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    元スレ智花「昴さんとデート!?」

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    151 = 4 :

    152 = 97 :

    まだかよ

    153 :

    保守してくれた方サンクス
    これから投下します

    154 = 153 :

    午後2時
    遊園地入場口前


    私と昴さんは遊園地の入場口前まで来ていた。

    さすがに午後となると人はたくさん来ていた。

    離れたりでもしたら確実に迷子になるだろう。気をつけなきゃ。

    「智花。ここからは迷子にならないように手を繋いでいこう」

    智花「はい。分かりました」 ギュッ

    私も答えると昴さんの手を握った。朝の動揺はさっきよりマシになったと思う。

    真帆からもらったチケットは特別でフリーパス付きだった筈。

    確か遊園地の事で何か言ってたような・・・

    155 = 153 :

    「もっかん!もし遊園地に行くならこれあげる」

    智花「真帆これ何?チケット?」

    「ふふふ・・・それはただのチケットではない」

    「なんと!遊園地の乗り物が乗り放題になるのだ!」

    紗季「真帆にして見れば役に立つこともあるのね」

    「普段役に立ってないような事を言うな!」

    ひなた「遊園地の乗り物いっぱい乗れるの?ひなもいっぱい乗りたい」

    156 = 153 :

    愛莉「すごいなぁ。きっとすごく高かったんじゃないの?」

    「うーんそうだな。やんばるから聞くと2万はしたかなぁ?いや3万?」

    紗季「情報ありがとう。とにかく高かったって事ね」

    智花「そんな!こんな高いチケットなんて受け取れないよ!」

    「何言ってんのさもっかん。これですばるんの感謝はこれだけじゃ終わらないぞ」

    智花「えっ?」

    「実は夜に遊園地の乗り物のどこかでキスをすると何か起こるらしいぞ!」

    智花「ふぇぇ!?」

    157 = 153 :

    紗季「馬鹿真帆。トモが動揺しているじゃない!それに場所まで知らないの?」

    「そこまで知らないよ。やんばるから聞くと『乗り物がヒント』って言ってたし」

    愛莉「乗り物かぁ。まさかジェットコースターとかじゃないよね・・・」

    ひなた「おー。ひなはメリーゴーランドがいいなぁ」

    紗季「キスするという事は絶叫系の乗り物じゃないわよね」

    紗季「たぶんヒントは遊園地の中にもあると思うけど・・・ごめんなさい。分からないわ」

    智花「みんなありがとう。私頑張って昴さんに感謝してもらえるように頑張るね」

    159 = 153 :

    今思い出すと私にキスする勇気があるのか不安になってきた。

    それに本当にここでキスをすると何か起こるのかというのも怪しく思ってきた。

    ただの噂なのだろうか。とにかくやれる事はやってみる事にしよう。

    私たちは入場口を通り遊園地の中へ進んだ。

    やはり中もかなりの人が遊園地で遊んでいるようだ。これは本当に迷子になりそう。

    「やっぱりいろんなアトラクションがあるなぁ」

    昴さんは入場の際にもらったパンフレットに目を通しながら、どの乗り物があるか確認していた。

    160 = 153 :

    「智花は何が乗りたい?」

    智花「えっと・・・昴さんにお任せします。私なかなか遊園地に遊ぶ機会はありませんでしたし、どんな乗り物があるかまだ分からないんです」

    昔はお母さんたちとよく来ていたが遊びに行く機会が減ってしまい、最近の乗り物はどういうのがあるのか分からない。

    「そうか。それなら・・・これなんてどうだ?」

    昴さんが指した場所はコーヒーカップだった。

    どうやら大きなカップに人が入りグルグル回る乗り物のようだ。

    智花「なんだか面白そうですね。行ってみましょう」

    私はコーヒーカップが気になり乗り物の前まで歩いた。

    161 = 153 :

