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    元スレダル「牧瀬氏、オカリンのこと好きっしょ?」紅莉栖「ふぇ!?」

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    スレッド評価: スレッド評価について
    みんなの評価 : ★★★×5
    タグ : - steins;gate + - オカクリ + - マグマ + - 岡部 + - 紅莉栖 + - 良スレ + 追加: タグについて ※前スレ・次スレは、スレ番号だけ登録。駄スレにはタグつけず、スレ評価を。荒らしタグにはタグで対抗せず、タグ減点を。
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    52 :

    オカリンはタイムマシンで現在に帰ったんだよ。そうしないとシュタインズゲートに到達できないから。だからその人はオカリンじゃありません。同姓同名の別人です。

    53 = 1 :

    天王寺「もう、傷は大丈夫なのか?」

    岡部「ええ、まだ完全ではないですが。だがこんな辛気臭い店内にいたら治るのが遅れてしまいそうだ」

    天王寺「・・・」

    睨まれた。

    反射的に身構えたが、ミスターブラウンはすっと目を細め、フッ、と笑った。

    天王寺「そんだけ減らず口が叩けりゃ、十分だな。ま、座れ」


    彼の定位置である椅子の対面に置かれた椅子に座る。

    岡部「で、話とは?家賃の値上げには応じ」

    天王寺「・・・お前が意識不明の重体ってニュースを見たとき、俺は心底、助かってくれ、と願った」

    岡部「ほう。あなたには人の心がまだ備わっていたんですね」

    天王寺「馬鹿野郎、こっちは真面目に話してんだよ」

    岡部「・・・はい」

    54 = 1 :

    天王寺「俺はこっちにゃ知り合いも身内も殆どいやしねえ」

    彼は、入り口付近に置かれたテレビの、電源の入っていないブラウン管を見つめていた。

    そういえば、いつかの世界線。出身はヨーロッパ方面と言っていたな。

    天王寺「そんな中、ここの2階を貸してくれってお前が尋ねてきた時、実は嬉しくてな」

    岡部「そういえばあの時、特に畏怖の感情は抱かなかった覚えがある」

    天王寺「年甲斐もなく舞い上がってたんだろう。あんな破格の値段で2階を貸しちまったんだからな」

    岡部「正直驚きましたよ。予想の半分、いやそれ以下の金額だった」

    天王寺「人数も増えたことだし、そろそろ値上げしてやろうか?」

    岡部「おっと、そんな規約はなかったはずだ。契約書なら大事に保管してますが、お見せしましょうか?」

    天王寺「けっ、変なところだけはちゃっかりしてやがる」

    55 = 49 :

    >>52
    シュタインズゲート世界線に全員移動してるんじゃね?

    56 = 1 :

    天王寺「綯だってな、お前の事、すごく心配してたんだ」

    岡部「綯が?」

    天王寺「ああ。泣きながら『オカリンおじさん、死んじゃうの?』って腕にしがみついてきてな。
        お店の近くに神社があるから、明日お参りに行こう!ってせがまれてよ、一緒にお参りしてきた」

    岡部「ここの近く・・・柳林神社ですか?」

    天王寺「名前は知らねえが小さい神社だったな。そこの巫女が俺と目が合った瞬間走って逃げやがってよ。俺は傷ついたぜ」

    岡部「ああ、間違いなく柳林神社ですね」

    天王寺「ま、綯もああ見えてお前の事を少しは慕ってるんだ。もう少し優しくしてやってくれや。話はそれだけだ」

    岡部「・・・ご心配を、おかけしました」

    天王寺「元気になったならそれでいい。そうだ、お前先月は2階には1回も来てないよな?」

    岡部「ええ、病院にいましたから」

    天王寺「じゃあ、先月分の家賃はいらん」

    岡部「えっ、ですが、まゆりやダルはラボに来ていたと思いますが・・・」

    天王寺「俺は『お前』に2階を貸してんだ。お前が使ってないんなら、家賃をもらう理由はねえ」

    岡部「・・・ありがとうございます。ミスターブラウン」

    57 = 1 :

