元スレ僧侶「朝起きたらみんながいなかったです」
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51 = 1 :
―――翌日 道具屋
僧侶「今日からお世話になりますすす!!!」
男性「あはは、そんなに緊張しなくても大丈夫ですよ」
僧侶「そ、そうですか?」
男性「じゃあ、まずは店で取り扱っている商品から覚えてもらいますね」
僧侶「は、はい!」
男性「ところで、道具屋で買い物はしたことありますよね?」
僧侶「もちろんです!」
男性「実は冒険者用と町民用に品物を分けているってご存知でした?」
僧侶「え?そうなんですか?」
男性「ここは道具屋ですから日用品も置いています。消え去り草とか毒消し草なんて一般家庭ではそうそう使いませんから」
僧侶「な、なるほど、言われてみれば」
男性「ですから、意外と多いんですよ。しっかりとどこに何があるのか、覚えてくださいね」
僧侶「はい!一生懸命だんばります!」
男性「噛んでるけど……まあ、気合いたっぷりでいいか」
52 :
瀬 戸 内 寂 聴
53 = 27 :
>>52
くっそww
もう駄目だ
54 :
ほう
55 = 13 :
また嫌な予感が・・・
56 = 1 :
客「こんにちはー」
僧侶「あ、いら、いらっしゃいまっす!」
客「あら、新人さん?」
男性「ほら昨日、宿屋を燃やした」
客「ああ、僧侶さん?いやぁ、エプロン姿だとわかなかったわ」
僧侶「えへへ」
客「じゃあ、えっとね、お醤油とマヨネーズと、あとサバとお米5キロ、それからお茶の葉も貰える?」
僧侶「え?えと……醤油にマヨネーズに……」
男性「うんうん」
客「大丈夫なの?」
男性「懸命さは伝わってくるでしょ?」
客「まあ、ね」
僧侶「サバ……に……お米……おも……」
男性「あ……そんないっぺんに持たなくても―――」
僧侶「―――あ!?きゃぁぁぁああああ!!!!(ガッシャーン!!」
57 = 1 :
客「あらら……」
男性「大丈夫!?」
僧侶「うええ……お醤油とマヨネーズが顔に……くさいです……」
男性「あーあー、服も汚れちゃったな」
僧侶「すいません……」
男性「とりあえず、着替えてきて。片づけはその後でいいから」
僧侶「すいません……本当にすいません」
客「大丈夫?」
僧侶「は、はい……」
男性「あ、すいません。これご注文の品です」
客「ありがと。またくるね」
男性「いつもありがとうございます」
男性「―――さてと、片付けようか……醤油くさいし」
僧侶「くすん……なんでこんな簡単なこともできないんだろ……」
僧侶「よし……がんばろう!しっかりしなきゃ!うん!!」
58 :
マヨネーズが顔に……
59 = 1 :
男「さてと、なに買おうかなぁ」
女「薬草でも買っとこうかなぁ」
子ども「ママー、おやつかってぇ!!」
母「だめです」
ザワザワ……
僧侶(ひぃぃぃ……いっぱいきたぁ)
僧侶(ダメ……ダメです。雰囲気に呑まれちゃ……そこで私の負け!!)
僧侶「いらっしゃいませー」
男性(笑顔がひきつってるなぁ)
男「これください」
僧侶「は、はい!!えと……これが……10G……いや、15G?ん?あれ?」
男「早くしてください」
僧侶「す、すいません!!えーとえーと」
女「まだー?詰まってるんだけど?」
僧侶「えとえと……10Gでいいです!!!」
60 :
ntrじゃないなら俺は帰るけどいい?
