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    元スレ杏子「ワイルドタイガーだ!」

    SS覧 / PC版 /
    スレッド評価: スレッド評価について
    みんなの評価 : ★★
    タグ : - TIGER&BUNNY + - クロスオーバー + - 佐倉杏子 + - 魔法少女まどか☆マギカ + 追加: タグについて ※前スレ・次スレは、スレ番号だけ登録。駄スレにはタグつけず、スレ評価を。荒らしタグにはタグで対抗せず、タグ減点を。
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    201 = 1 :

    ロックバイソン「ぎゅう、かく……」

    ジェイク「何言ってんだ、コイツ。気味悪いぜ」

    クリーム『さて気を取りなおして次いってみましょう!」

    クリーム『あ、駄目ですよジェイク様。同時に3枚も引いちゃ』

    ジェイク「だってヒーローが弱すぎるんだもん。おっ、こりゃ面白ぇな」

    クリーム『な、なんということでしょう! 引いたのはワイルドタイガー、バーナビー・ブルックスJr、クリムゾンランサーの3枚です!』

    ジェイク「んじゃー、まずはワイルドタイガー君、次にバーナビー、最後にクリムゾンランサーと行くか」

    202 :

    まさかの牛角さん大勝利wwww




    え?

    203 = 6 :

    まさかの活躍・・・だと・・・?

    204 = 6 :

    ですよねwwww

    205 = 25 :

    やったー!

    あれ?

    206 :

    お前ら牛角さん大好きなのな

    207 = 1 :

    ジェイク「お前がワイルドタイガーか。正義の壊し屋だっけか? 壊し屋ってどっちかっていうと俺たちに近いんじゃね?」

    ワイルドタイガー「うるせぇ、余計なお世話だ!」

    ジェイク「さて、少しは楽しませてくれよ? 退屈すぎてしょうがねぇんだよ」

    ワイルドタイガー「俺にはやらなきゃいけないことがある! お前なんかと遊んでられるか!」

    ジェイク「おいおい、楽しまなきゃ損だぜ? 俺と戦うなんて機会滅多にねぇんだからよ」

    ワイルドタイガー「ワイルドに吠えるぜ! おおおおおおおおおおおおっ!」

    ジェイク「速ぇ! ちったぁ骨がありそうだな!」

    208 = 25 :

    しえん

    209 = 1 :

    ジェイク「スピードはあるが、移動の軌道が単調すぎる。そんなんじゃ俺の身体に指一本触れられねぇぜ?」

    ワイルドタイガー「なんでだ、なんで当たらねぇ!」

    ワイルドタイガー(こんな奴とっとと倒して、杏子を探しにいかないといけねぇってのによ!)

    ジェイク「どぉした、ワイルドタイガー。威勢がいいのは最初だけかぁ?」

    ワイルドタイガー「ぐっ、まだだ!」

    ジェイク「言うねぇ。けどお前さんにはもう飽きた。能力も切れてるしな。終わりにしようや」

    ワイルドタイガー「はぁああああああああっ!」

    ワイルドタイガーはジェイクに向かって走る。だがそのスピードは通常の人間よりやや早い程度だった。

    ジェイク「あくびがでてくるぜ、ノロマ」

    ジェイクの間近まで来た瞬間、なんとワイルドタイガーは足をつまづいてしまう。

    ジェイク「バカかおま……なっ!?」

    つまづいたことにより空中で一回転するワイルドタイガー。
    そしてその勢いで右足のかかとがジェイクの頭に直撃。

    210 = 25 :

    しえん

    212 = 1 :

    ジェイク「いってぇえええ!」

    ジェイク「何ヒトの頭にしょっぼいケリかましてくれてんだよ虎徹ッ!」

    ジェイク「杏子って女もボコボコにしてやろうか? あァ!?」

    間抜けな攻撃を食らってしまったことにより、怒りが止まらないジェイク。
    大型のバリアをワイルドタイガー目掛けて放つ。その威力は凄まじく、ワイルドタイガーは壁に打ち付けられてしまった。

    ジェイク「オラ、オラオラオラオラオラオラァ!」

    壁に打ち付けられて無防備なワイルドタイガーに、ジェイクは容赦なく小型のバリアの弾丸を浴びせる。
    バリアの一つがスーツの頭部を打ち砕き、そこから露出した皮膚から大量の血が流れている。

    ワイルドタイガー「ぐわああああああっ!」

    213 = 25 :

    しえん

    214 = 118 :

    もっともっと!

