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元スレ京子「ゆるゆり・オブ・ザ・デッド!」
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~部室~
京子「ねえねえ、皆さ、一番怖いものって、なに?」
結衣「唐突だな、お前」
京子「いいから教えてよ~!」プンプン
ちな「私は怖いものが怖いですよ…」ガクプル
京子「どんな謎かけだそれ!けど、そんなちなちゅも可愛い!」ダキー
ちな「ちなちゅ言うな!そして抱きつくな―!」ササッ
京子「うう、酷いよちなつちゃん…」ガク…
京子「ねえねえ、皆さ、一番怖いものって、なに?」
結衣「唐突だな、お前」
京子「いいから教えてよ~!」プンプン
ちな「私は怖いものが怖いですよ…」ガクプル
京子「どんな謎かけだそれ!けど、そんなちなちゅも可愛い!」ダキー
ちな「ちなちゅ言うな!そして抱きつくな―!」ササッ
京子「うう、酷いよちなつちゃん…」ガク…
あか「…私は忘れられるのが怖いよ~」
京子「あかりは深刻だな…」
あか「うううー!だって、だって災害の時とかに一人だけ忘れられたら怖いよ…」
あか「一人だけ取り残されて、助けを求めても誰にも届かないとか…」ウルッ
ちな「あかりちゃん、たとえ話だから!そんなに深刻にならないで!」
京子「大丈夫!そんな時はお姉さんが駆けつけてくれるよ!」
あか「きょ、京子ちゃん…ありがとう!」パァー
ちな(京子先輩は駆け付けないんですか…)
京子「あかりは深刻だな…」
あか「うううー!だって、だって災害の時とかに一人だけ忘れられたら怖いよ…」
あか「一人だけ取り残されて、助けを求めても誰にも届かないとか…」ウルッ
ちな「あかりちゃん、たとえ話だから!そんなに深刻にならないで!」
京子「大丈夫!そんな時はお姉さんが駆けつけてくれるよ!」
あか「きょ、京子ちゃん…ありがとう!」パァー
ちな(京子先輩は駆け付けないんですか…)
京子「えへへへ、結衣はどうかな?」
結衣「うーん…私は、ほら、交通事故とか怖いかな」
結衣「常に身近にあり得る可能性だからさ」
京子「りっありすーと!」
結衣「そんな京子はどうなんだよ」
結衣「こんな話を振ってきたって言う事は、相当なネタ持ってるんだろ?」
京子「よくぞ聞いてくれました!」
京子「えーとね、みんな、『ナイト・オブ・ザ・リビングデッド』って知ってる?」
結衣「うーん…私は、ほら、交通事故とか怖いかな」
結衣「常に身近にあり得る可能性だからさ」
京子「りっありすーと!」
結衣「そんな京子はどうなんだよ」
結衣「こんな話を振ってきたって言う事は、相当なネタ持ってるんだろ?」
京子「よくぞ聞いてくれました!」
京子「えーとね、みんな、『ナイト・オブ・ザ・リビングデッド』って知ってる?」
結衣「ああ、古い映画でしょ。見た見た。ゾンビが人間社会を乗っ取るってヤツ」
ちな「…私は当然見てません。話聞いてるだけで気絶しそう…」サァー
あか「ち、ちなつちゃん顔が怖くなってるよ…」
あか「私はお姉ちゃんと一緒に見たよぉ。お姉ちゃん怖がりだから近くにいてほしいって言われたから」
京子(あかりさん、抱きついたりしてたんだろうなあ)
京子「あの映画って、実話を元に作られたって知ってた?」
結衣「…いや、あのな。さっきも言ったけど、ゾンビが人間社会を乗っ取る話なんだぞ」
あか「そ、そうだよ。今の世界にゾンビなんていないんだから、実話じゃないよぉ」
京子「その辺はだいぶ変更されてるんだよ」
ちな「…私は当然見てません。話聞いてるだけで気絶しそう…」サァー
あか「ち、ちなつちゃん顔が怖くなってるよ…」
あか「私はお姉ちゃんと一緒に見たよぉ。お姉ちゃん怖がりだから近くにいてほしいって言われたから」
