元スレ僧侶「朝起きたらみんながいなかったです」

みんなの評価 : ★
101 = 1 :
店主「おっし、早く荷台に乗せろ!」
男A「女は全部で5人だ」
店主「よしよし、十分だ」
男B「いいぜ!」
店主「おし。じゃあ、行商人のふりをするから、道中で何か訊かれた打ち合わせ通りにするんだぞ?」
男C「分かってるって」
男A「ところでいいところってどこなんだ?教えてくれよ」
店主「着いてからのお楽しみだ。女を抱くには最高の場所だ」
男B「マジかよ!!」
男C「うひゃー!!」
店主(くくく……そう、まさに天国だ……くくく)
男性「―――町長!!」
町長「分かっておる……町におる骨のある男共を呼べ」
男性「はい!!」
町長「うむ……やはりあの店主め……魔物に魂を売っておったか……」
102 = 89 :
策士よのう
103 = 1 :
―――魔王の城 城門前
店主「ついたぞ」
男A「おいおい……ここって……!!」
魔物「お、お前、久しぶりだな。キキ!!」
男B「うわぁ!魔物だ!?」
店主「大丈夫だ。俺の顔なじみだ」
男C「なんだと……!?」
店主「ほら、この娘たちなら魔王様も喜んでくれるだろ?」
魔物「どれどれ……おお、確かに!!いいぞ、入れ」
店主「よし、運びこむぞ。手伝え」
男A「お、おお」
魔物「キキ!!傷つけんなよ?」
男B「わ、わかってるよ……」
僧侶(ま、まさか……魔王の城にきちゃうなんて……)
少女(どうしよう……予想外だ……)
104 = 1 :
―――城内 エントランス
勇者「まて!」
賢者「どうかしました?」
勇者「あれを見ろ」
武道家「あ、あれは……人間!?」
店主「よし、ここでいい」
男A「おい……ここが最高の場所なのかよ」
男B「本当にやらせてくれんのか?」
店主「ああ……天国につれていって……やるぜ!!」
ザシュ!!
男A「あ……てめぇ……」
ドサッ
男C「うわぁぁぁぁ!!!!」
店主「俺の正体を知られたからには生かしておくわけにはいかないんだよ……くくく」
男B「なんだとぉ!?」
105 = 89 :
しえん
106 = 1 :
僧侶(わ、わ……)
女(タヌキ寝入りがばれたわけじゃないようね……仲間割れ?)
店主「くくく……」
男B「だ、だれにもいわねえ!!勘弁してくれ!!!!」
男C「俺もだ!!誰にも言わない!!だから!!!」
店主「てめえら屑の口約束なんか信用できるかよ!!!」
魔物「やめろ」
店主「あ……」
魔物「ここは魔王様の城である。汚らわしい人間の血をばらまくな」
店主「す、すいません」
男B「ひぃぃ!!?」
魔物「ふん……殺すなら……こうしろ。―――イオナズン!!」
男B&C「―――ぎゃぁぁぁぁああああああああああああああ!!!!!!!!」
ドドォォォォォン!!!
魔物「塵すら残さんように処理せねばな。さてと……ふむ、中々の上玉だ。魔王様も喜んでくれるだろう」
107 = 1 :
勇者「あ、あれは……!!」
賢者「我々が泊っていた宿屋の主!!」
武道家「じゃあ、あの子はやっぱり……見間違いじゃなくて……僧侶か?!」
勇者「―――く!!」
賢者「勇者様、今飛び出しても先ほど消されてしまった人と同じ目に遭います!」
勇者「しかし!!」
武道家「どうするんだよ!!」
賢者「あの子も少しばかりの呪文が扱える。簡単には死にますまい。それよりも彼女たちを逃がさないと」
女の子「うぅ……」
勇者「任せる」
賢者「勇者様!?」
勇者「俺の愛する人が今、危険にさらされているんだ!!見過ごすことなんてできない!!」
賢者「……わかりました。でも無茶だけはしないでください」
武道家「すぐに行くからな」
勇者「分かった……すまないな」
109 = 89 :
がんばれ!
111 = 1 :
―――魔王の部屋
魔王「ほほぅ……これはこれは、珍しい……僧侶がいるではないか」
店主「は、はい……いつもただの旅人では飽きるだろうと思いまして……へへ」
魔王「その趣向や良し。気に入ったぞ、わっはっはっはっは!!」
店主「お、おほめいただき……至極光栄でございます」
僧侶(威圧感がすごい……死にそう)
少女(起きるタイミングがない……)
女(まさか魔王に謁見するなんて……)
魔物「では、魔王様。地下牢に連れていきます」
魔王「まて……僧侶は今、この場で食らう」
僧侶(えぇぇ!?!?)
少女(ご愁傷様)
女(南無)
僧侶(そんなぁぁ!!!勇者さーん!!!)
