃー、バーナビーかっこいい!」
岡部(どういうことだ?)
斎藤『こんな事もあろうかと、お前の顔にバーナビーの顔テクスチャを貼り付ける機能、追加しておいたのさ』
岡部『さ、さすが斉藤さん!』
数日後――
バーナビー「ご迷惑をおかけしました」
虎徹「もういいのかバニー」
バーナビー「いい加減バニーって呼ぶのやめてください……おや、あなたは?」
虎徹「あぁ、こいつはこの数日間お前の代役をやってたんだ」
バーナビー「そうでしたか。ありがとうございます」
岡部「いや、こちらこそありがとうございます。貴重な体験ができました」
虎徹「短い間だったが楽しかったぜ、倫太郎」
岡部「俺もですよ」
虎徹「何かあったら、いつでも電話してくれよ?」
岡部「はい、ありがとうございました」
バーナビー「ご迷惑をおかけしました」
虎徹「もういいのかバニー」
バーナビー「いい加減バニーって呼ぶのやめてください……おや、あなたは?」
虎徹「あぁ、こいつはこの数日間お前の代役をやってたんだ」
バーナビー「そうでしたか。ありがとうございます」
岡部「いや、こちらこそありがとうございます。貴重な体験ができました」
虎徹「短い間だったが楽しかったぜ、倫太郎」
岡部「俺もですよ」
虎徹「何かあったら、いつでも電話してくれよ?」
岡部「はい、ありがとうございました」
岡部「鳳凰院凶真、ただいま帰還した」
ダル「オカリンお帰りー。いやー、エアコンがあるってマジ最高すなぁ」
岡部「な、26度だと!? 馬鹿者、電気代は俺たちで払うんだぞ。28度に変更だ」
ダル「ちぇー。タイムリープマシンの制作、かなり汗だくになるんだぜ?」
岡部「28度でも十分だろう。あー、それとだな……今日で臨時のバイトは終了した」
ダル「乙! んじゃオカリンのおごりで飯食いに行こうぜ」
岡部「フッ、いいだろう。タイムリープマシンが完成した暁には、いくらでもおごってやろうではないか」
ダル「マジっすか! さすがに厨二病患者は格が違った」
岡部「ところで、まゆりと紅莉栖の姿が見えないが……」
ダル「飯の材料の買い出しに行ったお。もうすぐで完成しそうだから泊まりがけで作業するってさ」
岡部「ほほう、それは楽しみだな」
ダル「オカリンお帰りー。いやー、エアコンがあるってマジ最高すなぁ」
岡部「な、26度だと!? 馬鹿者、電気代は俺たちで払うんだぞ。28度に変更だ」
ダル「ちぇー。タイムリープマシンの制作、かなり汗だくになるんだぜ?」
岡部「28度でも十分だろう。あー、それとだな……今日で臨時のバイトは終了した」
ダル「乙! んじゃオカリンのおごりで飯食いに行こうぜ」
岡部「フッ、いいだろう。タイムリープマシンが完成した暁には、いくらでもおごってやろうではないか」
ダル「マジっすか! さすがに厨二病患者は格が違った」
岡部「ところで、まゆりと紅莉栖の姿が見えないが……」
ダル「飯の材料の買い出しに行ったお。もうすぐで完成しそうだから泊まりがけで作業するってさ」
岡部「ほほう、それは楽しみだな」
次の日――
紅莉栖「これでオッケー、かな」
ダル「ふぅ。さすがに徹夜はキツイっす」
岡部「完成、したのか?」
紅莉栖「えぇ……私達、とんでもないものを作っちゃったんじゃない」
ダル「実験するのかい、オカリン」
岡部「実験したい。なぜならこれは俺たちが作ったものだからだ」
岡部「だが、実際にタイムリープをするのは多くの問題がある」
紅莉栖「そうね。過去に例がないし、何が起きるか分からないわ」
岡部「…………」
岡部「実験は中止。マシンはしかるべき研究機関に託して、世間に公表しよう」
紅莉栖「これでオッケー、かな」
ダル「ふぅ。さすがに徹夜はキツイっす」
岡部「完成、したのか?」
紅莉栖「えぇ……私達、とんでもないものを作っちゃったんじゃない」
ダル「実験するのかい、オカリン」
岡部「実験したい。なぜならこれは俺たちが作ったものだからだ」
岡部「だが、実際にタイムリープをするのは多くの問題がある」
紅莉栖「そうね。過去に例がないし、何が起きるか分からないわ」
岡部「…………」
岡部「実験は中止。マシンはしかるべき研究機関に託して、世間に公表しよう」