京子(あかりさん、抱きついたりしてたんだろうなあ)
京子「あの映画って、実話を元に作られたって知ってた?」
結衣「…いや、あのな。さっきも言ったけど、ゾンビが人間社会を乗っ取る話なんだぞ」
あか「そ、そうだよ。今の世界にゾンビなんていないんだから、実話じゃないよぉ」
京子「その辺はだいぶ変更されてるんだよ」
京子「実際に有ったのは…1975年にあった事件でね…」
京子「政府がとある薬品会社に作らせてた薬が地面にこぼれて地下の死体置き場に流れ込んだらしいんだけど」
京子「その死体達が、なんと飛び起きたんだって!」
ちな「あーあーあーあー聞こえなーい」
京子「それを知った政府は薬と死体を密封してを闇に葬って…映画を作った監督に圧力をかけたんだ」
京子「事実をそのまま映画にしたら放映出来なくしてやるって」
京子「だから映画は事実とは異なる事を描かれてるんだよ」
あか「えええ…それって、本当なの…?」
ちな「あーあーあーあーあー」
結衣「いや、本当だとしても何でお前がそれを知ってるんだよ。政府の人間かお前は」
京子「政府がとある薬品会社に作らせてた薬が地面にこぼれて地下の死体置き場に流れ込んだらしいんだけど」
京子「その死体達が、なんと飛び起きたんだって!」
ちな「あーあーあーあー聞こえなーい」
京子「それを知った政府は薬と死体を密封してを闇に葬って…映画を作った監督に圧力をかけたんだ」
京子「事実をそのまま映画にしたら放映出来なくしてやるって」
京子「だから映画は事実とは異なる事を描かれてるんだよ」
あか「えええ…それって、本当なの…?」
ちな「あーあーあーあーあー」
結衣「いや、本当だとしても何でお前がそれを知ってるんだよ。政府の人間かお前は」
京子「そりゃー、あれだよ、政府のやる事には穴があるからさ」
京子「実は、薬と死体を密閉した容器の一つが…間違った場所に送られだよ」
京子「…そう、この学校の化学室に、さ」
結衣「ごくり」
あか「ごくり」
ちな「あーあーあーあーあー」
結衣「き、京子の冗談にしては手が込んでたな」
あか「じょ、冗談なの?ほ、本気にしちゃったよお」
京子「いや、マジだって。奈々ちゃんから直接見せてもらったもん」
結衣「またまたー」
京子「実は、薬と死体を密閉した容器の一つが…間違った場所に送られだよ」
京子「…そう、この学校の化学室に、さ」
結衣「ごくり」
あか「ごくり」
ちな「あーあーあーあーあー」
結衣「き、京子の冗談にしては手が込んでたな」
あか「じょ、冗談なの?ほ、本気にしちゃったよお」
京子「いや、マジだって。奈々ちゃんから直接見せてもらったもん」
結衣「またまたー」
京子「………見に行く?」
あか「み、見に行くって…その、容器を?」
京子「……」ピッピッピッ
京子「あー!最近、学校って携帯つながりにくいよね!」
結衣「あ、ああ。何か中継基地が故障してるらしいよ。来週には治るんじゃない?」
京子「仕方ない、メールで…」
あか「何処にメールしたの?」
京子「奈々ちゃんのとこー。…お、返事来た」
京子「明日見せてくれるってさ!」
結衣「…マジか」
あか「み、見に行くって…その、容器を?」
京子「……」ピッピッピッ
京子「あー!最近、学校って携帯つながりにくいよね!」
結衣「あ、ああ。何か中継基地が故障してるらしいよ。来週には治るんじゃない?」
京子「仕方ない、メールで…」
あか「何処にメールしたの?」
京子「奈々ちゃんのとこー。…お、返事来た」
京子「明日見せてくれるってさ!」
結衣「…マジか」
京子「じゃ、明日の放課後は旧校舎の化学実験室に集合ね!」
あか「明日はお姉ちゃんがお料理してくれる日だから、早く帰らないといけないんだよぉ…」
京子「なーに、すぐに終わるって!」