魔王「神に仕える者を食らうことなど、滅多にないからな……くふふ、どう味わってやろうか……」
112 = 89 :
南無でクゾワロタwwwwwwwwwwww
113 = 11 :
少女と女が薄情すぎるwwwwww
114 = 33 :
南無じゃねーよwwwwww
115 :
食らう前にすることがあるだろう?
116 = 89 :
>>115
そっち方面はいらんよ
117 = 1 :
サルになった
休憩する
118 = 89 :
なん…だと
119 :
>>116
生で食べちゃうのか?
120 = 1 :
―――魔王の城 城外
賢者「では、皆さん。出来るだけ一か所に集まってください」
女の子「は、はい」
賢者「では、飛ばす場所は勇者様の故郷です。そこで王にこの手紙をお渡しください」
女の子「これは……?」
賢者「それを見せれば、貴方たちを温かく迎えてくれるでしょう」
女の子「ありがとうございます!勇者様にも是非、お伝えください!!」
賢者「はい。勿論です。では―――バシルーラ!!!!」
シュン!!
賢者「ふう……」
武道家「休んでる暇はないぜ」
賢者「ええ。勇者様を追いましょう」
武道家「急ぐぞ!」
―――待て!!!
賢者「―――な!?」
122 = 89 :
>>119
りょなは勘弁
123 = 1 :
勇者「―――待て!!!」
魔王「ぬ?!」
店主「あ……!?」
魔物「貴様は勇者か!?」
勇者「その娘は返してもらおう」
魔王「ふふふ、我の食事を邪魔するとはいい度胸だ。近頃の勇者はテーブルマナーも知らんらしいな」
勇者「生憎と田舎育ちでね。母親も放任主義だった」
魔王「ふん、気品もなにもなったものではないな」
勇者「―――だから、返してもらおう。貴様にとってはただの食糧でも、俺にとっては掛け替えのない愛する人だ」
僧侶(ゆ、ゆうしゃ……さま……///)
少女(お熱いことで)
女(設定温度は30度?エコじゃないね)
魔王「下らん。―――とめてみたくば、我を倒してみよ!!ふははははははははは!!!!!!」
勇者「いくぞ!!外道め!!!」
魔物「させるか!!!!」
124 = 1 :
勇者「ちっ!邪魔をする―――」
少女「―――せいやぁぁ!!!!」
ドゴォ!!!
魔物「ぐえぇ!?」
勇者「え?」
女「―――はい!せい!!あちょー!!」
ドゴ!バキ!!ドン!!
魔物「ぐべろぼぉ!?!」
勇者「な……魔物を素手で圧倒した……」
魔王「貴様ら……!!」
店主「お前ら!!なんで起きてやがる!?!」
少女「道具屋のお兄さんに偽物掴まされたんですよ」
女「どうやら顔が腫れあがった男が原料を買いに来たらしくてね、怪しすぎるから全く別の原料を渡したんだって」
店主「な、なんだとぉ?!」
僧侶「―――気がつかなかった、アナタの負けです」
125 = 11 :
さっきからwwwwwwww女wwwwwwwwwwwwワロタwwwwww
126 :
>>122
素人は引っ込んでろ
127 = 1 :
勇者「僧侶!!」
僧侶「勇者さーん!!置いて行くなんて酷いですよ!!!」
勇者「すまない……君のためを思ってだったんだ」
僧侶「知ってます……でも、そんな優しさはいりません。ずっと、お傍にいさせてください」
勇者「ああ、もう離すもんか……!!」
ギュ……
少女「ひゅーひゅー」
女「エアコンきつぞーここ」
魔王「おのれぇ……我をコケにしおって……許さんぞ!!!」
店主(まずい……ここらが潮時か……)
少女「ピンチには変わりないか」
勇者「お二人とも下がって」
女「冗談。ここで下がったら武道家として失格でしょ」
勇者「ふ……わかりました。ですが、絶対に死なないでください!!」
少女「了解しました!!」
128 = 89 :
>>126
お前は何を期待してるんだ?
129 = 115 :
え、賢者の引きはなんだったんだよ
130 = 1 :
店主「よ、よし!いまだ―――」
賢者「どこへ行くのですか?」
店主「なぁ!?」
武道家「話は全部この人たちから聞いたぜ?」
店主「は……!?」
町長「攫われた娘さんは勇者様の一行。そしていつに町の住民までもが被害に遭ってしまった」
男性「俺たちは立ち上がることにした……お前と攫われた少女たちを救うためにな!!
町民「「おおおおお!!!!!」」
店主「ば、ばかじゃねーの!!!お前ら人間がいくら束になっても魔王には……!!!」
町長「ふん……魂を売った貴様には分かるまい」
店主「なんだと……?」
町長「越えられぬ壁に挑まねばならぬとき、一人では無理かもしれん。二人でも無理だろう。だが、何十人、何百人と集まれば、壁を昇れる。破壊もできる」
店主「ぐぅぅ……!!」
町長「どけぇ!!!勇者様に助太刀するのだ!!!邪魔だ!!!」
店主「ひぃ!?」
131 = 126 :
>>128
聞こえなかったのか?
