私的良スレ書庫
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元スレ雪歩「765プロが倒産してもう二年半ですぅ……」
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廊下に思いっきり春香叩きつけたからな
罪悪感はあるんだな 響まじ天使
罪悪感はあるんだな 響まじ天使
「こ、壊れてないかな……」
ビデオカメラの電源をおそるおそるつけました……。
すると、いつも通り、軽快な起動音が鳴りました。
よかった……。
も、もしこれで壊れてたら、律子さんの雷が落ちるところでした……。
レンズ越しに覗いてみます。うん、大丈夫……。
と、その時突然、私の狭くなっている視界に手がにゅっと伸びてきました。
「ひゃあ!」私はまたビデオカメラを落としそうになります。
「あっはっは。ビックリした?ゆきぴょん」
「亜美ちゃん、真美ちゃん……」
亜美ちゃんと真美ちゃんは私にイタズラっこの笑みを向けています。
両親が離婚して別々のところに住んでいる二人は、週に1~2回くらいのペースで会っているみたいです。
きっと、ほんとは寂しいよね……。けれど、765プロでいつも一緒だった二人は、私たちの前ではいつも一緒で、笑ってくれます。
ビデオカメラの電源をおそるおそるつけました……。
すると、いつも通り、軽快な起動音が鳴りました。
よかった……。
も、もしこれで壊れてたら、律子さんの雷が落ちるところでした……。
レンズ越しに覗いてみます。うん、大丈夫……。
と、その時突然、私の狭くなっている視界に手がにゅっと伸びてきました。
「ひゃあ!」私はまたビデオカメラを落としそうになります。
「あっはっは。ビックリした?ゆきぴょん」
「亜美ちゃん、真美ちゃん……」
亜美ちゃんと真美ちゃんは私にイタズラっこの笑みを向けています。
両親が離婚して別々のところに住んでいる二人は、週に1~2回くらいのペースで会っているみたいです。
きっと、ほんとは寂しいよね……。けれど、765プロでいつも一緒だった二人は、私たちの前ではいつも一緒で、笑ってくれます。
「こっちから帰ってきたらさ。ママとパパにもう1回お熱いチューをしてくれないか相談してみるよ
ま、悩んでも仕方ないよね!」
「そうそう、そんな時もあるさ!株価は上がるさ!」
そういって、二人は手を振って、走って病院から出て行きました。
みんな、すごいなぁ。辛いこと、悲しいこといっぱいあったはずのに……。
私なんて……。ダメダメだよ……。うぅ……。
「なーに暗くなってるのよ」
「ひゃっ!」
突然、ほっぺたに熱いモノが触れました。
振り返ると……律子さんが缶コーヒーをつまむように持っていました。
「も~雪歩はすぐ泣くんだから。ホンット変わってないわね」
「うぅ……ごめんなさい……」
缶コーヒーを膝で挟んで、私はすんすんと涙を流します。
あの時の、半年前のことが自分でも信じられません……。
ま、悩んでも仕方ないよね!」
「そうそう、そんな時もあるさ!株価は上がるさ!」
そういって、二人は手を振って、走って病院から出て行きました。
みんな、すごいなぁ。辛いこと、悲しいこといっぱいあったはずのに……。
私なんて……。ダメダメだよ……。うぅ……。
「なーに暗くなってるのよ」
「ひゃっ!」
突然、ほっぺたに熱いモノが触れました。
振り返ると……律子さんが缶コーヒーをつまむように持っていました。
「も~雪歩はすぐ泣くんだから。ホンット変わってないわね」
「うぅ……ごめんなさい……」
缶コーヒーを膝で挟んで、私はすんすんと涙を流します。
あの時の、半年前のことが自分でも信じられません……。
「落ちついた……?ってまだか。」
缶コーヒーを啜りながら、律子さんは壁にもたれかかりました。
「律子さん、なんだか私自信無くなってきました……」
「……」
「皆だけ、成長してるみたいで、私、おいてけぼりになっちゃってるみたいで……」
みんなと半年過ごして……今まで出来なかったことや、言えなかったことが皆出来るようになってて……。
私はすごく、焦るんだけどどうにもできなくて……。
律子さんは、私の泣きごとを黙って聞いていました。
「う~~ん……」
コーヒーを一息に飲み干して、律子さんは唸りました。
「やっぱ、雪歩はこういうタイプよねぇ……」
「……うぅ」
「大~丈夫よ。私は、今はからあげくんを揚げてる身だけど、元プロデューサーとして、アンタのことはしっかり見てるつもりだから」
律子さんは、私の背中を2~3回叩いて、私から離れて行きました。
「ねぇ、雪歩。もし美希に会えたら私ね。もう一度……」
「えっ」