ちな「あーあーあーあーあー」
あか「明日はお姉ちゃんがお料理してくれる日だから、早く帰らないといけないんだよぉ…」
京子「なーに、すぐに終わるって!」
ちな「あーあーあーあーあー」
~翌日放課後~
~旧校舎~
結衣「京子のヤツ、遅いなあ…」
あか「本当だね、どうしたんだろ…」
ちな「じゃ、じゃあ!あ、あの!もう帰りません!?」ガクガク
結衣「ちなつちゃんは怖がりだなあ。大丈夫、私が守ってあげるから」
ちな「はう!///」
ちな「結衣先輩にそこまで言われるなら、この身、全てを捧げますぅ!」ベッタリ
結衣「ハ、ハハハハ」
あか「あれ、化学室の鍵…開いてるよ?」ガラッ
結衣「あー、じゃあ京子は先に準備室に入ってるのかもな」
結衣「ちょっと行ってみようっか」
ちな「はい!先輩、守ってくださいね!」ベッタリ
あか「ふ、2人とも待ってよお」
結衣「おーい、京子~。いるか~?」
京子「ゆ、ゆい!たすけて!たすけて!!!」
結衣「あー、じゃあ京子は先に準備室に入ってるのかもな」
結衣「ちょっと行ってみようっか」
ちな「はい!先輩、守ってくださいね!」ベッタリ
あか「ふ、2人とも待ってよお」
結衣「おーい、京子~。いるか~?」
京子「ゆ、ゆい!たすけて!たすけて!!!」
一同「!!!」
あか「きょ、京子ちゃんの声だ!」
ちな「い、いったいどこから…」
結衣「…準備室の扉の向こうからだ!」ダッ
ちな「あ、結衣先輩待って!」ダッ
ガチャッ
あか「きょ、京子ちゃんの声だ!」
ちな「い、いったいどこから…」
結衣「…準備室の扉の向こうからだ!」ダッ
ちな「あ、結衣先輩待って!」ダッ
ガチャッ
>>16
なくしーたままーでー
なくしーたままーでー
~旧校舎・化学準備室~
結衣「な!?」
ちな「な…なにこれ、ロッカーのノブに鎖が巻きついて…引っ張られてる…?」
あか「結衣ちゃん!この鎖、間切カーテンの向こうに引っ張られてる!」
ちな「か、カーテンの向こうに誰かいるの!?京子先輩!?
結衣「な、なんだこれは…!く!カーテンの裏から姿を現せ!」
シャー
ゾンビ「ノウミソオクレー!!」
ガブリッ
結衣「うああああああああああああああああががががががが!!!」
結衣「な!?」
ちな「な…なにこれ、ロッカーのノブに鎖が巻きついて…引っ張られてる…?」
あか「結衣ちゃん!この鎖、間切カーテンの向こうに引っ張られてる!」
ちな「か、カーテンの向こうに誰かいるの!?京子先輩!?
結衣「な、なんだこれは…!く!カーテンの裏から姿を現せ!」
シャー
ゾンビ「ノウミソオクレー!!」
ガブリッ
結衣「うああああああああああああああああががががががが!!!」
ちな「ゆ、結衣先輩ぃぃぃぃぃ!」
あか「結衣ちゃん!?」
ガチャンッ
京子「ひゃあああああ!」
京子「こ、こわかった…!」
あか「ロ、ロッカーの中から京子ちゃんが…?」
ちな「ゆ、ゆいせん…ぱい…」
京子「ゆ、結衣!」
結衣「」ガクガクガク
ゾンヒ「ムシャ・・・ムシャ・・・」
京子「くっ!この化物…!結衣を離せ!」バケツポイ
あか「結衣ちゃん!?」
ガチャンッ
京子「ひゃあああああ!」
京子「こ、こわかった…!」
あか「ロ、ロッカーの中から京子ちゃんが…?」
ちな「ゆ、ゆいせん…ぱい…」
京子「ゆ、結衣!」
結衣「」ガクガクガク
ゾンヒ「ムシャ・・・ムシャ・・・」
京子「くっ!この化物…!結衣を離せ!」バケツポイ
ガンッ
ゾンビ「………」
ゾンビ「モット、ノウミソォォォォ!」
一同「ひいいいいいいいいい!!!」ダッ
ガチャガチャ
京子「はぁ…はぁ…鍵は閉めたから…これで…」
ちな「ゆい先輩…ゆ、結衣先輩まだ向こうにいるじゃないですか!」
あか「だ、だめだよぉ、ちなつちゃん!頭齧られたんだから…もう無理だよお…」ガクブル