    一方その頃・・・


    「フフフ。まさか私たちも来ていたとはもっかんも知るまい」

    紗季「本当に来てよかったの?それに人が多いから下手すれば迷子になっちゃうわよ」

    愛莉「確かに今日は人がすごく多いね。はぐれないようにしないと」

    ひなた「おー。ひなみんなと一緒にいる」

    紗季「そもそもこんな危ない所で行動するなんて大丈夫なの?」

    「大丈夫だってサキ。だから同伴としてやんばるがいるんじゃないか」

    「お嬢様。昴様達が動きましたよ」

    「おー!遂に動き出したか。私たちも行くぞ!」

    紗季「それにしても智花と長谷川さんに見つからなきゃいいけど・・・」

    164 = 153 :

    私たちはコーヒーカップの前まで来た。人はそこまで多くはなかった。

    せいぜい2,3組進めば次の番になるくらいだった。

    そして列が進み私たちの番になった。コーヒーカップに乗った私はまた少し緊張してしまった。

    なにせ近いのである。むしろ中が狭くて余計に近くに近づいている気がする。

    それに私が前を向くと正面には昴さんの顔が見える。

    私は少しでもこの時間を逃さない為にも昴さんの顔を見た。

    165 = 158 :

    最近のSS書きはレス乞食ばっかかよ・・・

    166 = 153 :

    それと同時に乗り物が動きだした。私はいきなり動き出したことにびっくりし、少しの間バランスを失っていた。

    バランスを整えた私は周りを見てみた。景色が回っており、私はこの乗り物で回っているのだと確認した。

    それに回っていると風が涼しくて気持ちいい。

    ときどき逆の方向に回ったりもして驚きもあった。楽しかったが、いまいちな気分でもあった。少し酔ったみたい。

    169 = 153 :

    「智花大丈夫か?ごめんな無理させちゃったか?」

    智花「い、いえ!大丈夫です!お騒がせしてすいません」

    また昴さんに変な誤解をさせてしまった。今日はいつもより迷惑を多くかけてしまっている気がする。

    いつもよりはりきり過ぎているせいかな?それとも感謝する意識が逆に迷惑になっているのかな?

    いつもと違う私に不安が込み上げてくる。

    170 = 153 :

    (今日は諦めた方がいいんじゃない?)
    (感謝はいつでも出来るからまた今度にしようよ)
    (たまたま調子が悪かっただけだって)

    何かが私に声をかけてくる気がする。失敗ばかりしているせいか諦めの声が聞こえてくる。

    そんな声と同時に私も何か呟いた。

    智花「ご・・・・く・・・たか?」

    「えっ?」

    智花「ご迷惑でしたか?今日は昴さんに助けられてしまって私の迷惑になってるかと思って」 ウルウル

    「智花・・・」

    私は涙を流していた。

    172 = 153 :

    智花「今日は昴さんに感謝してもらおうと決めていたのに、逆に私の不注意で昴さんに迷惑をかけてしまって」 ヒックヒック

    智花「それに昴さんの喜ぶ顔があまり見れなくて、もしかしたら感謝出来てないかと思い不安になって」 ヒックヒック

    智花「それに今日じゃなくても別の日でも良かったんじゃないかと・・・」

    そこで私は言葉を続けられなかった。昴さんに抱き締められていたからだ。

    「ごめんな智花。俺の為にいろいろと頑張ってくれたのに不安にさせてしまって」

    智花「昴さん・・・」

    「でもこれだけは言わせてほしい」

    「今日は本当に楽しかったし、なにより智花の喜ぶ顔が見れて良かったんだ」

    「いつもバスケをやっている智花じゃなくてさ、純粋な女の子の智花が見れて俺も嬉しかったんだ」

    174 = 153 :

    「謝るなら俺の方だ。ごめん!智花」

    そう言うと昴さんは頭を下げた。

    智花「昴さんは謝らないでください!むしろ私が謝るべきです」

    私もそう言うと頭を下げた。

    「いや。これは俺が悪かったんだ。だから智花は謝らなくてもいい」

    智花「でも私がきちんと感謝の気持ちを伝えられなかったのがいけないんです」

    智花「だから昴さんは謝らないでください」

    「いや俺が!」

    智花「いいえ私が!」

    175 = 153 :