61 = 1 :
男性「あー!ちょっと、それは20Gだから。勝手に半額にしないで」
僧侶「あ……すいません!」
男性「もういいから、僧侶さんは品出ししてください」
僧侶「は、はい……」
男性「品出ししながら商品がどこに並んでいるか、値段と一緒に見ておいてください」
僧侶「わ、わかりました」
男性「―――あ、すいません。お待たせしました。合計で120Gになります」
僧侶「はぁ……」
子ども「おかし♪おかし♪」
僧侶「えと……」
子ども「あ、お姉ちゃん、その上のやつとってー」
僧侶「上のって……これですか?」
子ども「うん!!」
僧侶「ちょっとまってくださいね……うーしょ……うーっしょ……あ!?きゃぁぁぁ!!(ガシャァァァン!!」
子ども「oh……」
62 = 13 :
oh…
63 = 1 :
―――夜
男性「ふぅ……やっと片付いた」
僧侶「すいません……棚が倒れるなんて思わなくて」
男性「俺も商品を取るだけで棚を倒すとは思いませんでした」
僧侶「すいません!」
男性「もういいですよ」
僧侶「でも……」
男性「……明日、酒場の方に行ってみたらどうですか?」
僧侶「え?」
男性「そこの経営者がどうしても来てほしいって言ってましたから」
僧侶「そ、そうなんですか?……でも、ここのお仕事も……」
男性「ま、とりあえず明日は酒場のほうに顔を出してあげてください。僧侶さんを一人占めするわけにもいきませんし」
僧侶「そうですか……わかりました。明日は酒場のほうに行ってみます」
男性「そう、助かります」
僧侶「今日はありがとうございました!」
64 :
おちんぽぶっ刺されてアヘ顔ダブルピースを晒す僧侶はまだかね
65 :
ヤメロ
66 = 11 :
男性「そう、助かります」
解雇された
67 = 1 :
―――路地裏
店主「ひぃぃぃ!?!?」
魔物「貴様……どういうことだ?」
店主「ですから……店が燃えてしまって……もう、魔王様に若い娘を献上することが困難に……!!」
魔物「そんなことが言い訳になると思っているか!!」
店主「お、おゆるしをぉぉぉ!!」
魔物「店がなくても女を捕えろ。方法はいくらでもあるだろ?ん?」
店主「し、しかし……旅の者でないと……町の人間だと怪しまれます」
魔物「知らん。貴様は我々に生かされてることを自覚しているのか?」
店主「ひぃ!?」
魔物「貴様がなんでもするというから、あの壊滅した小さな村から一人だけ救ってやったのだぞ?」
店主そ、それは……もう、えへへ。魔王様のお陰ですから……へへ」
魔物「ならば、分かってるな?近日中に三人、魔王様に捧げる乙女を用意しろ」
店主「は、はい……」
魔物「頼むぞ?―――ふふふ」
68 = 42 :
>>52
全てが台無しになった
69 = 1 :
―――翌日 酒場
女「じゃあ、後はよろしくね」
少女「はい」
僧侶「あ、の。先輩!よろしくお願いしますっす!!」
少女「ふふ……もう、緊張しないでください。それに私も先月ここで働きだしたばかりですから」
僧侶「でも、先輩は先輩ですよね?」
少女「まあ、そうかも。でも、そんな堅苦しい感じで呼ばなくてもいいですよ?」
僧侶「そ、そうですか?」
少女「あ、じゃあ、丁寧語もなしで。いい?」
僧侶「は、はい……じゃなくて、うん」
少女「まあ、無理はしないで行きましょうか」
僧侶「はい」
少女「じゃあ、まずはね―――」
僧侶(同じ年ぐらいでしょうか……)
僧侶(私よりもしっかりしてますね……がんばらないと!)
