元スレまどか「生きてると……パパのご飯が、こんなにおいしい……」
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151 = 146 :
………
キュウべえ「僕たち――インキュベーターはね、有史以前から君たちの文明に干渉してきた」
キュウべえ「数え切れないほど大勢の少女が、インキュベイターと契約し、希望を叶え」
キュウべえ「そして絶望に身を委ねていった」
キュウべえ「希望が絶望に変わるその瞬間こそ――ぼくたちインキュベーターが、力を得る瞬間だ」
キュウべえ「言ったよね?」
まどか「wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」
キュウべえ「美樹さやか裏切ったのはぼくたちではなく、寧ろ彼女自身の祈りだよ」
キュウべえ「どんな希望も、それが条理にそぐわないものである限り、必ず何らかの歪みを生み出すことになる」
キュウべえ「もっと言えば、義務感や使命感で魔法少女になる事自体はあまり正しくない選択だったと言える」
キュウべえ「だがそれも、彼女自身の願いだったはずだ」
まどか「………」
152 = 146 :
まどか「もうやめて……!」
まどか「みんな、みんな信じてたの。信じてたのにwww裏切られたのwwwwwwww」
キュウべえ「君が否定しようとかまわない」
キュウべえ「僕達はぼくたちの生き方。君達は君達の生き方があるんだ」
キュウべえ「それを否定はしないよ。干渉はするけどね」
まどか「……」
まどか「ずっとあの子たちを見守りながら、あなたは何も感じなかったの?みんながどんなに辛かっブッwwwwwwwwwwww」
キュウべえ「…………」
まどか「もしっwwwwもしもwwwwあなたたちがこの星に来てなかったらwww」
キュウべえ「きっと、君達は今でも裸で洞穴に住んでたんじゃないかな」
まどか「wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」
154 = 146 :
キュウべえ「……さて。僕はもういかないと」
キュウべえ「ただ君が契約をしないのであれば、この町は……いや、この星は滅びるだろうね」
まどか「えっwwwwwww」
キュウべえ「いずれワルプルギスの夜が来る」
キュウべえ「暁美ほむらと佐倉杏子……二人はその魔女に殺されるだろう」
キュウべえ「せめて一人。たとえば君が魔法少女にでもなれば、なんとかなったかもしれないけどね」
まどか(……)
まどか(さやかちゃん……)
まどか「ねえ……最後に教えて、キュウべえ」
キュウべえ「?」
まどか「さやかちゃんは、どんな祈りをソウルジェムに込めたの?」
155 = 146 :
【 ほむホーム 】
ピンポロン
ほむら「……」ガチャッ
まどか「入っていい?ww かな?wwww」
ほむら「……」スッ
杏子「お、よう」
まどか「こんばんは」
まどか「……これが……ワルプルギスの夜?」
杏子「ああ。おそらく、明後日の晩くらいにはぶつかるらしい」
杏子「……統計上、らしいがな」チラッ
ほむら「……」
156 = 146 :
ほむら「今までの魔女と違って、コイツは結界に隠れて身を守る必要なんてない」
ほむら「……ただ一度、具現しただけでも、何千人という人が犠牲になるわ」
ほむら「相変わらず普通の人には見えないから、被害は地震とか竜巻とか……」
ほむら「そういった大災害として誤解されるだけ」
杏子「でっかく見積もりゃ、この町がなくなっちまうこともあるかもしれないってさ」
杏子「戦えばどちらにせよ被害は避けられない」
杏子「きつい戦いになりそうだな」
まどか「二人でwwww平気なの?wwwwww」
ほむら「一人でも十分なくらいよ。足手まといは必要無いの」
杏子「ふん。どっちがそうだかな」
まどか「wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」
ほむら「ともかく。この魔女を相手にするのに……あなたは邪魔よ、まどか」
157 = 146 :
まどか「wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」
杏子「きつい事言うようだが、こいつの言うとおりだ」
杏子「今回ばかりは、始めからマジでやらないと死ぬかも知れない相手だ」
杏子「あんたは皆と一緒に非難してな」
まどか「wwwwwww……」
キュウべえ『二人はその魔女に殺されるだろうね』
まどか(私に……)
まどか(私にできることって……)
ほむら(……まどか)
ほむら(今回こそ……ワルプルギスを倒して)
ほむら(この因果の連鎖を、断ち切ってみせる!)