    「あっ」
    「ん」

    ブラウン管工房を出てすぐ、綯と出くわした。

    「こ、こんにちは。オカリンおじさん・・・」

    俺はしゃがみ込み、綯と目線の高さを合わせ微笑む。予想していなかった行動に、綯は目を丸くした。

    岡部「お前にも心配をかけてしまったみたいだな。すまない。だが俺はもう大丈夫だ」

    「え・・・は、はい・・・」

    綯の目が潤んでいくのがわかった。

    岡部「それと、桐生萌郁って人がアルバイトに来ただろう。あいつは無口だが根はいいやつだ。仲良くしてやってくれ」

    「は、はい。オカリンおじさん・・・」

    岡部「それともう一つ。俺はおじさんじゃない。お兄さん、だ」

    「わ、わかりました。オカリンお兄さん」

    岡部「そうだ。それでいい」

    綯の頭をワシャワシャと撫でてやり、ラボへと戻った。

    58 = 52 :

    >>55
    意味がわからんべ。オカリンが未来に帰らないと同時間軸にオカリンが二人いることになるわけで。

    59 = 1 :

    まゆり「あ、オカリン、おかえりー」

    ダル「何の話だったん?ずいぶん時間かかってたけど」

    岡部「まあ、男同士の話、ってところだ」

    ダル「アッー」

    岡部「黙れ。 紅莉栖はどこへ行った?」

    まゆり「紅莉栖ちゃんなら屋上にいるよー。風景が気に入ったみたい」

    岡部「そうか、ちょっと行ってくる」


    まゆり「・・・ラボメンが7人かー。えっへへー♪ 賑やかになるねー♪」

    ダル「フェイリスたんまでラボメンになってくれるとか、オカリンの人望に全俺が泣いた」

    まゆり「るか君もすっごい喜んでたよー」

    ダル「男2人、男の娘1人、女の娘4人か・・・これは本が薄くなるな・・・」

    60 = 1 :

    岡部「紅莉栖」

    紅莉栖「あ、岡部さん・・・ここの風景、なんか素敵ね。夜とか綺麗そう」

    岡部「気に入ってもらえて何よりだ。隣、いいか」

    フェンスに腕を乗せ、二人でビルの並ぶ風景を眺める。


    岡部「ラボの雰囲気はどうだ?」

    紅莉栖「思ってたのと全然違ったわ。和気藹々なラボなんて聞いたことない。うふふ」

    岡部「改めて聞く。牧瀬紅莉栖にはラボメンNo.004となってほしい。引き受けてもらえないか」

    紅莉栖「いいのかな。私、部外者よ? それに、1ヶ月もしたらアメリカに帰っちゃうかもしれないけど」

    岡部「お前はもう部外者ではない。まゆりは友達が増えたと喜んでいたぞ」

    紅莉栖「・・・うん、なんだか楽しそうだし。ラボメンになってあげる」

    岡部「・・・ありがとう」

    紅莉栖「そ、そんな、お礼を言われるようなことは何も・・・」

    61 :

    岡部は瀕死になりながらも鈴羽に連れられてタイムマシンで帰ったろ…
    シュタインズゲートを越えた世界線は岡部が傷を負うことなく中鉢を撃退した事になってんじゃないの?