71 = 1 :
―――夜 開店
ザワザワ
客「おーい!酒、ジョッキで追加!!」
少女「はーい!ただいまー!」
僧侶「あ、ととと……わぁ!!」
少女「―――よっと、危ない。グラスを割ったら、オーナーきれちゃいますからね?」
僧侶「すいません」
少女「焦らないで、急いで、そして丁寧に、ね?」
僧侶「そんな無茶な……」
少女「無茶でもやるの。あと、これ三番テーブルに追加」
僧侶「えぇ……」
少女「ほらほら、追加の声がまた聞こえてくる前に急いで配膳して」
僧侶「は、はぃ!!」
客「すいませーん!!注文、いいですかぁ!」
少女「はーい」
72 = 1 :
僧侶「あわわ……」
客「あ、ちょっとトイレー」
ドン
僧侶「あ!?(バシャ!」
客「おわ!?つめた!!」
僧侶「す、すいません!!」
客「おい、どうしてくれんだよ!!?服がぬれちまっただろ!?」
僧侶「すいません!すいません!!」
客「謝ってすむ問題じゃねーよ!」
僧侶「ひっ!?」
少女「―――あ、すいません。今すぐ拭きますから」
客「いーや、そんなことじゃ、気が収まらないね!」
少女「え……?」
客「お前ら、俺たちに今晩つきあえよ……結構かわいいし……それで許してやるよ」
僧侶「そ、それは……」
74 = 42 :
当り屋かよ
75 :
76 = 1 :
客「ほら、服を濡らしたんだ。それぐらいいいだろ?なあ?」
男「そうだなぁ、いいんじゃねーの?」
男「えへへ、いいねえ。二人ともかわいいじゃん」
少女「ちょっと……放してください」
僧侶「いたっ……!」
客「あー我慢できねえや、一緒にトイレいこうぜ」
僧侶「な?!」
男「げへへ……何する気だよ!!」
客「決まってんだろ?」
男「いいなぁーいいなぁー」
僧侶「いや……はなして……」
客「うっせえ!服を濡らしといて文句いうな!!」
僧侶「ひぃ!?」
客「おら、こい!」
少女「―――やめろ、屑野郎」
77 = 1 :
客「え?」
少女「―――腰を深く落として……はぁ!!!」
ドゴォ!!
客「ぐほぁ!?!」
僧侶「な!?」
少女「ふん。あなたは客じゃない、帰ってください」
客「てめえ……!!」
男「舐めやがって……!!」
僧侶「あ、あ……」
他客「おいおいやべえぞ」
他客「にげろにげろ」
少女「女の子相手に刃物を抜くなんて……情けない」
客「うっせえ!!!」
少女「―――はぁあああ!!!!」
78 = 1 :
客「―――あがぁ……が……」
少女「ふぅ……押忍!」
僧侶「あ、あ……お客さんの顔が……面白い形に……」
女「あー少女ちゃん、またやったなぁ?」
少女「オーナー!だって、この人たちが」
客「て、てめえがオーナーか……こんなふざけた店員を……」
女「どうせあんたたちが変なことしたんでしょ?自業自得よ」
客「なんだと?!」
女「ほら!屑はこの店に入る資格はない!出ていき、な!!!」
ドゴォ!!!
客「ぐへぇえ!?!」
僧侶「あの……もしかしてお二人とも……」
少女「うん。私もオーナーも同じ道場で格闘技を学んだの」
女「ま、女性のたしなみってやつ?」
僧侶「は、はあ……」
79 = 20 :
なんだハッサンか
80 = 1 :
―――街中
店主「はぁ……どうすれば……このままでは俺は殺される……やばい……やばい……」
男A「くそ……あの女……絶対に今度犯してやる……!!」
男B「そうだな……よし、じゃあ、夜にこっそり後ろから襲うか?」
男C「いいな、それ、やるか?」
男A「じゃあ、いつやる?」
男B「そうだなぁ……」
店主「おい」
男A「なんだよ、おっさん?」
店主「その話、一枚噛ませろ」
男B「はぁ?」
男C「なんだよ、きめえよ」
店主「こっちは瀬戸際なんだ!!!」
男A「な、なんだ……?」
店主「―――いいから話せ。力になれるかもしれん」
81 = 1 :
男A「ってわけだ」
店主「なるほど……その店員とオーナーは美人か?」
男B「まあ、かなり良い線いってると思うぜ?」
男C「ああ、態度はムカつくけどな」
店主「ふふ……そうか」
店主(バカが三人もいれば使いようによっては……ふふ)
男A「で、どうするんだ?」
店主「よし、じゃあ、明日から準備に取り掛かろう。お前ら、俺が今から言うものを用意しろ」
男B「あ?」
