元スレ棚町「ふ~ん、純一でもあたしのこと意識したりするんだ?」
SS覧 / PC版 /みんなの評価 : ☆
101 = 84 :
はい
102 = 57 :
人少ないな
もじゃ子か? もじゃ子がスレタイだからか?
103 :
これが七咲だったらな
104 = 86 :
保守頼りじゃないのはいいことだ
さるよけ支援
てかもうさるった感じか
105 = 21 :
薫可愛いだろふざけんな
106 :
俺得支援
107 :
薫可愛いよ薫
108 = 1 :
ザザッ……ザァーザザッ……
高橋先生「音は……こっちの方から……」
高橋先生「……出てきなさい!」バッ
ザッ……ザザッ……
高橋先生「何これ? …………ら、ラジオ?」
高橋先生「なんでこんな物が…………」
ザッ……ジジッ……ザッ……ブツッ
高橋先生「止まった……電池切れ? 接触不良かしら?」
高橋先生「もしかして……さっきからの音ってこれだったの?」
高橋先生「はぁ……何やってるんだろう、私……」
高橋先生「……宿直室に戻りましょ」
109 = 84 :
薫のへそのごまペロペロ
110 :
薫以外どうでもいい
111 = 1 :
~21時40分 生徒会管理倉庫隣の教室にて~
棚町「う、上手くいったみたいね……」
純一「そ、そうだな……」
棚町「それにしても……よくとっさにあんなこと、思いついたわよね?」
純一「あぁ……ラジオに注意を向けさせてる隙に、倉庫から抜け出すって?」
棚町「そう、そのあともすぐ隣の教室に隠れるなんて……」
純一「意味がわからない音とはいえ、ハッキリと聞こえる音があれば、当然そっちに注意がいくだろうし……」
棚町「うんうん」
純一「まさか『不審者』が逃げ出さず、すぐそばに隠れているとは、普通は思わないだろうからね」
棚町「上手く、相手の盲点を突いた作戦ってことかぁ」
純一「そういうこと」
棚町「ふふふっ、それにしても自分たちで『不審者』って?」クスッ
純一「高橋先生から見れば、『不審者』には違いないだろ?」
棚町「まーね」
112 = 84 :
ほ
113 = 1 :
純一「それより、ラジオに電池が残ってたみたいで、助かったよ……」
棚町「……あ、あのさ///」
純一「どうした、薫?」
棚町「か、隠れる場所……もう少し何とかならなかった訳?」
純一「だ、だってなるべく音を立てずに、急いで隠れられる場所っていったら教壇の下くらいしか……」
棚町「そ、それはそうだけど……あんたに引っ張りこまれた時は、流石に声が出るかと思ったわよ///」
純一「ご、ごめん///」
棚町「はぁ……まぁ、純一だから別にいいんだけどさ///」
純一(よ、よく考えたら……とんでもない体勢なんじゃないのか、これ?)
棚町「ね、ねぇ……?」
純一(狭い教壇の下で、若い男女二人が抱き合ってるって……)
棚町「ねぇってば!」
純一「ど、どうしたんだ」
棚町「あ、当たってる……///」
純一「へ?」
114 :
薫って梅原君って呼ぶよね
115 = 84 :
ほ
116 = 114 :
あと薫って自分のことあたしって言うよね
117 = 1 :
棚町「あ、あんたのが……さっからあたしのお尻に当たってるんだけど///」
純一「ご、ごめん!! い、意識したら……急に!///」
棚町「し、しっ! ……声が大きい///」ヒソヒソ
純一「あ、あぁ……ごめん///」ヒソヒソ
棚町「ふ~ん、純一でもあたしのこと意識したりするんだ?」
純一「そ、そりゃぁ……薫だって女の子だし……」
棚町「『だって』ってどういう意味かな~?」グリグリ
純一「う、うわぁ!? お、お尻を押しつけるな///」
棚町「あ!? また硬くなった……ヘンタイ///」
純一「あ、あのなぁ……こんなことされたら誰だって///」
棚町「……あ、あたしは、あたしは誰にだって……こんなことする訳じゃないのよ///」ゴニョゴニョ
純一「ぁ……うん」
119 :
ほほう
120 = 114 :
待ってなんで薫が告白をなんでも受ける設定になってんの
原作じゃ全員振ってたのにどういうことなの
122 = 1 :
棚町「さ、さっきも言ったけど、純一だからいいかな……って///」ピトッ
純一「か、薫……(ま、マズい……色々とマズい)」
純一(か、考えろ、橘純一! 薫が僕に体を寄せてきて、お尻が僕のお宝の上でもぞもぞと……)
純一(お、お尻どころか、胸の感触まではっきり……考えろ、何が最善か考えるんだ!)