    215 = 1 :

    この戦いはウロボロスの脅しによって、ヒーローTVとしてシュテルンビルト中に生放送されている。
    民衆は何度もヒーローの敗北を見せつけられ、打ちひしがれていた。

    杏子「虎徹……あんなにボロボロになっちまって」

    「ん? アンタ、虎徹の知り合いかい」

    杏子「え?」

    ベン「俺はベン。今はタクシーの運ちゃんだが、昔は虎徹の上司だったのさ」

    ベン「アイツ、昔は青いスーツだったの知ってるか?」

    杏子「あ、あぁ……虎徹は宝物だって言ってたな、あれ」

    ベン「今でも持ってるのか?」

    杏子「おう。大事にしまってあるぜ」

    ベン「そうか、そりゃよかった」

    杏子「あのスーツを着ていた時の上司ってことかい?」

    ベン「そうだ。今はロートルだとか言われてるが、俺はアイツが最高のヒーローだと思ってる」

    ベン「もの壊しまくるのは勘弁だけどな」

    杏子「ははっ、違いないね」

    216 = 25 :

    しえん

    217 = 1 :

    ベン「今もこうして、市民のために命をかけて戦っている」

    ベン「俺にも何かできればいいんだが、俺はジェイクなんかと戦う力はない」

    ベン「できるのはせいぜい、ヒーローを応援することぐらいのもんだ」

    杏子「ベンさん……」

    「力がない奴が悪い? 俺はそうは思わねぇ」

    「力があるやつにも出来ないことはいくらでもあるだろ。誰も一人じゃ生きていけない。どこかで支えあって生きて行くんだ」

    杏子「アタシは」

    「そして力のない奴を守るのが、俺たちヒーローなんだ」

    「まぁいつか、お前にも分かる時が来るさ」

    杏子「アタシは……!」

    218 = 25 :

    しえん

    220 = 1 :

    杏子「サンキューな、ベンさん!」

    ベン「いい顔になったじゃねぇか」

    杏子「おう! 行ってくらぁ!」

    ベン「…………」

    ベン「あれがクリムゾンランサー、か」

    ベン「虎徹が言ってたとおり、いい子だな。虎徹のことを頼むぜ」

    221 = 25 :

    しえん

    222 = 118 :

    ばれてーら!

    223 :

    ジェイクと一緒に出たのが誰か気になる
    分かるまでドキドキしながら待つぜ

    224 = 1 :

    杏子「急がねぇと!」

    「待て」

    杏子「誰だ、アタシは今忙しいんだよ!

    「ボクの顔を忘れたか?」

    杏子「お、お前は……中学校に立てこもった時の!」

    「そうだ、爆破能力の持ち主だよ」

    杏子「まだ牢屋の中にいるはずじゃ……」

    「ジェイク様が助けてくださったのだ!」

    杏子「まさか、今回の爆弾テロって!」

    225 :

    追い付いた
    支援

    226 = 1 :

    「いやいや、違うよ。最初の爆発の時、僕はまだ牢屋の中にいた」

    杏子「あ、そうだったな」

    「君は僕を騙してくれたし、たっぷりお礼をしないとね」

    杏子「おい、本気なのか」

    「あぁ。本気だ!」

    彼が手を前にかざした瞬間、杏子の身体が爆発を起こした。
    それを見聞きした市民はテロだと思い一斉に逃げ出した。

    「逃げたか……ククク。薄情だな、普通の人間は」

    杏子「今の爆発、見た目と音はすげぇが……威力はたいしたことないな。周りの人間を逃がすためにやったわけか」

    「何をほざく! 僕を見下した普通人などお前を倒した後に皆殺しだ!」

    杏子「つまりアタシに止めて欲しいってことだな! 任せろ!」

    「黙れ!」

    杏子を爆破させようと手をかざすが、その時すでに杏子はそこに居なかった。

    杏子「予備動作が大きすぎるな。一対一じゃ致命的だぜ!」

    いつの間にか爆破能力者の目の前に移動していた杏子。そして拳に魔力を込め、彼の腹を殴る。

    「がはっ!」

    227 = 1 :

    杏子「あの時、あんな幻を見せて悪かった」

    「!?」

    杏子「あの後ワイルドタイガーに怒られたのさ。もっと優しい幻を見せてやれなかったのかって」

    「なんで、犯罪者の心配するんだ」

    杏子「アイツにとっては犯罪者だろうと何だろうと関係ないんだろうよ。困ったやつを助ける、それだけ」

    杏子「筋金入りのバカだよ、本当に……」

    「でも僕は、みんなにひどい怪我を負わせ、体育館を壊してしまった。今さらもう……」

    杏子「アタシはそうは思わないよ」

    杏子「なんせアタシは、今まで大勢の人を殺してきたからね」

    「そんな見え見えの嘘はやめてくれ!」

    杏子「嘘じゃねぇ、本当だ。まぁ、正確に言うと殺すなんてつもりはなかったよ」

    杏子「よかれと思ってやったことが家族を殺した。んで次は自分の命を守るために他人を見殺しにしてきた」

    杏子「そんなアタシでもヒーローやってんだ。アンタだってまだ、絶対に何かできることがあるよ」

    「…………」

    229 :

    すぐに誰だか出てきた後下げてたしえん

    230 :

    面白くて寝れん
    支援

    231 :