店主「この作戦に重要なものだ」
男C「なんだよ、それ」
店主「いいから言うとおりにしろ。―――良い思いをさせてやる」
男A「マジか」
男B「ひひ……いいねえ」
店主(よし……こいつらに全ての罪を被ってもらうか……くくく)
82 = 1 :
―――酒場 閉店後
僧侶「じゃあ、お二人とも昔は武道家として冒険もしてたんですか?」
少女「うん。少しの間だけど」
女「まあね」
僧侶「なるほど……それであの強さですか……」
女「でも、ちょっとやり過ぎたんじゃないの?」
少女「オーナーだって」
女「あとでなんかあるかもしれないね」
僧侶「なにかって……?」
少女「報復ですか?そんなこと……」
女「ま、夜道は気をつけるこった」
僧侶「怖いですよ!!やめてください!!」
少女「まあまあ、私が一緒に帰ってあげるから」
僧侶「ほ、ほんとうですか!?」
少女「うん、勿論」
83 = 1 :
―――魔王の城 地下室
勇者「ここは……!?」
武道家「う……!?」
賢者「魔王の食事の後……のようですね」
武道家「げぇえええ!?!おえぇえええ!!?!」
勇者「むごい……なんてことだ」
賢者「女性ばかりを食っているようですね……」
勇者(僧侶を置いてきて正解だったな……)
賢者「……しかし、妙ですね」
武道家「はぁ……はぁ……何が?」
賢者「これだけ遺体の一部があるということは、かなりの大人数をここに収容していたことになります」
勇者「それがどうかしたのか?」
賢者「……まだどこかに生存者がいても不思議ではありません」
勇者「そうか……これだけの数を食べるとなると……恐らく、どこかに貯め込んでいるな」
武道家「よ、よし……まずはそいつらを救おう」
84 = 13 :
展開が読めない
85 :
鬱展開はマジやめて
86 = 1 :
―――翌日 道具屋
男A「ちょっといいか?」
男性「はい?」
男A「このメモに書いてあるものを全部くれ」
男性「これは……ふむふむ」
男A「あるんだろ?」
男性「あるにはありますが……これをどうされるのですか?」
男A「うるせえ。いいから用意しろ」
男性「わ、わかりました」
男性(だが……これは明らかに眠り粉の原料になるものだ……)
男性(……何をするつもりなんだ……?)
男A「……」
男性(どうみても悪用しそうだな)
男性「―――お待たせしました。どうぞ」
男A「おせえよ!―――ったく、なんで俺がパシリなんて……ぶつぶつ……」
87 = 1 :
男性「―――ふう」
男性「困った客だ」
僧侶「あの……」
男性「あ、僧侶さん。どうかしました?」
僧侶「えと……私、酒場で働こうかなって、思いまして……それで、あの」
男性「ああ、なるほど。わかりました。遠慮せずに自分に合ったところで働くといいですよ?」
僧侶「すいません。ご迷惑だけかけて、何も恩返しできずに……」
男性「いえいえ。気にしないでください」
僧侶「すいません……それではこれで」
少女「まったまった!おつかいが残ってるでしょ?」
僧侶「あ、そうでした……」
男性「お前もいたのか」
少女「相変わらず品揃え変わらないね」
男性「ほっとけ」
僧侶「お二人ともお知り合いなんですか?」
88 = 23 :
しえん
89 :
面白いじゃないか
90 = 1 :
少女「うん、幼馴染なんだ」
男性「腐れ縁だな」
少女「酷いなぁ」
僧侶「あ、私が商品を探しますね」
少女「お願いね」
男性「どうだ?酒場は楽しいか?」
少女「うん。オーナーもあの僧侶さんも良い人だしね」
男性「でも、失敗も多いだろ?」
少女「うん。昨日はお客さんにお水をぶちまけちゃって大変だったよ」
男性「あはは、いかにも僧侶さんがやらかしそうだ」
少女「まあ、ボコボコにしたけどね」
男性「……おい、それどんな奴だった?」
少女「どんなって……」
僧侶「あ、これで全部です……って、どうかされたんですか?」
男性「僧侶さん、すこしお話が」
91 = 1 :
―――男Aの家
男A「買ってきたぞ」
店主「おーおー、そうそう。これだ」
男B「これで眠り粉が作れるのか?」
店主「ああ。まあ、エルフが作るような精巧なものじゃなくて即席だけどな」
男C「よくそんな作り方しってんな」
店主「まあな」
店主(魔物から教えてもらったなんてどうせ信じないだろうしな)