まゆり「ただいまー、買い出し行ってきたよー。うわぁ、お寿司にピザ……豪華だねぇ」
岡部「Lサイズのピザを5枚とか気が狂っとる……」
ダル「ま、いざとなったら僕が全部食べるからおk」
まゆり「あ、フェリスちゃんは来れないみたい」
岡部「そうか……ルカ子も来れないようだし、食べ物が少々余りそうだな。指圧師も連絡がこない」
鈴羽「おーっす。今日店長が早めに店閉めたから遊びにきたよー。うわっ、すごい豪華じゃん」
岡部「フッ、すべてこの鳳凰院凶真の極秘任務の報酬によるものだ」
鈴羽「……極秘任務?」
岡部「悪いが質問には答えられんぞ。極秘だからな」
鈴羽「まぁ、いいけどさ」
岡部「それでは、タイムリープマシンの完成を祝って――乾杯!」
「乾杯!」
岡部「Lサイズのピザを5枚とか気が狂っとる……」
ダル「ま、いざとなったら僕が全部食べるからおk」
まゆり「あ、フェリスちゃんは来れないみたい」
岡部「そうか……ルカ子も来れないようだし、食べ物が少々余りそうだな。指圧師も連絡がこない」
鈴羽「おーっす。今日店長が早めに店閉めたから遊びにきたよー。うわっ、すごい豪華じゃん」
岡部「フッ、すべてこの鳳凰院凶真の極秘任務の報酬によるものだ」
鈴羽「……極秘任務?」
岡部「悪いが質問には答えられんぞ。極秘だからな」
鈴羽「まぁ、いいけどさ」
岡部「それでは、タイムリープマシンの完成を祝って――乾杯!」
「乾杯!」
ダル「うえっぷ、さすがに食い過ぎたお」
まゆり「ピザ3枚も食べるなんてすごいねぇ」
岡部「これ以上ブクるなよダル?」
ダル「そういうオカリンだってドクペ8本目ですよねそれ?」
岡部「フッ……狂気のマッドサイエンティストだからいいのだ!」
ダル「イミフにもほどがあるんですけど」
鈴羽「岡部倫太郎」
岡部「何だ、鈴羽?」
鈴羽「タイムリープマシンは完成してるんだよね?」
岡部「あぁ……今日完成した」
鈴羽「私、ちょっと外行ってくるね」
紅莉栖「……何なのかしら?」
まゆり「ピザ3枚も食べるなんてすごいねぇ」
岡部「これ以上ブクるなよダル?」
ダル「そういうオカリンだってドクペ8本目ですよねそれ?」
岡部「フッ……狂気のマッドサイエンティストだからいいのだ!」
ダル「イミフにもほどがあるんですけど」
鈴羽「岡部倫太郎」
岡部「何だ、鈴羽?」
鈴羽「タイムリープマシンは完成してるんだよね?」
岡部「あぁ……今日完成した」
鈴羽「私、ちょっと外行ってくるね」
紅莉栖「……何なのかしら?」
まゆり「何か面白い番組やってないかなぁ……って何これ!?」
クリーム『我々はウロボロス。我々は、この街に囚われている同志ジェイク・マルチネスの解放を求めます』
クリーム『ご賛同頂けないようでしたら、この街の主要な柱を破壊します。そうしたら、この街は瓦解しますわ』
クリーム『脅しでないということを証明するために、この街につながらう交通網を爆破して差し上げましょう』
少し離れた場所で大爆発が起き、床が大きく揺れる。
ダル「ちょ、爆破テロ!?」
岡部「ど、どういうことだ……」
クリーム『これで脅しでないと御理解いただけましたでしょうか』
クリーム『良い返事を期待しておりますわ』
クリーム『我々はウロボロス。我々は、この街に囚われている同志ジェイク・マルチネスの解放を求めます』
クリーム『ご賛同頂けないようでしたら、この街の主要な柱を破壊します。そうしたら、この街は瓦解しますわ』
クリーム『脅しでないということを証明するために、この街につながらう交通網を爆破して差し上げましょう』
少し離れた場所で大爆発が起き、床が大きく揺れる。
ダル「ちょ、爆破テロ!?」
岡部「ど、どういうことだ……」
クリーム『これで脅しでないと御理解いただけましたでしょうか』
クリーム『良い返事を期待しておりますわ』
岡部「こんなに大きな犯罪なんて初めてだぞ!? どうなっているんだ……」
岡部がそうつぶやいた直後、ラボの扉が蹴破られた。
侵入してくるのは銃を構えた五人の男。
「動くな。両手を上げろ」
岡部「なっ……なななな!」
「声を出すな」
岡部「……」
蹴破られた扉の向こうから足音が聞こえる。まさかこんな時に、ラボメンの誰かが来てしまったのだろうか?