    杏子「じゃ、アタシはジェイクのところへ行くから」

    「あぁ、ありがとう」

    杏子「どーいたしまして」

    杏子「…………」

    「何をキョロキョロしてるんだ? 急がないとまずいんじゃ」

    杏子「……ここどこ?」

    「!?」

    杏子「いやー、アタシ方向音痴でさー。普段使わない道はまったく分からねぇ」

    「ジェイクがいるところまで案内するよ……」

    杏子「お、恩に着るぜ!」

    232 :

    面白いから寝れないんだが…
    どしてくれる4円

    233 :

    >>230
    いいIDだな
    俺達がガンダム的な

    234 = 231 :

    バーナビー「ジェイク・マルチネス! 両親の仇、討たせてもらうぞ!」

    ジェイク「御託はいいから……ホレホレ、かかってこい」

    バーナビー「うわあああああああああっ!」

    能力を発動し怒涛の攻撃を繰り出すバーナビー。
    しかしそのすべてをすんでのところでかわすジェイク。

    ジェイク「どうしたどうした。そんなものかぁ?」

    バーナビー「クソッ、なぜだ! なぜ当たらない!?」

    ジェイク「俺はお前らと違って、二つの能力を持っているんだよ!」

    ジェイク「なんだと……!」

    ジェイクは小型のバリアを大量に展開しバーナビーに向けて機関銃のごとく撃ちまくる。

    バーナビー「グッ! ま、まだだ!」

    ジェイク「ヒューッ♪ そうこなくっちゃなぁ」

    235 :

    追い付いた!
    あんあん頑張れ支援

    236 :

    いまさらだが追いついたので支援

    237 = 231 :

    ジェイク「あと少しでお前の能力は終わりだな。んじゃま、そろそろ終わりにしますかね」

    バーナビー「なぜだ、なぜ攻撃が……」

    ワイルドタイガー「待たせたなバニー、ジェイクの二つ目の能力が分かったぞ!」

    ワイルドタイガー「アイツはあらゆる音を認識する能力を持っている。相手の筋肉などの音を察知し、次の行動を読んでいるんだ!」

    バーナビー「はぁ?」

    ジェイク(何を言ってるんだコイツは……)

    ワイルドタイガー「斎藤さんにもらったこの音爆弾を使えば、騒音によって少しの間だけ音を聞き取れなくなる」

    バーナビー「斎藤さんが? 分かりました、信じましょう」

    ワイルドタイガー「ひどっ!」

    238 :

    しえん

    242 = 231 :

    バーナビー「ジェイク、これでお前も終わりだ!」

    高速でジェイクに接近し、音爆弾を投げつけるバーナビー。
    地面に落ちた爆弾。しかしそこから放たれたのは騒音ではなく、眩しい光だった。

    ジェイク「ぐわああああああああ!」

    バーナビー「なっ、これは!? しかしジェイクが動揺している今なら!」

    バーナビー「うおおおおおおおおおおっ!」

    ジェイクに目にも留まらぬ蹴りを浴びせるバーナビー。

    ジェイク「ごはぁっ! げぶぅっ! ぐ、クソが……がはっ!」

    バーナビー「これでトドメだ!」

    ワイルドタイガー「そこまでだ、バニー」

    バーナビー「オジサン!? 離してください!」

    ワイルドタイガー「こいつをどうするかはお前の自由だ。だが、一度冷静になったほうがいい」

    バーナビー「オジサン……分かりました」

    243 = 238 :

    しえん

    244 :

    魔女設定を主張しすぎないところがファンタジー風味ひかえめでいいドラマ仕立て

    245 = 231 :

    バーナビー「………………」

    バーナビー「…………」

    バーナビー「……」

    バーナビー「命拾いしたな、ジェイク。だが、死んだほうがマシだっていうほどの地獄を見せてやる。覚悟しておけ」

    ワイルドタイガー「バニー……」

    バーナビー「オジサン、打ち合わせもなしにこんな作戦、無茶苦茶ですよ」

    ワイルドタイガー「ジェイクの能力は人の心を読む能力だ。だから打ち合わせなんてできなかったのさ」

    ワイルドタイガー「それに……お前が俺を信じてくれるって、信じてたからな」

    バーナビー「虎徹さん……」

    246 = 238 :

    しえん

    248 = 231 :

    ジェイク「バカめ!」

    勝利を確信して隙だらけの二人に向かって、瀕死のジェイクからバリアが放たれる。

    バーナビー「ぐわああああっ!」

    ワイルドタイガー「がぁあああああああああっ!」

    ジェイク「もう二人とも能力は切れたようだな。心を読むまでもねぇ」

    ジェイク「爪が甘い、甘すぎるぅうう! 甘いのが許されるのは、食いもんだけだぜぇ?」

    ワイルドタイガー「ゲホッ、ゲホッ! グッ……」

    ジェイク「ワイルドタイガーはさっき散々痛めつけてやったからな。もう死ぬんじゃねぇか?」

    バーナビー「虎徹さん、しっかりしてください!」

    ジェイク「それじゃ、二人そろって仲良く天国へ行ってもらおうかァ?」

    249 = 238 :

    しえん

    250 = 239 :

    タイガーどうなっちゃうの ④


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