素 人 は 引 っ 込 ん で ろ
132 = 92 :
私が町長です
133 = 1 :
魔王「―――メラゾーマ!!」
ボォォォォォ!!!
少女「あつ!!」
女「タバコの火にしてはちょっと強いわね」
勇者「くそ……!!やはり、この面子では……!!」
僧侶(私にもできることは……)
魔王「ふははははは!!大口を叩いた割には慎重だな。先ほどから一太刀も振っていないではないか!!」
勇者「くそ……!!」
魔王「―――トドメだ!!!」
男性「―――くらえ!!毒牙の粉!!!」
ボフン!!
魔王「ごっほ!!ごほ!!―――何奴!!?」
少女「あ……!!」
町長「勇者様!微力ながら助けにまいりました!!」
勇者「あなた達は……!?」
135 :
さっきから臭い奴らが居るな
136 = 126 :
うわぁ…この子真性だよ
137 :
女がかっこよすぎるけど武道家さん立場ねーな
138 :
ここからエロ方面に持ってくってかなり難しいだろ頭沸いてんのか
139 = 1 :
魔王「人間の分際で……我に刃向うとは……!!!」
賢者「よかった、ご無事でしたか」
勇者「ああ。ここからが本番だな」
武道家「―――あああ!?!」
女「お。なんだ、我が弟じゃーん」
武道家「姉さん!?なにしてんの?!」
勇者「姉さん!?」
僧侶「そうだったんですか!?」
女「へえ、勇者のお供に……ほお」
武道家「なんだよ!ジロジロみんな!!」
少女「くふふ……武道家さん、変わりませんね」
武道家「お前まで!?」
賢者「世間は狭いということですか……それよりも、僧侶さん!」
僧侶「は、はい!!」
賢者「貴女にお願いがあります」
140 = 137 :
弟だったー(ガビーン
141 = 126 :
>>138
あれ?もしかして俺がリョナうんぬんに関して言ってると勘違いしちゃった?
ん?
142 = 89 :
>>141
もういいから涙拭いてROMれ
な?
143 = 1 :
魔王「―――イオナズン!!」
少女「やば!?」
勇者「は!!」
ドドォォォン!!
少女「あ……ありがとうございます……///」
勇者「いや、勇者ですから。か弱き少女ぐらい守ってみせます」
少女「ちょ……か弱いって……やだぁ……」
女「なんだ、ラブロマンスは突然だねぇ」
武道家「姉さんは町の人と一緒に逃げて!!」
女「はいはい。んじゃ、そうしますか」
賢者「いいですか、まだ生き残りの女性がこの城にはいるかもしれません。その方を探しながら脱出してください」
僧侶「わ、わかりました!」
賢者「期待しています」
僧侶「が、がんばります!!」
魔王「全員、消し炭にしてやるぞ!!!」
144 = 126 :
>>142
ぷーすくすくす
まだ気付いてないとは…
早めに宿題やっとけよ?
145 = 137 :
ちょお、お兄たち良いところなんだから黙っててよね!
146 = 1 :
女「―――うっせ!ばくれつけん!!」
ドゴゴゴゴゴゴゴゴゴ!!!!
魔王「がは!ぐふ!!げは!!!ぼへぇ!!!」
武道家「うわぁぁぁ!!姉さん!!やめてくれぇ!!!」
勇者「す、すごいな……」
僧侶「みなさん!今のうちです!!」
町長「うむ。わかりました。皆の者、生存者がいないか確認しながら城を出るぞ、よいな!」
町民「「おおおお!!!」」
男性「よし、行きましょう僧侶さん」
僧侶「はい!」
店主「ま、まて!!」
僧侶「まだ何か?」
店主「少し考えれば牢屋の鍵がいることぐらいわかるだろ!―――ほら、地下牢の一番奥に隠し通路がある、そこに魔王のお気に入りたちがいるはずだ」
僧侶「店主さん……ありがとうございます」
店主「俺はもう逃げるからな!!あばよ!!」
147 :
キモい煽り合いが見れると聞いて
148 = 135 :
食料なのにお気に入りという事は…
149 = 137 :
え、なんで店主男前になったん?
150 = 1 :
―――地下牢隠し部屋
僧侶「みなさん!!もう大丈夫ですよ?!」
奴隷「あぁ……夢じゃないですよね?」
僧侶「はい!逃げましょう!」
町民「うわああ!!魔物だ!!!」
僧侶「!?」
男性「怯むな!!気持ちが逃げれば何もできなくなるぞ!!」
魔物「貴様ら……生きて帰れるとおもうなぁ……きひひひ!!」
僧侶「―――みなさん、下がってください」
男性「僧侶さん……?」
僧侶「……」
魔物「きひひひ!!俺達相手に一人で挑もうってか!?」
魔物「あははは、ばーか!ばーか!!無理に決まって―――」
僧侶「………ザキ」
魔物「ぁ―――」
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