どうやらその予想は当たっていたらしい。
しかしそのラボメンは黒いライダースーツをまとい、手には拳銃を握っていた。
岡部がそうつぶやいた直後、ラボの扉が蹴破られた。
侵入してくるのは銃を構えた五人の男。
「動くな。両手を上げろ」
岡部「なっ……なななな!」
「声を出すな」
岡部「……」
蹴破られた扉の向こうから足音が聞こえる。まさかこんな時に、ラボメンの誰かが来てしまったのだろうか?
どうやらその予想は当たっていたらしい。
しかしそのラボメンは黒いライダースーツをまとい、手には拳銃を握っていた。
岡部「桐生、萌郁……!?」
萌郁「タイムマシンは回収させてもらう」
萌郁「岡部倫太郎、橋田至、牧瀬紅莉栖は我々に着いてきてもらう」
岡部「お前らは……SERNなのか」
萌郁「そう。SERNの実行部隊、ウロボロス」
岡部「ウロボロス……テレビでやってたテロ組織か! SERNはそんな奴らともつながっていたのか……」
隊員「M4、余計なことはしゃべるな」
まゆり「じょ、冗談だよね。萌郁さんはラボメン仲間、だよね?」
萌郁「…………」
萌郁「椎名まゆりは、必要ない」
萌郁はまゆりに拳銃の狙いを定め、そのトリガーを引いた。
まゆりの額に小さな穴が空いて赤い液体が飛び散る。糸が切れた操り人形のように、まゆりの身体は地面に崩れ落ちた。
岡部「まゆり、まゆりぃいいいいいい!」
ダル「う、うわあああああ!」
紅莉栖「そ、んな……」
岡部「まゆり、しっかりしろ! まゆり、まゆりぃいいいっ!」
萌郁「タイムマシンは回収させてもらう」
萌郁「岡部倫太郎、橋田至、牧瀬紅莉栖は我々に着いてきてもらう」
岡部「お前らは……SERNなのか」
萌郁「そう。SERNの実行部隊、ウロボロス」
岡部「ウロボロス……テレビでやってたテロ組織か! SERNはそんな奴らともつながっていたのか……」
隊員「M4、余計なことはしゃべるな」
まゆり「じょ、冗談だよね。萌郁さんはラボメン仲間、だよね?」
萌郁「…………」
萌郁「椎名まゆりは、必要ない」
萌郁はまゆりに拳銃の狙いを定め、そのトリガーを引いた。
まゆりの額に小さな穴が空いて赤い液体が飛び散る。糸が切れた操り人形のように、まゆりの身体は地面に崩れ落ちた。
岡部「まゆり、まゆりぃいいいいいい!」
ダル「う、うわあああああ!」
紅莉栖「そ、んな……」
岡部「まゆり、しっかりしろ! まゆり、まゆりぃいいいっ!」
萌郁「分かった? これ以上抵抗するのなら、あなたたちも殺す」
岡部「桐生萌郁……殺す、殺してやる! うぉあああああああああっ!」
紅莉栖「岡部、ダメェエエエエッ!」
岡部「まゆりを殺したこいつだけは、絶対に殺してやる!」
萌郁「……それ以上近づくなら、撃つ」
岡部「俺も殺すか、まゆりを殺したように。やってみろよ!」
鈴羽「伏せて!」
ラボの入り口から鈴羽の声がした。鈴羽は萌郁の手に向かって銃を撃ち、拳銃を弾き落とす。
そして銃を持つ男たちを拳と蹴りで次々となぎ倒していった。
隊員「ぐわぁああああっ!」
岡部「桐生萌郁……殺す、殺してやる! うぉあああああああああっ!」
紅莉栖「岡部、ダメェエエエエッ!」
岡部「まゆりを殺したこいつだけは、絶対に殺してやる!」
萌郁「……それ以上近づくなら、撃つ」
岡部「俺も殺すか、まゆりを殺したように。やってみろよ!」
鈴羽「伏せて!」
ラボの入り口から鈴羽の声がした。鈴羽は萌郁の手に向かって銃を撃ち、拳銃を弾き落とす。
そして銃を持つ男たちを拳と蹴りで次々となぎ倒していった。
隊員「ぐわぁああああっ!」
五人の男をなぎ倒した鈴羽が突如その動きを止めた。萌郁が予備の銃を鈴羽の額に押し付けていたからだ。
しかし鈴羽も即座に萌郁の額に銃口を押し付ける。
萌郁「あなた、何者なの……」
鈴羽はその問いには答えず、岡部の方を向く。
鈴羽「42型」
鈴羽「テレビ」
鈴羽「点灯済み」
岡部「!」
42型テレビ点灯済み……ラボの1Fにある大きなブラウン管テレビの電源が入ってるということだ。
そしてそれはタイムリープマシンを使う条件でもある。つまり、過去に戻れということだろう。
岡部(しかしあのマシンには多くの問題が……って俺は馬鹿か!?)