    62 :

    割とどうでもいい

    63 = 49 :

    >>58
    オカリン過去に行ってクリスティーナ助ける→オカリン元の時間軸に帰ってくる。←この時SG世界線に到達→入院→オカリン退院→クリスティーナと合う

    オカリン中鉢の演説聞きにいく→クリスティーナの死体発見(実は死んでない)→ダルにメール→β世界線へ。

    64 = 1 :

    紅莉栖「で、私は何をすればいいの?ラボって言うくらいだから、何かの研究?」

    岡部「そこが問題なのだ。以前は未来ガジェットという発明品を作っていたのだが、現在資金が底をついている」

    紅莉栖「つまり、することがない、ってこと?」

    岡部「むぅ・・・あっ。 紅莉栖、ラボラトリーとはどういう意味だ?」

    紅莉栖「え?えっと、研究所とか実験室って意味。制作室、なんて意味でも使うわね」

    岡部「制作室。そう、今日から1ヶ月間このラボは制作室となる」

    紅莉栖「いや、だから資金が無いんじゃないの?」

    岡部「金は無くとも思い出は作れる。牧瀬紅莉栖には被検体となってもらい、日本での思い出を沢山作ってもらう」

    紅莉栖「・・・えーっと、それって」

    岡部「思い出制作室。悪くないだろう」

    紅莉栖「・・・くす、ひどいこじつけ」

    岡部「あっ、笑ったな?一瞬で考えた割にはいいことを言ったつもりだったのに」

    紅莉栖「やっぱり。・・・でも、嬉しい。岡部さん、優しいのね」

    岡部「っ・・・ま、まあ、な。部下を思いやるのは、リーダーの役目だ」

    65 :

    頭が混乱してきた
    細けえこたあいいんだよ!

    66 :

    このSSはオカリンがシュタインズゲートに到達した世界。
    ただオカリン視点の話ではないだけ。

    オカリンがシュタインズゲートに到達した時点で世界は再構成される訳だから、
    この話はオカリン以外のキャラクターがどのように再構成されたかって話だろ。

    67 :

    3人目のオカリンが執念オカリンにランクアップ

    4人目のオカリンがトゥルールート

    5人目ののオカリンが執念ry

    6人目のオカリンがトゥルry

    無限ループ

    68 = 1 :

    岡部「―――というわけで、お前たちにもこのプロジェクトに参加してもらう」

    ダル「・・・オカリン、それ、さっき思いついたっしょ」

    岡部「なっ!なぜそう思うのだ!」

    ダル「オカリン、誰うまな事言うときって、大抵思いつきだよね。高校のときからそう」

    まゆり「中学生の時もそうだったよー。でもまゆしぃは大・大・大賛成なのです♪」

    岡部「さすがは能天気少女。話がわかる」

    まゆり「1ヶ月間、紅莉栖ちゃんといっぱいいーっぱい遊んで、沢山思い出を作るのです♪」

    紅莉栖「うふふ、ありがとう、まゆりちゃん」

    岡部「さて、さっそく実行に移したいところだが、もう4時だ。何をすべきか」

    ダル「初日はひとまず全ラボメンと顔合わせとかでいんじゃね?僕あとでメイクイーンいく予定だったし」

    まゆり「まゆしぃも5時からバイトなので、ちょうどいいんじゃないかなー」

    岡部「ふむ、そうだな」

    69 = 49 :

    >>67
    とりあず言いたいがオカリンは一人だぞ?www

    70 = 1 :

    フェイリス「いらっしゃいま、あっ!ダルニャン、凶真ー!」

    岡部「お勤めご苦労。フェイリス」

    ダル「フェイリスたん、来たおー!」

    フェイリス「いらっしゃいませニャン♪凶真は本日2回目のご来店だニャ。ところで」

    フェイリスは体を横に傾け、俺の後ろで周りをキョロキョロ見渡す少女を見て小首を傾げる。

    フェイリス「そちらの女の子はどちら様ニャン?」

    紅莉栖「へっ?わ、私は、えと、まみ、まき」

    岡部「牧瀬紅莉栖。アメリカから来日中の少女だ。1ヶ月間限定でラボメンとなってもらった」

    色々と衝撃が強すぎたのか、目を白黒させる紅莉栖に代わって、俺が紹介する。

    フェイリス「ニャんと!はじめましてクーニャン、ラボメンNo.007、フェイリス・ニャンニャンだニャ!よろしくニャンニャーン♪」

    紅莉栖「え、あ、うん、よ、よろしく・・・」

    岡部「1ヶ月間、日本の思い出を作ってもらいたくてな。ひとまずここに連れてきた」

    フェイリス「ニャるほど。そういうことだったら、日本の文化、メイド喫茶をめいっぱい体験してもらうニャ!」

    71 = 1 :

