私的良スレ書庫
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元スレ母「お母さん再婚することにしました」男「姉スレ怖い」
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執事「この家にはお嬢様と使用人しか住んでいません」
「あなたがお嬢様の話し相手になりなさい」
「一週間でいいので」
男「面倒だからって産業は駄目だと思うの」
執事「ちなみに拒否権はありません」
男「」
親父「逃げたいなら逃げてもいいぜ 俺をもう一度倒せる自信があればな」
執事「そういうわけです どうぞ屋敷の中へ」
男「屋敷の中も広いな ウチの何倍あるんだ?」
執事「こんな場所 ただの犬小屋ですよ」
男「犬小屋並みの狭さってこと?」
執事「」
男「沈黙はキツイです」
執事「この扉の先にお嬢様がいます 粗相がないように」
男「はいわかりました」
執事「では」ガチャリ
お嬢様「男様!! 私を覚えていらっしゃいますか!?」
男「……あぁ! 財布を落としてた子!!」
お嬢様「覚えていてくださって嬉しいですわ!!」
男「君が俺を呼び出したのかぁ」ナルホド
お嬢様「あの時のお礼がまだでしたから」
お嬢様「是非とも私の家に招待してさしあげようと思いまして」
男「ありがとう」
>>352
お、おう
お、おう
お嬢様「執事 お茶を持ってきなさい」
執事「かしこまりました」バタン
お嬢様「あぁ! 殿方との会話はお姉さまの旦那様以来です」
男「そうなの?」
お嬢様「そうです それに私を無償の精神で助けてくださった男様のことがもっと知りたいと思いまして」
男「そうなんだ」テレ
お嬢様「大金を使って調べたんです」
男「」
お嬢様「男様も1億ほどで買いましたから 一週間はここでゆっくりしてくださいね」ニコッ
男「」
執事「お嬢様 そろそろお勉強の時間です」
お嬢様「もう少し男様と話していたいのだけれど」
執事「時間ですので 次は夕食の際に話されたらどうかと」
お嬢様「わかりましたわ 男様ごめんなさい」
男「いいよいいよ じゃあまた」フリフリ
執事「お前がお嬢様と話せるのは基本お嬢様が暇な時間帯だけだ」
執事「それ以外はメイドと一緒に屋敷の掃除だ」
男「お客さんに対して酷い」ヨヨヨ
執事「金を貰って来ているんだ 仕事ぐらいはちゃんとやれ」
男「」
親父「おう! 男! ちょっと来いよ」
執事「……男様 あなたの部屋は親父さんの隣なので案内してもらってください」
男「わかりました」
親父「ところでよ 1億円がどうとか言われなかったか」
男「言われたけど……」
親父「あれは俺が貰ったんだけどよ」
男「おい カレーパンチ食らわすぞこら」
親父「いいじゃねえか それでお嬢様のことだけどよ」
親父「あの女は金でなんでも解決出来ると思ってる奴だ」
男「まあなんとなくは分かるよ」
親父「そういう教育しか受けて来なかったからな お前ならわかるだろ」
男「」
親父「だからどうしたってわけじゃないけどよ」
親父「金の分ぐらいは仕事しろよ」ヒッヒッヒ
男「金返せよ」
親父「ここがお前の部屋だ」
男「おい」
親父「見ろよ お前の部屋の何倍もあるんじゃねーか」
男「ホントだ 広い上に天蓋つきのベッドなんて初めて見たよ」
親父「夕飯になったらメイドが呼びに来るからそれまで荷物の整理でもしてろ」
男「拉致られたから荷物なんてねーよ」
義理姉3人と実姉はもう出てこないのかね。中姉がお気に入りだったんだけどなあ
男「でも携帯で電話できる 助け呼ぶことが出来る!!」ピッピッ
小姉『男くーん? 今どこー?』
男「今……」
親父「そういう教育しか受けて来なかったからな お前ならわかるだろ」
男「友達の家に一週間ぐらい泊まることになってさ!!」
男「学校も行けないんだけど心配しないで!!」
小姉『学校も行けないって どういう――』
男「大変だー!! 電波がパナくて混戦でぬわーーー!!」ガチャ
男「もう後戻りは出来ない」
男「親父再登場 拉致られて メイドちゃんの胸揉んで」
男「執事ちゃんに殺されかけて お嬢様はお人形みたいんで可愛かったなー」
メイド「男様 ご飯ですよー」ガチャリ
男「うん わかった」
メイド「ところで男様 テーブルマナーの方は大丈夫ですか?」
男「ナイフとフォークの持ち方しかわかりません」キリッ
メイド「だと思って夕食を和食にしておいてよかったです」ハァ
男「ありがとうね」ナデナデ
メイド「だから撫でないでくださーいー!!」ブンブン
男「和食は和食でも懐石料理ですか」
お嬢様「お気に召さないのなら作り直させますけど」
男「超好きです! 大好物です!!」
男「ところで親父はなに食ってんの?」
親父「あんぱん」モシャモシャ
男「まあいいか ところでこの家はみんなで食べるんですね」
執事「普通は私たち使用人は後に食べるんですけど」
お嬢様「そうなると私一人の食事になるので」
男「そうですよねー」
お嬢様「男様 今日はご一緒に湯浴みをしませんか?」
執事「お嬢様! 男と一緒に入るなんて不潔です!!」