ちな「そ、そんな…ゆいせんぱい…」
京子「け、警察に…警察に電話!」ピッポッパッ
京子「あああ!!!!電話つながらない!!」
あか「京子ちゃん!本校舎に行けば固定電話機があるはずだよ!」
京子「そ、そうだな!よ、よし、本校舎に戻ろう!」
ちな「ゆい…せんぱい…」
京子「ちなつちゃんも!早く!」グイッ
ザーーーーーーーーーーーーー
あか「うわっ!何時の間にか雨が降ってる!す、凄い雨!」
京子「くっ、本校舎への道の途中に部室があるよね!」
京子「あそこでもう一回携帯を試してみよう!」
ちな「………」
京子「そ、そうだな!よ、よし、本校舎に戻ろう!」
ちな「ゆい…せんぱい…」
京子「ちなつちゃんも!早く!」グイッ
ザーーーーーーーーーーーーー
あか「うわっ!何時の間にか雨が降ってる!す、凄い雨!」
京子「くっ、本校舎への道の途中に部室があるよね!」
京子「あそこでもう一回携帯を試してみよう!」
ちな「………」
~部室~
京子「ふあああー!一息つける…!」
あか「携帯試すね!」ピッピッ
あか「……だめ、繋がらない…」
ちな「……ねえ、この、声…」
京子「くっ、じゃあ本校舎までもう一っ走り…」
ちな「ねえ!こ、この、声!何なの!」
あか「ちなつ…ちゃん?」
京子「声って……」
ちな「しっ!」
京子「ふあああー!一息つける…!」
あか「携帯試すね!」ピッピッ
あか「……だめ、繋がらない…」
ちな「……ねえ、この、声…」
京子「くっ、じゃあ本校舎までもう一っ走り…」
ちな「ねえ!こ、この、声!何なの!」
あか「ちなつ…ちゃん?」
京子「声って……」
ちな「しっ!」
ウアアアアアアアアアアアアアアアア
ヒィィィィィィィィイイイイイイイイ
アアアアアアアアアアアアアアアアアア
京子「な、何なの…この声…」
あか「ああああ…き、京子ちゃん…あそこ…!」
京子「…!」
ちな「…!」
あか「地面から…地面から…!死人が…!」
ゾンビ「アアアアアアアアア」
京子「う、うわあああああああああああああああ!!!」ダッ
ちな「ひ、ひいいいいいいいいいいいいいいいいい!!!」ダッ
あか「あ、あ、待って、待ってよおおお!」ダッ
あか「み、みんな!待ってよお!置いていかないでよお!」
あか「あかり、ここだよお!忘れてかないでよお…!」
あか「あっ!」ドシャァッ
あか「うえええ…水たまり…こけちゃった…」
あか「だ、だれれいないのぉ…きょうこちゃん、ちなつちゃぁぁぁん…」
あか「泥が目に入って…前が…」ゴシゴシ
あか「あかり、ここだよお!忘れてかないでよお…!」
あか「あっ!」ドシャァッ
あか「うえええ…水たまり…こけちゃった…」
あか「だ、だれれいないのぉ…きょうこちゃん、ちなつちゃぁぁぁん…」
あか「泥が目に入って…前が…」ゴシゴシ
アアアアアアアアアアアアアアアア
ウウウウウウウウウウウウウウウウ
ウァァァァァァァァァァァァァァァ
あか「やっと、泥とれた…え…?」
あか「いや…」
あか「いやあああああああ!誰か!誰か助け、いやああああああああああああああ!!!!」
ガブリッ
~生徒会室~
綾乃「はぁ…やっと一息ついたわね」ガクッ
綾乃「西垣先生、これは一つ借りですよ?」チラッ
西垣「ああ、判ってる。焼却炉の鍵貸してくれてありがとうよ」
ひま「それにしても…まさかあんな物が存在したなんて想いもしませんでしたわ…」フゥ
櫻子「動く死体なんてさー、ホラー映画みたいで面白かったじゃん、小動物だけど」
綾乃「実際見ると面白いなんて言ってられないわよ…」
綾乃「先生、本当にあの1体だけなんですよね、その、ゾンビは」
綾乃「はぁ…やっと一息ついたわね」ガクッ
綾乃「西垣先生、これは一つ借りですよ?」チラッ
西垣「ああ、判ってる。焼却炉の鍵貸してくれてありがとうよ」