158 = 146 :
「ミタキハラ上空で、スーパーセル確認!」
「すぐに避難勧告を!」
(私……)
(私が出来る事って……何……?)
詢子「まどか! ぼさっとしてないで! 早いとこ避難するよ!」
知久「たっくん!」
タツヤ「たーいwwwwwwwwwwwwwwwwwww」
(私って、何のために生きてるんだっけ……)
(私、生きてる……? 私? ワタシ……)
(ワタシの存在する意味……何のために……誰の……)
160 = 146 :
【 出現地点 】
ほむら「……来る!!」
杏子「きやがったか……」
ほむら(今度こそ……)
ほむら「決着をつけてやる!!」
『5』
『4』
『3』
『2』
『1』
いつか君が瞳に灯す愛の光が 時を超えて
滅び急ぐ世界の夢を 確かに一つ壊すだろう
161 :
タツヤもかよwwww
162 = 146 :
でれれーれ れーれーれ れーれーれ れーれー↑
ワルプルギス『wwwwwwwwwwwwwwwwww!!!!!!』
〓〓(使い魔)『〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓!!!!!』
〓〓(使い魔)『〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓!!!!!』
ほむら「使い魔は任せたわ!!」
杏子「ああ!」
ほむら「私は……本体を、叩く!」 ガシャンッ
ボッ! ボッ! ボッ! ボッ! ボッ! ボッ! ボッ!
ドォォォォ―――ン!!
ワルプルギス『wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww!!!!!!!!!!!!』
ほむら「……!!」
164 = 146 :
ワルプルギス「wwwwwwwwwwwwwwwwww!!!!!」ズズズズズズズズズズ……!!
〓〓(使い魔)『〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓!!!!!』
杏子「くっそ……上から下から……なんだってんだ!!」
〓〓(使い魔)『〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓!!!!!』
ほむら「使い魔ごときに阻まれるなんて……!!」
ほむら(どうしても……どうしても倒せないと言うの……!!)
ほむら(まだ足りないのね………力が……魔力が……)
ほむら(グリーフシードが! 武器が火薬が弾薬が!!!)
子供の頃夢に見てた
古の魔法のように
ほむら(また……ループするしか……繰り返すしか……)
杏子「お、おい……ほむら! 何考えてやがる! 敵がそこまで来ているんだぞ!!」
闇さえ砕く力で
微笑む君に合いたい
ほむら「……あっ!」
166 = 146 :
ドオオオオォォォォォォオオオオオン!!!!
ほむら「があっ!!」ガリガリガリッ!
ほむら「うぐ……」
杏子「ほむらあああああああ!!!!!」
ほむら「う……ぐ……」
ほむら(魔力が残り少ない……)
ほむら(グリーフシードも、無い……)
ほむら(ループするしか……ループしてまた、始めから……)
ほむら(もう一度やり直せる……この世界を無かった事にして……もう一度……!!)
まどか「……」
ほむら「ま……まどか……?」
167 = 146 :
ワルプルギス「wwwwwwwwwwwwwwwwww!!!!!」
まどか「ホムラチャンwwwwwwwwwwwwwwwwww」
まどか「wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」
キュウべえ「ほらね。やっぱり彼女二人では荷が重すぎたんだ」
キュウべえ「使い魔たちと戦っている杏子の体力が無くなるのも時間の問題さ」
怯えるこの手の中には 手折られた花の勇気
想いだけが頼る全て
まどか「……」
キュウべえ「でも、君なら運命を変えられる」
光を呼び覚ます 願い
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  ̄ ̄
まどか「私は……」
168 = 146 :
ほむら「まどか……駄目」
ほむら(いずれ無くなる世界であろうとも……)
ほむら(まどかだけは……絶望させるわけには……)
キュウべえ「避けようのない滅びも、嘆きも、全て君が覆せばいい」
キュウべえ「そのための力が、君には備わっているんだから」
ほむら「そいつの言葉に……耳を貸しちゃ……」
まどか「私なんかでも、本当に何かできるの? こんな結末を変えられるの?」
キュウべえ「もちろんさ。だから僕と契約して」
キュウべえ「魔法少女になってよ!」
169 = 146 :
ほむら「駄目……まどか」
ほむら(また、一つの時間が……一つの世界が駄目になる)
ほむら(私の想いが……あなたの願いが……)
ほむら(消えていく……!!!)