「何でも無い。ま、アンタたちがもう一度、私に魔法をかけてみせてよ」
そう言って、手をひらひらとさせて、律子さんは休憩室から出ていきました。
缶コーヒーを啜りながら、律子さんは壁にもたれかかりました。
「律子さん、なんだか私自信無くなってきました……」
「……」
「皆だけ、成長してるみたいで、私、おいてけぼりになっちゃってるみたいで……」
みんなと半年過ごして……今まで出来なかったことや、言えなかったことが皆出来るようになってて……。
私はすごく、焦るんだけどどうにもできなくて……。
律子さんは、私の泣きごとを黙って聞いていました。
「う~~ん……」
コーヒーを一息に飲み干して、律子さんは唸りました。
「やっぱ、雪歩はこういうタイプよねぇ……」
「……うぅ」
「大~丈夫よ。私は、今はからあげくんを揚げてる身だけど、元プロデューサーとして、アンタのことはしっかり見てるつもりだから」
律子さんは、私の背中を2~3回叩いて、私から離れて行きました。
「ねぇ、雪歩。もし美希に会えたら私ね。もう一度……」
「えっ」
「何でも無い。ま、アンタたちがもう一度、私に魔法をかけてみせてよ」
そう言って、手をひらひらとさせて、律子さんは休憩室から出ていきました。
俺も倒産で検索してるな
しかし自分の変換ミスだが響の会も悪くないな
しかし自分の変換ミスだが響の会も悪くないな
俺は765検索だなぁ。レス数765に反応するのが困り者。
響は響の会、いや回で株上げたよなぁ…会が発足するほどにw
響は響の会、いや回で株上げたよなぁ…会が発足するほどにw
病室へ行くと、千早ちゃんがすやすやと眠っていました。
……私は胸がきゅうっと締め付けられる思いがしました。
もう安心なんだ、目が覚めるって、わかっていても怖いよ……。
もし、千早ちゃんがまた起きなくなったら……。
また、あの日がまた戻ってくるとしたら……。
真ちゃんのあの目を、私の意思とは関係なくフラッシュバックしてしまいます。
──雪歩!謝れよ!
そう言って、真ちゃんはお腹、肩、背中を目いっぱいの力で殴りつけます。
「う……うぅ……」
怖い……怖い……。
「あら、雪歩ちゃん。どうして泣いているの?」
安らぎを与えてくれる穏やかな声が、後ろから聞こえました。
あずささんの声だ……。
……私は胸がきゅうっと締め付けられる思いがしました。
もう安心なんだ、目が覚めるって、わかっていても怖いよ……。
もし、千早ちゃんがまた起きなくなったら……。
また、あの日がまた戻ってくるとしたら……。
真ちゃんのあの目を、私の意思とは関係なくフラッシュバックしてしまいます。
──雪歩!謝れよ!
そう言って、真ちゃんはお腹、肩、背中を目いっぱいの力で殴りつけます。
「う……うぅ……」
怖い……怖い……。
「あら、雪歩ちゃん。どうして泣いているの?」
安らぎを与えてくれる穏やかな声が、後ろから聞こえました。
あずささんの声だ……。
響の会発足したのか
今回は長くなると言っていたしそろそろROMに戻るか
響の会の皆、保守は頼んだ
今回は長くなると言っていたしそろそろROMに戻るか
響の会の皆、保守は頼んだ
「雪歩ちゃん~私、雪歩ちゃんが泣いていると悲しいわ~」
あずささんは、私の丸まっている背中を何度も優しく撫で上げました。
私は、シーツに顔を伏せて、面をあげることがどうしても出来ません。
この大変な状況で、自分だけ人に甘えるのはいけないことなのはわかっています。
けれど、どうしても涙が止まらなくて……。
一番年上のあずささんに、ついつい弱さを見せてしまって……。
「私アメリカ行くのやっぱりやめます……」
あずささんの背中をさする手がピタリと止まりました。
「きっと、行っても足手まといになっちゃうから……」
「……」
あずささんは黙ってしまいました。今、あずささんがどんな顔をしているのかわかりません。
怒ってるのかな。困ってるのかな。呆れてるのかな。
だけど、ちょっとして……
「大丈夫、雪歩ちゃんは、とっても強い子だから」
「えっ……」
思いがけない慰めでした。
強いっていうのは、千早ちゃんや四条さんみたいな……。
「そうねぇ、確かにその二人もと~っても強い子だけど、雪歩ちゃんの強さとはちょっと違うわね~」
あずささんは、私の丸まっている背中を何度も優しく撫で上げました。
私は、シーツに顔を伏せて、面をあげることがどうしても出来ません。
この大変な状況で、自分だけ人に甘えるのはいけないことなのはわかっています。
けれど、どうしても涙が止まらなくて……。
一番年上のあずささんに、ついつい弱さを見せてしまって……。
「私アメリカ行くのやっぱりやめます……」