    その時・・・

    紗季「はいはいストップ。トモも長谷川さんも」

    「こら喧嘩はよくないぞ!二人とも」

    ひなた「おー。喧嘩しちゃダメ」

    愛莉「えと、喧嘩というより謝るのをやめてください」

    「紗季に真帆に愛莉にひなたちゃん!?」

    智花「みんなどうしてここにいるの!?」

    紗季「それはもちろん二人の愛を更に拡げる為に・・・」

    智花「それは違うもん!」

    177 = 153 :

    紗季「と言う話は置いといて・・・」

    「いやー何ていうかさ。さすがにもっかん一人だけで感謝の気持ちを伝えるのは難しいと思ってさ」

    愛莉「本当は智花ちゃんだけでやるつもりだったんですけど、一人だけの感謝じゃたぶんみんなの感謝は伝えられないと思って」

    ひなた「おー。ひなはおにーちゃんに感謝しているよ?おにーちゃんがいなかったら、みんなと会えない」

    紗季「それに昴さんだけではなく、トモにも感謝したかったんです」

    紗季「こうやっていられるのも二人のおかげだなって」

    「紗季・・・」

    「それにさ!今まで勝てなかったチームをすばるんは勝たせてくれた」

    「更にもっかんにはバスケの楽しさを教えてくれた。だからありがとうって言いたかったんだ」

    智花「真帆・・・」

    178 = 153 :

    ひなた「おー。ひなは楽しかったよ?バスケをする時もみんなで楽しくお話する時も」

    ひなた「もしあのままだったら、かげに縛られていたもん」

    ひなた「だからともかとおにーちゃんには感謝する」

    「ひなたちゃん・・・」

    愛莉「わ、私もバスケを通じて苦手な事が得意になりましたし。不安な事も前を向いてぶつかっていけるようになりました」

    愛莉「たぶんみんなと会えなかったら昔の私でいたと思うから」

    愛莉「長谷川さんと智花ちゃんにはすごく感謝しているよ」

    智花「愛莉・・・」

    180 = 153 :

    智花「私もみんなに感謝しているよ」

    智花「バスケは勝って強くなる事じゃなくて、楽しんで強くなる事なんだって」

    智花「私もあのままいたらバスケを諦めていたし、違う道に進んでいたと思う」

    智花「それに昴さんにも感謝しています」

    智花「あのままいたらバスケを続けられなかったし、みんなとも別れていました」

    智花「でも昴さんのご指導のおかげで私たちは強くなる事ができました」

    「智花・・・」

    181 :

    これを偶然見てしまって嫉妬しちゃう葵ちゃんの話もたのむ

    182 :

    ぱりら支援

    183 :

    とりあえずアイリーンは俺の嫁っと

    184 = 153 :

    「俺もみんなには感謝している」

    「本当はバスケを辞めようかと思っていたし、コーチの指導もそんなに乗り気じゃなかったんだ」

    「でもみんなのバスケに対する強さに惹かれて、俺のバスケ心を取り戻してくれた」

    「それに一番頑張ってくれたのは智花だったんだよね?」

    「みんなの為にまでわざわざ家まで足を運んでくれて正直驚いた」

    「でもそこまで俺に頼ってくれて嬉しかった。だから智花にも感謝している」

    智花「昴さん・・・」

    185 = 153 :

    紗季「これで大丈夫かしら?」

    「よく考えたらみんなで感謝を伝える事ができたな!」

    愛莉「さっき言った事を思い出すと少し恥ずかしい///」

    ひなた「おー。感謝伝えることができた」

    「ははっ。本当だな」

    智花「みんな・・・」

    186 = 153 :

    紗季「騙しちゃったのは悪かったけど、これで文句はないでしょ?」

    智花「うん!」

    「みんな!ここで話すのもあれだしそろそろ遊ぼうよ!」

    ひなた「おー。ひな、メリーゴーランドに乗りたい」

    愛莉「ふふっ、今日はみんなで楽しもうね」

    智花「昴さん、今日はみんなで楽しみましょう!」

    「あぁ!そうだな!」

    187 = 153 :

