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    元スレあかり「\アッカリーン/」あかり「はーい!ゆるゆり、はっじまっるよー」

    SS覧 / PC版 /
    スレッド評価: スレッド評価について
    みんなの評価 : ★★
    タグ : - ゆるゆり + - 鬱ゆり + 追加: タグについて ※前スレ・次スレは、スレ番号だけ登録。駄スレにはタグつけず、スレ評価を。荒らしタグにはタグで対抗せず、タグ減点を。
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    801 :

    804 = 668 :

    806 = 611 :

    807 = 639 :

    いつになったら綾あか展開になるの!

    809 :

    ポピーザぱフォーマーYouTubeで見てきた
    なんか懐かしくて涙が出てきた
    同時に笑ってしまった

    810 = 668 :

    811 = 780 :

    あーこの速さだとスレ埋まるな

    815 = 668 :

    816 :

    埋まるな・・・

    818 = 608 :

    …ああ。
    もう、いっか。

    そう思って、全部諦めて委ねようとしたしたその時、先輩の手から力が抜けた。

    綾乃「…うっ、うっ…うっ…」

    だらんと、肩から力を失った先輩の腕が垂れさがる。
    涙が頬に落ちてきて、私のそれと混ざった。

    あかり「…」

    しばらく経って、すっと先輩は立ち上がった。
    私に背を向け、帰って、と涙声で一言残し、座り込んで動かなくなった。

    しばらく何も考えられなかった。
    さらに間をおいてようやく復帰した私は、ふらふらと立ち上がると、おぼつかない足取りで歩きだした。

    解錠してドアを開ける、その作業すら億劫だった。

    ここから去りたい。

    その一心だった私は、来た時の2倍くらいの時間をかけて階段を下り、廊下を戻り、玄関へ辿りついた。
    道中、振り返る事は一度もなかった。

    819 = 780 :

    きましたわあああああああああああああああああああ

    820 = 798 :

    いやいやいや

    822 = 608 :

    ガチャッ

    ぱらぱらと雨模様の天気。

    門の向こうには池田先輩がいた。
    杉浦先輩のお母さんに、背中をさすって貰っているのが見える。

    近づくと、向こうもこっちに気付いたらしい。
    先輩が凄い勢いで振り向いた。

    期待に満ちた、しかし縋るような目。

    …ごめんなさい。私は、逃げ出してしまいました。

    私は俯いて目を反らした。
    情けなさに、死んでしまいそうだった。

    823 = 616 :

    きてたああああああああああああ

    824 = 668 :

    825 = 653 :

    きたあぁぁぁ!

    826 = 608 :

    ―――
    私の泣き声を聞き付けた綾乃ちゃんのお母さんに連れられ、玄関から外へ出た。

    その後もだいぶ長い事、泣いていた。
    お母さんは、ずっとそばに居てくれた。…ああ、私は周りに迷惑をかけてばっかりやなあ。

    しばらくして、後ろから誰か近づいてくる音がした。

    一人分。
    …あかりちゃん!

    私の、綾乃ちゃんの、恐らく最後の希望。
    どうなったんだろう?
    勢いよく反転した私の目に、あかりちゃんの顔が映った。


    私は、今度こそ絶望した。

    827 = 668 :

    828 = 629 :

    このスレの間で終わるのか?

    831 = 668 :

    結局このペースか

    832 = 608 :

    ―――

    帰ってシャワーを浴びて、晩御飯を食べて、すぐベッドに潜った。

    …お父さんお母さんお姉ちゃん、ごめんなさい。
    あかりはやっぱり、最低の人間でした。

    自責で潰れそうだった。
    あそこで、一時の感情なんかに流されずに、説得を続けていれば。あるいは…

    だめ!
    もしたらればに走りそうになる思考を、頭を振って追い払う。
    結果的に、ベッドにおでこが擦れて痛かった。

    あかり「…」

    …痛い、か。

    だが実際、もうあんなチャンスは巡ってこないだろう。
    もう一度出向いたとして、彼女の期待に添えなかった私をまた入れてくれるとは思えない。

    836 = 608 :

    ひとつ分かっている事がある。
    会ってみて、台詞を聞いて、感情をぶつけられて、確信した。

    杉浦先輩には、立ち直る契機が必要なんだ。

    私の場合、それは池田先輩との会話だった。
    遅かれ早かれの差はあれど、そういうきっかけさえあれば、悲しみを乗り越えて、また空に向かって背を伸ばすことができるんだ。
    ヒトっていうのは、そういう風に出来てるんだ。きっと。

    しかし、その小さなきっかけを掴むのは、今の彼女では難しい。

    私には土壌があった。
    気が進まずとも、上っ面ながらも学校へ行って、人と話す機会もたくさんあった。
    杉浦先輩にはそれがない。
    部屋に引きこもって鍵をかけ、心を閉ざして、人との関わりとは程遠い。
    …そうして、恐らく、亡き京子ちゃんの幻に囚われながら、生きている。

    あかり「…せんぱい…っ!」

    駄目。ほんとうに、それじゃいけないのに。
    このままじゃ、あの人は戻れないところまで行ってしまう。
    そうして、多分最後には―

    838 = 653 :

    …ふぅ

    840 = 608 :

    あかり「…っ」

    嫌な想像を、もう一度頭を振って追い出す。
    考えを、今後の対策の考察に戻す。

    あかり「…どうしたら…」

    しかし、分からない。
    会えないし、会ってどうするかも思いつかない。

    あかり「…」

    ともかく、もう一度行ってみよう。
    駄目かもしれないけど。
    …いや、きっと駄目だろう。なんせ…

    あかり「…池田先輩」

    今なら、あの人の気持ちが分かる。痛いほどに。

    ひとまず考えにふけることを止め、私は寝た。

    841 = 668 :

    842 :

    埋め

    843 = 842 :

    埋めよう

    844 = 608 :

    ―――

    寒い。

    透き通って綺麗だったお風呂の水が、すごい勢いで赤に浸食されていく。

    命が流れ出てる…ゆう表現。
    どうも鼻持ちならんと思ってたけど、成程、こういうことなんか。
    しっくりくるなあ。

    最初は熱かった両手首も、じわりと温度を下げていって、今では冷たいほどになっている。

    …言うて。自分が浸かっるんがお水ゆうせいやろな。

    終わりが近いのだろうか。
    全身の感覚が混ざり合って、意識も怪しくなってきた。
    自分が望んだことだ。仕方ない。
    今更怖くなんて、なっちゃいけない。流れる涙は全部ウソ。
    …しかし、せめて。

    …綾乃、ちゃん。

    最期に親友の笑顔を思って逝くくらいは、神様も許してくれるんじゃないかな。

    846 = 639 :

    鬱endなんこれ

    848 = 608 :

    ―――

    姉さんが、真っ赤な浴槽の中で沈んでいた。

    絶叫した。

    腰が抜けていたので、電話までたどり着くのに苦労した。

    涙と鼻水が止まらなくて、救急の人に、なかなか事情を伝える事が出来なかった。

    救急車が来るまでの数分のうちに、私は失神した。

    849 = 714 :

    急展開か


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