お嬢様「執事やメイドとはいつも一緒に入ってますけど」ハテ
執事「男と女では違います!!」
お嬢様「それでは男様に決めてもらいましょう」パン
執事「」ギロッ
男「一緒に入ったらそのまま人生終了しそうなので 今日は勘弁してください」
お嬢様「残念です」フゥ
夜
お嬢様「それではお風呂も入りましたし 就寝の9時まで男様のことを話してください」キラキラ
男「そんな目を煌かせるような面白い話はないけど」
男「大姉は小さくて可愛いし 中姉は頼りになる」
男「小姉は甘やかしてくれるし 少姉はトコトコ後ろをついてくるし」
お嬢様「男様の家族は面白い方ばかりなんですね」
男「お嬢様もお姉ちゃんがいるんじゃないの?」
お嬢様「お姉さまはあまりこちらに遊びに来ないので」フゥ
男「そうなんだー」
お嬢様「それで男様にお願いがあるんですけど」
お嬢様「私生まれてからずっと女の人ばかりの環境で生きてきたので」
お嬢様「お兄様というのに憧れていて」
男「」
お嬢様「よろしかったらお兄様と呼んでいいですか?」
男「いいけど……」
お嬢様「ありがとうございます お兄様!!」パァァ
男「うん お嬢様は可愛いなあ」ナデナデ
お嬢様「エヘヘ」
執事「失礼します そろそろご就寝の時間です」ガチャリ
お嬢様「そうですか それではまた明日お兄様」
男「おやすみなさい」
執事「」
ちょっと投下速度落ちる
執事「男様 少しついてきてください」
男「どうしたの……って外に出るの?」
親父「なんだ 今日は男も一緒にやるのか」
男「親父? えっ どういうこと?」
執事「親父さんには夜中に私の特訓を頼んでいるんです」
男「それと俺がどう関係して?」
親父「丁度いいサンドバックがありゃ使うだろ」
男「」
執事「イライラしていたところなので 殴らせてもらいます」
執事「今日もありがとうございました」
親父「報酬はアンパンな」
執事「わかりました ところで男様は大丈夫ですか?」
男「死んでまーす」ボロボロ
親父「俺はそこらをブラついてるからお前が連れててやれよ」
執事「全く 仕方ありませんね」ヨイショ
男「面目ないです」ズルズル
執事「打たれ強いだけで全然強くありませんね」ハァ
男「親父と比較しないで あれは化け物だから」
執事「あなたは誰かを守るために強くなりたいと思ったことはないんですか?」
男「あるけど 俺は才能がなかったからなあ」ハハハ
執事「私はお嬢様を命に代えても守りたいです」グッ
男「」
執事「ちなみに今のところあなたは敵かどうかグレーなのでお忘れなく」
男「傍から見ればお嬢様に群がる虫の一匹だしねー」
執事「自覚があるんならいいんです」
男「……」ハァ
男「ところで執事ちゃんは学校に行ってるの?」
執事「既に義務教育の過程は終えてますので行く必要はありません」
男「でも友達とかいたんじゃない?」
執事「私は旦那様に拾われた身ですので必要ないので」
男「じゃあ俺が友達になってあげるよ」
執事「話を聞いてましたか?」
男「お嬢様が忙しい時間だけでもいいからさ」
執事「……仕方ないですね」
男「ありがとう」
男「zzz」グゥー
メイド「朝ですよー!! おきなさーい!!」ガンガン
男「うぅー」モゾモゾ
メイド「あさですって!! 起きろー」ユサユサ
男「大姉ちゃーん」グイッ
メイド「へ?」ドスン
男「大姉ちゃんモフモフ」モフモフ
メイド「きゃああああああ!! 止めなさい!!」
男「モフモフモフ」
メイド「止めろって言ってるでしょうが!!」
バッチーン
男「ごめんなさい わざとじゃないんです」ヒリヒリ
メイド「当たり前です! わざとだったら警察に突き出してますから」
男「物分りのいいメイドちゃんありがとう!!」モフモフ
メイド「だーかーら!! 止めなさいーい!!」
お嬢様「お兄様 布団の寝心地はどうでしたか」
男「枕が替わっても寝られる俺に死角はなかった」
お嬢様「それは良かったですわ」
メイド「それでは朝食が終わったので男さんはこっちに来てください」
男「アイサー」
お嬢様「あら いつの間にお兄様とメイドは仲良くなったの?」
メイド「仲良くありません!!」
メイド「それでは男様には2階の部屋すべての掃除を担当してもらいましょう
男「無理です」
メイド「大丈夫です 私も出来ますから」エヘン
男「プロと一緒にしないで」
メイド「家の汚れは心の汚れ お嬢様に恥じぬよう頑張ってください」
男「」
メイド「返事は?」
男「はい」
男「これ絶対に今日じゃ終わらないんだけどなー」
男「気付いたんだけど この階って使用人室なんだよなー」
男「女の子の服とか無造作に置いてあるし」
男「ここはメイドちゃんの部屋か……」
男「これは……写真――」
メイド「男様!!」ガチャ
メイド「見ましたか?」
男「見てません」
メイド「」
男「」
メイド「まあいいでしょう 今回は思慮に欠けた私のミスだったので」
男「ありがとうメイドちゃんマジ優しい!!」ナデナデナデ
メイド「だから頭を撫でるのは……コラ!!」
みんなの評価 : ★★
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