ひま「それにしても…まさかあんな物が存在したなんて想いもしませんでしたわ…」フゥ
櫻子「動く死体なんてさー、ホラー映画みたいで面白かったじゃん、小動物だけど」
綾乃「実際見ると面白いなんて言ってられないわよ…」
綾乃「先生、本当にあの1体だけなんですよね、その、ゾンビは」
西垣「ああ、誤って空けてしまった保管容器に入ってた死体は空気に触れて燃え尽きてしまったみたいだからな」
西垣「漏れたガスに触れて蘇った動物の標本もさっき焼却炉で燃やしたし…」
西垣「これで一件落着!楽しい週末を迎えられるって訳だ」
西垣「…それにしても、滝のような雨だな」
りせ「………」
綾乃「…会長、どうかしたんですか?顔色が…」
西垣「うん?松本、気分が悪いって?」
西垣「漏れたガスに触れて蘇った動物の標本もさっき焼却炉で燃やしたし…」
西垣「これで一件落着!楽しい週末を迎えられるって訳だ」
西垣「…それにしても、滝のような雨だな」
りせ「………」
綾乃「…会長、どうかしたんですか?顔色が…」
西垣「うん?松本、気分が悪いって?」
西垣「うーん、松本は保管容器が割れた時にモロにガスを吸ったみたいだからなあ…」
西垣「どれどれ、脈は、と……あれ?」
綾乃「…どうしたんです?」
西垣「いや、なんでもない…松本、ちょっと体温計咥えててくれ」
りせ「……」パクッ
西垣「…よし、もういいぞ」
西垣「……27℃」
ひま「…え?」
西垣「室温と同じだ」
綾乃「ちょっと、先生?」
西垣「……」
綾乃「先生!黙ってたら判りませんよ!」
西垣「どれどれ、脈は、と……あれ?」
綾乃「…どうしたんです?」
西垣「いや、なんでもない…松本、ちょっと体温計咥えててくれ」
りせ「……」パクッ
西垣「…よし、もういいぞ」
西垣「……27℃」
ひま「…え?」
西垣「室温と同じだ」
綾乃「ちょっと、先生?」
西垣「……」
綾乃「先生!黙ってたら判りませんよ!」
ガンガンガン
一同(ビクッ)
京子「あやの!開けてくれ!あやのー!!!!」
綾乃「と、歳納京子!窓からどうしたのよ…!」ガラッ
京子「あ、あやのお!!!」ダキッ
綾乃「歳納京子///って、ずぶ濡れじゃない!どうして玄関から入ってこないの!」
京子「い、い、い、いますぐ窓を閉めて扉を閉めてバリケード作って!」
綾乃「あ、あなた、何言ってるの?またウイスキーボンボンでも食べたの?」
京子「い、いいから!あの声聞いて!」
綾乃「…声?」
ウアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア
ヒィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィ
ひま「な、何あの声…」
櫻子「きっちもわるーい!」
京子「ゾゾゾゾ、ゾンビが!旧校舎の化学準備室に!」
綾乃「…え」
西垣「わ、私の準備室に!?」
ひま「…先生、これ、ちょっと私達の手に負える事態じゃなくなってきてるんじゃ…」
京子「化け物みたいなのが100人以上いるんだよ!」
一同「ひゃくにん!?」
~旧校舎~
ちな「うううう!本校舎と逆の方に逃げちゃった…」
ちな「京子先輩とあかりちゃん…大丈夫かなあ…」
ちな「と、取りあえず鍵がかかる化学室に来たけど…」
ちな「あ、あの、準備室の向こうに……結衣先輩が…」
ちな「ゆい、せんぱいいいいい…」
ドンドンドン!
ちな「ひ、ひい!」ビクッ
ちな「誰かが準備室の扉叩いてる…!」
ちな「うううう!本校舎と逆の方に逃げちゃった…」
ちな「京子先輩とあかりちゃん…大丈夫かなあ…」
ちな「と、取りあえず鍵がかかる化学室に来たけど…」
ちな「あ、あの、準備室の向こうに……結衣先輩が…」
ちな「ゆい、せんぱいいいいい…」
ドンドンドン!
