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    元スレ勇者「旅に出る前に言っておきたいことがある」

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    みんなの評価 : ★★
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    101 :

    なんかよくわからんが
    魔王がラハールで再生された

    102 :

    来るッ!

    103 = 52 :

    男死亡

    104 = 1 :

    魔王「ふざけ……るなぁぁぁ!!!」

    「え―――」

    「お―――」


    ―――街

    住民「なんだ?!向こうからすげえ爆発音がしたぞ!?」

    住民「やべえ!!燃えてる燃えてる!!!」

    住民「消火活動いそげー!!!」

    魔王「……」

    魔王「……く……」

    魔王「人間とは……そういう生き物か……」

    魔王「心を油断させ……相手を貪ろうとする……下賤にして卑劣……」

    魔王「人間など……滅ぶべきだ……」

    子猫「……にゃぁ」

    魔王「心配するな……もう傷は癒えているだろう?」

    魔王「お前は人間に渡さん。私が責任を持つ……安心しろ。我は魔王ぞ……」

    105 = 68 :

    >>101
    お前のせいでミズハスに固定だわ
    悪くない

    106 = 7 :

    魔王…

    107 = 1 :

    ―――翌日

    武道家「ふーん!今日もいい天気だ」

    勇者「おおぉ……」

    遊び人「お兄ちゃん!?大丈夫!?顔が倍ぐらいに腫れてるけど!?」

    勇者「へーき……へーき……」

    僧侶「あの、姉さん」

    武道家「なんだ?」

    僧侶「何かあったんですか?」

    武道家「ああ。何度か遊び人のところに行こうとしたから、その都度顔に飛び膝蹴りをいれてやった」

    僧侶「そ、そこまでしなくても……」

    武道家「いーや、アイツはケダモノだ。これぐらいしとかないと癖になる」

    僧侶「はぁ……でも、少し可哀想ですし。―――兄さん」

    勇者「ん?」

    僧侶「……ホイミ。はい、少し腫れが引きましたよ?」

    勇者「おぉぉ……流石は俺の妹……お兄ちゃんはうれしいぞぉぉ!!」

    108 = 10 :

    あーこの勇者爆発しねぇかなー爆発しろよ

    109 = 7 :

    流石僧侶さん

    110 :

    これは良い、完結させろよお兄ちゃん

    111 = 1 :

    僧侶「あ、の……そんな抱きつかないでください……」

    勇者「あぶぶぶぶ」

    僧侶「きゃぁ!?ちょ、胸に顔を埋めないで……」

    勇者「妹にしてはけしからん胸だな……これはもっとチェックせねば!!」

    僧侶「あん……もう、兄さん……やめ、ん……」

    武道家「くたばれ!!害虫野郎!!!!」

    勇者「ぶごぉ!?!?」

    遊び人「お兄ちゃーん!!」

    武道家「ほら、いわんこっちゃない。甘やかすと私達に害が及ぶんだ」

    僧侶「き、気をつけます」

    武道家「……にしても、僧侶の胸は……はぁ……」

    僧侶「あの……姉さん?」

    武道家「姉の威厳って……何で決まるんだろうなぁ」

    僧侶「え?え?」

    遊び人「お兄ちゃーん!!どこー!?」

    112 = 60 :

    武道家の姉がほしい

    113 :

    遊び人の妹がほしい

    114 :

    じゃあ僧侶もらいます

    116 :

    じゃあ魔王で

    117 = 114 :

    あ、あとぬこ貰います

    118 = 7 :

    勇者の幼女が欲しい

    119 = 60 :

    >>117
    俺としたことが・・・
    ぬこを忘れてた・・・・orz

    120 = 1 :

    ―――街

    勇者「ふう……やっと街に着いたな」

    僧侶「まずは宿屋の確保をしないといけませんね」

    武道家「そうだな。あとは買い出しも」

    遊び人「お兄ちゃん!お兄ちゃん!あっちにアイス売ってるよ!!」

    勇者「欲しいのか?」

    遊び人「うん!……ねえ、お兄ちゃん、かってぇ?」

    勇者「あっはっはっは、アイスの一つや二つで満足するのか?店ごと買ってやるぞ!!」

    遊び人「さっすが、お兄ちゃん!かっこいいー♪」

    勇者「もっと言って、もっと言って!!」

    武道家「馬鹿か……」

    僧侶「あはは、まあ、アイスはともかく、必要な物を買っておきましょう」

    武道家「そうだな。―――ん、なんか向こうがやけに騒がしいな」

    僧侶「そういえば……人が集まってますね」

    勇者「なんかあったのか?おし、遊び人、いってみるぞ!」

    121 = 68 :

    この遊び人が転職で一気にクールになったらごくり……

    122 = 60 :

    この勇者一行大丈夫なんだろうか?