岡部(まゆりが殺されたんだぞ! こんな、こんな馬鹿な話があってたまるか!)
岡部と紅莉栖、ダルは開発室に駆け込み、タイムリープマシンの準備を始める。
紅莉栖「私が行くわ」
岡部「いや、俺が行く。俺がまゆりを助ける」
紅莉栖「でも、失敗したら……」
しかし鈴羽も即座に萌郁の額に銃口を押し付ける。
萌郁「あなた、何者なの……」
鈴羽はその問いには答えず、岡部の方を向く。
鈴羽「42型」
鈴羽「テレビ」
鈴羽「点灯済み」
岡部「!」
42型テレビ点灯済み……ラボの1Fにある大きなブラウン管テレビの電源が入ってるということだ。
そしてそれはタイムリープマシンを使う条件でもある。つまり、過去に戻れということだろう。
岡部(しかしあのマシンには多くの問題が……って俺は馬鹿か!?)
岡部(まゆりが殺されたんだぞ! こんな、こんな馬鹿な話があってたまるか!)
岡部と紅莉栖、ダルは開発室に駆け込み、タイムリープマシンの準備を始める。
紅莉栖「私が行くわ」
岡部「いや、俺が行く。俺がまゆりを助ける」
紅莉栖「でも、失敗したら……」
鈴羽「チッ、そっちに一人いった!」
ダル「だああああっ!」
ダルは叫びながらその男に体当たりをかます。
隊員「ぐっ……邪魔だ」
しかし男はどこからか取り出したナイフでダルの身体を刺した。
ダル「ガハッ……」
岡部「ダルゥウウウッ! クソッ……!」
隊員「死ねぇえええ!」
ダルの血のついたナイフを岡部に向かって振りかざす男。この位置では避けられない。
しかし、その男と岡部の間に紅莉栖が身を挺して割り込む。
岡部「紅莉栖ゥウウッ!」
紅莉栖「岡、部……」
岡部「クソォッ……!」
ナイフで切られた紅莉栖の身体は男へと倒れこんだ。それによってわずかに隙ができる。
その隙に岡部は、ケータイの発信ボタンを押した。
岡部「跳べよぉおおおおおおおおおおおおおおおおおおおっ!」
ダル「だああああっ!」
ダルは叫びながらその男に体当たりをかます。
隊員「ぐっ……邪魔だ」
しかし男はどこからか取り出したナイフでダルの身体を刺した。
ダル「ガハッ……」
岡部「ダルゥウウウッ! クソッ……!」
隊員「死ねぇえええ!」
ダルの血のついたナイフを岡部に向かって振りかざす男。この位置では避けられない。
しかし、その男と岡部の間に紅莉栖が身を挺して割り込む。
岡部「紅莉栖ゥウウッ!」
紅莉栖「岡、部……」
岡部「クソォッ……!」
ナイフで切られた紅莉栖の身体は男へと倒れこんだ。それによってわずかに隙ができる。
その隙に岡部は、ケータイの発信ボタンを押した。
岡部「跳べよぉおおおおおおおおおおおおおおおおおおおっ!」
岡部(タイムリープには成功した)
岡部(しかし再び桐生萌郁にまゆりが殺されてしまった)
岡部(そして再度タイムリープ)
岡部(だが、どこへ逃げてもSERNの連中は追ってきて……)
岡部(次も、次も……次も次も次も次も次も! まゆりは死んでしまった!)
岡部(何なんだこれは!? SERNはそんなにまゆりを殺したいのかよ!?)
岡部(あんな奴ら相手にどうやって戦えというのだ)
岡部(警察に話してみたが頭がおかしくなったと言われるし……)
岡部(誰か、誰かまゆりを助けてくれ)
岡部(しかし再び桐生萌郁にまゆりが殺されてしまった)
岡部(そして再度タイムリープ)
岡部(だが、どこへ逃げてもSERNの連中は追ってきて……)
岡部(次も、次も……次も次も次も次も次も! まゆりは死んでしまった!)