    紅莉栖「これが、メイド喫茶なのね。噂には聞いていたけど・・・」

    岡部「ここは特にクセが強い。ちなみにまゆりもここでアルバイトをしている」

    フェイリス「お待たせしましたニャン、アイスコーヒーですニャーン♪」

    フェイリスが営業スマイル120%、いつも以上の身振りと声色でアイスコーヒーを運んでくる。

    遠くの席でダルが眼福とばかりに手を合わせて拝む。ダルには定位置とする2人用の席があり、離れ離れに座る形となった。

    フェイリス「凶真はブラックだニャ。クーニャンはどうするニャ?」

    紅莉栖「え、えっと、ガムシロップだけ」

    フェイリスは手馴れた手つきでガムシロップをコーヒーに入れ、紅莉栖に顔を近づけ、目を見てかき混ぜる!


    客たちの心の声
    (で、で、出たァーーーッ!!!あれはフェイリス・ニャンニャン必殺「目を見て混ぜ混ぜ ”チェシャーズ・アプローチ”」!
     従来の目を見て混ぜ混ぜの場合、我々とフェイリスたんの顔の距離は平均34.5cm!!
     で、でもあの距離は、推定”15cm”!!! ま、まさか生きている内にこの目であの秘技が見られるなんて!
     というかあのお客さんの女の子も、相当レベルが高い!! 一体今日のメイクイーンは何が起こっているんだァーーーッ!!!)


    紅莉栖「」

    72 = 67 :

    『』

    73 = 66 :

    フェイリスの身長であの体つきはエロ過ぎる

    74 = 1 :

    岡部「すまないな、フェイリス。もう勤務時間も終わりだったのだろう」

    フェイリス「これくらい全然お安い御用ニャ。でもちょっとやりすぎたちゃったかニャ?」


    会計をすませ、外に出る。

    ドアを開けると、そこには口を開けて放心状態で壁にもたれかかる天才少女がいた。

    岡部「紅莉栖。・・・紅莉栖-。紅ー莉ー栖ー」

    紅莉栖「・・・はっ」

    岡部「そんなにか?そんなに衝撃だったのか?」

    紅莉栖「あ、ああ、ごめんなさい。ちょっとビックリしちゃって」

    岡部「初のメイド喫茶がメイクイーン。しかも相手がフェイリスとあらばやむなし、か」

    紅莉栖「岡部さんは、あれ、平気なの?」

    岡部「ダルに幾度も連れてこられてるからな。抗体が生まれた」

    75 = 1 :

    岡部「さて次は・・・柳林神社だな」

    紅莉栖「神社?もしかして漆原さんの所?」

    岡部「ああ、そういえば一度会っているんだったな。なら話は早い」


    るか「あ、岡部さん。・・・と、牧瀬さん!」

    紅莉栖「ハロー。お久しぶり」

    岡部「昨日日本に来たそうだ」

    るか「お久しぶりです!二人でどこかに行ってらしたんですか?」

    岡部「ああ、ちょっとな。明日ラボメン全員でラボに集まろうと思うのだが、来れるか?」

    るか「はい、明日ですね。大丈夫です」

    紅莉栖「じゃあね。また明日ラボで会いましょ」

    76 = 1 :

    岡部「もう6時近いのか。どうする?ホテルに帰るのなら駅まで送るが」

    紅莉栖「うーん、そうしようかな。でもホテルに帰ってもあまりすることが無いのよね」

    岡部「一度ラボに戻るか?」

    紅莉栖「え、いいの?岡部さんの迷惑にならない?」

    岡部「構わない。俺は9時頃帰るつもりだから、それまでなら話し相手になってやれる」

    紅莉栖「本当?じゃあ、お言葉に甘えちゃおうかな」

    岡部「本当はラボに泊まりたいが、さすがに親に反対されてしまった」

    紅莉栖「病み上がりだもの。無理はしないでね」


    (くそ、やはり可愛いな・・・つい顔がニヤけてしまうところだった)