ちな「ひ、ひい!」ビクッ
ちな「誰かが準備室の扉叩いてる…!」
結衣『…その声は…ちなつちゃんだね』
ちな「…!」
ちな「結衣先輩!生きてたんですか!?」
結衣『…酷いよ、ちなつちゃん、私を見捨てて逃げるなんて…』
ちな「ご、ごめんなさい!ごめんなさい!」
ちな「け、けど結衣先輩が無事で…良かった…!」ウルッ
ちな「そ、そういえば結衣先輩、化物はどうしたんですか!?」
ちな「…!」
ちな「結衣先輩!生きてたんですか!?」
結衣『…酷いよ、ちなつちゃん、私を見捨てて逃げるなんて…』
ちな「ご、ごめんなさい!ごめんなさい!」
ちな「け、けど結衣先輩が無事で…良かった…!」ウルッ
ちな「そ、そういえば結衣先輩、化物はどうしたんですか!?」
結衣『…ああ、何とか倒したよ…』
結衣『あいつら、映画と違って頭潰しても平気だけど、バラバラにしたら動けないみたい』
ちな「流石、結衣先輩!い、いま扉開けますね!」
結衣『うん、ありがとう、ちなつちゃん。はやく、ちなつちゃんのかおが、みたいよ』
ガチャッ
結衣『あいつら、映画と違って頭潰しても平気だけど、バラバラにしたら動けないみたい』
ちな「流石、結衣先輩!い、いま扉開けますね!」
結衣『うん、ありがとう、ちなつちゃん。はやく、ちなつちゃんのかおが、みたいよ』
ガチャッ
ちな「結衣先輩…!…え?」
結衣「ちなつちゃん、あけてくれて、ありがとう」
ちな「ゆ、結衣先輩…頭が、半分……半分、ないで、す、よ?」ポカーン
結衣「ああ、さっきのヤツに食べられちゃってね」
ちな「は、ははは、ははははははは、へ、平気なんですか?結衣先輩、痛くないんですか?」
結衣「……痛いよ」
結衣「正直、凄く、痛い。痛くて痛くてたまらない、死にそうだけど、何故か死ねないんだよね」
ちな「あは、あははははは、あはははははははははははははははは」
結衣「けどね、この痛みを和らげる方法、今わかったんだ」
ちな「あははははははは!な、なんです?それ、手伝いますよ、結衣先輩の為なら」
結衣「ちなつちゃん、あけてくれて、ありがとう」
ちな「ゆ、結衣先輩…頭が、半分……半分、ないで、す、よ?」ポカーン
結衣「ああ、さっきのヤツに食べられちゃってね」
ちな「は、ははは、ははははははは、へ、平気なんですか?結衣先輩、痛くないんですか?」
結衣「……痛いよ」
結衣「正直、凄く、痛い。痛くて痛くてたまらない、死にそうだけど、何故か死ねないんだよね」
ちな「あは、あははははは、あはははははははははははははははは」
結衣「けどね、この痛みを和らげる方法、今わかったんだ」
ちな「あははははははは!な、なんです?それ、手伝いますよ、結衣先輩の為なら」
結衣「ありがとう、ちなつちゃん」
結衣「ちなつちゃんなら、そう言ってくれると、思った」
結衣「だからね」
結衣「ノウミソオクレ!」ガッ
ちな「い、いやああああああああああああああああああああああああ!!!!」
結衣「ちなつちゃんなら、そう言ってくれると、思った」
結衣「だからね」
結衣「ノウミソオクレ!」ガッ
ちな「い、いやああああああああああああああああああああああああ!!!!」
~娯楽部庭~
プルルルー
プルルルルー
ガチャッ
あかね『あかり?随分帰りが遅いようだけど、どうしたの?』
プルルルー
プルルルルー
ガチャッ
あかね『あかり?随分帰りが遅いようだけど、どうしたの?』
あかり「…あはは、大雨のおかげで帰れなくなっちゃったんだ」
あかり「お姉ちゃん、傘持って学校まで迎えに来てくれない?」
あかね『わかったわ。今すぐ行くから待っててね』
あかね『今日は美味しいシチューを作ったから、帰ったら食べさせてあげるね』
あかり「うわあ、食べるの楽しみだなあ。お姉ちゃん、きっと美味しいんだろうなぁ」
あかね『うふふ、あかりったら///』
あかり「待ってるね、お姉ちゃん。急いできてね」ガチャッ
ピッピッピッ
あかり「…あ、ちなつちゃんのお姉さんですか?私、あかざあかりと申します」
あかり「実は大雨のせいでちなつちゃんが帰れなくなって」
あかり「はい、傘がないみたいだから、迎えに来てあげてくれると…」
あかり「お姉ちゃん、傘持って学校まで迎えに来てくれない?」
あかね『わかったわ。今すぐ行くから待っててね』
あかね『今日は美味しいシチューを作ったから、帰ったら食べさせてあげるね』
あかり「うわあ、食べるの楽しみだなあ。お姉ちゃん、きっと美味しいんだろうなぁ」
あかね『うふふ、あかりったら///』
あかり「待ってるね、お姉ちゃん。急いできてね」ガチャッ
ピッピッピッ
あかり「…あ、ちなつちゃんのお姉さんですか?私、あかざあかりと申します」
あかり「実は大雨のせいでちなつちゃんが帰れなくなって」
あかり「はい、傘がないみたいだから、迎えに来てあげてくれると…」
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