    その後はみんなで時間を許す限りたくさん乗り物に乗った。

    感謝の気持ちを伝えきる事が出来たのか気持ちは高ぶっていた。

    これもみんなのおかげだなと改めて思った。

    これからもこの5人で一緒にバスケを続けられたらいいなと思っている。

    ありがとう真帆。

    ありがとう紗季。

    ありがとうひなた。

    ありがとう愛莉。

    ありがとう昴さん。

    今のみんなが大好きです。

    189 = 97 :

    そろそろケツが冷えて来たんでエロシーン始めてくれないだろか・・・

    190 = 153 :

    そして・・・

    智花「どうしてこうなっているんだろう///」

    私は観覧車の中で昴さんと二人きりになっていた。

    さっきまでのコーヒーカップとは違い距離もかなり近い。足と足がくっつきそうだ。

    今までのを比べると今日一番の光景だ。

    こうなったのも紗季があんな事を言ってきたからだ。

    191 = 153 :

    紗季「トモ、分かったわ!」

    智花「分かったって何が?」

    紗季「キスの事に決まっているじゃない!」

    「おぉ!サキ答えが分かったのか?」

    紗季「もちろんよ!どうやらあの乗り物に乗ればいいみたいよ」

    「あれって・・・」

    智花「観覧車?」

    193 = 153 :

    紗季「そう!あの中に入って昴さんとキスをするの」

    智花「ふぇぇ!?き、キス!?無理だよぉ///」

    紗季「大丈夫よトモ!ちなみにてっぺんの時にキスをすれば良いみたいよ!」

    智花「ききききキス!?昴さんとキス!?」

    「おぉ!これですばるんの好感度は上がったのも当然だな!」

    智花「で、でも昴さんは乗ってくれるのかな?」

    紗季「大丈夫よ!そこは『長谷川さん。ちょっとトモがあの中で話したい事があるそうです』って伝えといたから」

    智花「もう!余計な事はやめてよ!」

    194 = 153 :

    「そろそろ時間だな!早くすばるんの所に行って観覧車に乗ってこい!」 グイグイ

    智花「もう!真帆も押さないで!一人で行けるから!」

    紗季「いい?てっぺんよ!てっぺんでキスよ!」

    「もし我慢できなくなったらすばるんを押し倒しちゃえ!」

    紗季「気持ちは素直に伝えるのよ!」

    智花「そんな事しないもん!」 タッタッタッ

    195 = 153 :

    「なぁサキ」

    紗季「何よ真帆」

    「どうやってその情報が分かったんだ?」

    紗季「あぁ。パンフレットに書いてあったのよ」

    紗季「ここに【夜の観覧車でてっぺんの時にキスをすると何かが起こる!?】って」

    「すごいなー。でも何が起きるんだろうな?」

    紗季「さぁね。そこは若い二人に任せましょうよ」

    「サキって今いくつだよ。おばさんみたいだな」

    紗季「うるさい!」

    197 = 97 :

    抜いたらすべてがどうでもよくなった・・・

    198 :

    愛莉にセクロスすると身長縮むって言って

    199 = 153 :

    あのやり取りをして私たちは観覧車に入った。

    そして今に至る訳である。

    正直言うと心臓がドキドキしすぎて倒れちゃうんじゃないかと思うくらい鳴っている。

    昴さんにばれていないよね?

    「それでどうしたんだ智花。俺に話って?」

    智花「え、えと・・・」

    急な事だからどんな事を話せばいいか考えていない。

    何か話さないと!

    200 = 153 :

    智花「えっと改めて今日はありがとうございます。忙しいと思ったんですけど大丈夫でしたか?」

    「あぁ今日は大丈夫だよ。特に予定はなかったしな」

    智花「そうですか。良かった・・・」

    ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

    って!これで終わっちゃ駄目よ!もっと何か話さないと。

    えーと・・・どんな話をすればいいのかな?

    でも考えている内に約束のてっぺんまで近づいて来ているし・・・


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