岡部(何なんだこれは!? SERNはそんなにまゆりを殺したいのかよ!?)
岡部(あんな奴ら相手にどうやって戦えというのだ)
岡部(警察に話してみたが頭がおかしくなったと言われるし……)
岡部(誰か、誰かまゆりを助けてくれ)
岡部(未来から来ただなんてことを信じてくれる人なんて、いるのか?)
岡部(いるわけがないだろ、ははっ)
岡部(俺はどうすればいいんだ)
岡部(…………)
沈み込む岡部の脳裏に、ふとある壮年の男性の顔が浮かび上がる。
虎徹『何かあったら、いつでも電話してくれよ?』
岡部(!)
岡部(あの人なら、もしかしたら……)
岡部(いるわけがないだろ、ははっ)
岡部(俺はどうすればいいんだ)
岡部(…………)
沈み込む岡部の脳裏に、ふとある壮年の男性の顔が浮かび上がる。
虎徹『何かあったら、いつでも電話してくれよ?』
岡部(!)
岡部(あの人なら、もしかしたら……)
岡部「頼む、出てくれ……」
虎徹『もしもーし、どちらさん?』
岡部「虎徹さん! よかった」
虎徹『その声、倫太郎か? どうした、いきなり』
岡部「虎徹さん! お願いします……俺の大切な人を、助けてください!」
虎徹『……何があった?』
岡部(あと数時間でSERNの連中がラボに襲撃にくる、時間がない)
岡部「すみません、ラボの方に来ていただけないでしょうか?」
虎徹『ラボ……あぁ、研究者だったな。場所を教えてくれるか?』
岡部「はい! 住所は……」
虎徹『もしもーし、どちらさん?』
岡部「虎徹さん! よかった」
虎徹『その声、倫太郎か? どうした、いきなり』
岡部「虎徹さん! お願いします……俺の大切な人を、助けてください!」
虎徹『……何があった?』
岡部(あと数時間でSERNの連中がラボに襲撃にくる、時間がない)
岡部「すみません、ラボの方に来ていただけないでしょうか?」
虎徹『ラボ……あぁ、研究者だったな。場所を教えてくれるか?』
岡部「はい! 住所は……」
虎徹「おーい、虎徹だ。開けてくれ」
岡部「虎徹さん! よかった、間に合った」
虎徹「それで、何があったんだ?」
まゆり「この人がオカリンが言ってたボディガードさん? はじめまして、椎名まゆりです」
虎徹「こりゃどーもご丁寧に。俺は鏑木・T・虎徹……ってボディガードぉ?」
岡部「はい。にわかには信じられないでしょうが、聞いてほしいことがあるんです」
虎徹「その顔……マジなようだな。分かった、話してくれ」
岡部「実は……」
岡部「虎徹さん! よかった、間に合った」
虎徹「それで、何があったんだ?」
まゆり「この人がオカリンが言ってたボディガードさん? はじめまして、椎名まゆりです」
虎徹「こりゃどーもご丁寧に。俺は鏑木・T・虎徹……ってボディガードぉ?」
岡部「はい。にわかには信じられないでしょうが、聞いてほしいことがあるんです」
虎徹「その顔……マジなようだな。分かった、話してくれ」
岡部「実は……」
虎徹「何だってぇ!?」
虎徹「2時間後、爆破テロによりシュテルンビルトの外に出る手段がなくなる」
虎徹「そしてお前のラボが襲撃され、そこのお嬢ちゃんが?」
岡部「はい……」
虎徹「よく話したな、お嬢ちゃんに」
岡部「まゆりに押し切られてしまいまして……」
まゆり「隠し事はよくないのです」
まゆり「でも……まゆしぃはね、嬉しかったよ。オカリンが何度も何度も、まゆしぃを助けようとしてくれたこと」
岡部「まゆり……」
まゆり「でも、なんで萌郁さんが」
岡部「俺にも分からないよ」
虎徹「2時間後、爆破テロによりシュテルンビルトの外に出る手段がなくなる」
虎徹「そしてお前のラボが襲撃され、そこのお嬢ちゃんが?」
岡部「はい……」
虎徹「よく話したな、お嬢ちゃんに」
岡部「まゆりに押し切られてしまいまして……」
まゆり「隠し事はよくないのです」
まゆり「でも……まゆしぃはね、嬉しかったよ。オカリンが何度も何度も、まゆしぃを助けようとしてくれたこと」
岡部「まゆり……」
まゆり「でも、なんで萌郁さんが」
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