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    元スレダル「牧瀬氏、オカリンのこと好きっしょ?」紅莉栖「ふぇ!?」

    SS覧 / PC版 /
    スレッド評価: スレッド評価について
    みんなの評価 : ★★★×5
    タグ : - steins;gate + - オカクリ + - マグマ + - 岡部 + - 紅莉栖 + - 良スレ + 追加: タグについて ※前スレ・次スレは、スレ番号だけ登録。駄スレにはタグつけず、スレ評価を。荒らしタグにはタグで対抗せず、タグ減点を。
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    251 :

    しえん

    252 :

    岡部ほど一生懸命な主人公を俺は見たことがない

    253 = 1 :

    8月○日

    傷が痛くて深夜に目覚める。
    ナースコールを押すと、看護婦がすぐに薬を持ってくる。
    さすがは病院の薬か。また眠れるほどに痛みがひいていった。

    あいかわらず今日も暇だ。
    親に、ノートとペンを持ってきてもらう。

    日記をつけてみよう。
    そのうち、いい思い出に昇華されるかもしれない。


    つまり、昨日の日記は、ついさっき書いた。
    そして、今日の日記ももう書き終わりに近い。

    2日分の日記すら、俺の暇な時間を1時間もつぶしてくれない。

    参った・・・。
    こんなときに携帯ゲーム機を持っていないことを後悔するとは。

    254 :

    さるよけ

    255 = 107 :

    支援。オカクリは正義。

    256 :

    いいよいいよー

    257 = 1 :

    8月○日
    悪夢を見た
    あの日俺はまたこの手で彼女を








    紅莉栖「涙の跡・・・」


    この日から数日間、日記は書かれていない。



    258 :

    しゅ

    259 :

    オカリンかっこいい

    261 = 1 :

    8月○日

    今日は寝汗がひどい。
    一人では着替えが難しい。看護婦が着替えを手伝ってくれた。

    パンツだけは自分で履き替えた。
    ここだけは全力で守らなければならない。


    男として。





    紅莉栖「くすっ」


    よかった。普通の日記に戻った。

    263 = 1 :

    8月○日

    テーブルの上に、見覚えのないお守りが置いてある。
    親が置いたものでもない。

    看護婦数人に聞いてみるものの、知ってる人はいなさそうだった。

    まだ見舞いに来た人もいない。誰の物なのだ?


    誰の物かはわからないが、感謝する。


    このあとは1日中、考え事をしていた。



    紅莉栖「このお守りって、私の・・・だよね」

    様々な感情が入り混じり、胸が苦しくなる。

    265 = 67 :

    クリリンいいよ!

    267 = 1 :

    夕方、まゆりとルカ子がお見舞いに来た。

    まゆりが飛びついてきた。
    あやうく傷口にクリーンヒットするところだった。

    ルカ子は俺の手を握り号泣している。
    ここまで泣かれると、なんか逆に申し訳ない気持ちとなる。
    だが男だ。


    今年はルカ子もコミケデビューをするらしい。
    ついにコスプレをするのか?とからかってみた。

    まさかのその通りだった。

    これは・・・有明に”男の娘”旋風が巻き起こる気がする。


    お守りのことを尋ねてみたが、2人とも心当たりはない、との事。

    269 = 1 :

    8月○日

    予想だにしない出来事が起こった。


    ミスターブラウンが花束を持ってお見舞いに来た。
    貴方はそんなキャラではないだろう。


    暇なので寝た。


    目を覚ましたら桐生萌郁がベッドの脇に座って俺を見下ろしていた。

    驚いて死ぬかと思った。
    せめて一言かけてくれ。と言ったら「寝てたから、起こしたくなかった」とのこと。

    二度と目覚めない二度寝になるところだった。そんなのはごめんだ。


    念のため聞いてみたが、二人ともお守りのことは知らなかった。


    そういえばダルは一度も姿を見せていない。つれないやつだ。
    会いたいわけではないが。

    270 = 259 :

    さるよけ

    273 = 1 :

    8月○日

    ピンク色の髪をした背の小さい制服姿の女子高生が見舞いに来た。


    よく見たらフェイリスだった。


    というより、秋葉留未穂だった。


    このいたいけな姿をダルに見せたら、亜音速で空の彼方へ飛んでいくかもしれない。
    それはそれで見てみたいが、会わせてはいけない気がする。


    カバンから猫耳を取り出した。

    「これ、私の猫耳のスペア。これを私だと思って、元気出して」

    何を言い出すんだこの少女は。
    秋葉留未穂かと思われた少女はやはりフェイリス・ニャンニャンだった。


    どうするんだ。これ。


    とりあえずテーブルに置いておいた。

    274 :