    優しく微笑む紅莉栖と目が合い、思わず頬が緩んでしまいそうなのを必死に堪えた。

    77 = 1 :

    岡部「なんか飲むか?といってもドクターペッパーかコーヒーしかないが」

    紅莉栖「じゃ、コーヒー、もらえる?」



    紅莉栖「そういえば、岡部さんはなんで白衣なの?」

    岡部「ん?ああ、ラボといったら白衣だろう」

    紅莉栖「形から入る人なのね」

    岡部「む・・・ま、まあな。そうだ、まゆり用に買った白衣が未使用で残っているが、着てみるか?」

    紅莉栖「えっと、じゃあ着てみる。ラボといったら白衣ですものね」

    岡部「く・・・」


    紅莉栖「サイズピッタリ。やっぱ白衣は落ち着くわね」

    岡部「ふむ、さすが本物の研究者だ。着慣れている感がある」


    とりあえず、二人でポーズをとっておいた。

    78 :

    あんまり早いとさるくらっちゃうぞ?

    80 = 1 :

    岡部「おっと、他にも色々と話していたらもう9時近くなってしまった」

    紅莉栖「ずいぶん端折ったわね」

    岡部「このペースでやっていては数少ない読者が飽きてしまう。明日もラボには来てくれるか?」

    紅莉栖「ええ、皆で集まるんだっけ」

    岡部「ああ、昼ごろ集合の予定だ。いいか?」

    紅莉栖「うん、お昼ごろ来るわ」

    岡部「じゃ、今日は帰ろう」


    ラボの鍵をかけ、ドアの脇の配電盤の上に置く。

    岡部「鍵はいつもここに置いてある。ラボに誰もいなくてもこれを使って入っていい」

    紅莉栖「無用心じゃない?」

    岡部「別に盗られるようなものもない」

    81 :

    シュタインズゲート後の物語大好物です支援

    82 :

    ダルビッシュに見えた

    83 = 1 :

    岡部「はあ、月曜日から大学が始まってしまう。面倒だ」

    紅莉栖「えっ、学生だったの?」

    岡部「言わなかったか?東京電機大学の1年だ」

    紅莉栖「初耳。・・・じゃあ、夏休みは明日まで、ってこと?」

    岡部「ああ。貴重な10代の夏休みのほとんどを病床で過ごしてしまった。・・・あっ」

    紅莉栖の表情が曇る。


    岡部「だ、だが、これがきっかけでラボメンも増え、ラボ内にも結束が生まれたわけだ。いい経験だったかもしれないな!」

    紅莉栖「・・・本当に、そう思ってる?」

    岡部「あ、ああ!もちろんだ!だから紅莉栖には何も責任は無い!だから気にするな!な!」

    紅莉栖「でも・・・うん」


    もう夏休みはいやというほど満喫した。

    無事に9月を迎えられただけで十分満足だ。

    84 = 23 :

    あとどれくらいで終わるのか

    85 = 67 :

    おわらなくても俺は構わない

    86 :

    かくれんぼ

    87 = 1 :

    岡部「そうだ、紅莉栖、なぜ俺のことをさん付けなのだ?」

    紅莉栖「えっ?えっと、別に・・・」

    岡部「こう見えても同い年だからな。岡部で構わんのだが」

    紅莉栖「もしかして、お昼に言った事まだ根に持ってる?ごめんなさい」

    岡部「いや、ほら、今のは言葉のあやだ。お前ももうラボメンな訳だし、他人行儀で接する必要もない」

    紅莉栖「うん。分かってる。でも、岡部さんって呼ばせてほしい」

    岡部「む、む。なぜだ?」

    紅莉栖「・・・なんとなく。もし嫌だったら呼び方変えるけど・・・」

    岡部「ま、まあ、それでよいのなら、それでいいが・・・」

    88 = 1 :