棚町「ね、ねぇ……///」スッ
純一「……ご、ごくり!?(か、薫が……め、目を閉じて)」
純一(……こうして見るとやっぱり可愛いな……性格もサッパリして、薫が人気者なのがわかる気がする)
純一(そういえば、アルバイト先のあいつ……梅原の言うとおり薫に気があるんだろなぁ)
純一(薫……唇が……細い肩も震えてる……薫がこんなに頑張ってるのに……僕は)
純一「……薫」
棚町「…………」
123 = 84 :
ほ
125 = 1 :
純一「……薫、田中さんと梅原を探して合流しよう」
棚町「…………意気地なし」ボソッ
純一「……っ!? も、もう高橋先生も宿直室だろうし」
棚町「……やっぱり……あたしじゃダメなのかな?」
純一「ち、違うんだ、薫。こんなのは……成り行きに任せただけみたいな……だから」
棚町「……初めてだから……勇気、出したんだけどな」
純一「そ、そうなのか?」
棚町「うん……確かに色んな人とそういう噂があったかもしれないけど……友達の延長みたいなもんだったし」
純一「あぁ……」
棚町「……周りが勝手に言ってるだけで、つき合ってるかどうかなんて、本人しかわからないよ」
純一「そ、そうだったのか」
棚町「……でも、無意味だったのかも」
純一「そ、そんなことない!」
127 :
支援させてもらおう
128 = 1 :
棚町「……え?」
純一「いい加減なままにしないから……だから、もう少し、もう少しだけ待ってくれないか?」
棚町「……わかった」
純一「か、薫……」
棚町「あんたがそこまで言うんだから、信用してあげる」
純一「そ、そうか……ありがとう」
棚町「でも、あんまり遅くなったら、釣り上げようとした魚は逃げてるかもよ?」ベーッ
純一「……必要だったら、逃げても捕まえるよ」
棚町「……え!?///」
純一「逃げても捕まえて……捕まえたら絶対に離さない」
棚町「…………そっか。うん、そっか///」
純一「行こうか、薫」
棚町「そ、そうだね、行こうか」
130 :
もじゃもじゃ可愛いよもじゃもじゃ
131 = 1 :
~21時59分 校舎内1階 中央階段姿見前にて~
棚町「二人ともいないね」
純一「あぁ、二人とも時間にはここに来ると思ったんだけど……」
棚町「無事ならいいんだけど……」
純一「梅原が一緒だから大丈夫だよ」
棚町「それもそうね」
純一「へぇ……」
棚町「ん? なに?」
純一「いや、梅原のこと、そんな風に言うなんて思わなかったからさ」
棚町「あんたたちが、いいヤツだってのは知ってるから」
純一「……そっか」
132 :
絢辻さん
133 = 1 :
棚町「もうすぐ時間だね……」
純一「そうだね……」
棚町「何も映らなかったら、どうしよっか?」
純一「どうしようって、『プール』みたいにデマかもしれないし……」
棚町「それもそっか」
純一「……そろそろかな?」
棚町「うん、時間だね……」
…………
棚町「あは、やっぱり何も映んないか」
純一「…………」
134 = 1 :
棚町「これで一生、寂しい一人身確定かな~」
純一「……僕には見えてるけど?」
棚町「え? 嘘?」
純一「うん……ほら?」
棚町「え? ……あた、し?」
純一「僕にははっきりと、鏡に薫のことが映って見えてるけど……薫は……どうかな?」
棚町「え、ぁ……あ、あたしにも……純一が見えてる」ジワ
純一「そっか……よかった。……さっきはごめんな、薫」
棚町「う、うん……」
純一「僕が意気地がないばっかりに……2年前のあの日から……逃げてばかりいたばっかりに」
純一「薫に、辛い思いばかりさせちゃったな。今もこうして……泣かせちゃってるし」
棚町「こ、これは……」
純一「だから、ごめん」
棚町「あ、あやまんないでよぉ……ばかぁ……」
135 = 4 :
薫かわいいじゃん
136 :
ワカメ可愛いな
137 = 129 :
橘さんイケメンすぎ
138 = 1 :
純一「あの時、僕のこと必死になって励ましてくれたよな」
棚町「……う、うん」
純一「正直、あの時は『ほっといて欲しい』って思ってたんだけど……」
棚町「…………」
純一「今になって考えたら、薫たちのお陰でこうして立ち直ることが出来たんだし……」
純一「あ……まだ、完全にとはいかないかもしれないけどね」
棚町「あたし……あの時、あんたが落ち込んでいる時、どうしていいかわからなくてさ」
純一「うん」
棚町「バカやって、ちょっとでもあんたが元気になったらいいなって……それだけで」
139 = 1 :
純一「……2年前のあの日、僕が振られたのは運命だったのかもしれないけど……」
棚町「うん」
純一「今、薫とこうしてここにいるのは、運命とか薄っぺらいものじゃなくて」