    123 = 114 :

    遊び人しか呼んでないワロタwww

    124 = 1 :

    住民「こりゃひでえな……」

    住民「瓦礫から死体が出たんだって?」

    勇者「あの……すいません」

    住民「ん?旅の方か?」

    遊び人「そうでーす。なにかあったんですかぁ?」

    住民「原因不明の爆発があってね。今、瓦礫の中から若者が二人、死体で見つかったんだ」

    勇者「それはそれは……」

    遊び人「こわいよぉ」

    住民「全く……なにが原因なのかねえ」

    勇者「火薬庫かなにかだったんですか?」

    住民「いや、使ってなかった倉庫で土嚢しかなかったはずなんだ」

    勇者「へえ」

    遊び人「どのーってなぁに?」

    勇者「原因不明の爆発ねえ」

    遊び人「ねえねえ、どのーってなぁに?」

    125 = 113 :

    こんな可愛い子が賢者になっちまうなんて・・・転職って残酷だな

    126 = 7 :

    勇者どのーしらないんだな

    128 = 52 :

    最近までvipでぬことか言ったらニコ厨認定されてたのにそうでもないのな

    129 = 1 :

    ―――宿屋

    遊び人「ペロペロ……おいしー!!」

    勇者「そうかそうか」

    武道家「はぁ……」

    勇者「なんだ?お姉ちゃんもアイスほしかったの?―――飴玉しかないけど」

    武道家「いらねえよ!!」

    勇者「折角、タダでもらったのに……」

    武道家「タダでもらったものを渡そうとすんな!!!」

    僧侶「ところで勇者様、原因不明の爆発とは?」

    勇者「ああ。火薬もなにもない倉庫が昨夜、爆発したらしい。死者も出た」

    武道家「何もないのに爆発するかよ」

    勇者「うん……お姉ちゃんの言うとおりだと思う」

    僧侶「気になるんですか?」

    勇者「何も無いのに爆発はしないから……もしかしたら魔物の仕業かもしれない」

    僧侶「なるほど。では、少し調べてみましょうか?もし、魔物の仕業なら放ってはおけませんし」

    130 = 60 :

    勇者がなんか頼もしいぞ?

    131 = 7 :

    勇者かっこ良くなってきたな

    133 :

    言動はアレだけど英才教育受けたらしいし

    134 = 22 :

    遊び人(14)が賢者(14)になるとか…ダメだ俺には選べない…!!

    135 = 7 :

    賢者一択

    136 :

    頭の良いバカは手に負えんのに…

    137 = 60 :

    いや盗賊かもしれないぞ

    138 = 1 :

    ―――魔王の城

    魔王「―――揃ったな?」

    魔物「はは!!」

    魔王「では、出陣する!!」

    魔物「「おおおーーーー!!!!」」

    スライム「魔王さま。どうして今度の街は魔王さま自ら?」

    魔王「あの町は屑の巣窟だ……我自身の手で葬らなければ気が済まん!!」

    スライム(こわぁ……いつになく真剣に怒ってる……なにかあったのかな?)

    子猫「にゃぁ」

    魔王「これ、ついてきてはいかん」

    子猫「にゃあ」

    魔王「だから、ダメだって……しかたない。我の腕の中にいるがよい」

    子猫「うにゃ♪」

    魔王「貴様もきっとあの場所で蔑まれてきたのだろう?―――我が全てを破壊してくれる!!」

    魔王「いくぞ!!人間に地獄を味わせてやるのだぁぁ!!!」

    140 = 2 :

    こればかりは仕方ないか

    141 :

    飴ちゃんくれたおっさんの事は忘れちゃったんですか魔王様

    142 :

    飴くれたおっさんもグルだと思ってるんだろうな

    143 :

    >>141
    飴<ぬこ

    144 = 1 :

    ―――街

    勇者「うーん……」

    武道家「こんな瓦礫からなんかわかるのかよ?」

    遊び人「これ黒こげー」

    僧侶「兄さん、こっちの瓦礫は燃えた形跡がありません」

    勇者「てことは……熱は拡散したんじゃなくて、一直線だったわけか」

    武道家「どういうことだ?」

    勇者「つまり、爆発の熱は発生源から一定の方向にしか行かなかったんだよ、お姉ちゃん」

    僧侶「普通の爆発ではない……呪文による爆発というわけです」

    勇者「やっぱり魔物の線が濃厚かも」

    僧侶「そうですね……どうします、兄さん?」

    勇者「よし、ちょっと周辺を探してみよう。なんかいるかも」

    遊び人「わーい!夜のお散歩だぁ♪」

    勇者「遊び人は俺の傍を離れるなよ?もっとこう、密着してていいからな?」

    武道家「おい……殴られたいのか?」

    145 :

    >>143
    納得

    146 = 60 :

    武道家の姉に殴られたい

    147 = 113 :

    お姉ちゃんもしかして・・・やきもち?

    148 :

    遊び人は戦闘では役に立たず

    149 = 52 :

    >>132なるほど

    150 = 1 :

    ―――郊外

    魔王「あの街が今回の標的だ」

    魔物「はは!!」

    魔王「よし……突撃するのではなく、じっくりと飲み込んでいくぞ?」

    魔物「つまり……音を立てずに殺すのですね?」

    魔王「そうだ。見えざる恐怖に怯え、そして死んでいく。それが屑にとって相応しい最後だ」

    魔物「わかりました。―――よし、いくぞ!!」

    魔物「「おお!!」」

    魔王「さてと」

    スライム「魔王さまはどちらに?」

    魔王「この街の人間は一人として逃がさん。外に逃げてきた人間を我が八つ裂きにする」

    スライム「うわぁ」

    魔王「ふふ……苦しみながら死ね……楽に死なせたりはせんぞ……」

    子猫「うにゃ?」

    魔王「案ずるな……必ず殺す……お前を貶めた人間など……必ずな」


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