    紅莉栖「今日は楽しかった。また明日ね」

    岡部「ああ、気をつけるんだぞ」

    紅莉栖「ありがと。それじゃ」

    紅莉栖は小さく手を振ると、電車は発車した。


    岡部(この世界線の紅莉栖はなぜこうも常時デレなのだ・・・)

    紅莉栖の姿が見えなくなると、俺は大きく溜息をついた。

    岡部(俺が素直に接しているから、あいつも同じく素直に・・・?)




    岡部(つまり、俺もツンデレだったと・・・そうなのか?)

    89 :

    そういえばオカリンまだ一回も厨二発動してないな

    90 = 81 :

    SG線の紅莉栖の何がいいってオカリンのことを岡部さんって呼ぶところなんだよ
    >>1わかってるな

    91 = 1 :

    紅莉栖「はあ、到着」

    ホテルに到着するや否や、荷物を置き、上着を脱いでベッドに倒れこむ。

    明日は9時には起きて、ちょっと散歩してからラボに行こうかな。


    岡部さん・・・。


    まるで、私の事をよく知っているような振る舞い。

    笑顔。時折見せる真剣な表情。落ち込む私を庇う仕草。


    ―――ハッハッハ、日本に着いた翌日にもう出会えるとは、こりゃまるで運命だな―――


    紅莉栖「・・・素敵、よね」

    92 :

    オカリンのクリちゃん大好物です。
    ぺろぺろ。

    93 = 1 :

    朝のニュースに耳を傾ける。

    キャスター「今日の東京の最高気温は33度。昨日よりは下がりますがまだまだ暑い日が続くでしょう」

    紅莉栖「33度って・・・」


    紅莉栖「もう9月よ?なんでこんなに暑いの?バカなの?」

    テレビに向かって悪態をつく。


    髪、結っていこう。

    昨日はそのままだったけど、暑くて辛かったし。


    岡部さんってどんな髪型が好きかな。


    こらこら!そんなことばっか考えてたら駄目だろうが!

    95 :

    設定よくしらんが大学って9月も休みじゃね?

    97 = 1 :

    10時。

    街をブラブラと散歩してみる。

    日曜日の午前中ということもあってか、人通りは少ない。


    紅莉栖「・・・あっつぅ・・・」

    温度計は既に30度を示している。

    昨日よりも不快な感じがするのは、湿度が高いからのようだ。


    着替えなんてほとんど持ってきてない。

    シャツとストッキングが数枚程度。

    そのうち、服、買おうかな。


    岡部さん、どんなファッションが好みかな。


    だから!私ってば!

    99 = 1 :

    散歩も早々にすませたら、もうラボ近辺に。

    紅莉栖「11時。さすがにまだ早いか・・・」

    ラボの前まで来たら、1階の店舗の中からいかつい男性が姿を現した。

    天王寺「お?昨日の姉ちゃんじゃねえか」

    紅莉栖「あ、えーと、こちらの店長さんでしたっけ?」

    天王寺「おう、ここの店長の天王寺だ。姉ちゃん、牧瀬紅莉栖だろ?」

    紅莉栖「ご存知だったんですか」

    天王寺「やっぱそうか。前にテレビに出てるのを見たぜ。アメリカから来てるんだったな」

    紅莉栖「はい。あと1ヶ月ほど滞在する予定です」

    天王寺「そんな姉ちゃんが、なんで岡部なんかと知り合いなんだ?」

    紅莉栖「え・・・えっと、それは・・・」

    天王寺「訳ありってぇなら、無理に話さなくてもいい」

    紅莉栖「い、いえ・・・話します」

    天王寺「ここじゃなんだな。店の中、入るか?」


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