    るみh・・・フェイリスううううううううううううう

    275 = 271 :

    返したのは猫耳だったか

    276 = 262 :

    耳w斬新ww

    277 :

    返したのはこれかw

    278 = 251 :

    オカリン☆ニャンニャン

    279 = 1 :

    8月○日
    土曜日。

    朝からルカ子が来た。
    花の水を変えたり、飲み物を買ってきてくれたり、甲斐甲斐しく世話をしてくれている。
    だが男だ。


    明日コミケに行くらしい。
    まゆりの説得により、1日だけ、という条件で引き受けたそうだ。
    「コスプレしてくれたら、岡部さんもすぐ回復するよ!ってまゆりちゃんに言われて・・・」

    まゆりめ、俺をダシに使ったな。

    「コスプレの写真、撮ったら見せてくれよ」
    「は、恥ずかしいけど・・・岡部さんになら・・・見せてあげます・・・」

    だが男だ。


    あんなに嫌がっていたコスプレを引き受けるとは。

    だが、俺はお前の気持ちに沿うことは出来ない。

    すまない。

    280 :

    >>69
    世界戦の数だけ岡部はいるから

    282 = 1 :

    8月○日

    先日フェイリスが置いていった猫耳。

    あまりにも暇なので、つい頭につけてしまった。







    看護婦に見られた。
    死にたい。




    紅莉栖「ぷっ。何してんの」

    283 :

    >>281
    息する様にネタバレすんなカスw

    284 = 218 :

    これが後にオカリン☆ニャンニャン誕生に繋がる布石になろうとは……いまは誰も気づくよしもなかった

    285 :

    >>283
    くせええええええ

    286 = 204 :

    公式でるか子とのフラグが否定されてるから
    ルカ子ファンには非常につらい

    287 = 1 :

    8月○日

    ついに外出が可能となった。

    外に出てみる。暑い。

    だがそれがいい!


    そういえば、今日ようやくダルが来た。

    「なんだ、元気そうじゃん。心配して損したお」

    あやうく俺の心が黒く染め上げられるところだった。


    今年のコミケの戦利品をベッドに並べる。

    しばらく入院しているためか、一冊の同人誌をパラパラ眺めただけで、俺の


    これ以上はやめておこう。


    289 = 1 :

    8月○日

    ダル、連日の登場。

    「ほい、暇つぶし持ってきたお」

    ねんがんの けいたいゲームきを てにいれたぞ!(←元ネタはよく知らない)


    ソフトの中に、ラプラスプラスというものがあった。

    巷で流行っている恋愛シミュレーションソフトらしいが、生憎俺は興味が無い。



    俺が愛する女性は、一人だけだ。




    紅莉栖「っ―――」

    290 = 211 :

    8bitのあらすじは公式で公開されてるだろ…
    そこまでならネタバレではない

    291 :

    ラプラスワロタ

    292 = 1 :

    9月○日

    明日、退院する。
    長かった病床生活ともついにお別れとなる。







    牧瀬紅莉栖。

    元気だろうか。




    紅莉栖「っ、私の、名前・・・」

    294 = 81 :

    これうれしいよなー

    295 = 1 :

    まだ、日本にいるのだろうか。
    あの一件でアメリカに帰ってしまっただろうか。

    会いたい。

    もう一度、お前の顔が見たい。

    怒った姿が見たい。拗ねた顔が見たい。笑った顔が見たい。

    会えなくてもいい。

    彼女を救うことが出来たのだから、それ以上多くは望まない。

    数多の8月を共に過ごせた。悔いなど無い。


    だから、元気でいてくれたら、それでいい。

    お守り、大事にするからな。




    紅莉栖「岡部・・・さん・・・。あれ、続きが・・・」

    297 = 101 :

    支援
    これ今頑張って書いてるのか?

    298 :

    クリスがお守りくれたっていつんや

    299 :

    追いついた
    終わるまで眠れないじゃないか

    300 = 1 :

    9月6日 月曜日

    紅莉栖へ

    お前のことだ。恐らくもうこのノートを読んでいるだろう。
    まったく、プライバシーもクソもないではないか。


    気にするな。
    お前があの洋書を読むことは前から知っていた。

    だからこそ、その洋書の隣にこのノートを挟んだのだ。


    このノートを読んでいて、疑問に思ったところがいくつかあったと思う。


    近いうちに、お前には全てを話したいと思っている。

    だから、もう少し待っていてくれ。


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