男A「ったく、なんでこんなひでえ面で外にでなきゃいけないんだよ……くそ」
男B「じゃんけんに負けたからだろー」
男C「ぎゃはは、なんだ?その痣だらけの顔を笑われたのか?」
男A「そんなんじゃねーよ」
店主「おい、無駄口を叩く暇があれば手伝え」
男B「ちっ……えらそうーに」
店主(ふふふ……これで首の皮が一枚繋がったな……くくく)
92 :
おもしろくなってきた
93 = 1 :
―――魔王の城 地下牢
勇者「もう大丈夫ですよ?」
女の子「怖かった……こわかったよぉ……」
勇者「もう大丈夫です……安心してください」
賢者「それにしても50人以上はいますね……」
武道家「まずは外に出してやらないとな」
勇者「ああ」
賢者「あの、少しいいでしょうか?」
女の子「は、はい」
賢者「みなさんは魔物に攫われてきたのですか?」
女の子「いえ……私も含めてここにいる殆どの人は人間の手によって連れてこられたといえます」
賢者「なんですと!?」
女の子「勇者様たちのお耳には入らないことだと思います。―――特定の人間が秘密裏に自分の懐を潤すために、または自分かわいさに人間を魔王に捧げているのです」
魔物「きさまら!!!なにをしている!!!」
勇者「―――ちょうどいい、詳しい話を聞くことにしようか」
94 = 1 :
―――酒場
女「へえ……眠りの粉を」
少女「どうします?」
僧侶「そんなのをこの店でばらまかれたら終わりですよ!!」
少女「ザメハを使う人が眠らされたら終わりだもんね」
僧侶「ええ……私は使えませんけど」
女「でも、仕掛けてくる方法が分かってるだけ、マシでしょ?」
少女「そ、そうですかね?」
女「眠りの粉か……確かに店内でばらまかれたら終わりね」
僧侶「じゃあ、どうするんですか?」
女「うーん……」
少女「その男の住処でも分かれば乗り込むのに……!!」
女「おお!それいいね」
僧侶「はい?」
女「乗り込んじゃえばいいじゃないの」
95 = 11 :
ふむ
96 = 1 :
少女「どういうことですか?」
女「だって、あの道具屋のお兄さんが気を利かせてくれたんでしょ?」
僧侶「でも……本当に知識のある人物が裏にいるなら、分からないって」
女「でも、賭けてみる価値はあると思うなぁ」
少女「どうするんですか?」
女「まあ、シンプルな作戦よ」
僧侶「はぁ」
少女「……」
―――男Aの家
店主「よし、作戦は頭にはいってるな?」
男A「おう。この眠りの粉を店内でばらまいて……寝た三人を運び出し、馬車の荷台に乗せる」
店主「ああ、その通りだ」
店主(くくく……お前らには悪いがな……ふふふ)
男B「なんかワクワクしてきたぜ」
男C「たっぷりかわいがってやるぜ」
98 = 1 :
―――魔王の城 地下牢
魔物「ぐはぁああ!?」
勇者「さあ、答えろ。この人たちはどうやって集めた?」
魔物「は……人間の中にも屑中の屑がいるんだよ……勇者」
勇者「なに?」
魔物「金に釣られて自分の娘を献上したり、自分の命欲しさに宿屋に泊りに来ただけ旅人の女を眠らせて魔王に差し出す奴とかな!!」
勇者「……貴様!!!」
魔物「ぐぇぇえええ!!?」
賢者「勇者様!」
勇者「どこにいる?その人間達は!?」
魔物「は……世界中にいるぜ……」
武道家「ちっ……俺達のやってることがバカらしくなるな」
賢者「武道家さん、そんなことを言わないでください」
勇者「―――そうだ。魔王さえ倒せばいいだけの話だ」
賢者「ええ。その通りです。行きましょう、勇者様!」
99 = 89 :
しえん
100 = 1 :
―――酒場
少女「オーダー追加でーす!」
僧侶「は、はひぃ!?」
少女「あっぶないなぁ。ほら、ちゃんともって。焦らず急がないと」
僧侶「だから、そんなこと―――」
男A「―――邪魔するぞ」
女(きなすった。ちゃっかりガスマスク付けてるし……)
少女「何の用ですか?」
男B「くらえ!!」
僧侶「あ……!!」
ボフン!!
少女「く……ぁ……」
僧侶「あ……ん……」
女「くっ……」
男A「すっげえ、客も寝ちまった。よぉし、若い女だけを運び出せ!!」
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