まどか「ほむらちゃん……もういい、もういいんだよ」
ほむら「まどかぁ……」
まどか「ごめんね」
まどか「私……魔法少女に」
171 = 146 :
まどか「ならないよwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」
172 :
えっ
173 = 113 :
なにそれこわい
174 = 146 :
いつか君も誰かの為に 強い力を望むのだろう
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
愛が胸を捉えた夜に 未知の言葉が生まれて来る
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
キュウべえ「な……君は……!!」
キュウべえ「この世界を見捨てると言うのかい!!」
まどか「違うよ。そうじゃない」
まどか「一つ! 避けようもない滅びなんて無い!」
まどか「二つ! 永遠に続く嘆きなんて無い!」
まどか「三つ!! 覆せない絶望なんて、無い!!!!」
君はまだ夢見る記憶 私は眠らない明日
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
二人が出会う奇跡を 勝ち取る為に進むわ
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
まどか「ね! さやかちゃん!!!」
176 :
何このまどかさんカッコイイwwwwwwww
178 = 146 :
キュウべえ「あ、あれは……!!」
杏子「さやかあああああ!!???」
オクタ(魔女)『ォォォォォォォォォォォォォォォォォォォ……』
ほむら「な、何故ここに……!」
ほむら「ワルプルギスの魔力に誘い出されたの……っ」
ほむら「ともかく、敵がまた増えてしまった……」
まどか「ほむらちゃんwwwww違うよwwwwwwwwwww」
ほむら「!?」
まどか「さやかちゃんはね……」
まどか「みんなを守るために来たんだよ!!」
179 = 100 :
なん・・・だと!?
181 = 114 :
さやかwwwwwwちゃwwwwwwんwwwww
182 = 145 :
ハチャメチャが 押し寄せてくる (パパラパーパパ
183 = 113 :
これは新しい
184 = 146 :
オクタ(魔女)『ォォォォォォォォォォォォォオ!!!!!!!!!』
〓〓(使い魔)『〓〓〓〓!? ???!!?! 〓〓??』
〓〓(使い魔)『〓〓!!! 〓〓???!?!? 〓〓!???!』
杏子「なんだ? こいつら急に動きが鈍く……」
まどか「人魚の呼び声は、人を惑わせる……」
まどか「さやかちゃん! ガンバッテwwwwwwwwwwwwwwwwwww」
オクタ(魔女)『ォォォォォォォォォォォォォオ!!!!!!!!!』
ワルプルギス「wwwwwwwwwwwwwwwwww!!!!!!!!」
〓〓(使い魔)『〓〓〓〓〓〓〓〓!!!!!』
杏子「おっと! てめえらは遠さねえぜ!!」
ほむら「さやか……!!!」
185 :
みんなを呪う願いで魔法少女になればみんなを守る魔女になれるの?