純一「薫が僕のために一生懸命頑張ってくれたからなんだって」
純一「だから、僕はその薫の気持ちに応えたいんだ」スッ
棚町「ぁ……」
純一「今までありがとう。これからも僕が挫けそうになったら、僕のことを励ましてれないか」
棚町「純一……」
純一「薫、好きだよ。これからも、僕のそばにいてほしい」ギュッ
棚町「嬉しい……あたしもあんたのことが……好き」ギュッ
純一「また、泣かせちゃったね」チュッ
棚町「あっ/// こ、これはいいの、嬉し涙なんだから…」
純一「そっか。好きだよ……薫」チュッ
棚町「あたしも……」チュッ
140 :
うひょぉぉぉぉあおおおお
141 = 1 :
…………
??「ねぇ……どうしよう?」ヒソヒソ
??「え~と、ちょっと出ていきにくいよな……お邪魔だろうし」ヒソヒソ
棚町「だ、誰?」
??「あ、見つかっちゃったみたい」
??「おう、見つかっちまったらしょうがないな……」
純一「梅原! それに田中さん!」
棚町「無事だったの、恵子?」
田中「うん、私は大丈夫だよ」
梅原「いや~大将たちも無事でなにより……って無事以上かね、こりゃ」
純一「い、いつからいたんだ?///」
梅原「『……僕には見えてるけど』の辺りだったかな?」
田中「うん『え? ……あた、し?』の辺りよね?」
棚町「ちょ、ほとんど最初からじゃないの!///」
142 = 84 :
ほ
143 = 1 :
梅原「いや~大将たちが真剣な顔してたからさ、出ていかない方がいいだろうって、田中さんと。な?」
田中「うん『面白いものが見れるかもよ?』って梅原君が言うから。ね?」
純一「こ、こら、覗きなんて趣味が悪いぞ」
棚町「ほんと、信じられない……ってあんたたち、何で手なんかつないでるの?」
梅原「棚町たち一緒でさ。ま、こっちも色々とな」
田中「えへへ///」
棚町「恵子、あんた詳しく聞かせなさい!」
田中「やだ、薫が怖い~」
純一&梅原「あはははっ」
144 :
梅原さん…
145 = 129 :
香苗さん…
146 = 1 :
~同時刻 教員トイレにて~
高橋先生「……飲み過ぎたかも」
高橋先生「うぅっ……気持ち悪い……」
高橋先生「見回りでは変なことが起こるし! いい男はいないし! 生徒にはからかわれるし!」
高橋先生「一体、どうなってるのよ!!」
高橋先生「もぅ……」グスン
高橋先生「私だって先生である前に、一人の女性なんだから……」
高橋先生「寂しくなる時だってあるんだよぉ……」グスッ
高橋先生「教頭のハゲー!! 慣れなれしく触るなってのスケベジジイ!!」
高橋先生「ぅぅ……あの時……どうして勇気が出せなかったんだろう……」
高橋先生「今頃、どうしてるのかなぁ……」
高橋先生「…………」
高橋先生「……そういえば、倉庫の鍵ってどうして開いてたのかしら?」
147 :
香苗ェ…
148 = 1 :
~数日後 2年A組にて~
梅原「よぉ、大将。相変わらず仲睦まじいことで♪」
純一「な、なんだよ」
棚町「あんたたちだって、人のことは言えないでしょ?」
田中「えへへ♪///」
梅原「まぁまぁ。そういえば『七不思議』の最後の不思議があったろ?」
純一「あぁ、結局よくわからなかったやつだろ?」
梅原「そうそれ! ……あれ、どんな話かわかったぜ?」
棚町「マジ?」
梅原「マジもマジ、大マジよ♪」
田中「へぇ~結局、どんなお話なの?」
梅原「おぅ、どうもな『中央階段の姿見』に関係する話だったみたいでな」
純一「へえ、それで?」
梅原「運命の人が映るっていうのと、映らないと一生一人身ってのは知ってるよな?」
棚町「ちょっと、もったいぶらないで早く教えなさいよ」
149 = 1 :
~数日後 2年A組にて~
梅原「よぉ、大将。相変わらず仲睦まじいことで♪」
純一「な、なんだよ」
棚町「あんたたちだって、人のことは言えないでしょ?」
田中「えへへ♪///」
梅原「まぁまぁ。そういえば『七不思議』の最後の不思議があったろ?」
純一「あぁ、結局よくわからなかったやつだろ?」
梅原「そうそれ! ……あれ、どんな話かわかったぜ?」
棚町「マジ?」
梅原「マジもマジ、大マジよ♪」
田中「へぇ~結局、どんなお話なの?」
梅原「おぅ、どうもな『中央階段の姿見』に関係する話だったみたいでな」
純一「へえ、それで?」
梅原「運命の人が映るっていうのと、映らないと一生一人身ってのは知ってるよな?」
棚町「ちょっと、もったいぶらないで早く教えなさいよ」
150 = 1 :
あ、ミスった
みんなの評価 : ☆
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