あずささんの背中をさする手がピタリと止まりました。
「きっと、行っても足手まといになっちゃうから……」
「……」
あずささんは黙ってしまいました。今、あずささんがどんな顔をしているのかわかりません。
怒ってるのかな。困ってるのかな。呆れてるのかな。
だけど、ちょっとして……
「大丈夫、雪歩ちゃんは、とっても強い子だから」
「えっ……」
思いがけない慰めでした。
強いっていうのは、千早ちゃんや四条さんみたいな……。
「そうねぇ、確かにその二人もと~っても強い子だけど、雪歩ちゃんの強さとはちょっと違うわね~」
いい方向に向かってる気はするんだけど
額に縫い目があったり大声が出せなかったりで
アイドル復帰が厳しいところがもう…
額に縫い目があったり大声が出せなかったりで
アイドル復帰が厳しいところがもう…
「自分では、ちょっとわからないです……」
「大丈夫。いつか、わかる日が来るわ~」
……。
結局あずささんに甘えてしまいました。
だけどそのおかげで、少し落ちつきました。
ゆっくりと、呼吸を整えて、涙を拭って。
私、変わらないとダメだよね……。うぅ……。
変わったといえば……。
「あずささん、どうして髪を伸ばしたんですか?」
あずささんは私と再開してから、ショートカットだった髪を、また以前の綺麗なロングヘアに戻しました。
「そうねぇ~。ちょっとした心境の変化かしら~?」
そう言って、頬に手を当てて首をかしげました。あずささんの癖です。
「あら、今日は土曜日ね」
少しお話した後に、あずささんは携帯電話で日付を確認して言いました。不意に立ちあがります。
「早く帰って、お夕食を作らないといけないわ~」
そういって、私に別れの挨拶を済ませて、扉を出ていこうとします。
その間際に
「……プロデューサーさんは嘘つきね~。嘘をつく人は、私、キライですよ~」
そう微かに呟いて、あずささんは扉をゆっくりと閉めました。
「大丈夫。いつか、わかる日が来るわ~」
……。
結局あずささんに甘えてしまいました。
だけどそのおかげで、少し落ちつきました。
ゆっくりと、呼吸を整えて、涙を拭って。
私、変わらないとダメだよね……。うぅ……。
変わったといえば……。
「あずささん、どうして髪を伸ばしたんですか?」
あずささんは私と再開してから、ショートカットだった髪を、また以前の綺麗なロングヘアに戻しました。
「そうねぇ~。ちょっとした心境の変化かしら~?」
そう言って、頬に手を当てて首をかしげました。あずささんの癖です。
「あら、今日は土曜日ね」
少しお話した後に、あずささんは携帯電話で日付を確認して言いました。不意に立ちあがります。
「早く帰って、お夕食を作らないといけないわ~」
そういって、私に別れの挨拶を済ませて、扉を出ていこうとします。
その間際に
「……プロデューサーさんは嘘つきね~。嘘をつく人は、私、キライですよ~」
そう微かに呟いて、あずささんは扉をゆっくりと閉めました。
少し、風に当たろうと病院の屋上へ足を踏み入れました。
夜空には、満月がキレイに輝いていました。
ビデオカメラで、その月を撮影します。
「あ……」
カメラを正面を向けると……先客の方がいたみたいです。
手すりにもたれかかって、風で銀髪が揺らいでいました。
「雪歩殿も、月を眺めようと思ったのですか」
「はい……」
そのまま、隣に凭れかかって、ぼんやりと月を眺めます。
「……私は、プロデューサー殿を殺めてしまいました」
「……」
四条さんに前に、詳しい話は全て聞きました。
961プロに脅されて、無理やり入らされて、ひどいことを強要されたこと。
それでも、四条さんは私に弱みは全く見せません。
人前で涙を流すことは今まで一度も無い、四条さんはやっぱり強い人でした。
私は、そんな四条さんに憧れていました……。
夜空には、満月がキレイに輝いていました。
ビデオカメラで、その月を撮影します。
「あ……」
カメラを正面を向けると……先客の方がいたみたいです。
手すりにもたれかかって、風で銀髪が揺らいでいました。
「雪歩殿も、月を眺めようと思ったのですか」
「はい……」
そのまま、隣に凭れかかって、ぼんやりと月を眺めます。
「……私は、プロデューサー殿を殺めてしまいました」
「……」
四条さんに前に、詳しい話は全て聞きました。
961プロに脅されて、無理やり入らされて、ひどいことを強要されたこと。
それでも、四条さんは私に弱みは全く見せません。
人前で涙を流すことは今まで一度も無い、四条さんはやっぱり強い人でした。
私は、そんな四条さんに憧れていました……。
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