186 = 145 :
さやかの願いなんだよ
187 = 146 :
オクタ(魔女)『オオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!』
ワルプルギス『wwwwwwwww……!!!!』
キュウべえ「ありえない……魔女が……自らの意思で、人間を守るだなんて」
キュウべえ「これは一体……まどか!!」
まどか「さやかちゃんの願い……無駄にはならなかったよ!!」
キュウべえ「美樹さやかの願い……?!」
さやか『私の願いは―――』
さやか『まどかを――』
キュウべえ「ば、ばかなああああああ!!!!!」
188 = 146 :
さやか『みんなを、この手で守る事!!!』
オクタ《魔女》『オオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!!』
189 = 100 :
なにこれ熱い
190 = 146 :
ほむら「ワルプルギスが……消えていく……」
ほむら「時空の彼方へと……帰って行く……?」
キュウべえ「ありえない……ありえない……」
キュウべえ「絶望の象徴である魔女が……人々の希望を生み出す事になるなんて……」
キュウべえ「まどか、さやか………君達には驚かされるばかりだよ」
杏子「さやか……また会う事が出来るなんてな」
杏子「きっと、神様ってヤツがとびっきりのプレゼントをくれたのさ」
キュウべえ「神……それは君達の持つ概念じゃないか」
キュウべえ「…………認められるはずがない……」
杏子「小難しい事言ってちゃはじまらねえよ!」
杏子「可愛い姫様のピンチに、かっこいい騎士が駆けつけた、でいいじゃねえか」
杏子「最後に愛と勇気が勝つストーリーってのは、こうでなくちゃな!!」
191 = 146 :
オクタ(魔女)『ォォォ……………』
まどか「さやかちゃん! さやかちゃん!」
まどか「さやかちゃんも……消えちゃうの……?」
オクタ(魔女)『ォォォ……………』
『違うよ、まどか』
まどか「!!」
『私は……消えたりなんかしない』
『ずっと、みんなを守る……守り続ける……』
『みんなのそばを離れたりしない……ずっとここにいるよ』
まどか「ここ……心……?」
192 = 146 :
キュウべえ「そうか……魂の一部が、現実に残っていたと言う事か」
キュウべえ「それで……魔女になっても、意思を操る事が出来た……まさか……」
キュウべえ「たしかに考えられない事じゃない……でも、その可能性は限りなく……いや……」
まどか「さやかちゃん……?」
『まどかが困ったり、泣いたり、頼りなかったりしたときは……』
『いつでも呼んで。……必ず会いに行くから』
まどか「さやかちゃん……」
『まどか……まどかは私の大好きな、一番の親友だよ』
まどか「私も……私も、そうだよ……」ニコッ
『まどか……やっと普通に笑えるようになったね』
193 = 145 :
さやか神wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
194 :
まさかのさや神様降臨
196 = 146 :
キュウべえ「やれやれ……この事態で全宇宙の計測システムがパニックを起こしている」
キュウべえ「僕らはこの責任から逃れるため一時的に地球を離れる事になった」
キュウべえ「これで満足かい? 暁美ほむら」
ほむら「ええ」
ほむら「望んだ結末とはほど遠いけれども。おおむね満足したわ」
ほむら「しばらくはあなたの小汚い容姿を見かけずにすむんですもの」
キュウべえ「今のは……なんだろう。胸が苦しくなったよ」
キュウべえ「どうやら……僕らは再び感情というものを再認識しなければならないようだ」
ほむら「少なくともあなたの罪を思い知る機会は与えられたわけね」
キュウべえ「……忘れないよ暁美ほむら」
キュウべえ「これが悔しさ……これが……心というものだね」
キュウべえ「……いつか。そう遠くない未来で、この借りは返させてもらうよ」
197 = 145 :
ほむほむとあんこが魔女になったらさやかがまた来るのか
198 = 146 :
キュウべえ「宇宙例外的に観測されるイレギュラー……」
キュウべえ「奇跡……まさかこの目で見る事になるとは信じがたいよ」
ほむら「そうね。……最高の――」
ほむら「与えられたものではなく、奪い取ったものでもない。 私達で、作り上げた奇跡」
ほむら「……さて。……私の戦場はもうここじゃない。暁美ほむらはクールに去るわ」
キュウべえ「……?! 暁美ほむら……君は……!!」
ほむら「今回の事で確信したわ。インキュベーター」
ほむら「私達は、かならずあなたの野望を打ち砕く……奇跡を起こせるってね」
ほむら「繰り返す……私は何度でも繰り返す!!」
ほむら「全ての因果と、絶望を切り潰すために!!」 キュィィィィィン!!!
199 = 145 :
まどか「えー」
200 = 146 :
【 そして…… 】
ババババッ……
バシュッ!!
(使い魔)『※※※※※!!!!!』
杏子「おらっ! これでトドメだ!!」
バシューン!!
杏子「ふう……相変わらず、手応えの無い相手だよ」
まどか「杏子ちゃん、お疲れ様!」
あれから、私は杏子ちゃんと一緒に暮らしています
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